28/04/2026
第112回日本消化器病学会総会 主催報告
2026年4月16日(木)から18日(土)にかけて、福井・金沢の2都市を新幹線で結び、中本教授を会長として、福井大学医学部第二内科・消化器内科学分野が第112回日本消化器病学会総会を開催いたしました。
本総会は、伝統ある消化器病学会総会であるとともに、史上初の2都市開催という新たな試みでもあり、長期間にわたり準備を進めてまいりましたが、無事開催に至りました。
「次世代型消化器病学を探る」をテーマに掲げた本会には、4月18日(土)時点で招待参加者を含め7,000名を超える方々にご参加いただきました。今後Web参加の先生方を含めて総数9,000名超のご参加を見込んでいます。現地にも多数の先生方にご来場いただき、学術的内容はもとより、福井・金沢両地域の魅力も感じていただけたのではないかと存じます。
特別企画「世相を斬る消化器病リサーチ」や4つの特別講演につきましては、すでに多くの先生方より好評のお声を頂戴しております。なお、本総会は6月末までオンデマンド配信を行っておりますので、引き続き多くの皆様にご参加いただけましたら幸いです。
当科からは、13題の主題演題を含め、下記の計18演題を発表いたしました。髙橋先生はシンポジウムとワークショップに、野阪先生はシンポジウムとパネルディスカッションに、内藤達志先生、斉藤先生、山下先生はシンポジウムに、赤澤先生、並川先生、須藤先生、大谷先生はパネルディスカッション、田中先生、村田先生はワークショップに採択されました。
運営業務に尽力する中にあっても、各先生がこれまでの研究成果を着実に発表されていたことを大変心強く感じております。
ご参加いただいた皆様、運営にご協力いただいた皆様、ならびに医局員・同窓会の皆様に、心より御礼申し上げます。
内藤達先生「S1:下部消化管腫瘍診療におけるAI技術を用いた治療レポート作成」
髙橋先生「S2:早期胃癌ESD後のHelicobacter pylori除菌陰性症例における再発胃癌の臨床病理学的特徴」
「WS4:Helicobacter pylori陰性時代における出血性十二指腸潰瘍の臨床的特徴と治療戦略」
野阪先生「S2:Analysis of the Antiviral Effects of the Novel Host Factor Fumarylacetoacetate Hydrolase Using an In Vitro HBV Infection System」
「PD4:切除不能肝癌の陽子線治療における肝予備能・骨格筋量のインパクト-薬物療法併用の観点から-」
田中先生「WS10:C型肝炎SVR後における肝発癌様式の臨床的特徴と免疫学的病態の解析」
赤澤先生「PD10:免疫チェックポイント阻害薬関連肝障害における発症リスク因子の同定および長期予後への影響」
「3次元画像解析システムを用いた骨格筋容積・筋質分析の膵炎重症化予測としての有用性」
村田先生「WS11:循環腫瘍細胞分子解析による肝細胞癌の全身薬物療法の治療効果・予後予測バイオマーカーの検討」
「無症候性総胆管結石における術前膵容積測定によるERCP後膵炎のリスク層別化の検討」
斉藤先生「S6:C型肝炎SVR後肝硬変における腸管粘膜関連細菌叢Dysbiosisと筋萎縮に関する検討」
並川先生「PD3:肝細胞宿主因子FAHの抗HBV・抗腫瘍作用に関する分子機構の検討」
山下先生「S5:空間オミクス解析による肝癌免疫細胞の近傍性と臨床的意義に関する検討」
木村先生「大腸腫瘍の癌化プロセスにおける粘膜関連細菌叢Dysbiosisと機能的病態の検討」
須藤先生「PD1:三次除菌およびペニシリンアレルギー症例に対するVPZ+MNZ+STFX療法の有効性と安全性」
大谷先生「PD5:IPMNのマネジメントにおけるOptimal Ultrasound Speedを用いたEUS膵硬度測定の有用性」
「胆道癌における包括的がんゲノムプロファイリングの検体採取方法とdruggable変異検出率の検討」
松田先生「高齢者の切除不能肝細胞癌に対するLenvatinibでの腫瘍制御と予後延長獲得に関する臨床的検討」