10/11/2025
呼(こ)2025
「呼」は鳴子の形からできた漢字で、
太古の昔、鳴子は神を呼ぶときに使われたという。
そして呼ぶという行為は、声によるものとなり、言葉を用いるように。
呼ばれる相手は神や自然、そして人の魂が応じると信じられ、
神道なら、相手と呼応し響き合えば「言霊の循環」ができると考えた。
この循環が保たれると「縁」が生まれ、「祈り」が届き、
自分と相手の繋がりを創造することができるのだという。
例えば、親は我が子の名前を生涯何回呼ぶのだろうか。
こんな馬鹿げた問いにChat GPTは「約20万回」と即答してくれた。
この数字だけ見ても何か影響を与えてしまっているのは明白だろう。
脳科学的に言えば、幼少期に「自分の名前+親の声」の
組み合わせが繰り返されると、安心・愛着の神経経路が
より形成されるし、逆にあまり呼ばれないと、
存在の欠落感という心理的影響を残す。
この作品を揮毫すると決めた妻は何気なく言ったのだ。
「あと何回娘らの名前を呼んであげられるかなぁ」
父である私が娘らの名を呼ぶときは用事がある時。
用事がなくても愛情を込めて呼んでみようと思う。
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