17/09/2019
新聞の書評で知りました。
原題は Gentleman in Moscow
モスクワの高級ホテルに軟禁!という刑を受けた元伯爵。(罪状は多分伯爵であること?)
どこまでも高潔さを失わない「紳士」でありつづける伯爵、こんな風でありたいな、とは思います。
高潔さというと、説教くさくなりますが、どこまでもユーモアをもって乗り切る。
ずっと後に、ソ連政府の大物に「君は現在の境遇に折り合いをつけたようだな」と言われ、答えて、
「歴史を研究し、また歴史を生きることに専念するものして、事態が違っていたらと絶えず想像するようなことは、確かにしていません。ですが、諦めて境遇に身を委ねることと、それに歩み寄ることは違う、と思いたいのです。」
伯爵だけでなく、彼の友人たち、(世が世なら身分違いの)料理長やフロントのマネージャーや、縫製係(?)もそれぞれ素敵。
旧共産圏諸国のように劇的に体制が変わる、というほどのことはなくても、人生には思い通りにはいかないことは多いもの。そこでどう行動するか、何ができるのかするのか。その人物自身の人間力が問われるわけですね。
とはいっても、ほっこりするユーモア小説の類ですので、気楽に手に取ってみましょう。(ただし厚い! 624ページ)
Check新聞の書評で知りました。 原題は Gentleman in Moscow モスクワの高級ホテルに軟禁!という刑を受けた元伯爵。(罪状は多分伯爵であること?) どこまでも高潔さを失わない「紳士」で […]