11/05/2020
【開催報告】第8回 ID勉強会(自主ゼミ)
日時:2020年4月23日(木)13:00-13:40
会場:[オンライン]Zoom
参加者数:7名
第8回の題材は,「生産的失敗(Productive Learning)」でした。以下の文献を中心にレビューしました。
Kapur, M. (2014). Productive failure in learning math. Cognitive Science, 38(5), 1008–1022. https://doi.org/10.1111/cogs.12107.
Kapur, M., & Bielaczyc, K. (2012). Designing for productive failure. Journal of the Learning Sciences, 21(1), 45–83.
昨年度の後半は,インストラクショナルデザイン×学習科学というテーマの本を読んでいましたが,このあたりで学習科学の論文レビューはどうかと考え,上記を題材としました。
勉強会は,担当者が作成した資料(レジメ)を画面で共有しながら進められました。
生産的失敗は,後続の指導フェーズでの学びのために,先に問題解決フェーズによって生徒の事前知識を活性化する点が特徴の授業デザインです。Kapur(2014)では概念の理解と転移に関する効果を確認しました。また,Kapur& Bielaczyc(2012)ではいくつかの関連研究を踏まえたデザイン原則が提案されていることを確認しました。
参加者からは,問題解決フェーズにおいて生徒が探索的に問題解決方法を創出せずに,他者が創出した問題解決方法を評価することでも(先に指導するよりは)効果がみられるのは興味深いというコメントなどがでました。
ID第一原理にも活性化(Activation)の要素はあり,いかに活性化するかについて失敗的生産のデザイン原則が大いに参考になると感じました。
2020年度もひきつづきID勉強会(自主ゼミ)を開催します。ご興味のある方は、以下をご参照ください。
https://sites.google.com/view/jset-sig-id/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/id%E5%8B%89%E5%BC%B7%E4%BC%9A%E8%87%AA%E4%B8%BB%E3%82%BC%E3%83%9F%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E5%8B%9F%E9%9B%86
When learning a new math concept, should learners be first taught the concept and its associated procedures and then solve problems, or solve problems first even if it leads to failure and then be ta...