17/12/2025
今、外国人住民と「やさしい日本語」には、ろう・難聴者の協力が必要です。
今、外国人住民と「やさしい日本語」には、ろう・難聴者の協力が必要です。|吉開 章(よしかい あきら)
本文は、アルファサード(株)のやさしい日本語アドベントカレンダー企画に寄せたものです。 以下、生まれつき聞こえない、または聞こえにくい人たちをまとめて「ろう・難聴者」と呼び、特に断りがない場合は日本人.....
23/02/2024
日本に住む外国人ろう者のための日本語教育の取り組みについての紹介とパネルディスカッションを聴きに来ました。
文化庁とダスキン愛の輪基金が後援し、文化庁国語課の職員も複数名いらっしゃいました。国籍に関係なくろう者が音声日本語を獲得するのは多大な苦労があり、外国人住民という入り口から「第二言語習得」という視点のろう教育に国が関わりだしているのはとても意義あることだと思います。
23/12/2022
フジテレビ「 」最終回まで全話鑑賞しました。
主人公は中途失聴の青年であり、聞こえていた時代の気持ちとの葛藤を描いたものでした。しかし生まれつき聞こえないろう者である奈々も大変重要な役回りであり、聞こえる者とかかわる中途失聴者・ろう者の関係性の違いを際立たせたと思います。
これまでのドラマの設定と違ったのは、中途失聴の想が日本手話を母語とするろう者の奈々から手話を学んだということだと思います。また想の母親は声付き手話で話し、妹は自分で学んだ手話を声を使わず使っていました。同じような演出は映画「ケイコ 目を澄ませて」にもあり、親は声付き手話・弟は声なし手話でした。このように、手話に関わる場面について細かく入り込んだ演出が印象的でした。これは当事者や支援者が現場に関わった形なのではないかと思います。
想に教えた手話で想が紬と話しているのを「使いまわし」と不愉快さをあらわにした奈々でしたが、最終回では手話は「おすそわけ」の象徴になりました。ろう者が使い、ろう者がつないできた固有の日本手話が、中途失聴者・聞こえる人におすそわけのように広がっていったら、どんな未来になるだろうか。そんな気持ちにさせてくれたドラマでした。
silent/ - フジテレビ
silent - オフィシャルサイト。毎週木曜よる10時放送。
21/06/2022
本日夜、世田谷区手話講習会で手話の中上級学習者および関係者向けに講演をします。『ろうと手話』ではあまり取り上げていませんでしたが、
「母語と第一言語は違う」
「手話の「母語性」にばかり注目するのではなく、後から手話を学んで第二言語または第一言語として使う人々にも思いを馳せる必要がある」
ということも話題の一つとしてお話します。
外国人とろう者と違う点として、ろう者には日本語を「(一応の)母語」とする人が多数いるということが挙げられます。
一般的に外国人は日本語とは別な言語を「母語」とするという前提に立てますが、ろう者は幼少時に手話に触れることがなく育った人も多く、そのような人は音声日本語を一応の母語とするものの、自在に使える人ばかりとは言えません。
しかし日本語しか知らないろう者が日本社会で生きるのは大変なことであり、大人になってろう者のコミュニティに参加し、そこで出会った手話に救われたという人も大勢いるようです。
コーダtvでの自分のろう親へのインタビューで、お父様がその体験と気持ちを吐露されています。ぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/yasashii.nihongo.tourism/posts/5656544131036265
【ろう者】耳が聞こえない父にとって手話って何?という疑問をコーダがぶつけてみました 手話と口話での会話です
【SNS】Twitterhttps://twitter.com/tv_codaInstagramhttps://www.instagram.com/coda_tv/【過去の父出演動画】【重度難聴】聴覚障害者の父に聞こえる子どもの育児について聞いてみた 手話と口話で話してますhttps://youtu.be/Gb9...
31/03/2022
札幌聾学校での日本手話クラス存続危機について、関係者や卒業生などが署名活動に発展するなど、存続に向けた運動が行われています。私も個人的に署名しました。
本件は、公立ろう学校で極めて例外的に実践されてきた日本手話でのバイリンガルろう教育の灯を消さないようにしようというものです。リンクのビデオでは、卒業生が日本手話で学べる権利をはく奪しないでほしいと主張しています。
本来このような権利を保障すべきろう児、保障すべきだったろう者は全国にいます。札幌聾学校のこのような動きがニュースになることで、そもそもなぜ札幌聾学校のようなバイリンガルろう教育の取り組みが他の公立では行われていないのか、そして日本手話で学ぶ権利がなぜ保障されるべきなのか、世間で注目されるようになればいいと思います。
【ろう塾】札幌聾学校日本手話クラス存続 署名運動 拡散動画
日本手話クラスの存続について求めた公開文書・署名運動はご存知ですか?日本で唯一のバイリンガルろう教育を実施している公立ろう学校札幌聾学校の日本手話クラスの存続が危機に晒されています。神聴連青年部( ...
25/03/2022
『ろうと手話』の書評が、全日本ろうあ連盟発行季刊「みみ」に掲載されています。
https://www.facebook.com/yasashii.nihongo.tourism/posts/5404533379570676
全日本ろうあ連盟発行季刊誌「みみ」に『ろうと手話』の書評が掲載されました。ろうあ連盟さんの微妙な立場についても言及した書籍ですが、書評では非常に肯定的にとらえていただいておりほっとしたと同時に、大変うれしく思っています。掲載ありがとうございました。
19/02/2022
読売新聞に掲載された『ろうと手話』の書評全文がネットに公開されています。
『ろうと手話』吉開章著(筑摩選書) 1650円 : 書評 : 本よみうり堂 : エンタメ・文化 : ニュース
評・梅内美華子(歌人) 手話通訳の人は手指の形と同時に口を動かし表情をつけながら伝えている。唇の動きから言葉を読み取る「読話」のためである。どちらも大切な情報伝達のかたちだ。本書では、ろうあ者が直面し.....
05/02/2022
すりくろ【three claws】 さんに取り上げていただきました!
【人工内耳】ろうと手話からテーマをもらい真剣に語り合った
#人工内耳 #難聴 #ろうと手話 #手話今回は吉開章さんの著書「ろうと手話」からテーマを頂き3人でディスカッションしました!吉開さんありがとうございました!いい意見交換ができました!意外に深く話してま.....
28/01/2022
3月の言語文化教育研究学会年次大会でのフォーラムを前に、同学会が2月12日(土)14:00-16:00に『ろうと手話 やさしい日本語がひらく未来』の出版記念企画を開催していただけることになりました。非会員の方も無料で参加できます。
私もこの学会の会員であり、日本語教育・言語文化の最新状況や大事な観点に関してはだいたいこの学会から学んできました。事務局の方ありがとうございます。
例会-言語文化教育研究学会
例会のご案内 言語文化教育研究学会では,学会発足以前の研究会時代から現在に至るまで,例会(月例会)を定期的に開催してきました[参考:開催記録]。例会の目的は,あるテーマをめぐり,提供された話題をもとに.....