05/12/2022
花火
先日、ニュースで花火の映像を見ました。以前、奉納花火で尺玉一個打ち上げるのに必要な奉納額を聞いてから、『1万円札が上がる』と、つい思ってしまいます。
さて、花火の色ですが、ご存じの方も多いと思いますが、金属等の『元素が燃焼する際の色』を使って表現しています。LEDと同じで、高いエネルギーが必要な青色が難しい様です。
『燃焼させる』と聞くと、有害物質が気になりますが、さすがに塩化XXとか、臭化XXといった物質とは無縁のようです。また、鉛を使うというのもなさそうです。まぁ、一時的に粒子状物質やCO2は出るでしょうが、きれいな花火を見ていると、前記の『1万円札が上がる』以外は忘れています。
『化学物質管理』と聞くと難しく考えてしまう方が多いですが、まずは、身近な化学反応から興味をひくものを見つけると、意外にハードルが下がるかもしれません。難しいと嫌がらずに、興味を持ってもらいたいと思います。
12/10/2022
国による法令の微妙な違い
最新のchemSHERPA-AI Ver2.06.00では中国RoHSのフラグと、適用除外コードの入力ができるようになりました。
知る範囲の情報では、中国RoHSはEU RoHSと似ているので、大手川下企業が要求する製品含有物質の情報伝達としてはあまり重要視されていないようです。そうは言っても機能的に持っていますので、入力する場面もあるかと思います。
そこで、適用除外を比較してみると、画像(本来別々のダイアログが出ますが、合成して1画像にしてあります)の様に、よく使われる適用除外の内容は同じですが、除外コード(左端)が異なります。法律ですので仕方ありませんが、やや戸惑う方もいらっしゃると思います。
化学物質は各国で有害性を評価してから規制を決める方向ですので、GHS分類の絵表示まで、海外各国と日本では微妙に異なる場合があります。
蛇足ですが、コロナワクチンも米EPAがOKを出しても、日本としても独自に審査しているのをニュース等でご存じと思います。
また、WiFiやBluetoothなど電波を使う機器についても国別の認証マークがあります。
結論としては、調達(輸出)元のA国では適法でも、購入(輸入)する日本では違法な場合があるということです。複雑な製品になればなるほど、調査すべき法令は多くなり抜け漏れの可能性が出てきます。せっかく良い商品を輸入販売しても、法令違反になってしまっては本末転倒ですので、十分気をつけたいところです。
12/09/2022
日本語(全角文字)の問題
chemSHERPA-AIでは、入力必須項目のうち、基本情報画面の製品名、製品品番、成分情報の階層および部品の名称が半角英数時に限定されます。今のところ成分情報の全角文字は警告扱いですが、いずれ禁止になます。その時、既存データをどうすかといった課題があります。
実は、少しPCに詳しい方なら簡単に置き換えができます。
chemSHERPAの .shci や .shaiファイルは、Zipファイルと同じですので、圧縮解凍ソフトに .shai や .shci を関連図けておくと、簡単に中身の .Xml ファイルを見ることができます。
この .Xml ファイルをメモ帳で開いて該当する箇所を置き換えて『上書き保存』すれば完了です。要は、改行を含め、余計な書式が入らない編集ソフトを使えばよいのです。編集ソフトで検索-置換を行えば、100行程度の修正は比較的容易です。
なお、保存するときも、安全のため、元のファイルに書き戻すことをお勧めします。
05/07/2022
『大手通信事業者のトラブルとリン系難燃剤の事故』
そろそろ『何か投稿せねば』と思っていると、大手通信事業者のトラブルのニュースが飛び込んできました。最初は想定外だったのだろうと思っていましたが、情報を集めると、事象は違いますが、『りん系難燃剤が原因の発火事故』と同じで、変更を行ったことによる影響の大きさに思いが至らなかったのだと考えます。
皆さんがお使いのパソコンもネットワークにつながっていれば、図のように(Windowsの例)、ご自身のPCのネットワーク状態が見れます。IPv6アドレス以下は、正確な表現ではありませんが、お使いのPC単体の識別情報で、接続されているPCの数と同じ数のPC識別情報がネットワーク上を飛び交います。
今回、問題を起こした基幹システムともなれば、何十万台の携帯電話の識別情報が集まってくると想定さて、いかに動作が早い電子回路でも基地局を切り替えながら(=識別情報の経路が常に変化しながら)入ってくることを考えると、『そうなるかもね』と思えてきます(私がそう思うのですから技術者の方は・・・)。
製品含有化学物質管理でも、材料や工程変更を行った半年~1年以上経過してから予想もつかないクレームに見舞われた際、せめてトレーサビリティーの記録だけはしっかり残し、影響範囲が特定できるようにしたいものです。
なお、りん系難燃剤の事故は、“サイレントチェンジ”の現状”(経産省、”身近に潜むサイレントチェンジ問題について”(独立行政法人製品評価技術基盤機構)などに掲載がありますので、ご覧ください。
初めて知った方は、ぞっとすると思います。
07/03/2022
【臭素】今もよく使われているハロゲンの代表です。
前回紹介した周期表のWebサイトから臭素のリンクを見ると、『常温では液体、刺激臭を持ち、猛毒である』とあります。
臭素は、以前、プリント基板には必ずと言って良いほど含まれていました。プリント基板をカットしたり、はんだ付けなどの際には、強烈な臭いがしましたが、今思えんば、これが臭素だったわけです。
昨今は、ハロゲンフリー化が進んで、一般的な音響製品やパソコン基板には見られなくなりました。それに伴い、臭いの強い製品も見かけなくなりました。
それでも、汎用ロジックICなどでは、まだ、モールド樹脂に臭素系難燃剤を含んでいる製品が流通しています。昨今の半導体不足で変則的な調達ルートで購入せざるを得ない場合もあると思いますが、十分注意したいものです。
一般的に、半導体では最初に機能を示す型番があり、真ん中より後ろに鉛フリーやハロゲンフリーを示す記号が入っていることが多いです。
『型番の記述を正確にし、信頼ある販売店から購入する』ことが、事故防止には有効です。
弊社集合セミナーは、オンライインで継続開催中です。新たに担当になられた方や初心に帰って学び直したい方は、受講されては如何でしょうか?
https://www.career-p.co.jp/seminar/
21/12/2021
★周期表★
ここ何回かセミナーのお知らせでしたので、純粋に『化学の内容』を書きます。
皆さんは、周期表を活用していますか? ネットで検索すると図のように様々な周期表があります。下記リンク先の周期表は、製品含有化学物質管理を担当されている方にも参考になると思いますので紹介します。
https://ptable.com/?lang=ja #
これは、物質の基本的な情報だけでなく、温度による固体~液体~気体の状態変化や電子軌道の図、選んだ物質の化合物(例えば炭素と酸素を選ぶと二酸化炭素など)が表示され、その解説リンクがある等、よくできています(いじってみると面白い)。
例えば、ページ上部の『電子』をクリックすると、電子の各軌道上の配列が示されます。一番左端の水素から縦方向にクリックしていくと、最外郭の電子が1s、2s、3s、4s・・・と変わっていき、いつも電子1個だけが入っていることがわかります。
性質が似ているという事を示すには、端的でわかりやすいです。これに、『電子は偶数で安定する』という簡単な情報が加わると興味が湧く方も多いかと思います。実際、アルミと塩素(塩酸)のように激しく反応する物質は、お互いの電子数が奇数です。
新たな規制物質が追加になったら、ちょっと専門家の振りをして、眺めてみてはいかがでしょうか?
お知らせ>>
07/12/2021
「キャリアパートナーズ・日本ユニシス・エクセリューションズ 共催セミナー」 を開催します。
お申込みご案内は、ユニシスさんWebサイトからとなります。
https://www.excel.co.jp/green/event/ #20211215
ユニシスさんは、製品含有化学物質の管理システムを販売されていますが、しくみ作りや作成代行等のご要望に対してはどうしても手薄になります。そこでキャリアパートナーズの様なコンサル企業との連携を模索されております。今回の共催セミナーで、ユニシスさん側営業マンの皆様の反応と、ユーザーとなる可能性のある企業様からのご意見やご要望について把握したいと考えております。
もちろん、ユニシスさん側もセミナー後のアンケート結果によっては、これまでの大企業向け価格設定のみではなく、中小企業でも導入できる価格を検討されているようです。
化学節室管理を行う皆様、しくみの構築指導を行う当社ともに、ツールの選択肢が広がりますので歓迎すべきことです。
参加は無料・ウエビナーですので、パソコンやスマホがあれば、ご自宅からでも受講頂けます。製品含有化学物質の法令だけでなく、システムに関する説明もありますので、管理システムやデータベース等の業務に関連する方・興味のある方は受講されてはいかがでしょうか?
また、お近くに興味のありそうな方がいらっしゃいましたら是非、ご案内ください。
04/11/2021
募集開始:
特別企画・第2弾》企業の脱炭素経営の取組について
2021年11月25日(木)14:00~15:15 開催
以前お知らせしました脱炭素無料セミナー第2弾の募集を開始しました。
https://www.career-p.co.jp/all-seminar/seminar9/
22/10/2021
◇脱炭素無料セミナー 第一回終了 と 第二回開催のご案内
10月21日に脱炭の無料セミナー(オンライン)を開催しました。今回は、当社所属:EHS総合研究所 所長の 則武 祐二(リコー経済社会研究所 顧問/主席研究員)によるセミナーで、世の中の動向を中心にお話をしました。
開催後のアンケートでは、『問題意識はあるがどのように取り組むかが判らない。」と書かれている企業様が多く、BCP(事業継続計画)と同様に、言葉でわかっていても行動を起こすには難しい課題であることを実感させる結果でした。
脱炭セミナー(オンライン)は、11月25日(木)に、別の講師をお迎えして、第二回目の開催が決まっています。もちろん無料です。
タイトルは、『(仮)企業の脱炭素経営の取組について』となっており、第一回よりも、実践的な内容になる見込みです。
準備でき次第申し込みを受け付けますので、当社トップページでご確認ください(ページ下段のお知らせや特別企画のバナーにリンクを掲載します)。
https://www.career-p.co.jp/
20/10/2021
◆化学物質管理の自動化とRPA
年間契約のchemSHERPA-AI作成代行では、複数の作業者が同じ結果になることと、顧客が検証しやすいように作成することが必要になります。
複数の作業者が同じ結果とするためには、手順統一を行います。統一と言っても、作業時のフォルダー準備やら納品ファイル名のルールなど、chemSHERPA-AI作成よりも手間がかかります。そこで、Microsoft ExcelのVBAを使ってchemSHERPA-AI入力前後の面倒な作業について半自動化を行い、作業時間を大幅削減しました。
ただ、chemSHERPAは、 .NET framework 上で動いているので、VBA ではアクセスできず、RPA(Robotic Process Automation)が使えないかと考えています。但し、完全な単純作業ではないため、条件分岐を多用せざるを得ず、プログラム要素が必要です。
顧客との会話をしていると、10件中1件程度はデータ管理の話になります。大手企業であれば、ベンダーのシステムを導入すればよいですが、規模の小さい企業では、年間100万円を超える出費はなかなか難しいのが実態です。
RPAでchemSHERPA-AIのExcel出力の自動化と、そのデータベース化であれば、そこまでの費用はかかりません。このあたりが解決策の一つかと思います。
12/10/2021
単純化の勧め
物事は単純化できればわかりやすくなります。ある本には、『自然の法則は美しい』とありました。自然の法則を数学の式にするとシンプルなものになると言うのが多くの自然物理学者の考え方の様です。
今度は、この投稿に添付した図形の面積計算を考えます。
図形は、花びらのような形の集合で、三角形でも四角形でも円形でもありませんが、しいて言えば三角形が一番近いようです。ある程度の誤差が許されるなら、花びら上に三角形を書いて、その面積を計算します。これを花びらの枚数分行い、合計すれば完了です。ちょっと大変ですが小学生でもできる計算です。
もっと単純化して、図形全体を円形とみなして、中心の円形に抜けている部分を除いた空白の面積を15%くらいとします。これなら①大きな円の計算式、②中心の空白部分の円の計算、③最後に①から②を引いて、その数値に見積もった空白15%を引けばOKです。
製品含有化学物質管理では、各国の数ある法令の中からEUのRoHS指令とREACH規則の物質をターゲットにするのが上記の単純化にあたると思います。
なお法令なので単純化では済まされない部分もあります。そこは各企業の実態に応じて追加しますが、総合電機メーカーでもない限り、いきなりすべての法令の物質を対象にする必要はないはずです。サプライチェーンと協力して徐々に守備範囲を広げます。
そこで、宣伝です。
『単純化に迷ったら』、弊社の製品含有化学物質サービスをご検討ください。
https://www.career-p.co.jp/product_content/consulting/ -tubnav/
08/09/2021
EUの情報公開とトレーサビリティー
ハンバーガーと言えば、ほとんどの子供たちは大好きです。フライドポテトも人気が高いです。
そんな関係から、一時期、大手ハンバーガーチェーンを利用する機会が増えました。いつもハンバーガーのパッケージのバーコードを見ては、究極のトレーサビリティーと感心しきりでした。
私自身は実際に試したことはありませんが、ハンバーガーに使われている牛肉の情報が見えるらしいです。
ところで、REACHのSVHCについて、『問い合わせがあったら45日以内に公開が義務付けられている』とか、『SCIPデータベースは必要に応じて消費者にも公開』などと言われていますが、実際はどうなのでしょう?
ECHAのHPを見ていくとSVHCの情報を知りたい人は『販売者に直接聞く』とか『ECHAに手紙を出す』などのように、いたって原始的な方法でしか情報をもらえない様です。親切に問い合わせのひな形は用意してくれていますが、これだと一部の環境保護団体や消費者団体が使うのがせいぜいでしょうね。
ところが、最近スマホで情報が見れるアプリが出たらしいです。これもECHAのHPにあります。さすがに日本語ではないですから試してはいませんが、ハンバーガーにかなり近づいたイメージです。いづれ、商品を買う前に、バーコードで有害情報とCO2の排出情報を確認するようなことができるようになるかもしれません。
情報公開ができる=トレーサビリティーができているです。品質管理、化学物質管理のみならず、自宅の冷蔵庫に入っている食品の購入日と使用期限など、すべてトレーサビリティーがあってこそ、管理できると思います。
しくみ作りや監査代行などもお手伝いします。
https://www.career-p.co.jp/product_content/consulting/ -tubnav/