21/07/2026
上弦の月(7月22日)
関東地方の梅雨が明け、立っているだけで汗が吹き出すような厳しい暑さの中、年中組の箱根24時間保育「緑の箱根(年中編)」が始まりました。お見送りに来てくださったご家族には気の毒に思えるほどの暑さでしたが、その分、初めてのお泊まりに少し緊張していた子どもたちは、涼しいバスの車内へと自然に足を向けることができたのかもしれません。小田原城からの雄大な景色を眺め、二宮金次郎先生へご挨拶をしてから箱根寮へ向かいました。夕食のお弁当を美味しくいただき、花火やキャンプファイヤーに歓声を上げ、温泉で汗を流した後は、就寝前の穏やかな時間を過ごしました。
箱根寮で子どもたちの姿を見ていると、「どうして4歳児は自由人なのだろう」と改めて考えさせられます。その答えは、実に「様々」であることにあるように思います。型にはまらず、人と同じであることを求めない、それぞれの個性がそのまま表れています。笑っていたかと思えば涙を流し、おとなしいと思えば急にはじける。手をつないで甘えてきたかと思えば、床に大の字になって寝転ぶ子もいます。友だちと同じプリキュアのパジャマであることを何度も嬉しそうに教えてくれる女の子や、「園長先生はどうやって来たの?」と繰り返し尋ねる男の子。「シュワッチって来たんだよ」と答えると、不思議そうに首をかしげる姿に思わず笑みがこぼれました。ウルトラマンではなく、プリキュアだったらどんな掛け声なのか、調べておけばよかったと少し反省した夜でもありました。
この夜の空には、新月から7日目を迎えた上弦の月が静かに輝いていました。せっかくの機会なので、子どもたちには、お月様と七夕のお話をしました。織姫と彦星が、出逢うための船となってくれるお月様に感謝したというお話。今日という1日の終わりに、誰かへの「ありがとう」を胸に抱いて眠りにつくことができたなら、その小さな感謝の心は、きっと子どもたちの優しさとなって、これからも少しずつ育っていくことでしょう。
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