18/09/2026
【日本語教師こぼれ話】 学生のやる気を活かす
授業における教師の役割の一つに「学生のやる気を引き出す」というものがある。
クラスの中にはやる気がないように見えて、実は、やる気があるという学生もいる。では、なぜやる気がないように見えてしまうのか。それは、与えられた課題は理解できてもうまくアウトプットできないからだ。発言したくてもできないのである。
あるクラスで漢字語彙の授業を担当したときのことである。
最初の授業では学生から言葉を引き出してみようとした。しかし、学生から言葉が出てこない。 頭の中に漢字は浮かんでいても読み方が分からないため、答えられないのである。
そのうち学生たちの集中力が切れていき、やる気を引き出すどころではなくなってしまった。
そこで、次の授業では確認したい言葉(漢字)を含めた文をこちらから提示し(ディクテーション)、漢字仮名交じり文で書いてもらった。その後、答え合わせで文を再現してもらい、その際、文中の言葉の漢字を聞くと、いわゆるドヤ顔で答えてくれた。
やはりアウトプットできることは嬉しいのである。
教師は、「学生のやる気を引き出す」だけでなく、「学生のやる気を活かす」こともしなければならない。学生のやる気が維持できるよう、これからも授業を工夫していきたい。
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