15/05/2026
ワールド・シアター・ラボ「『メアリ』(原題:Mary)戯曲読解ワークショップ」(オンライン、7/7〜10)開催のお知らせ
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「ワールド・シアター・ラボ」は、2020年よりスタートした、次代を担う翻訳者の育成を目指す事業です。ワークショップやリーディング上演、ゼミナールなどを通して、翻訳者のみならず、演出家・俳優などの実演家も交えながら、海外戯曲翻訳を考える場として展開しています。
この度、Rona Munro作、『メアリ』(原題:Mary)を4回講座で掘り下げる「戯曲読解ワークショップ」(オンラインZoom)を開催いたします。翻訳は、令和6・7年度に実施した〈戯曲翻訳ゼミナール〉受講者6名による、共同翻訳です。
対象は、翻訳者、またはそれを志す方、海外戯曲読解に関心のある演出家、劇作家、俳優など。戯曲を事前にお渡しし、ディスカッションを通して、海外戯曲を共に深めていく参加者を募集します。奮ってご応募ください。
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『メアリ』(原題:Mary)戯曲読解ワークショップ【オンライン】
作:Rona Munro ロナ・マンロー
翻訳:令和6・7年度〈戯曲翻訳ゼミナール〉受講者6名(監修:谷岡健彦氏)
ファシリテーター:三輪えり花
〈日時・内容〉
1)7月7日(火)18:30~21:30 翻訳者のレクチャー、声に出して読んでみよう(1幕)
2)7月8日(水)18:30~21:30 声に出して読んでみよう(2幕)、ディスカッション
3)7月9日(木)18:30〜21:30 キャラクター分析、セリフの隙間とは
4)7月10日(金)18:30〜21:30 全編の読み合わせ、振り返り
※WS終了後、レポートをご提出(A4用紙、1枚程度)いただきます
〈ファシリテーターより〉
今回取り上げる『メアリ』は、イギリスの現代劇ですが、16世紀の歴史的出来事をベースにした作品です。虚構と歴史的事実とが鋭く複雑に絡み合い、そこにイギリスらしいユーモアが散りばめられて物語が進みます。このワークショップで、その時代や人物について翻訳者たちから学び、想像力を駆使して戯曲を読み解く力を深めていきましょう。実際に舞台や映画を観る際にも、戯曲読解の方法はとても役に立ちます。4日間、声に出して戯曲を読みながら、戯曲読解の楽しみを体験してみませんか? 自由な遊び心でいっぱいの4日間にしたいと思っています。
〈作品紹介〉『メアリ』(原題:Mary)
スコットランド女王メアリ・スチュアートを題材とした政治スリラー。舞台上に彼女は現れず、3人の人物がそれぞれの立場から証言と主張を重ね、多面的な真実が浮かび上がる。 物語の核心は、ボスウェル伯との結婚が情熱によるものか、暴力と強制の結果であったのかという点にあり、議論は登場人物の立場の変化とともに揺れ動く。本作は、女性権力者が性的規範によって裁かれるというテーマを強く打ち出し、「同意」や「証言の信頼性」といった現代的問題とも接続する。
〈作家〉Rona Munro
舞台・ラジオ・映画・テレビと多岐にわたり活躍するスコットランドの劇作家。スコットランド国立劇場や英国ナショナル・シアター、エディンバラ国際フェスティバルで上演された三部作『ジェームズ・プレイズ』で広く知られる。『アイアン』『ボールド・ガールズ』など受賞歴のある作品も多く、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーへの書き下ろしも手がけている。映像分野では『オレンジと太陽』などの脚本を担当し、国際的に高い評価を得ている。
〈ファシリテーター〉三輪えり花
演出家・俳優・翻訳家。ロンドン大学演劇修士。国費で英国王立演劇学校へ長期研修。東京藝術大学や新国立劇場で講師歴任。公益社団法人国際演劇協会日本センター理事。演出作品は主要紙にて多くの好評を得、紀伊国屋演劇賞等を受賞。その活動や演技力はNHKラジオ深夜便にも取り上げられ、海外からも高く評価されている。著書:『シェイクスピアの演技術』『英国の演技術』(玉川大学出版部)翻訳:モリソン著『クラシカル・アクティング』、ジョンストン著『インプロ』(而立書房)
〈翻訳者〉
浅利友菜、川口真実、木村ゆう、杉下はる、橋本佳奈、前田真美(50音順)
=令和6・7年度「戯曲翻訳ゼミナール(監修:谷岡健彦)」受講者
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【募集要項】
■対象 翻訳家、または、それを志す者。劇作家、演出家、俳優等。
■参加条件 原則、全日程参加できる方。海外戯曲に関心がある方。
■募集人数 10名ほど
■参加費 3,000円(全4回)
■参加方法 オンライン実施。Zoomを使用予定。
■応募方法
所定の申し込みフォームより①〜⑧項目をご入力の上、お申し込みください。
① 氏名/活動名 ②所属(あれば) ③年齢 ④性別 ⑤住所 ⑥連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)⑦略歴 ⑧応募理由(200字程度)
※募集人数を超えた場合には選考あり
※参加者には、戯曲の粗訳を郵送いたします。
応募フォーム https://forms.gle/DzQ7tCMUSzxCk6hp6
■応募締切 2025年6月8日(月)まで
■参加可否のご連絡 2025年6月12日(金)まで
※フォームより応募ができない場合は、メールにてご応募ください。
その際、タイトルを 「『メアリ』戯曲読解ワークショップ 参加者応募」としてください。
メールアドレス:[email protected]
*応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません。
*選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください。
◇◇◇
ITI日本センターでは、事業に関わるすべての人たちが対等な関係で協力協働ができるように、良好な環境の維持向上に努めます。
・当事業は、ハラスメント防止対策に真摯に取り組み、必要な対応を行います。
・参加者の方から、ハラスメントに関するご相談を受けた場合は運営スタッフが責任をもって対応いたします。
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〈お問合せ〉
国際演劇協会日本センター事務局
メール [email protected]
電話 03-3478-2189(平日11時~17時)
主催:(公社)国際演劇協会日本センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会
企画立案・プロデュース=林英樹
ディレクター=柏木俊彦、櫻井拓見
制作=村上理恵
01/05/2026
【ワールド・シアター・ラボ】出演者オーディション開催(2027年2月上演)
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「ワールド・シアター・ラボ」は、2020年よりスタートした、次代を担う翻訳者の育成を目指す事業です。ワークショップやリーディング上演、ゼミナールなどを通して、翻訳者のみならず、演出家・俳優などの実演家も交えながら、海外戯曲翻訳を考える場として展開してまいりました。これまでに15本の海外戯曲を翻訳し、そのうち10作品のリーディング公演を実施しています。
7年目となる今回は、『English』(作:サナズ・トゥーシ/Sanaz Toossi、翻訳:小林春世)のリーディング公演を2027年2月に予定しており、本公演に向けて出演者オーディションを実施いたします。
応募を希望される方は、下記の要項を熟読のうえ、必要事項をすべて記載した応募用紙(書式自由・A4サイズ1枚)を作成し、所定のフォームよりお申し込みください。
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■上演作品
『イングリッシュ』
原題 English
作 サナズ・トゥーシ Sanaz Toossi
翻訳 小林春世
演出 大澤遊
■作品について
〈作品紹介〉『イングリッシュ』(原題:English)
2008年、イランのカラジ。TOEFLテストに向けて英語の勉強に励む4人の生徒と、1人の講師。教室の黒板には、「English Only(英語のみ)」と書かれている。
登場人物が英語を学ぶ理由はそれぞれだ。自由を求め英語圏への移住を目指していたり、英語しか喋れない孫と暮らすことを望んでいたり、二つの国をバックグラウンドに持つ者としてのアイデンティティを模索していたりする。英語を学ぶ彼らは、新しい言語の習得によって、何か、自分の新しいアイデンティティを得られるのではないかと期待するが、時にその逆で、自らのアイデンティティを剥がされるような痛みをも体験する。学ぶこと、話すこと、詩を書くこと ―そして言語の特権性と政治性。
2022年2月、Knud Adams演出にて、アトランティック・シアター・カンパニーにて初演(ラウンドアバウト・シアター・カンパニーとの共同製作)。2025年1月〜3 月にはブロードウェイに進出し、トニー賞5部門にノミネートされた。
なお、脚本上、俳優が、ペルシア語は「流暢な英語」で、英語は「訛った英語」で演じ分ける設定になっている。
〈作家〉サナズ・トゥーシ Sanaz Toossi
イラン系アメリカ人。2023年、『English』でピューリッツァー賞を受賞。これまでの戯曲に『English』と『Wish You Were Here』がある。現在は、アトランティック・シアター・カンパニー、ラウンドアバウト・シアター・カンパニー、ウィリアムズタウン・シアター・フェスティバル、マンハッタン・シアター・クラブ、サウス・コースト・レパートリーなどから依頼を受け制作中。2019年 PAGE73の劇作家フェローであり、スタインバーグ戯曲賞、ホートン・フート賞、ハル・ウォリナー賞、アウター・クリティック・サークル賞、そしてオビー賞最優秀新人アメリカ劇作賞を受賞。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部修士。
〈演出〉大澤遊
日本大学芸術学部演劇学科卒業後、演出助手、演出補として数々の演劇作品に参加。現在はフリーの演出として活動。演劇ユニット「空っぽ人間」を主宰し、すべての作品の構成・演出も手掛けている。平成28年度文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員としてイギリスのDerby Theatreにて1年間研修。近年の主な演出に神奈川芸術劇場『帰ってきた冒険者たち』、水戸芸術館『ロミオとジュリエット』、ワールド・シアター・ラボ『You Bury Me』、劇団朋友『あん』、本多企画『BIRTHDAY』、『ULSTER AMERICAN』、劇団銅鑼『ふしぎな木の実の料理法』、新国立劇場『夜明けの寄り鯨』、CATプロデュース『テーバスランド』などがある。
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【募集要項】
■参加条件
・海外戯曲に興味のある方で、心身ともに健康な方
・下記の稽古及び劇場入り期間のすべてに参加できること
・出演料あり
・応募書類は返却いたしません
■募集対象
・20代〜50代までの俳優
※ 性別、国籍は問いません。ただし、日本語での意思疎通、演技等に支障がない方
※ 舞台出演歴がある方
【登場人物】
マルジャン:44歳 女性
エルハム:28歳 女性
ロヤ:54歳 女性
オミド:29歳 男性
ゴリ:18歳 女性
■選考について
・1次選考<書類選考>
応募期間:5月5日(火)〜5月18日(月)
結果は、6月1日(月)までに合否関わらずメールにて通知いたします。
・2次選考<実技>
書類選考通過者のみ。
選考結果は、オーディション後、2週間以内にお知らせいたします。
6月11日(木)15:00〜20:00
6月14日(日)11:00〜16:00
※ 会場は東京都内となります。
※ 1次選考<書類選考>を通過した方に、日程と会場をお知らせいたします。
■応募用紙記載事項(A4、1枚のみ。書式自由)
(1)氏名/活動名
(2)所属(あれば)
(3)生年月日と年齢
(4)性別
(5)身長
(6)住所
(7)連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
(8)略歴
(9)志望理由(200字程度)
(10)プロフィール写真(全身とバストアップ)
(11)2次選考の日程で、現時点でNGの時間帯があればお知らせください
■オーディション参加費
無料(書類作成費、会場までの交通費は自己負担となります)
■応募方法
上記の項目を、A4サイズ(1枚まで)にまとめて頂き、所定のフォームより、お申し込みください。
*A4サイズ1枚になっていない方は、書類不備となりますので、ご注意ください。
*ファイル名は応募者のお名前でお願いいたします。例「ご自身のお名前.pdf」
▶︎応募フォーム
https://forms.gle/nsSgp2Tk4odMfsX46
*所定のフォームより応募できない場合は、メールにてご応募ください。その際、タイトルを「WTL2027オーディション申込」としてください。
メールアドレス [email protected]
*20MB以上のメールは受信することができません。
送信の際には添付ファイルの容量が20MB未満になっているかご確認ください
■上演までのスケジュール(予定)
プレ稽古 2026年11月24日(火)、26日(木)、27日(金)
稽古期間 2027年2月16日(火)〜2月24日(火)
稽古場 都内スタジオ
劇場入り期間 2月25日(水)〜28 日(日) 上野ストアハウス
本番期間 2月27日(土)、28日(日) 3ステージ
*応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的には利用いたしません。
*選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください。
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ITI日本センターでは、事業に関わるすべての人たちが対等な関係で協力協働ができるように、良好な環境の維持向上に努めます。
・当事業は、ハラスメント防止対策に真摯に取り組み、必要な対応を行います。
・参加者の方から、ハラスメントに関するご相談を受けた場合は運営スタッフが責任をもって対応いたします。
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〈お問合せ〉
国際演劇協会日本センター事務局
メール [email protected]
電話 03-3478-2189(平日11時~17時)
主催:(公社)国際演劇協会日本センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会
企画立案・プロデュース=林英樹
ディレクター=柏木俊彦、櫻井拓見
制作=村上理恵
25/03/2026
【3月27日はワールド・シアター・デイ】
ITIでは3月27日を、世界の国々が舞台芸術を通して平和を願う《ワールド・シアター・デイ》として様々なイベントを開催しています。
https://www.world-theatre-day.org/mainevent.html
https://iti-japan.or.jp/world-theatre-day/
イベントの大きな柱として、毎年この日に向けて世界の演劇人からよせられた「ワールド・シアター・デイ・メッセージ」を発信しています。今年のメッセージオーサーは、ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)さんです。 デフォーさんご自身のメッセージ映像はこちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=gg15aPydLbE
「俳優として、そして演劇をつくる者として、私は演劇の力を信じ続けています。」と呼びかけるウィリアム・デフォーさんからのメッセージを是非ご覧ください。
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【今年のワールド・シアター・デイ・メッセージ】
ウィレム・デフォー (アメリカ) Willem Dafoe
私は主に映画俳優として知られていますが、ルーツは深く演劇にあります。1977 年から 2003 年まで、ウースター・グループのメンバーとして、ニューヨークの小劇場パフォーミング・ガレージでオリジナルの作品をつくり、上演し、世界中をツアーしてきました。また、リチャード・フォアマン、ロバート・ウィルソン、ロメオ・カステルッチとも仕事をしました。現在はヴェネツィア・ビエンナーレ演劇部門の芸術監督を務めています。この職務に任命されたこと、世界で起きている出来事、そして私自身の演劇へ戻りたいという思いは、「演劇には唯一無二のポジティブな力があり、極めて重要なものなのだ」という私の信念を揺るぎないものにしました。
私がニューヨークを拠点とする劇団ウースター・グループで俳優としてささやかな一歩を踏み出した頃は、私たちの劇場での公演に観客がほとんど来ないことがよくありました。当時のルールでは、観客の数が出演者より少なければ公演を中止できましたが、私たちは一度も中止しませんでした。劇団員の多
くは演劇の専門教育を受けておらず、異なる分野の人間が集まって演劇をつくっていました。だから「ショー・マスト・ゴー・オン――何があっても幕を上げる」を信条にしていたわけではありません。ただ、私たちは観客との約束を守る責任を感じていたのです。
私たちは昼間に稽古をし、夜にはその過程をワーク・イン・プログレスとして公開していました。一つの作品をつくるのに数年を費やすこともあり、その間は過去の作品のツアーで生計を立てていました。
一つの作品に何年も取り組むことは、時に退屈で稽古が辛く感じることもありましたが、ワーク・イン・プログレスのショーイングはいつもエキサイティングでした。たとえ観客がわずかで、そのことが私たちのしていることへの関心の低さを痛烈に物語っていたとしてもです。どんなに観客が少なくても、目撃者としての観客こそが、演劇に意味と命を与えるのだと気づかされました。
ギャンブル場の「YOU MUST BE PRESENT TO WIN――その場にいなければ、当選無効」の看板と同じです。緻密に計算され、デザインされていても、毎回必ず異なる「創造という行為」をリアルタイムで共有する体験。それこそが演劇の明らかな強みです。社会的にも政治的にも、自分自身やこの世界を理解するために演劇がこれほど重要で不可欠になったことはありません。
今、誰もが気づいていながら、見て見ぬふりをしている大きな問題は、新しいテクノロジーとソーシャルネットワーキングです。これらは「つながり」を約束しながら、実際には人々を分断し、孤立させているように見えます。私自身は SNS はしていませんが、毎日コンピュータを使い、俳優として自分の名前を検索したり、AI に情報を尋ねたりします。しかし、人間同士の触れ合いがデバイスとの関係に取って代わられようとしている、そのリスクに気づかないとしたら、あまりに盲目だと言わざるを得ません。テクノロジーの中には私たちの役に立つものもありますが、コミュニケーションの輪の向こう側に誰がいるのか分からないということは根深い問題で、「真実と現実の危機」を招いています。インターネットは疑問を投げかけることはできても、演劇が創り出すセンス・オフ・ワンダー――自分が触れ、見たものに驚き、感動する感覚を生み出すことはほとんどありません。その驚嘆の感覚とは、他者への配慮、他者との関わり、そして行動と応答の輪の中に存在する人々による自然発生的なコミュニティから生まれるものなのです。
俳優として、そして演劇をつくる者として、私は演劇の力を信じ続けています。世界がますます分断的、支配的、暴力的になっているように見えるこの世界において、私たちシアター・メイカーの課題は、演劇を単なる気晴らしの娯楽を目的とした商業的なものや、形骸化したつまらないしきたりを守るだけの
ものへと堕落させることなく、むしろ、人々、コミュニティ、文化をつなぎ、そしてなによりも「私たちはどこへ向かっているのか」を問い直す力を育てることなのです。
優れた演劇とは、私たちの考え方に疑問を投げかけ、私たちが目指すものをイメージするよう働きかけるものです。
私たちは社会的な動物であり、生物学的に世界と関わるようにつくられています。すべての感覚器官は出会いのための入り口であり、その出会いを通じて、私たちは自分が何者であるかをより深く理解できるようになります。物語、美学、言語、身体表現、空間デザイン——総合芸術としての演劇は、かつて何があったのか、今何が起きているのか、そして私たちの世界がどうなり得るのかを、私たちに見せてくれるのです。
ウィレム・デフォー
* * * * *
Willem Dafoe
ウィレム・デフォー
俳優 、シアターメイカー。ヴェネツィア・ビエンナーレ演劇部門
https://www.labiennale.org/en/theatre/ 2026芸術監督。ウースター・グループ(The Wooster Group)https://thewoostergroup.org/ の創設メンバーの一人で、ニューヨークの小劇場パフォーミング・ガレージを拠点に(1977〜2004 年)、前衛演劇への独自のアプローチを展開した。
その後、ロバート・ウィルソン(RobertWilson)
https://robertwilson.com/
マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramović) https://writing.upenn.edu/epc/mirrors/ontological.com/ttps://writing.upenn.edu/epc/mirrors/ontological.com/ 、
ロメオ・カステルッチ(Romeo Castellucci)
https://www.societas.es/
らと協働。1980年代初頭には映画界に進出、インディペンデント映画からメジャー作品まで幅広く活躍する多才な俳優として国際的な称賛を得る。アカデミー賞に4度ノミネートされ、2018年にはヴェネツィア国際映画祭で最優秀男優賞(ヴ ォルピ杯)を受賞
https://www.labiennale.org/en/news/official-awards-75th-venice-film-festival 。
演劇への真摯な取り組みは、今もなお彼の芸術的なヴィジョンと表現の実践を形づくっている。
(翻訳:中島香菜)
*****
メッセージのオリジナルはこちらからご覧いただけます。
https://www.world-theatre-day.org/pdfs/2026/WTD%202026_Message%20by%20Willem%20Dafoe_English.pdf
25/12/2025
戯曲を通して世界と出会う
「ワールド・シアター・ラボ」2026
リーディング公演・日本初訳初演
『囚われの本質』
The Nature Of Captivity by Matthew Paul Olmos
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捕らわれる者と捕らえる者。建物の中と外の世界。
“私たち”と“奴ら”を分けるものとは何なのだろうーー
1月31日(土)13:00/18:00
2月1日(日)13:00
作:マシュー・ポール・オルモス Matthew Paul Olmos
翻訳:渡邉奈津希
演出:生田みゆき 演出助手:井上裕朗
出演:根本大介、長尾純子、原田理央、石井瞭一/山野靖博、翠月瞳、赤松怜音、小比類巻諒介
【作品について】
破壊された残骸の中で息をひそめて生きる4人がいる。ジャスタス、ルル、ネリーの兄妹と、家族のいないグーチ。仲間は皆、捕らえられて連れていかれたか殺された。彼らは最後の生き残りだ。一方、4人の入植者、ジャスティン、ルーシー、エレノア、グーンは、自分たちや故郷の家族が生き延びるため、その土地に住む者を一掃する任務にあたる。互いに相いれない存在でありながら、どことなく面影の重なる8人。そして両者が出会う時……。
2011年BBC国際劇作コンクールにてアメリカ大陸部門最優秀賞を受賞。2016年にはロンドンでもリーディング上演された。
※この作品には、暴力描写、性的描写、そして、死や悲しみ、個人的・政治的トラウマを暗示する表現が含まれます。
【作家について】
マシュー・ポール・オルモス Matthew Paul Olmos
ロサンゼルス出身・在住のメキシコ系アメリカ人。社会から疎外された人々やマイノリティーの居場所づくりを劇作のテーマとする。2009年、アメリカ人カップルとメキシコ人カップルを通して他者との境界やアイデンティティーについて描いた『i put the fear of mexico in’em』(原題:私はメキシコの恐怖で彼らを震え上がらせる)で、サンダンス・インスティテュートの作家フェローに選出。以降、数々の作品で受賞歴多数。最近はメキシコ系アメリカ人の隔離教育の歴史に着想を得た作品を執筆。アクターズ・スタジオ・ドラマ・スクール(現ニュースクール大学演劇部門)で劇作のMFA(芸術修士)を取得。芸術系タウン誌の演劇コーナーで執筆するほか、ニューヨーク大学などで劇作の講師も務める。
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■会場
上野ストアハウス
(JR上野駅 入谷口から徒歩5分(改札からは8分) 、東京メトロ入谷駅 1番出口から徒歩5分)
■チケット料金
全席自由(税込)
一般=2,500円 U25=1,500円(当日要証明書)
各回、受付開始は開演45分前、開場は開演30分前。
*来場者には、翻訳戯曲集を配布いたします。
*当日精算(現金のみ)
■ご予約
Web予約 CoRichチケット! https://ticket.corich.jp/apply/421544/
国際演劇協会日本センター(平日11時〜17時) TEL 03-3478-2189
*予約受付開始 2025年12月11日(木)10時より
■お問い合わせ
(公社)国際演劇協会日本センター
TEL 03-3478-2189(平日11時〜17時)
メール [email protected]
*公演期間中は050-3567-0407までお問合わせください。
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ITI日本センターでは、事業に関わるすべての人たちが対等な関係で協力協働ができるように、良好な環境の維持向上に努めます。
・当事業は、ハラスメント防止対策に真摯に取り組み、必要な対応を行います。
・参加者の方から、ハラスメントに関するご相談を受けた場合は運営スタッフが責任をもって対応いたします。
企画立案・プロデュース:林英樹/ディレクター:柏木俊彦、櫻井拓見/制作:村上理恵/制作助手:田中美紗樹
著作権代理:株式会社シアターライツ/制作協力:万里紗
舞台監督:廣瀬正仁/照明:長尾裕介(LEPUS)/音響:斎藤裕喜(Québec)/音響操作:河相朱音(Québec)
「次代の翻訳者育成セミナー」(「ワールド・シアター・ラボ」)
主催:公益社団法人国際演劇協会日本センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:(一社)日本演出者協会、(一社)日本劇作家協会、国際演劇評論家協会[AICT]日本センター
09/12/2025
【情報ご提供のお願い】
ITI日本センターでは、昨年度に続き、「日本と海外の舞台芸術交流の実態調査」を行なっております。
日本の舞台芸術の国際交流の現状をとらえるデータの収集に、皆さまのご協力を賜りたく、お願い申し上げます。
https://iti-japan.or.jp/announce/10401/
#海外公演 #共同制作 #フェスティバル
【情報御提供のお願い】「日本と海外の舞台芸術交流の実態調査」 - iti-japan
【情報御提供のお願い】「日本と海外の舞台芸術交流の実態調査」 ITI日本センターでは、昨年度に続き、独立行政法人日本芸術文化振興会委託事業として、「令和7年度文化芸術活動の動向把握に向けた基礎資料収集
20/08/2025
【ワールド・シアター・ラボ】
「『イングリッシュ』(原題:English)戯曲読解ワークショップ」(オンライン、10/7〜10)開催のお知らせ
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「ワールド・シアター・ラボ」は、海外で創作された現代戯曲の翻訳と上演を通して、次代を担う翻訳者の紹介・発掘と、私たちが生きる同時代の世界の現実をよりよく理解する視点に触れる機会をつくることを目的としています。
この度、現代戯曲『イングリッシュ』(原題:English)を4回講座で掘り下げる「海外戯曲の戯曲読解ワークショップ」(オンラインZoom)を開催いたします。
対象は、翻訳者、またはそれを志す方、海外戯曲読解に関心のある演出家、劇作家、俳優など。戯曲を事前にお渡しし、ディスカッションを通して、海外戯曲を共に深めていく参加者を募集します。奮ってご応募ください!
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『イングリッシュ』(原題 English)戯曲読解ワークショップ【オンライン】
作:サナズ・トゥースィ Sanaz Toosi
翻訳:小林春世
ファシリテーター:大澤遊
〈日時・内容〉
1)10月7日(火)18:30~21:30
全体の読み合わせ、翻訳者によるレクチャー
2)10月8日(水)18:30~21:30
シーンごと読み合わせ、ディスカッション
3)10月9日(木)18:30〜21:30
シーンごと読み合わせ、ディスカッション
4)10月10日(金)18:30〜21:30
全体の読み合わせ、振り返り
※WS終了後、レポートをご提出(A4用紙、1枚程度)いただきます。
〈ファシリテーターより〉
これだけ世界各国で英語が話されるようになった今、自分は何のために英語を勉強するのか。各々が英語に何らかの利点や必要性を感じるからであるのは間違いありません。英語が第一言語ではない人たちにとって、英語とどう向き合っていくか、その先にどんな変化が生まれてくるのか、戯曲を通して一緒に発見していきませんか? 参加者のみなさんの意見や解釈、アイディアからこの戯曲の面白さと可能性を広げていけるようなワークショップにしていきたいと思っています。
〈作品紹介〉『イングリッシュ』(原題:English)
2008年、イランのカラジュ。TOEFLテストに向けて英語の勉強に励む4人の生徒と、1人の教師。教室のホワイトボードには、「English Only(英語以外禁止)」と書かれている。登場人物が英語を学ぶ理由はそれぞれだ。自由を求め英語圏への移住を目指していたり、英語しか喋れない孫と暮らすことを望んでいたり、二つの国をバックグラウンドに持つ者としてのアイデンティティを模索していたりする。英語を学ぶ彼らは、新しい言語の習得によって、何か、自分の新しいアイデンティティを得られるのではないかと期待するが、時にその逆で、自らのアイデンティティを剥がされるような痛みをも体験する。学ぶこと、話すこと、詩を書くこと ―そして言語の特権性と政治性。
2022年2月、Knud Adams演出にて、アトランティック・シアター・カンパニーにて初演(ラウンドアバウト・シアター・カンパニーとの共同製作)。2025年1月〜3 月にはブロードウェイに進出し、トニー賞5部門にノミネートされた。
なお、脚本上、俳優が、ペルシア語は「流暢な英語」で、英語は「訛った英語」で演じ分ける設定になっている。
〈作家〉サナズ・トゥースィ Sanaz Toosi
イラン系アメリカ人。2023年、『English』でピューリッツァー賞を受賞。これまでの戯曲に『English』と『Wish You Were Here』がある。
現在は、アトランティック・シアター・カンパニー、ラウンドアバウト・シアター・カンパニー、ウィリアムズタウン・シアター・フェスティバル、マンハッタン・シアター・クラブ、サウス・コースト・レパートリーなどから依頼を受け制作中。
2019年 PAGE73の劇作家フェローであり、スタインバーグ戯曲賞、ホートン・フート賞、ハル・ウォリナー賞、アウター・クリティック・サークル賞、そしてオビー賞最優秀新人アメリカ劇作賞を受賞。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部修士。
〈ファシリテーター〉大澤遊
日本大学芸術学部演劇学科卒業後、演出助手、演出補として数々の演劇作品に参加。現在はフリーの演出として活動。演劇ユニット「空っぽ人間」を主宰し、すべての作品の構成・演出も手掛けている。平成28年度文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員としてイギリスのDerby Theatreにて1年間研修。
最近の主な演出にワールド・シアター・ラボ『You Bury Me』、水戸芸術館『世界のすべては、ひとつの舞台』、劇団朋友『あん』、本多企画『BIRTHDAY』、『ULSTER AMERICAN』、劇団銅鑼『ふしぎな木の実の料理法』、新国立劇場『夜明けの寄り鯨』、CATプロデュース『テーバスランド』、共同演出に神奈川芸術劇場『冒険者たち〜JOURNY TO THE WEST〜』などがある。
〈翻訳者〉小林春世
慶應義塾大学文学部卒業。演劇集団キャラメルボックス劇団員。俳優としてのこれまでの出演に、理性的な変人たち『寿歌二曲』クマ役(生田みゆき演出)、ハルナツ『Proof』クレア役(田中壮太郎演出)、キャラメルボックス『スロウハイツの神様』森永すみれ役(成井豊演出)などがある。
英語での演技経験もあり、2017年には『綾の鼓』(フランコ・フィギュレド演出)を英国各地で上演。また、21年には文化庁新進芸術家海外研修制度でニューヨークに派遣された。帰国後、演劇ユニット・ハルナツを旗揚げし、翻訳家としての活動も開始。これまでの翻訳に、ハルナツ『Proof』、藤尾勘太郎 無茶祭2023 その2『セイムタイム、ネクストイヤー』がある。
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【募集要項】
■対象 翻訳家、または、それを志す者。劇作家、演出家、俳優等。
■参加条件 原則、全日程参加できる方。海外戯曲に関心がある方。
■募集人数 10名ほど
■参加費 3,000円(全4回)
■参加方法 オンライン実施。Zoomを使用予定。
■応募方法
所定の申し込みフォームより①〜⑧項目をご入力の上、お申し込みください。
① 氏名/活動名 ②所属(あれば) ③年齢 ④性別 ⑤住所 ⑥連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)⑦略歴 ⑧応募理由(200字程度)
※募集人数を超えた場合には選考あり
※参加者には、戯曲の粗訳を郵送いたします。
応募フォーム https://forms.gle/Q3wuU6MgedCKDrpu8
■応募締切 2025年9月16日(火)まで
■参加可否のご連絡 2025年9月24日(水)まで
※フォームより応募ができない場合は、メールにてご応募ください。
その際、タイトルを 「『イングリッシュ』戯曲読解ワークショップ 参加者応募」としてください。
メールアドレス:[email protected]
*応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません。
*選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください。
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ITI日本センターでは、事業に関わるすべての人たちが対等な関係で協力協働ができるように、良好な環境の維持向上に努めます。
・当事業は、ハラスメント防止対策に真摯に取り組み、必要な対応を行います。
・参加者の方から、ハラスメントに関するご相談を受けた場合は運営スタッフが責任をもって対応いたします。
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〈お問合せ〉
国際演劇協会日本センター事務局
メール [email protected]
電話03-3478-2189(平日11時~17時)
主催:(公社)国際演劇協会日本センター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会
企画立案・プロデュース=林英樹
ディレクター=柏木俊彦、櫻井拓見
制作=村上理恵