株式会社Noble D 海外ブランド導入・商品開発、および海外事業人材の育成。

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海外ブランド導入、企業との取引サポート、輸出入アシスト等、海外事業?

30/09/2020

何年もこちらのアップをせずにおりましたが、事業内容整理整頓+見直しを機会に投稿を再開いたします。(と言っても頻度は少ないかと。。。)

事業については下記に焦点を合わせて参ります。

① 海外日本未発売ブランド製品の導入及び商品開発支援=実績あり+間違いなくお役に立てます。

② 海外事業に関わる人材育成 

なお、耳障りの良い海外夢物語の類は一切いたしません。すべて私自身の海外での経験と現実にのみ基づいて皆様のお手伝いをいたします。

引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。

16/06/2018

全米オープンゴルフ、松山が大苦戦である。(彼のレベルからしたら現状は大苦戦と言って良いと思う。)

以前、錦織がテニスのメジャーで優勝することは(現状では)ありえないが、松山は結構早く達成するかも、と書いたが、今日、彼のプレイとホールアウト後を見て、「やっぱり松山もメジャー制覇は遠いだろうな」と感じた。

技術からするとおそらく彼は問題なくトップクラスだ。実際、メジャー以外では優勝しているわけで、その実力には文句のつかようがない。しかし、メジャーではやっぱり苦しい。今回のコースは確かにアメリカのコースの中でもぴか一に難しいコースの一つだろうと思うが、いつもいうとおりその条件は全員に等しく与えられている。上位選手はボギーも叩くが、なんだかんだで帳尻を合わせてスコアの崩れを最小限に抑えることができている。一方で松山はボロボロだ。

フィジカルな技術が遜色ないという前提で、こうなるとよく言われるのがメンタルというやつである。しかしながら、日本人は海外の試合では特にメンタルが弱いと言われて早数十年。それが改善される兆しはほぼない。当然ながらアメリカあたりのメンタルタフネスのトレーニング理論に基づいて松山も石川遼もトレーニングは積んだ(積んでいる)と思う。でも勝てない。なぜだろうか。

ふと思ったのが「やっぱり言葉なんじゃないか」ということだ。まあ、ようは、アメリカツアーの最高峰のメジャーで勝つにはなんだかんだで結局英語ができるできないがかなり大きく影響するのでは、ということだ。よく考えてみるとそれくらいしか思い当たる部分がないのだ。

どういうことかというと、アメリカでツアーに参加している時に「バイブレーション」が作れるかどうか、という話である。

今日、松山がホールアウトした後、重鎮青木にインタビュー(というかお慰め)を受けていた。それは大いに結構なことである。で、その後の松山の様子がちらっとテレビに映ったのだが、結局松山を取材しているのは日本人の記者ばかりなのだ。私は、松山がメジャーで弱い原因はこれじゃないか、と思ったのである。

もちろん、スポーツ選手は英語の勉強のためにアメリカツアーに参戦しているのではない。メジャーに行く野球選手も同様だ。あくまでも彼らの目的は競技である。

とはいえである。アメリカツアーを回る、メジャーでプレイする、というのに、ホールアウト後や試合後の取材に来るのが日本人ばかりというのでは「アメリカの競技フィールドで自分自身が主導でバイブレーションを作ることはできない」ということである。

私はもちろんアスリートでもないし、アメリカに居住していた時は学生とサラリーマンという、まあ、スポーツ選手に比べればはるかに緩い世界でやってきた。しかし、もし私が英語ができず、留学時代もサラリーマン時代もなんだかんだで通訳を通さないとアメリカ人とコミュニケーションできなかったとしたらどうだったか?とてもじゃないがやっていけなかっただろうし、あれほど「楽しい」海外生活は送れなかったと確信する。

これは、レストランで注文ができるとか、マックでハンバーガーが買えるとか、そういう低レベルなことを言っているのではない。自分の「本職」の部分を現地の言葉で自分でしっかり伝えることができることによって生まれる本職活動におけるバイブレーションのことである。

ちょっと話がそれるが、私がアメリカに行って英語ができるようになってからの話。テニスの中継を見ると、私が高校のころから親しんでいたコナーズ、エバート、マッケンローなどが英語で話しているのを直接聞いてそのまま理解できるようになった。そのとたん、彼らと自分との距離が大幅に縮まったのを感じた。おお、こいつらはこういうことを言っていたのか、こういう話し方をしているのか、ということがわかると彼らの「人となり」が非常によくわかるようになり、距離感が一気に縮まるのを感じた。一テニスファンとして、アメリカのテニスのバイブレーションを感じることができるようになったわけだ。当然現役選手の試合後のインタビューやトークショーでの発言、テニス雑誌の記事も彼ら自身の言葉で体感できるようになった。そうすると、それらの選手たち(すでに引退していた人たちを含む)との距離が実に近くなるのだ。これは日本で日本人プレーヤーの発言ばかりを聞いていると(それが当然なので)案外気が付かないと思う。

その上でUSオープン(テニス)を実際に会場に見に行くと、今まで遠かった海外の選手がものすごく身近に感じられる。なぜなら少なくとも彼らと「言葉」による壁がなくなっていることを確信するからである。これはデカい。何故かというと、観客と選手の間の関係がそのような「近いもの」になればなるほど、その選手とファンの間で大きなバイブレーションが生まれるのである。それは結局ファンや会場そのものを自分の味方にできるかどうかということだ。つまり、それができない限りはどんな状況もアウェーになってしまうということだ。やっぱりアウェーで勝つのは難しい。

ファンとの間だけではない。記者、メディアとの関係性についてもこれはデカい。当然ながらファンの大多数は会場ではなくメディア(テレビ、新聞、雑誌、ネット)を通じて選手に接するわけだ。(私がテレビでコナーズ、マッケンロー、エバートを見るのと同じ)。そしてメディアへの露出は大抵の場合記者を通じてなされるわけであり、アメリカのメディアであればそれは当然英語で行われる。

じゃあ通訳通せばいいじゃん、って話だし、その通りといえばその通りなんだが、なんだかんだで、やっぱり、その人自身のダイレクトな言葉かどうかというのは激烈に大きいのである。選手自身が英語でダイレクトにコミュニケーションできれば「バイブレーション」を自分でコントロールできる。通訳を通じてもそれは不可能ではないが、そんな能力の高い通訳はおそらくほとんどいない。

もちろん、強さで圧倒すれば言葉なんぞなくてもバイブレーションは生まれる。だから「強いうち、注目されているうち」は何とかなる。ただ、力が停滞してきたり、注目度が下がってくるとどんどん何ともならなくなる。例えば大谷やラミレスの通訳は私が見たところではかなり優秀な部類だが、大谷が注目されなくなったとき、横浜が再びBクラス球団になったときには通訳の言葉だけではファンやメディアとの間のバイブレーションは生まれなくなるのである。

イチローは長年メジャーにいるのに未だに記者会見は通訳を通す。それはそれで構わない。彼はこれまで圧倒的技術力だけで注目を集めてくることができたからだ。ただ、残念ながら日本人が誇張して報道しているのを差し引けば、彼は今はメジャーリーガーとしては凡人になっている。そうなると自分の言葉で語れない限りメディアの露出はどんどんなくなる。それはつまりファンが離れていくということで、そうなるとメジャーリーガーとしては商品価値はなくなるのだ。

彼はフロント入りするかもと言われているが、それはおそらくないだろう。野球の記者会見すら自分の言葉で出来ない人間をビジネスの世界で雇うなんてことはどこをどうひっくり返してもありえないからだ。

話がだいぶズレたが、フィジカル的な実力が同じだとすれば、アメリカツアーで成功する、ましてメジャーで勝とうというのであればやっぱり現地の言葉、英語をつかって通訳なしでダイレクトに自分を語れるほうが絶対に強いと思う。

じゃ、錦織は?と思うかもしれないが、彼の英語は10何年もアメリカに住んでツアーを回っているわりにはレベルが非常に低い。インタビューについても英語でちゃんと答えているように聞こえるが、いつも同じことを言っているだけだし、質問が理解できずに適当な回答をしてお茶を濁している場合は非常に多い。あれでは「英語でのバイブレーション」は生まれない。例の川崎については論外である。

日本人のスポーツ選手が海外で勝ちきれないのはなんだかんだでそこに原因があると思う。もちろんあくまでも彼らの主要部分は言葉ではない。競技そのものだ。しかし、だからこそアメリカで本気で勝負するなら英語を徹底的に鍛えた上で記者会見やメディア対応については自分の言葉で表現して対応できるようににしたうえでプレイしてみることを強くお勧めしたい。そうすれば自分主導でメディアとファンの間にバイブレーションを作れるようになる。そうすれば彼らを味方につけることだできる。そうなればアウェーで戦わなくてもすむようになる。

現地の言葉を通じて自分主導でファンとメディアとの間のバイブレーションを作れる、というのがプロの競技者としてのメンタルタフネスに直結すると思う。結果として絶対に成績が違ってくると確信する。

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