01/08/2025
Cjm Tokyo 神宮の杜音楽院
ピアニストの菊地裕介が開講する音楽院です。
代々木駅 北参道駅より徒歩4分、Steinwayのフルコンサートグランドピアノを含むグランドピアノ2台を備えたレッスンスタジオを建設中。
01/08/2025
13/09/2024
【明日 9/14 (土) 17:00 中目黒TCMホール】
私は、同じく東京音楽大学に勤めていらっしゃるホルンの名手、日橋辰朗さん(読売日本交響楽団首席)との初共演でシューマンとヒンデミットを演奏します!
ヒンデミットのホルンソナタは初めてなのですが、聴こえるのに比べると意外と難しくて…でも日橋先生との3回のリハーサルを経て、だんだん楽しめるイメージが湧いてきました!
シューマンは何度か弾いているけれど本家ホルンとは初めてかも。
TCMホールは室内楽には最適の素晴らしいホールです。
後半の巨匠たちの演奏も楽しみに、ぜひいらしてくださいね!
第3回 ピアノ教員によるCollaborative Piano Concert|東京音大 第3回 ピアノ教員によるCollaborative Piano Concert 2024年9月14日(土) 17:00開演/16:15開場 TCMホール(東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス) ▶ チラシ […]
22/08/2024
8/19はPre特級の全国大会の審査に参加しました。2年ぶり2回目になります。
こちらは講評を個別にお渡しできないので、ぼんやりではありますがここでお話ししたいと思います。先にG級二次について書いたようなことは、完璧ではないにせよさすがこのステージではだいぶ改善されていると感じました。この領域になりますと40分程度の、ミニリサイタルの性格を帯びてきます。いわゆる「うまいピアノ」を見せるだけではあまり響きません。作曲家の哲学を連ねることで、あなた自身の哲学を表出させねばなりません。それぞれの曲とあなたの世界観のどの部分とに「共感」があるのか、また、それを語るために作曲家の語法、その遺言である楽譜とどのように対話を重ねてきたのか、ということを私は聴いています。難しい曲をよく弾けてるとか頑張って練習してきたね、とか、それは同業ですからよくわかっていますしもちろん最大限の敬意を表しますが、皆さんはそんなものを求めてこの舞台に立っているわけではないですよね?
皆さんに求められているのは国際コンクールなどの淘汰に耐え、伝統を継承した上で新たに歴史的な名演を繰り広げ人々の記憶に刻まれる力のある、真の音楽家として成長することです。
プログラムでは曲の性質の適切な理解に基づいて、一つのストーリーを練っていかねばなりません。そうして選ばれた曲の内容の表現においては、一瞬一瞬の調の性格であったり、他の曲では同様の語調では果たして何が語られているか、作曲家の癖も知った上でこの音では何を語ろうとしているか?といったことへの理解、つまりあなたのこれまでの音楽リテラシーの豊富さも反映されます。そこでは時代的背景とか「時代精神」の反映といったものも求められます。(これは義務と言っているのではなく、そうすることでより感動的になるのです!)あなたが練習している名人芸は、その下僕に過ぎない。どんなに華やかな表現であってもそこから外れた目的に使用すれば、かえって興醒め、場合によっては怒りすら引き起こしかねないのです。全ての音が、何らかの概念の表現に向かわねばなりません。
私でも皆さんがこのようなコンクールで取り上げる曲の多くはこれまでに演奏経験がありますし(体感9割)そうでないとしても指導経験があるものがほとんどです。それにしてもベテランの先生方はほとんど譜面をあたっていらっしゃらないので、アーティキュレーションに至るまで全て暗譜していらっしゃるのかと思うと畏敬の念に耐えないのですが、私はそこまで自信がないので、仮にほとんど暗譜している曲であっても、一応持参して譜面に当たれるようにしています。これは講評書きに追われることのない決勝の審査ならではで、怪しいと思うところがあればすぐに確認するように努めています(ときどきは自分が間違って覚えているのに気付かされることもありますからね…)もちろんエディションの違いはできるだけ網羅できるように努めていますし、具体的でないとしても違いがありうるのがどのような点なのかは一通りは把握しています。
そして経験がない曲であれば、もちろん譜面を当たります。編曲ものであればスコアも参照します。そのために初見奏やスコアリーディングなどの訓練をしてきましたから…例え初見の楽譜であってもある程度あるべき姿を読みとりながら聴いています。
ここへ至っても一部の方の演奏には、相変わらずの(Jr.G級あたりでよく見られて警鐘を鳴らしていた)右手偏重の感じがありました。風のような音が欲しいところで叩いてしまったりとか…強拍がとても強調されていたり、派手にすることを考えているのか、それともすぐに興奮しすぎるのか…煽らずに落ち着いて「ストラクチャー」を見ると良いと思います。
もっともその反対に、ピアノが「鳴らない」演奏もやはり問題だと思いました。ダンスの要素があるような曲はもちろんですが、ごくシンプルな和声やメロディのイントネーションにも、それに基づいた自然なステップと重心が必ずあるべきで、それが音楽の道理を型作ります。いくら全体を器用に美しく飾っても、「ストラクチャー」が存在しなかったり装飾によって歪んでしまっていては、長いフレーズを引っ張ることもできないですし、結局その曲の全てを伝えたことにはならないのではないでしょうか?
また、自分の都合でリズムを歪めてしまうこと、これは割と多くの人の演奏にみられました。これはルバートの否定ではありません。多くみられるのは、装飾に時間を割きすぎて(特にジャンプを伴うもの)元の拍感が崩れる、という現象です。もしアンサンブルやオーケストラであれば、一体どうなってしまうのでしょうか?ピアノはたとえ一人で弾いていても、一人の音楽をしているわけではないのです。もし装飾に時間を要するのであれば、拍感の事前事後の調整が必須です。(まさしくルバート)そのようなことは、私は基礎のうちと思っているのですが…
また、適切なテンポをとることも非常に重要です。別に速く弾くことを全て否定しているわけではありません。(私自身も速めが好きですし)ただ、細部の「ストラクチャー」が全く聴こえないのであればそれは「その速さで弾く技術がない」ということになります。音符の打点さえ並べば良いというものではありません。そして、テンポは単独のあり方ばかりでなくさらに重要なのはテンポの「関係」です。例えばソナタの主題と副主題のテンポが、特に指示がないのに極端に違わないように、とか、trioはmenuetより気持ち遅めに、というようなのもそのような例ですが、テンポの変化がある曲で作曲家が前後関係を示しているようなところでそれが守られていないというようなことは、私はあるまじきと思います。巨匠の録音がそうなっていて、仮に演奏自体が素晴らしかったとしても、そこは真似してはいけないと思います。リズムのこともそうです。私がよく挙げる例で言うなら、ラフマニノフの第2ソナタの第1楽章副主題の付点リズム(それ自体がテーマの重要な構成要素でありキャラクター)が、とある巨匠の演奏ではポジション移動の関係からか崩れまくっていますが、仮に作曲家と関係が深かった演奏家だとしてもそういうことを真似していいとは私は思いません。
人が間違っているから自分も間違って良いということはないのです。
上でも述べましたが、楽譜は作曲家の遺言です。ショパンが日々自作の解釈を変えた、そんなのは当たり前です。しかし公証の遺言書がそうであるようにひとたび楽譜に固定されたものは、やはり絶大な効力を持ちます。ベートーヴェンがその出版の直前まで細かい修正を重ねたことに鑑みて、客席にベートーヴェンがいるとしてもそういうふうに弾けるのか?と問います。いやむしろ、客席にいなくなってしまったからこそ守らねばならないのではないのでしょうか?亡くなった方の発言の捏造や改変は、生前以上に恥ずべきことですよね?それができないならプログラムにベートーヴェンと書かずに自作を弾けば良いのです。(あるいは音楽の捧げ物のウェーベルン編みたいに編曲としてしまうか)
そのような厳格な読譜をしてもなお、というかすればするほど、演奏家の「個性」も洗練され羽ばたいていくものだということは、実感がおありの方がいらっしゃると思いますがいかがでしょうか?それこそがクラシック音楽の醍醐味です。これに異議を唱えるかたは、スポーツに厳格なルールがあるからといって、アスリートの個性がなくなってしまうとお考えでしょうか?
個人的には暗譜奏が原因で細部が疎かになってしまうのであれば、視奏した方が良いと思っています。(もちろんルールによりけりですが)まあこの話題は燃えやすいので今日はこのくらいにしましょう。
ミスタッチの類に関しては、残念ではありますがそれが音楽的必然性によって導かれたフレーズの上で起こってしまったものであれば、私はそこまで気にはしません。もちろんないに越したことはないし、それができるテンポ設定は大切だとは思いますが、そこはまあ理想と現実とのせめぎ合いで、安全運転すればそれで良いとも思いません。とはいえ行き過ぎているかな?と感じたところは多かったですが、それは若さの特権かもしれませんね!
最後になりますが、私は演奏家の使命は、作曲家の「狂気」を引っ提げて、しかし整然とした秩序に基づいて聴き手に迫ることだと思っています。(コンクールにあっては審査員の説得!)「普通」からは最も遠いものを目指しますが、しかしそれは厳格にスコアに基づいて、そして緻密にしたたかになされるべきです。だって私たちがこんにちに至るまで演奏している作品はそれ自体がすでに「普通」ではないのです!!もう信じられないような奇跡の連続なのですから、それを見つけて感動できるように自分の解像度を上げていってください!!どうかお願いします。
それにしても2024年は我が娘のことで必死すぎてあまり他人のお子さんのことを考える余裕はありませんでした。ですからシーズン始めの課題曲解説でまとめて色々な想いを語りましたが、もっとそれに対する疑問や反応などあれば直接私に向けて欲しかったかな?とはどこかで思っていました。
これから乗り切るべきものを乗り切れば、再び皆さんと音楽の深淵を共有する日々に打ち込もうと考えています。今は帰国以来最も生徒さんが少ない時期を迎えています。特に来るもの拒まず去るもの追わずのスタンスでやっているので、もし少しでも興味があれば今のうちにどうぞ扉を叩いてください。いろいろなご意見を伺い、本年中を目処に奨学制度も整備する予定です。
ご一緒に名演の歴史を塗り替えていこうではありませんか!
同業の皆様の中では大きな節目となる夏のイベントであるPTNAの最終ラウンドが終幕しましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今年も私は2つの審査に参加しておりました。それぞれについて、先輩諸氏に倣いまして感想をば。
まずは7/30,31にちに豊洲で開催されたG級二次2、についてですが、こちらは真摯に認めた講評をお配りしているのでそちらを見ていただくのが一番ではあるのですが、ここでは主に全体的なお話をさせていただきます。
このような場に参加し舞台で演奏すること自体が、それはそれは大変なことであることは十分承知していますし、そこまでに重ねられたご本人の努力、そして指導者の先生がたのご尽力には心底敬意を表したいと思います。しかし、舞台は努力の成果の展覧会ではないのです。ですから講評ではもちろん基本的に厳しいことを書いています。このような場に参加するみなさんは、入賞するとかしないとかいう次元ではなく、歴史に名を残すような音楽家の領域を目指して勉強せねばならないと考えているからです。そこへ至るための現在の立ち位置、そして今後どのような考え方でどのような勉強をしたら良いかを、自分自身が実現できたこともできなかったことも含めて、アドバイスさせていただいているつもりです。
審査終了後に配布されたプログラムを拝見しますと、一部の参加者の思った以上の年齢の若さに驚く場面もあったのは確かです。(基本的にお顔を覚えるのが苦手なので、審査においては先入観はほとんどなく聴けています)しかし、年齢が若いからといって、選んだ作品の本質を余すことなく伝える義務が軽減されるわけではないと思いますから、私はそこに一切の忖度をしないのがポリシーです。
ファツィオリの非常に華やかなサウンドと豊洲シビックセンターホールのガラスの響きに、本来助けられるはずの会場なのですが、どちらかというと振り回されてしまっている参加者が多かったような印象があります。一言で言うと、弱音の不在。
1つのフレーズがあるとして、メインの旋律であっても全部派手に目立たせれば良いというものではありません。特に繰り返し書いた記憶がある言葉が「陰翳」です。翳りがあってこそ、立体は引き立つということを、特に19世紀までのスタイルの西洋画(大まかに!)からも感じられるはずですが、そのような文化的背景を持ち出すまでもなく、音程とその組み合わせよりなる和声の「テンション」の「テクスチュア」を感じることが不可欠です。アナリーゼをきちんとするのはもちろんですが、それは机上の空論ではなく、日々スケール、カデンツ、アルペジオを美しく音楽的に練習すること、バッハのコラールを読んでいく、室内楽、シンフォニー、歌曲やオペラを聴く、などの基礎的な取り組みから身についていくことだと思います。決して派手な音や新奇なアイディア、特定の内声を目立たせるとかそういうことを求めているのではありません。むしろそういうのがあればあるほど、それだけ「弾けて」なぜそういう基礎的なところが「聴けて」いないのかというのに驚くことが多かった、というのがいちばんの感想です。
もう一つは、譜読み、特にリズムの甘さですが、これは後述することにします。ここに挙げたようなことを少なからずクリアできている参加者には、惜しみない賛辞を(採点とともに)お贈りしたつもりです。皆様の今後の飛躍を期待しております!
10/07/2024
【7/15 大阪・名古屋 レッスン】
毎月開催している菊地裕介レッスン会の残枠のご案内です。今月は広島・福岡会場は早々と満席になりましたが、大阪・名古屋で、まだご案内が可能です。
全てのレベルの方の曲の魅力を引き出し、あらゆるタイプスパンでお役立ていただけるように、応用・展開可能な基礎から出し惜しみなくアドバイスします!この機会にぜひご参加ください。
大阪 7/15 午前2コマ(10時-12時ごろ)
名古屋 7/15 夕方2コマ(16時-18時ごろ)
お申し込みはWebで完結↓
演Academiai® ピアニスト菊地裕介による個人レッスンのご案内です
10/07/2024
7/8 新日本フィル室内楽シリーズ
「憧れ」と「欲望」
室内楽のコンサートでは出ずっぱりになることが多いピアノですが、今回は素晴らしいカルテットのみなさまとご一緒だったため後半のみの出演でした。
とはいえ演奏時間45分にもなるタネーエフのピアノ五重奏曲、譜読みを始めた時は打ちひしがれそうでしたが、合わせの回数を重ねるごとにその素晴らしさに目覚めていきました。本番では実にエキサイティングな対話となり、深刻真剣な大作なのですが、「楽しい」の一言に尽きました。
暑い暑い夏の一日でしたが、満席のお客様にお越しくださいました。
コロナ禍→育児で、このような充実したコンサートには久しぶりの出演で、日々の日課をこなしながら練習を重ねていくことには大変な苦労も覚えましたが、おかげさまで充実した本番となりました。誘ってくれた西江さんをはじめ、メンバーの皆さん、そしていろいろとご準備くださった事務局の方々にも感謝!
ありがとうございました。
28/06/2024
7月の演Academia特別レッスン、予約受付を開始しています。
7/14 (日) 福岡 (残り1枠予定)
7/14 (日) 広島 (満席)
7/15 (月・祝) 大阪 (残り2-3枠)
7/15 (月・祝) 名古屋 (残り3-4枠あり)
お申し込みは以下のリンクより。
演Academiai® ピアニスト菊地裕介による個人レッスンのご案内です
25/06/2024
【7/5 オンラインセミナー】
一方、こちらは第40回となり終盤に突入してきた感のある平均律全48曲1曲ずつとことんセミナーです。
今回は終曲らしくない、それでも終曲な第2巻24番ロ短調を!
ピティナピアノセミナー ピアニスト菊地裕介によるハイレベルオンラインセミナー バッハ「平均律」を極める 第40回 第2巻 第24番/講師:菊地 裕介先生
25/06/2024
【7/8 すみだトリフォニー pfクインテット】
高校の先輩でもある新日本フィルコンマスの西江さん、いつも僕に新しいレパートリーで誘ってくださるのですが、今回タネーエフのピアノ五重奏を演奏します。ラフマニノフの師でもあり濃密な世界観の大作です。残り僅か数席!
室内楽シリーズXXI~楽員プロデューサー編~(前半)#167 「憧れ」と「欲望」 Produced by 西江辰郎 (NJPコンサートマスター) | [公式]新日本フィルハーモニー交響楽団—New Japan Philharmonic— クラシック音楽、室内楽の演奏会。吉松隆:3つの白い風景 、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ (編曲:宮本正太郎)ほか。すみだトリフォニーホール
25/06/2024
【6/28 横浜 セミナー・実地】
https://seminar.piano.or.jp/detail/10004992
オンラインでもご好評をいただいている平均律徹底講座のインヴェンション・シンフォニア版がスタートします。
先日CDに加え自筆ブックレットをリリースしておりますが、練習にあたっての考え方、他の解釈なども解き明かしていこうと思います。
ピティナピアノセミナー ピアニスト菊地裕介による「極める」セミナー ~インヴェンション・シンフォニア編~ 第1回/講師:菊地 裕介先生
16/05/2024
明後日 (18日) 午後
大阪のレッスン、まだ空きがあります。前日24時まで受け付けていますので、興味がありましたらぜひ!
演Academiai® ピアニスト菊地裕介による個人レッスンのご案内です
09/05/2024
昨年同じ日程で録ったこの2枚、いわば姉妹盤てなもんですが、このたび同時発売を迎えることができました!
前回の「幻想交響曲」とはまた違った難しさがたくさんありましたが、多くの方にお聴きいただけましたら幸いです!
場所
カテゴリー
電話番号
ウェブサイト
住所
千駄ヶ谷4
Shibuya-ku, Tokyo
151-0051