23/12/2025
アルク社『日本語ジャーナル』に、「卓越した日本語教育人材の育成―寺村秀夫による日本語教員養成の実践―」を寄稿いたしました。
日本語研究の世界的権威として知られる寺村秀夫ですが、日本語教員養成の枠組みの構想や養成課程の設置においても、先駆的かつ重要な役割を果たしていたことは、必ずしも広く知られているわけではありません。
元号「令和」の考案者とされる国文学者・中西進や、国立国語研究所長などを歴任した水谷修らとともに取り組んだ、日本語教育に関わる制度や機関の設置に至るプロセスをたどりながら、そうした実践が今日の日本語教育人材育成にどのような示唆や知見を与えているのかを考察しています。
卓越した日本語教育人材の育成-寺村秀夫による日本語教員養成の実践ー - 日本語ジャーナル
現在、国内外における日本語教育の需要は一層高まりを見せており、学習者の多様化や社会の多文化化に対応した日本語教育人材の育成が、これまで以上に重要な課題となっています。こうした状況のもと、2024年には「日.....
12/10/2025
公開講座『つくばイチ受けたい授業』に登壇いたします。
戦後80年の日本語話者の多様化を俯瞰しながら、教育・医療・地域社会に広がることばと文化の新たな未来についてお話しします。
ご関心のある方は、本部企画局による下記情報をご覧ください。
+++雙峰祭企画『つくばイチ受けたい授業』+++
筑波大学では、世界や生命、心や社会を新しい視点から見つめ、
ライフサイエンス・スポーツ・教育・言語・情報科学など、
多彩な分野の最先端の知に触れられる公開講座が開催されます。
ご関心のある方は以下の公式ページの情報をご覧ください。

日程:11月2日(日)・11月3日(月祝)
 会場:筑波大学(1D201教室/大学会館講堂)
 参加費:無料(事前登録不要・途中入退室可)
 参加資格:年齢等を問わずどなたでもご参加いただけます
《公式SNS・サイト》
https://x.com/tsukuba_ichi/status/1975501365964308622
https://sohosai.com/committee/tsuku-ichi/
*タイムテーブル*
11月2日(日)
▶︎13:00~14:20
『共創社会をデザインする ~教育・医療・地域社会に広がることばと文化の新たな未来~』
講師:田中祐輔
▶︎15:00~16:20
『世界に普及可能なコンピュータやネットワーク技術の生産手段の確立』
講師:登大遊

11月3日(月・祝)
▶︎13:00~14:30
『信じる力 ~自分の可能性を広げるために~』
講師:工藤公康
▶︎15:00~16:30
『睡眠の謎に挑む』
講師:柳沢正史
#つくばイチ受けたい授業 #雙峰祭 #筑波大学 #公開講座
12/10/2025
アルク社『日本語ジャーナル』の「人物でたどる日本語教育の歴史とミライ」に、日本語の平明化をめぐる戦後史に関する記事が掲載されました。
ご関心のある方は下記公式サイトをご覧ください。
■日本語の国際化と「簡約日本語」 ー野元菊雄の目指したこれからの日本語ー
https://nj.alc.co.jp/entry/20251003-kyoikushi
現代の日本社会では、日本で生まれ育った人々に加え、海外にルーツを持つ多様な人々が日本語を用いながら生活しています。そうした「日本語話者の多様化」が進むなかで、どうすれば誰にとってもわかりやすく、伝わりやすいコミュニケーションができるのかが、大きなテーマになっています。このことに早くから向き合おうとしたのが、国立国語研究所の野元菊雄による「簡約日本語」の提案でした。1980年代から90年代にかけて議論されたこの試みは、日本語学習者にとって学びやすい日本語を構想するもので、多くの賛否を呼び起こしました。今回は、この「簡約日本語」をめぐる議論を振り返りながら、それが今日の「やさしい日本語」や多文化共生社会の実現に向けた取り組みにどのような示唆を与えているのかを考えてみたいと思います。
日本語の国際化と「簡約日本語」 ー野元菊雄の目指したこれからの日本語ー - 日本語ジャーナル
現代の日本社会では、日本で生まれ育った人々に加え、海外にルーツを持つ多様な人々が日本語を用いながら生活しています。そうした「日本語話者の多様化」が進むなかで、どうすれば誰にとってもわかりやすく、伝わり...
12/04/2025
『文藝言語研究』87号に「共創のための日本語教育―日本社会の変容と制度的変遷からみる日本語教員養成の課題と展望―」(pp.81-107)が掲載されました。
戦後80年の日本社会の変容と日本語教育制度における日本語教員養成の歩み、2050年に向けた展望を考察しています。
31/01/2025
アルク社『日本語ジャーナル』の「人物でたどる日本語教育の歴史とミライ」第11回が公開されました。
■翼を授けてー小出詞子と日本語教員養成ー
https://nj.alc-nihongo.jp/entry/20250131-kyoikushi
現在、国内外における日本語教育への需要はますます高まり、教員養成のさらなる推進が急務となっています。国家資格「登録日本語教員」制度の開始や各種研修の充実、各機関における養成課程の拡充に取り組まれる中、日本語教員養成のあり方をめぐる検討は極めて重要なトピックとなっています。
新しい時代に求められる日本語教師の専門性や資質能力とはどのようなものなのでしょうか。また、養成に際していかなることに留意していく必要があるのでしょうか。今回は、戦後の日本語教員養成課程の形成と人材育成に尽力した小出詞子に着目し、その取り組みと考え、追求された日本語教師の人材像と養成担当者の人材像についてお話しいたします。
翼を授けてー小出詞子と日本語教員養成ー - 日本語ジャーナル
現在、国内外における日本語教育への需要はますます高まり、教員養成のさらなる推進が急務となっています。国家資格「登録日本語教員」制度の開始や各種研修の充実、各機関における養成課程の拡充に取り組まれる中、...
19/01/2025
江副隆秀先生(学校法人江副学園理事長)の収録当日。
江副先生の広い視野とクリエイティブな思考、そして、学習者への温かい眼差しから、多くの人材育成と、新しい日本語教育法の確立、日本語教育界の振興活動を実現された根源に触れさせていただいた想いです。先生の考案された教授法は、これからも日本語教育の実践や研究に受け継がれてゆくことと思います。
#江副先生
06/01/2025
学校法人江副学園理事長江副隆秀先生のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。
映像は2017年11月19日に新宿日本語学校内にて収録させていただいたものです。江副先生は、日本語教育には、日本語そのものの再考と、時代や学習者に即した教授法の開発が不可欠であるという信念の下、画期的な日本語の世界の捉え方とその教え方を提唱し国内外に広く伝えてこられました。長年にわたって世界各国の学習者への日本語教育と学校経営、聾教育や避難民支援に力を尽くされ、2023年には文化庁長官表彰を受彰されました。
才能と知性、そしてやさしさに満ち満ちた江副先生のお話をご覧ください。
■日本語の探求と伝道 - 江副式教授法の世界 -
https://youtu.be/l1DDiLdAb1Q
先生の在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします。
#江副先生
日本語の探求と伝道 - 江副式教授法の世界 -
江副隆秀(えぞえ たかひで)1951年東京都生まれ。1975年、上智大学卒業。同年秋に父江副隆愛と母江副勢津子とともに東京都西新宿に新宿日本語学校を設立。また、カルチャーセンターCLC 日本語学院を設置。1982年、事業拡....
21/09/2024
国立国語研究所『ことば研究館』にて、日本語を学ぶ子どもたちの過去と現在、支援体制と制度などについてご紹介し、国立国語研究所の関連ページや資料なども掲載ささせていただきました。
■来日した子どもたちへの日本語学習サポート
日本に住む外国の方が増えていますが、その子どもたちへの日本語学習サポートはありますか - ことばの疑問 - ことば研究館
国立国語研究所(NINJAL)が運営するサイトです。ことばに関する読み物、Q&A、動画、イベント情報などを、楽しくわかりやすく発信しています。 日本語の表記や文法、使い分け、方言、歴史、変化、発音、日本語と外国語.....
29/05/2024
アルク社『日本語ジャーナル』の「人物でたどる日本語教育の歴史とミライ」第10回が公開されました。
https://shop.alc.co.jp/blogs/nihongo-journal/kyoikushi
2024年4月より日本語教育機関認定法が施行され国家資格「登録日本語教員」制度が開始されます。戦後の日本語教育の歩みの中でも大きな転換点を迎え、とりわけ、日本語教員養成は新たなフェーズに入ったと言えます。一方で、現代の地球社会には、環境や災害、紛争、感染症など、多くの危機的な問題が横たわっていて、日本語教育や日本語教師に求められる役割を広い視野で考えることも求められています。
今回は、戦中・戦後に日本語教育に従事し、日本語教育学会の設立や教員養成に寄与した木村宗男に着目し、その活動と志向された平和のための日本語教育をご紹介します。
木村宗男と平和のための日本語教育
2024年4月より日本語教育機関認定法が施行され国家資格「登録日本語教員」制度が開始されます。戦後の日本語教育の歩みの中でも大きな転換点をむかえ、とりわけ、日本語教員養成は新たなフェーズに入ったと言えるでし....
22/12/2022
チームプロジェクトにて、1968年の福島県での難民受入と支援に関する取材に取り組んでいます。戦後JSL児童教育の足跡にも関わる重要な過去の活動を学ばせていただき、当事者の方々の貴重な証言と資料から現代と未来への示唆を考察させていただいております。
09/08/2022
《映像アーカイブ『日本語教育100年史』》
日本語教育の研究と実践に関わる数多くの論文・著書を発表され、日本事情教育や総合活動型日本語教育の展開、言語文化教育論の確立に寄与された、早稲田大学名誉教授の細川英雄先生に、自由と共創の言語文化教育についてお話をお伺いしました。
■Episode07
型を、枠を、どう捉え超えてゆくか−自由と共創の言語文化教育−
https://oralhistory-jle.com/archive/658/
細川英雄(ほそかわ ひでお)
1949年東京都生まれ。1971年、早稲田大学文学部日本文学科卒業。1979年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(博士:教育学・早稲田大学)。早稲田大学文学部助手、信州大学教育学部講師、金沢大学教養部助教授、早稲田大学日本語研究教育センター助教授を経て、2001年、早稲田大学大学院日本語教育研究科教授。同研究科教務主任や、同研究科長、早稲田大学日本語教育センター長を務めた後、2013年、早稲田大学国際学術院名誉教授。同年、言語文化教育研究所八ヶ岳アカデメイア主宰。2014年、言語文化教育研究学会代表理事。日本語教育の研究と実践に関わる100を超える論文・著書を発表し、日本事情教育や総合活動型日本語教育の展開、言語文化教育論の確立に寄与した。また、早稲田大学大学院日本語教育研究科の設立にも携わり、多くの日本語教育実践者や研究者を育成した。1989年、ヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞。2004年、日本語教育学会奨励賞受賞。2021年、文化庁長官表彰受彰。
Hideo Hosokawa
Hideo Hosokawa was born in Tokyo in 1949. Graduated from Waseda University, School of Humanities and Social Sciences in 1971. Withdrawal from the doctoral program with the completion of course requirements in 1979. Received a doctor's degree from Waseda University Graduate School in 2001 and holds a PhD in Education. After working as an assistant in the School of Humanities and Social Sciences at Waseda University, a lecturer in the Faculty of Education at Shinshu University, and an assistant professor in the College of Arts and Sciences at Kanazawa University, he became an assistant professor in the Center for Japanese Language at Waseda University in 2001. He was also in charge of the Department of Curriculum and Instruction, the dean of the Graduate School, and the director of the Center for Japanese Language. In 2013, he became Professor Emeritus of the Faculty of International Research and Education at Waseda University. In the same year, he started presiding over Yatsugatake Academia, Language and Culture Education research institute. In 2014, he became the representative director of the Association for Language and Culture Education. He has published more than 100 papers and books related to the research and practice of Japanese language education. He contributed to developing Japanese affairs education, comprehensive activity-based Japanese language education, and establishing language and culture education theory. He was also involved in the establishment of the Waseda University Graduate
School of Japanese Applied Linguistics and trained many Japanese
language education instructors and researchers. In 1989, he received the Joseph Roggendorf Award. In 2004, he received the Encouragement Award of The Society for Teaching Japanese as a Foreign Language. In 2021, he received the Agency for Cultural Affairs Commissioner's Commendation.
型を、枠を、どう捉え超えてゆくか−自由と共創の言語文化教育−
細川英雄(ほそかわ ひでお)1949年東京都生まれ。1971年、早稲田大学文学部日本文学科卒業。1979年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(博士:教育学・早稲田大学)。早稲田大学文学部助手、信州大学教.....
09/08/2022
残暑お見舞い申し上げます。
暦の上では立秋を過ぎましたが、秋とは名ばかりの猛暑が続いております。皆様くれぐれもご自愛ください。
冬の調査の様子がORAL HISTORY ARCHIVE 『日本語教育100年史』にて公開されました。少しでも涼んでいただけましたら嬉しく思います。
■The winter survey
The winter survey - ORAL HISTORY ARCHIVE 『日本語教育100年史』