03/05/2026
今回は「コンバインドプレーン理論に基づくゴルフスイング学習カリキュラム」の第3段階、「スイング感覚作り」について説明していきます。この段階でゴルファー各自は自分だけの、いわゆる「オリジナルスイング」を習得します。もちろん習得の仕方はコンバインドプレーン理論がご案内いたします。
運動習得とは「運動フォーム」の習得ではなく「運動の感覚」を習得することなのです。フォームというものは運動中の運動主には分からないものであり、運動者が運動終了後になんだかの機器を通して初めて確認できるものです。つまりフォームを通した学習だけでは運動者は運動中に動きを修正することはできないということになります。もちろん基本的な動きの習得では運動フォームは大変参考になります。しかし、運動が遂行されている中で動きのミスを感じそれを修正するという高度な技術を習得するには運動フォームだけの学習では不十分です。
運動者は運動中に何を頼りに動き、何を頼りにミスを感じて修正を加えるのでしょう? それが、運動中の運動者が感じる感覚、すなわち「運動感覚」です。そして、ゴルファーが自分自身のスイングを作るのに頼りにするのもスイングという運動に発生する感覚、すなわち「スイング感覚」なのです。確かにフォーム作りは大切です。しかし、それは上でも述べたように、あくまで「最大公約数的な動き作り」に留まります。
そこからのステップアップには、最大公約数的な動きの中に「最大公約数的な動きの感覚」を発生させ、さらに上達に伴って「最大公約数的」から「個人的な動きの感覚」、通称コツを発生させていくという手順をたどります。そうしないと、仮に上級者やプロのフォームを追い続けて学習を続けても、そのフォームが運動者各自の体にフィットするはずはなく自分自身にフィットしたオリジナルスイングもどこかに行ってしまいます。
運動者の体型や筋力はまちまちであり全く同じ人間というものは2人として存在しません。そう考えると別々の人間が全く同じフォームの運動を行うことは不可能ということになります。そうなると自分自身のフォームを作り上げるという作業は誰かのフォームも真似しないで行う作業ということになります。では、どうやってその人にとってのベストフォームを作るのか? この答えが「動きの感覚に基づいて動きを作る」になります。
運動には目的があります。その目的を効率よく確率よくそして精確に達成できるのが良い運動です。こう考えるとまず直接的に目的を達成する「主要局面」に動きに精確さが求められることがわかりますます。そして、その局面での目的達成を効率よくさせるための「準備局面」、そしてその動きの再現性を高めるためにバランスよく運動を終わらせる「終末局面」が重要であり、それらがまるごと運動者自身の動きの感覚となっていきます。
ゴルフのスイング学習では、オリジナルベストスイングを作る段階に入ったら自分自身のスイング感覚というものを磨いていくことになります。そしてそれはそのまま「ゴルフコースをラウンドする時の自分自身のコツ」になっていくのです。例えばプロゴルフの試合では、かなり高いレベルで多くのプロがラウンドしていますが彼らはみな同じコツを頼りに好スコアを作っているのではありません。各プロが自分のだけのコツを持ってベストスイングを再現したり修正を加えたりしながらゴルフコースをラウンドしているのです。18ホールの長丁場では彼らでさえ修正を加えずにラウンドできる日は一年に何日もないと聞きます。このように考えるとアマチュアゴルフファーは朝スタートして3ホールあたりまでで今日の自分のスイングを診断した後、動きの修正を加えるためのコツを自分自身のスイング感覚から選択しなければなりません、その時に頼りにするコツを練習で導き出すために必要なのが「スイング感覚に基づいてのスイング作り」ということになります。
コンバインドプレーン理論に基づくスイング感覚作り以下に示す「スイング編7章」と「ショートゲーム編6章」の計13章から成り立ちます。この13章では多くのスイング感覚を学びその中から自分のスイングを作り上げる感覚と修正を加える感覚を習得していただきます。
<スイング編>
第1章 左腰先行回転感覚
第2章 振り抜き方向感覚
第3章 振り下ろし方向感覚
第4章 体幹逆捻じれ感覚
第5章 振り上げ方向感覚
第6章 腕のタメ感覚
第7章 回転タメ感覚
<ショートゲーム編>
第1章 8-4アプローチ感覚
第2章 9-3アプローチ感覚
第3章 L字アプローチ感覚
第4章 バンカーショット感覚
第5章 ロングパット感覚
第6章 ショートパット感覚