東北大学サイエンスキャンパス

東北大学サイエンスキャンパス 東北大学工学研究科・工学部サイエンスキャンパス(略称:東北大学サイエンスキャンパス)は小学生、中学生、高校生を対象に“ものづくり”や“科学実験”などの体験型科学教室を行っています。また、小中高等学校の教員を対象に、最新の科学技術や教育課題に関するセミナーを開催しています。

東北大学サイエンスキャンパス(TSC)は、東北大学工学研究科が主体となり,宮城県の小学生,中学生,高校生を対象に、専用施設である「東北大学サイエンスキャンパスホール」で、学校ではできない科学実験体験や世界最先端研究に触れる機会を多数提供するプロジェクトです。被災地域の子どもたちの科学やものづくりへの興味のきっかけを作り、将来の新産業創出を担う技術者、科学者を養成すること,地域の大学や地域企業への訪問を通じて、子どもたちの地域への理解と愛着を深め地域復興を担う人材を育成することを目的としています。

体験型の科学実験、研究室見学、サイエンスショーから工場見学まで様々なイベントを行っています。

4月18日(土)、『高性能紙飛行機教室』を開催しました。  高性能紙飛行機の製作を指導してくださったのは、ODA(おだ)プレーン愛好会の先生方です。この教室は、東北大学サイエンスキャンパスが始まった2014年度から、コロナ禍を含め 13年連...
24/04/2026

4月18日(土)、『高性能紙飛行機教室』を開催しました。
高性能紙飛行機の製作を指導してくださったのは、ODA(おだ)プレーン愛好会の先生方です。この教室は、東北大学サイエンスキャンパスが始まった2014年度から、コロナ禍を含め 13年連続 で開催されている人気企画です。

今回は、宮城県のほか、栃木県・福島県・山形県から29名の子どもたちが参加し、高性能紙飛行機の魅力にたっぷり触れる貴重な時間となりました。

教室はまず、「紙飛行機の発祥の地が仙台である」というお話からスタート。初めて紙飛行機を作る子も多く、親しみがわいたようです。

続いて、いよいよ製作へ。
デザインを考え、イラストを描いたり、羽の色を塗り分けたりして、個性あふれる紙飛行機が次々と完成していきました。その後、台紙から主翼・水平尾翼・垂直尾翼を切り出し、接着剤でバルサ材の胴体に取り付けて、飛行機の形が整いました。

ここからが腕の見せどころです。
飛行性能を大きく左右する 「主翼の角度」と「重心の調整」に挑戦します。主翼は、先生方が用意してくださった見本に合わせて補強材を貼り、理想的な上反角に調整。さらに、重心が主翼のすぐ後ろにくるよう、機首に重りを慎重に取り付け、ついに紙飛行機が完成しました。

完成後はテスト飛行へ。
会場後方に設置されたゴムカタパルトで発射し、まっすぐ飛べば合格印がもらえます。

そして、待ちに待った自由飛行の時間です。
全員で青葉山グラウンドへ移動しました。サイエンスキャンパスホールから約5分の道のりでしたが、広い東北大学工学部キャンパスを眺めながら歩く時間も、子どもたちにとって楽しいひとときになったようです。

グラウンドでは記念撮影を行い、いよいよフライト開始。
紙飛行機は作るだけでなく、飛ばし方の調整がとても大切です。コツを教わった子どもたちは、ワクワクした表情で一斉にテークオフ。
当日は弱い風が時折吹く絶好の飛行日和で、勢いよく空へ飛んでいく紙飛行機に歓声が上がりました。
自分の紙飛行機を追いかけながら、遠く高く飛んでいく姿に目を輝かせる子どもたちの姿がとても印象的でした。

最後に、紙飛行機の製作から飛行の調整まで丁寧にご指導くださったODA(おだ)プレーン愛好会の先生方に、心より感謝申し上げます。

3月14日(土)、日本無線株式会社様から講師をお迎えし、小学4年生から中学3年生を対象としたラジオ工作教室「AM/FMラジオを作ろう」を、午前と午後の2回に分けて開催しました。宮城県内のほか、東京都、栃木県、青森県、山形県などから39名に参...
23/03/2026

3月14日(土)、日本無線株式会社様から講師をお迎えし、小学4年生から中学3年生を対象としたラジオ工作教室「AM/FMラジオを作ろう」を、午前と午後の2回に分けて開催しました。宮城県内のほか、東京都、栃木県、青森県、山形県などから39名に参加いただきました。

日本無線株式会社は1915年創業の歴史ある通信機器メーカーです。
最初に、目には見えないけれど日々欠かせない役割を果たしている「電波」の仕組みや身近な製品に使われている無線通信の働きについて、クイズを交えながら分かりやすく説明していただきました。携帯電話やカーナビなど、私たちの生活に欠かせない機器に無線技術が使われていることを知り、子どもたちは無線をより身近に感じたようです。

また、電波を受信する仕組みといった少し難しい内容も、交通系ICカードのしくみやトランシーバから送信する電波でLEDが光る実験など、さまざまな教具を用いて丁寧に解説していただきました。

電波について学んだ後は、いよいよお待ちかねのAM/FMラジオの製作です。
まず、はんだ付けが初めての参加者のために、はんだ付けの練習からスタートしました。「5秒間コテを基板に当て、はんだを当てて溶けたら離す」という基本動作を練習し、選局用ボリウムのはんだ付けに挑戦しました。続いて、エナメル線を幾重にも巻いてアンテナを作り、抵抗やコンデンサ、スイッチなどの部品を基板にはんだ付けしていきました。

完成したラジオのダイヤルを回しながら、さまざまなAM・FM局を探す子どもたちの姿がとても印象的でした。受信できた音声を保護者の皆さんに嬉しそうに聴かせる様子も見られ、はんだ付けやコイル巻きといった普段より少しレベルの高いものづくりに挑戦したことで、子どもたちの満足度も高かったようです。

このような貴重な機会をご提供いただきました日本無線株式会社の皆様に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

3月7日(土)、シチズン時計マニュファクチャリング株式会社様のご協力のもと、『シチズン子ども時計学校』を開催し、抽選で選ばれた14組の親子の皆さんにご参加いただきました。今回は、長野県・飯田殿岡工場、福島県・東北相馬工場、岩手県・東北北上工...
16/03/2026

3月7日(土)、シチズン時計マニュファクチャリング株式会社様のご協力のもと、『シチズン子ども時計学校』を開催し、抽選で選ばれた14組の親子の皆さんにご参加いただきました。
今回は、長野県・飯田殿岡工場、福島県・東北相馬工場、岩手県・東北北上工場より、計11名の先生方にお越しいただき、教室を実施しました。

教室は、「ふだん何気なく使っている“時刻”と“時間”の違いは?」「そもそも時計とは何か?」といった問いかけからスタート。
続いて、時計の発展の歴史へと話題が広がりました。

日時計に始まる時計の起源、水晶(クオーツ)時計の開発、標準電波を受信して自動で時刻を修正する電波時計の登場、そして現在の高精度年差時計や工芸的価値を備えた高精度機械式時計まで、時計の進化について丁寧に紹介いただきました。

後半はいよいよ腕時計の組み立て体験です。
まずは時計を汚さないよう指サックを装着し、部品と工具の使い方を確認。
組み立ての前にムーブメントの動きを確認しました。ムーブメントはとても小さいのでキズミ(ルーペ)を使って秒針を動かす四番車の動きを観察しました。
その後、事前に考えてきたデザインを文字板にマジックで描き、専用工具を使って時針・分針・秒針を慎重に取り付けました。
最後にケースと裏蓋をネジ止めし、バンドを付けて、世界に一つだけのオリジナル腕時計が完成しました。

完成した腕時計を手に、笑顔で記念写真に収まる子どもたちの姿がとても印象的でした。
保護者の皆さんに見守られながら組み立てた腕時計は、きっと一生の宝物になることでしょう。どうぞ大切に使ってください。

今回の教室をご提供いただきましたシチズン時計マニュファクチャリング株式会社様に、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

2月7日(土)、メカトロで遊ぶ会のご協力のもと「プログラミングでドローンを飛ばそう!」を開催しました。  メカトロで遊ぶ会は、子どもたちにロボットやものづくりの教育を届けることを目的に、1997年から仙台市を中心に活動している団体です。授業...
13/02/2026

2月7日(土)、メカトロで遊ぶ会のご協力のもと「プログラミングでドローンを飛ばそう!」を開催しました。
メカトロで遊ぶ会は、子どもたちにロボットやものづくりの教育を届けることを目的に、1997年から仙台市を中心に活動している団体です。

授業では、まずドローンの歴史や飛行原理、扱い方についてお話を伺い、その後さっそくプログラミングによる飛行に挑戦しました。
使用した言語はScratch。午前・午後あわせて32名の小学4年生〜中学3年生が参加しました。
手のひらサイズで約90gというドローン“Tello”の軽さに、子どもたちは最初から驚きの連続です。

最初のミッションは、Scratchを立ち上げ、Telloの拡張機能を使って「離陸」「着陸」をプログラミングすること。
多くの参加者がScratch経験者ということもあり、スムーズにプログラムを完成させ、いよいよ初飛行へ。
Scratch画面の緑の旗を押すと、ドローンはまっすぐ上昇し、約1mでホバリングして着陸。その素直な動きに、またしても歓声が上がりました。

続いて、難易度の高いミッションにも挑戦します。
・離陸 → 上昇 → 前進 → 後進 → 着陸
・空中に四角形を描いて着陸
と、少しずつステップアップしていきます。

休憩後は、さらに高度な「ミッションパッド」を使った飛行へ。
四角形を描く飛行では、誤差が生じてスタート地点に戻るのが難しいことを学び、そこでX・Y・Zという3つの軸(方向)を使った飛行方法を習得しました。
最初は戸惑っていた子どもたちも、見事に正確な四角形飛行を成功させました。

そして最後は、いよいよ「輪くぐり」に挑戦。
開始前は難しそうに見えたミッションでしたが、全員がクリアし、満面の笑み。先生や学生サポーターからも大きな拍手が送られました。
余裕のある参加者は、発展課題のチャレンジ2・3にも挑戦していました。

授業の最後には、16台のドローンが一斉に飛行する「群飛行」も披露されました。
1台のパソコンで全てのドローンが制御され、同じ動きをする様子に、子どもたちは目を輝かせていました。

終了の合図があっても「もっとやりたい!」という声が止まず、希望者には追加の時間を設けるほど、集中した充実の時間となりました。

今回の授業を通して、ドローンがさまざまな分野で活用されていること、そしてその一方で戦争にも使われている現実についても学びました。
子どもたちにとって、自分たちが未来にどう関わっていくのかを考える貴重な機会になったと思います。

ご指導いただきましたメカトロで遊ぶ会の皆様に、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

1月24日(土)、サンケン電気株式会社様のご協力のもと、『サンケン子ども工作教室 LED「ペットボタル®」を作ろう』を開催しました。宮城県と福島県から小学4〜6年生の24名が参加してくれました。教室は、まず半導体の紹介からスタートしました。...
28/01/2026

1月24日(土)、サンケン電気株式会社様のご協力のもと、『サンケン子ども工作教室 LED「ペットボタル®」を作ろう』を開催しました。宮城県と福島県から小学4〜6年生の24名が参加してくれました。

教室は、まず半導体の紹介からスタートしました。半導体メーカーであるサンケン電気の歴史や、全国各地の工場でどのような製品が作られ、それらがどのように使われているのかを教えていただきました。
続いて、半導体が私たちの生活にどれほど欠かせない存在なのかを学びました。半導体は電気を流したり止めたりできる特別な材料で、テレビ、エアコン、洗濯機、車など、身の回りのほとんどすべての電気製品に使われています。P型・N型半導体やPN接合のしくみ、そしてパワー半導体が家電を動かすために必要な電気を生み出していることなど、子どもたちはクイズの問題を解きながら真剣に耳を傾けていました。
説明の後の休憩時間には、会場中央のデモコーナーで半導体チップやLEDを実際に見せていただきました。

後半はいよいよ、大学生のお兄さん・お姉さんにサポートしてもらいながら、LED「ペットボタル®」の組み立てに挑戦しました。
まず、LEDの光で浮かび上がるメッセージカードを作成し、油性ペンやシールで思い思いのデザインを描いた透明シートをランタン内部にセット。さらに円形のソーラーパネルと単三型充電バッテリーを取り付け、ペットボトル本体を組み合わせて、世界に一つだけの「ペットボタル®」が完成しました。

会場の照明が暗くなると同時に、先生の掛け声で子どもたちが一斉に「ペットボタル®」を掲げ、ホタルのような淡い光が会場いっぱいに広がりました。LEDの優しい光に包まれた瞬間、子どもたちの笑顔がとても印象的でした。

最後は、完成した「ペットボタル®」を手に記念撮影を行い、楽しい雰囲気のまま教室を終了しました。

今回の教室は、現代社会を支える半導体について、説明と電子工作の両面から学ぶ貴重な機会となりました。
教室をご提供いただきましたサンケン電気株式会社様に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

1月17日(土)、東北大学サイエンスキャンパスホールにて、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)様のご協力のもと、体験型科学教室「宇宙天気って、何?」を2回に分けて開催しました。宮城県内から24名の参加者が集まり、太陽フレアによるオー...
21/01/2026

1月17日(土)、東北大学サイエンスキャンパスホールにて、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)様のご協力のもと、体験型科学教室「宇宙天気って、何?」を2回に分けて開催しました。

宮城県内から24名の参加者が集まり、太陽フレアによるオーロラの変化など“宇宙天気”について、大型デジタル地球儀の映像を見たり、宇宙天気予報センターのバーチャル空間でクイズに挑戦したりしながら学びました。

NICTは、情報通信技術の研究開発を行う公的研究機関です。

まずホワイエからホールへ移動すると、真っ暗な空間の中央に高さ4mもの巨大なデジタル地球儀が設置されており、参加者から思わず歓声が上がりました。
NICTがどのような研究機関かの説明を受けた後、デジタル地球儀を使って太陽フレアやオーロラの仕組みなど、宇宙天気について分かりやすく解説していただきました。この説明は子どもたちはもちろん、保護者の皆様にも大変好評でした。

最初に、地球儀に映し出されているのが人工衛星「ひまわり」など世界の気象衛星の雲画像であることを教えていただき、地上と同じように“宇宙にも天気がある”ということを学びました。
続いてオーロラの説明では、宇宙から見るとリング状に光っていること、光る仕組みや色の違い、日本でも観測されることがあることなど、興味深い内容が紹介されました。
さらに、太陽フレアが発生するとオーロラが活発になるだけでなく、人工衛星の故障や電力設備・GPS・通信への障害が起こり得ることも知り、宇宙天気予報の重要性を実感しました。

その後はホワイエに戻り、NICTが開発した「みなっぱ」を使って、バーチャル空間でクイズに挑戦しながら宇宙天気予報センターについて学びました。子どもたちは、センター内に隠されたヒントを探し、グループで相談したり、保護者の方に助けてもらったりしながら、最後まで熱心に取り組んでいました。

終了後にはキャンパスホールで記念撮影を行い、解散後も大型デジタル地球儀に触れたり、個別に写真を撮ったりと、名残惜しそうに楽しむ姿が見られました。

普段の学校では体験できない大型デジタル地球儀を使った学習は、子どもたちに地球や太陽、宇宙の不思議に触れる貴重な機会となったことと思います。

このような素晴らしい体験の場をご提供いただきましたNICTの皆様に、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

1月10日(土)、小学1年生から6年生までの28名が参加し、「伝統凧のたこ作り教室」を開催しました。  東北大学サイエンスキャンパス体験型科学教室の開始2年目から毎年この時期に実施しており、今回で11回目となる恒例の教室です。ご指導いただい...
16/01/2026

1月10日(土)、小学1年生から6年生までの28名が参加し、「伝統凧のたこ作り教室」を開催しました。
東北大学サイエンスキャンパス体験型科学教室の開始2年目から毎年この時期に実施しており、今回で11回目となる恒例の教室です。ご指導いただいたのは、「仙台凧の会」の6名の皆さんです。

「仙台凧の会」は、江戸時代から郷土に伝わる『するめ天旗』の伝統を50年以上にわたり継承し、その技を子どもたちに熱心に伝え続けている団体です。この日も午前中に仙台市内の小学校で凧揚げ行事を指導された後、サイエンスキャンパスに駆けつけてくださいました。

会場には会員の皆さん手作りの凧が数多く飾られ、まずは凧の歴史や名称の由来、使われ方について分かりやすくお話しいただきました。日本各地や世界の特色ある凧も紹介され、子どもたちは興味津々の様子でした。

続いて、いよいよ凧作りです。
40cm四方のひし形の和紙に、縦骨・横骨となる竹ひごをボンドで丁寧に貼り付け、補強紙で固定して本体を仕上げます。さらに3か所に尻尾を付け、糸目糸を取り付けていきます。凧の会の皆さんやTSコミュニケーターの大学生のお兄さん・お姉さんに手伝ってもらいながら、ひとつひとつ凧が完成していきました。

最後に、家で準備してきた下絵をもとに、和紙いっぱいに思い思いの絵を描きます。今年の干支の馬やかわいらしいキャラクターなど、工夫を凝らした作品がたくさん生まれました。
こうして、自分だけのオリジナル凧が完成しました。

その後は青葉山グラウンドに移動して凧揚げです。

記念撮影のあと、凧の会の先生にお手本を見せていただき、いよいよ凧揚げスタート。気温が高く天気も良かったものの、風がほとんどない状況でしたが、保護者の皆さんに凧を支えてもらってテークオフ。広いグラウンドのあちこちで色とりどりの凧が舞い上がりました。
子どもたちは、時折吹く風の向きや強さを感じながら、グラウンドを駆け回って凧揚げを楽しんでいました。

終了予定は15時30分でしたが、夢中になってなかなか帰れない参加者が多く、16時頃まで時間を延長して凧揚げを満喫してもらいました。

ご指導いただきました「仙台凧の会」の皆さんに心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

12月20日(土)、体験型科学教室「TSコミュニケーターといっしょに、クリスマスソングを奏でるミニツリーを作ろう」を午前・午後の2回に分けて開催しました。仙台市内や隣接市域に加え、福島県・山形県からも、小学4年生〜中学1年生までの計40名が...
24/12/2025

12月20日(土)、体験型科学教室「TSコミュニケーターといっしょに、クリスマスソングを奏でるミニツリーを作ろう」を午前・午後の2回に分けて開催しました。仙台市内や隣接市域に加え、福島県・山形県からも、小学4年生〜中学1年生までの計40名が参加しました。

講師を務めたのは、普段は教室で講師企業・団体と参加者の間に入りサポートしてくれている、工学部の大学生・大学院生のTS(東北大学 サイエンスキャンパス)コミュニケーター11人のみなさんです。今回は説明資料の作成から試作まで、自分たちで準備を整えて当日に臨んでくれました。

今回の教材は、クリスマスソングを8曲奏でるミニツリー。曲に合わせて7色に光るLEDがツリーを華やかに彩ります。

教室の前半では、LEDが光る仕組みや光の三原色など、学校で習う内容から少し発展したテーマについて学びました。その後、いよいよ工作開始です。講師役のお兄さんの説明に沿って、作業が丁寧に進んでいきました。

まずは電子回路を収める土台の箱作りから。今回の教室のためにサイエンスキャンパス事務局がレーザーカッターで切り出した部材を、木工用ボンドで組み立てました。

続いて電子回路の組み立てです。説明資料を見ながら、ブレッドボードに電池ボックス、メロディIC、スイッチ類を差し込みます。抵抗やコンデンサーのリード線は穴に入りにくく、曲がってしまうこともあり、根気強い作業が続きました。

電子部品の実装が終わったら、いよいよテスト。トグルスイッチを入れてスタートボタンを押すと、オルゴールが流れ、LEDが7色に変化しながら点灯しました。ストップボタンで停止します。ほとんどの参加者が成功し、うまくいかなかった人もTSコミュニケーターのサポートで全員が完成させることができました。

順調に電子工作が進んだため、参加者全員が照度センサーを使った上級編にも挑戦できました。照度センサー(CdSセル)を手で隠して暗くするとオルゴールが鳴り、暗くなるとミニツリーが動き出す仕組みです。
このクリスマスツリーの電子回路は、TSコミュニケーターの皆さんと先生で相談して作りました。

製作の第2段階では、完成した電子回路を箱に収め、ミニツリーと合体させます。今年は、土台の箱だけでなくミニツリーも、サイエンスキャンパス事務局が参加者のために、サイエンスキャンパスオリジナルのものをアクリル板で制作しました。土台の箱の中からLEDのリード線を外に引き出し、トグルスイッチと2つの押しボタンスイッチを箱のふたにネジ止めし、照度センサーを取り付けます。さらに箱の上にミニツリーを固定し、LEDをアクリル板の間に配置すると、光と音が楽しめるミニツリーが完成しました。最後にオーナメントを飾り付け、参加者それぞれのオリジナルツリーが見事に仕上がりました。

完成後は、苦労して作り上げたミニツリーを手に、晴れやかな表情で記念写真を撮影して教室を終了しました。きっとお家でもきれいに飾ってくれていることでしょう。

今回は半田ごてを使わず、ブレッドボードとジャンパー線だけで組み立てられる構成にしたことで、誰でも取り組みやすく、完成の喜びを味わえる内容となりました。電子工作へのハードルが下がり、「難しそう」というイメージが変わるきっかけになったのではないでしょうか。

また、完成した電子回路は簡単に組み替えられるため、興味のある参加者には、暗くなると動作する仕組みを応用するなど、ぜひ自分なりの工夫で独創的なクリスマスツリーに発展させてほしいと思います。

教材準備から当日の指導まで頑張ってくれたTSコミュニケーターの皆さん、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

12月13日(土)、東北大学サイエンスキャンパスホールにて、DIC株式会社のご協力のもと、体験型科学教室『DIC理科実験授業 ~くらしに役立っている化学の力 その機能や役割を実験や観察で調べてみよう~』を午前・午後の2回に分けて開催しました...
23/12/2025

12月13日(土)、東北大学サイエンスキャンパスホールにて、DIC株式会社のご協力のもと、体験型科学教室『DIC理科実験授業 ~くらしに役立っている化学の力 その機能や役割を実験や観察で調べてみよう~』を午前・午後の2回に分けて開催しました。

宮城県内や隣県から36名の参加者が集まり、暮らしを彩り、快適にする身近な化学について、観察と実験を通して学びました。

DIC株式会社は、印刷インキや有機顔料、機能性樹脂のリーディングカンパニーで、創業は明治時代末期(1908年)。同社の紹介に続き、「教科書やチラシなどのカラー印刷には何色のインキが使われている?」というクイズから授業がスタート。
黄・紅・藍・墨の4色のシートを重ねると、可愛い子猫と犬のカラー写真が完成!さらに、シートをルーペで観察し、小さい色の点の集まりによってフルカラー印刷の色や濃淡が表現されていることを理解しました。印刷は黄・紅・藍の3原色に墨を加えた4色で行われていることを、実験を通して学びました。

次は「スピルリナ」から天然色素を取り出す実験。緑色の粉末を水に溶かしてろ過すると、液体の色が変化。この色素「フィコシアニン」は、安全な天然色素としてガリガリ君などにも使われています。さらに、異なる液体でろ過すると違う色になること、最初の液体にLED光を当てると色が変わる様子に、子どもたちは驚きの声を上げていました。

最後は環境問題をテーマにした実験。DICが開発した水性ニス「ハイドレクト」の紙に対するコーティング材としての優れた性能を確認。クラフト紙に塗布して乾かすと、水や油をはじき、さらにリサイクル可能であることを実験で確かめ、プラスチックゴミの削減につながることを学びました。

白衣を着て実験器具を前に、全国各地の同社事業所からお越しいただいた15名の先生方にご指導いただいた今回の授業は、子どもたちに化学の楽しさや奥深さを伝える貴重な機会となりました。

この素晴らしい体験を提供いただいたDIC株式会社の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

11月29日(土)、島津製作所様のご協力をいただき、『島津ぶんせき体験スクール「蛍光X線を使って元素とモノの組成を調べてみよう!」』を開催しました。小学5年生から中学2年生まで、39名が参加しました。教室の冒頭では、東北大学工学部卒業でノー...
03/12/2025

11月29日(土)、島津製作所様のご協力をいただき、『島津ぶんせき体験スクール「蛍光X線を使って元素とモノの組成を調べてみよう!」』を開催しました。小学5年生から中学2年生まで、39名が参加しました。

教室の冒頭では、東北大学工学部卒業でノーベル賞を受賞した田中耕一さんが島津製作所の研究者であることをご紹介。その後、講師を務めてくださる島津製作所の皆様と、サポート役のTSコミュニケーターの学生を紹介し、いよいよ授業がスタートしました。

まず、島津製作所が検査機器などを開発し、科学技術で社会に貢献している企業であることをご説明いただきました。ちなみに、同社の製品はテレビドラマ「科捜研の女」や「ラジエーションハウス」にも登場しているそうです。

続いて、元素を学ぶために「化学かるたゲーム」を実施。先生が読み札を読み上げ、子どもたちは机に並べたカードを次々と取っていきます。裏面には元素の特徴が書かれており、遊びながら楽しく学べました。お土産として「化学かるた」一式と「世界一美しい周期表したじき(島津製作所特別版)」もいただきました。

その後、蛍光X線装置を使った分析体験へ。コイン、スプーン、マッチ、ガラスや金属容器などを班ごとに選び、どんな元素でできているかを予想。予想後、蛍光X線分析装置(EDX)で実際に分析し、結果を確認しました。分析結果は印刷され、班ごとに考察を行いました。最後には、装置の仕組みについて専門の先生から詳しい説明もありました。

今回の教室は、参加者だけでなく保護者の皆様にとっても、分析機器が社会で果たす役割を理解する貴重な機会となりました。蛍光X線分析を通じて科学の面白さを体験できたこの教室を共催いただいた株式会社島津製作所様に、心より感謝申し上げます。

10月4日(土)、トヨタ自動車株式会社様との共催、トヨタ技術会様とトヨタ自動車東日本株式会社様のご協力のもと、「科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー からくり自動車」を開催しました。参加者は、仙台市を中心に宮城県内および岩手県から集まった小...
15/10/2025

10月4日(土)、トヨタ自動車株式会社様との共催、トヨタ技術会様とトヨタ自動車東日本株式会社様のご協力のもと、「科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー からくり自動車」を開催しました。
参加者は、仙台市を中心に宮城県内および岩手県から集まった小学4年生〜6年生の児童35名です。

講師として、愛知県豊田市からお越しいただいたトヨタ技術会(※)の皆様6名と、宮城県に拠点を置くトヨタ自動車東日本株式会社の皆様3名、計9名の方々にご協力いただきました。

今回のテーマは「からくりの原理を使った自動車づくり」。くねくねと不思議な動きをする「からくり自動車」を製作しました。

まずは、江戸時代のからくり人形を再現した「ミニ茶運び人形」の動きを観察し、「からくり」の仕組みを学びました。その後、いよいよ製作スタートです。

はさみやニッパなどの道具の使い方を学んだあと、プラスチック材料から必要な部品を切り出し、ワッシャーやネジ、ナットなどの細かい部品を使って組み立てていきます。
前輪・後輪、モーター台を車体に取り付け、アルミ台の組み立てへ。プーリーとシャフトは瞬間接着剤で固定します。電池ボックスやからくり台の組み立て、モーター台と後輪の連結など、集中して作業を進めました。
配線をつなぎ、スイッチボックスと電池ボックスを車体に取り付けたら、からくり台と前輪をクランク棒で連結し、動作確認を行います。最後に「TOYOTA」のロゴと顔のシールを貼って、からくり自動車の完成です!

別室に設けられた試走スペースでは、前輪に取り付けたクランク棒の「差し込み位置」によってタイヤの向きが変わることを発見。子どもたちは、自分で考えながら試走を繰り返し、「実験してみよう!」のシートにある5つの課題に挑戦していました。

今回の体験を通じて、さまざまな部品を工夫して組み合わせることで、力の伝わり方を楽しく学ぶことができました。床の材質によって走り方がどう変わるかなど、ぜひご家庭でもいろいろ試してみてほしいです。

市販の教材キットにさまざまな部品を組み合わせて「からくり自動車」を作ることで、“ものづくり”の楽しさを実感できたのではないでしょうか。最近では、コンピュータ制御のおもちゃが増えていますが、今回のように機械的な仕組みで動きを制御することは、基本的なことで、とても大切なことです。

このような貴重な機会を提供いただいたトヨタ自動車株式会社様とトヨタ技術会様、トヨタ自動車東日本株式会社様の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

※ トヨタ技術会
トヨタ自動車(株)に勤務する社員が任意で加入する団体で、社内のエンジニアを中心に組織されています。会員の技術・技能の向上および親睦を図り、さまざまな事業の技術分野の発展への寄与と地域社会への貢献を目的として活動しています。

9月13日(土)、東北大学サイエンスキャンパスホールにて、株式会社メニコン × 東北大学 みる未来のための共創研究所 様のご協力をいただき、体験型科学教室「コンタクトレンズをとおした『みる』科学」を午前・午後の2回に分けて開催しました。宮城...
17/09/2025

9月13日(土)、東北大学サイエンスキャンパスホールにて、株式会社メニコン × 東北大学 みる未来のための共創研究所 様のご協力をいただき、体験型科学教室「コンタクトレンズをとおした『みる』科学」を午前・午後の2回に分けて開催しました。

宮城県内や隣県から集まった48名の小中学生が、コンタクトレンズ素材やレンズケースを再生する資源循環の研究を体感しながら、レンズ素材の科学に触れる実験に挑戦しました。

まず、株式会社メニコンの紹介とコンタクトレンズの仕組みについての説明からスタート。
「コンタクトレンズはゲルでできている」「ゲルはプリンやゼリーのようなもの」という身近な例を交えたお話に、子どもたちは興味津々!
さらに、メニコンが取り組む資源循環の取り組みとして、使用済みコンタクトレンズケースをリサイクルし、自動車部材に再生していくことも紹介されました。

その後、参加者は3つのグループに分かれ、次の実験にチャレンジしました。
① みる科学:「見える」「見えない」とは?
・見える仕組み、近視の仕組み
・コンタクトレンズの着脱体験(人形を使って)

② ゲルの科学:コンタクトレンズとは?
・ゲルの重合実験(光重合で含水率の異なるポリマーを生成)
・水に入れて膨らむ量の違いを観察、引っ張る力の違いを体験

③ 地球の未来のための科学:資源循環とは?
・ナノテラスでの測定の疑似体験
・集めたコンタクトレンズケースがどうなるかを学ぶ

特に「②ゲルの科学」では、白衣・手袋・マスクを着用し、専門の先生方の指導のもとで行ったコンタクトレンズ製作体験が大人気!
子どもたちにとって、科学の楽しさや不思議さを実感する貴重な時間となりました。

この素晴らしい機会をご提供いただいた株式会社メニコンの皆様に、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!

住所

宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6- 04
Sendai, Miyagi
980-8579

アラート

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