訪問と居場所 漂流教室

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30/04/2026

【5月の漂着教室】

4月29日から5月6日までGW休みです。5月7日より再開いたします。何かありましたらスタッフまでご連絡ください。

Photos from 訪問と居場所 漂流教室's post 29/04/2026

日曜日は余市のサンデースクール。東京出身の中学生に北海道特産のものを食べてもらおうと、スープカレーとこまいの干物を食べてみた。スープカレーはベル食品の素を使ったので、そこも北海道らしいだろう。こまいの干物はチータラっぽかったらしい。まあ、タラ科の魚なので当たりである。(山田)

22/04/2026

【フリースクール覚え書き】北海道自由が丘学園夕張スクール

1986年、北大教育学部教授だった鈴木秀一さんを中心に「新しい教育・学校をめざす研究会」が結成された。子どもが主人公の教育、学校づくりを目指して活動を続け、1995年に「北海道自由が丘学園設立委員会」を立ち上げる。市民立での学校法人設立運動は幅広い層の賛同をあつめた

学校設立に向け札幌市内で用地を探すも難航。対象地域を全道に広げる。これに夕張市が呼応、廃校となった鹿の谷小学校(建てられたのは大正時代!)の無償貸与などを定めた協定書を交わした。学校法人設立を目指しつつ、1998年、未認可の中学校「北海道自由が丘学園夕張プレスクール」を開校(のちに北海道自由が丘学園夕張スクールに改名)。初年度は道内外から16名の生徒が入学した

子どもを学ぶ主体者と位置づけ、点数による序列を廃止。新しい教育実践を追及する「実験学校」を志向した。授業は無学年制で、体験・総合型の学習を重視。また、北海道教育大学釧路校と提携し、学生による授業が3か月ごとにおこなわれた。なにより特徴的だったのが寄宿制で、公営住宅を借り上げた寄宿舎で月曜から金曜までスタッフと生徒が共同生活を送った(遠方からの生徒は週末も寄宿舎に残った)。すべて手探りの実践は簡単ではなく、退職するスタッフも出た

途中、校舎を移転し夕張での実践は5年続いた。だが、学校法人認可の目処が立たず、2003年、札幌に戻る。月寒の施設を拠点にフリースクール「北海道自由が丘学園月寒スクール」を開校、NPO法人格を取得し現在に至る

一方、認可学校設立の意思は消えずに残っていた。鈴木秀一さんは2015年に他界するが、NPO法人理事である細田孝哉氏の声かけにより「北海道に『自由な小学校』をつくる会」が発足。札幌近郊の自治体に廃校舎活用を打診し、長沼町の協力を得る。紆余曲折を経て2022年に学校法人設立。翌年4月に小学校開校。テストもクラスもない、先生もいないユニークな学校として注目をあつめた。今年、中学校を開校。義務教育学校「まおい学びのさと小中学校」となった(相馬)

※鹿の谷小学校は2011年に取り壊され、石碑と門柱のみが残る

17/04/2026

2025年度の活動報告書ができ上がりました。順次、発送いたしますのでしばしお待ちください

昨年発送分で何通か宛先不明で戻ってきたものがあります。そういえば会員なのに届いてないなという方がいらっしゃいましたらご一報ください

web上でも見られます。リンク先からどうぞ(相馬)
https://drive.google.com/file/d/1XQa1wzMv18FK5AShggr21XBKQTnM6myz/view?usp=drive_link

03/04/2026

新年度1食目の漂着ご飯は、豚バラ肉焼きにとろろのどんぶりです。水菜のサラダとお揚げのお味噌汁も召しあがれ。(山田)

03/04/2026

久々!【フリースクール覚え書き】スコレー札幌

漂流教室を始めたころ、もっとも親の会と親しかったのはスコレー札幌の代表、栄花寛さんだった。「慕われていた」と言った方が適切だろうか

小学校の教師だったが、1989年、スコレー札幌を立ち上げる。順番通り進まなくても、できるところから学習に取り組み、最終的に必要な学力を得る「バイパス学習」を提唱。講演では「不登校から東大や京大に行った子もいる。学力は心配いらない」とよく話していた

学習支援の印象ばかり強いが、日本財団編『大人が変われば子どもも変わる 脱「不登校」~42人の軌跡~』(2003年)を見ると、「心身の疲れを癒せる居場所」が理念の一番上にある。アーベルの会のブログでも「子どものその時その時にしっかりとオーケーを出して、認めてくれて」いたと書かれている。だから慕われたし、それがあっての学習だったのだろう

不登校の子が勉強しようと思い立ったときに、なにをどれくらい学ぶか指標になるような問題集をつくりたい。栄花さんが呼びかけ、漂流教室も参加を決めた。その後、栄花さんは病に倒れ、プランは立ち消えとなった。あの問題集が完成して、道内のフリースクールがどこもそれをつかっていたらと、いまでも想像することがある

スコレー札幌は息子さんが継いだが、次第に先細り、2010年代半ばに活動を終えた。建物はまだ残っている(相馬)

アーベルの会ブログ 02/04/2026

札幌にある親の会「アーベルの会」が3月で活動を休止しました

立ち上げが1995年12月。そこから毎月例会を開いて31年です。2008年からはブログを開始。例会報告のほか、ヒントになった講演や書籍、当時の心境などが綴られています。読み返すと10数年前の投稿に発見があったり、できればこのまま残しておいてほしいと思います

最後のブログは次のような挨拶で終えられていました

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「不登校」は自分の命を守る行動です。

これ以上、学校に通い続けると命に危険がおよぶとアラームがなっている状態です。

大人が子どもを傷つけず、追いつめず、子どもの声に耳を傾けさえすれば、子どもは自らの力で自分の人生を歩いていきます。

不登校は長い人生の一時でしかありませんし、道はひとつではありません。

今悩んでいる親御さんたちに伝えたいのは、ひとりで悩まないでほしいということ。

学校に行かないと、子どもも親も世界に自分の居場所がないと追いつめられてしまうかもしれませんが、世界は学校だけじゃありません。

苦しい場所で無理に頑張らなくても、人生は終わりじゃないよと伝えたいです。

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「不登校」は自分の命を守る行動――。多くの親の会がおなじ結論にたどり着きます。それが、いつの間にか「選択」が幅を利かせ始めました。「道は一つではない」と「どの道を選ぶ?」は似ているようでまるで違います

漂流教室をはじめたばかりのころ、アーベルの会含めいろんな親の会に顔を出し、話を聞かせてもらいました。あのときの経験が、漂流教室の屋台骨になっています

そこから20数年。お世話になった親の会もひとつ、またひとつとなくなっていきます。得たものを世の中に返していかねばとあらためて思います。そして、いまの話も聞きたい。また、あちこちに顔を出そうと思うのでした(相馬)

アーベルの会ブログ アーベルの会(不登校の子どもをもつ親の会)のブログです。

31/03/2026

【4月の漂着教室】

4/29〜5/6まではゴールデンウィークのため休みします。急ぎの連絡はスタッフの携帯電話までお願いします。

「まともな大人育てる」ロシアで広がる愛国教育 プーチン氏肝いり、侵攻後に予算20倍 告発映画が米アカデミー賞:北海道新聞デジタル 26/03/2026

3月21日の北海道新聞に「『まともな大人育てる』ロシアで広がる愛国教育」との記事が出ていた(リンク先は会員限定)

ウクライナ侵攻後、軍事愛国教育の予算が20倍に増加。愛国心や国への忠誠など国を守る覚悟を育てるほか、「男らしさ」「女らしさ」「ロシアの伝統的価値観」を学ぶ。初等軍事訓練も復活した。授業時間は全体の12%におよび、幼稚園から教育が始まるという

仮に日本でこのような動きがおきたとして、オルタナティブ教育団体が抵抗できるかといえば難しい。自分たちを認めさせようと講じたさまざまな施策が逆に首を絞める

指導内容に盛り込まねば認証しないと言われたら? 愛国教育を進める団体じゃなければ利用料補助が認められなかったら? 条例を根拠に「教育機会の確保」を求められたら? すでに「誰一人取り残さない」構造に組み込まれている

それに「多様な学び」は全体主義教育と相性がいい。学校や教師というフィルターをはさまずダイレクトに子供にかかわれる。でかいNPOが自治体に代わり全国に「教育機会」を提供することも可能だ。保護者へのサポート(介入)だってできる

このまま「多様な学び」を掲げて進むのは危ない。「子どもの権利」を基軸にと言いたいが、これまた最近つかわれ方が怪しく注意が要る

拠るべきものが見つからず、さてこれからどう進もう。そういやここは漂流教室だった。じゃあふらふらするのも仕方ないやと、いつものオチ。わかんないものはわかんないのだ。次年度、あちこちに勝手に押しかけて、不登校について教えてもらう企画をしたいと思ってます。ご協力よろしくお願いします(相馬)

「まともな大人育てる」ロシアで広がる愛国教育 プーチン氏肝いり、侵攻後に予算20倍 告発映画が米アカデミー賞:北海道新聞デジタル ウクライナ侵攻を続けるロシアで、祖国や軍隊への忠誠心を高める「軍事愛国教育」が急拡大している。侵攻が始まった2022年からプーチン大統領の肝いりで強化され、予算は侵攻前の約20倍に増加。幼少期から国を...

Photos from 訪問と居場所 漂流教室's post 18/03/2026

砂川にある「みんなの秘密基地」に行ってきました。すごい。素敵空間だった

吹き抜けの天井と広いロフト。太い梁。この感じは確かに「基地」だね。基地って空間を立体的につかってるイメージなので。あの梁に上りたい。「みんなの」なのに「秘密」がついて、集団と個人と両方大事にするメッセージになっている

フリースクールにユースセンターに子ども食堂にお茶会に、いろんな事業を手がけ、しかもどれも無料なんだと。いかれてる(ほめ言葉)。リンク先に寄付ページがあるから、応援してあげてください(相馬)

https://www.npo-minnano.com/

13/03/2026

先週のできごと

久しぶりに以前訪問していた子が漂流教室に遊びに来てくれました。一緒にその子の母校のInstagramを見ていたところ、卒業生たちがよく学校に遊びに来ている様子が投稿されていました。しかも去年の卒業生だけでなく、5年前の卒業生の姿も。頻度も高く、月に1回ほど顔を出しているようでした

わざわざ卒業後に職員室まで会いに行って何を話すのだろう。もし自分が卒業生だったとしても、特別に相談したいことがあるわけでもないし、発表したい近況があるわけでもない。特別に会いたい先生がいるわけでもない。成人の挨拶に行くのならわかる気もするけれど月に1回は行かないと話していました。理由もなく定期的に職員室に遊びに行くのはなぜなんだろう

帰り際、その子がふっと思いついたように言いました。「わかった! 私には漂流教室があるから職員室に行かないんだ」「みんなは漂流教室がない。だからみんな卒業した後も定期的に職員室に行くんだ。そうだきっと」

特別な相談があるわけでもない。話したいことがはっきりあるわけでもない。でも、会いたいとき暇になったときにふらっと行ける場所がここ。自分にとってはそれが漂流教室で他の子にとってはそれが職員室なんだと、その子が言いました

それってまさに居場所のことだよなぁと思いました。目的があるから行くのではなくて、行きたい時に行ける会いたい時に会える人がいる場所。ある子にとっては学校の職員室と先生たちで、その子にとっては漂着教室が居場所なのだと帰り際のその言葉で気づきました

卒業後も居心地がいい職員室。卒業生たちも何か目的があって遊びに来ているわけじゃないんだね。居場所に行くのに理由なんて必要ないのだからと思いました

在学していた学校の職員室がその子たちにとっての大事な居場所だという考えに至らなかった自分が悔しいな。居場所の形は人それぞれなのにね。そして夜、「私には漂流教室があるから」という言葉を頭の中で反芻して、少しだけ泣きそうになりました(茂木)

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