12/05/2026
世の中は、私たち消費者の「もっと便利に、もっと綺麗に」という声に応える形で形作られてきました。しかし、その「過剰な清潔さ」や「利便性」への渇望が、今、自然界を静かに追い詰めています。
「カビの生えないパン」「虫が全くいない野菜」「洗浄されすぎたカット野菜」
そして、手軽で安価なファストフード。
昨年、和歌山の梅農家さんから「ミツバチが激減して生産量が半減した」という悲痛な声を聞きました。そんな中、うちの畑には蜂がぶんぶんと飛び交っていて、作業中は少し怖いなと感じることもありました。
しかし、そのおかげで、みかん、八朔、柚子など、たくさんの実りがありました。
そんな豊かさを知ると、蜂たちは決して怖いものではなく、「自然の摂理」そのものなのだと改めて実感します。
ところが今年も、梅農家さんは「さらに蜂が少ない」と嘆いています。
そしてついに、あんなに賑やかだったうちの畑からも、蜂の姿が消えてしまいました……。
温暖化の影響で花の開花が早まり、生態系のサイクルが狂い始めているという説もあります。虫たちにとって、この地球はどんどん居心地の悪い場所になっているのでしょうか。
蜂がいなくなれば、次に現れるのは「人工受粉」という技術です。
ドローンや液体花粉など、効率だけを追い求めた解決策は一見スマートに見えます。しかし、ミツバチは単に受粉を助けるだけでなく、多様な植物の連鎖を支える「基盤(キーストーン種)」です。その役割を、人間が作った機械で本当に代替できるのでしょうか?
「安全だ」と言われ続けてきた農薬や添加物。
確かに「直ちに」影響はないのかもしれません。
しかし、祖父母世代の選択が孫の世代にまで影響を及ぼす「エピジェネティクス(遺伝子への蓄積)」の視点で見れば、近年の研究でもその重大な関わりが示唆されています。
3世代目となる今の子供たちに増えているアトピーやアレルギー、成人病の若年化、そして少子化といった現象は、決して無関係ではないはずです。長期的な影響を証明するエビデンスがないことこそが、最大のリスクではないでしょうか。
私は大袈裟ではなく、人類の本当の豊かさと繁栄のために何ができるかを考え、行動を選択したいと常に考えています。私が目指すのは、かつての地球にあったような、自然の多様性が溢れる「生物循環」を取り戻すことです。
これからの時代の「繁栄」とは、人口が増え続けることでも、便利さを極めることでもありません。豊かな地球の姿に合う「適切な人口」へと変化し、拡大ではなく「循環のサイズを適正にする」ことが、本当の豊かさへと繋がると信じています。
これからは、便利さの目的や意味合いが変わってくるでしょう。
不便や怖さの先にこそ、真の実りがあること。
不揃いな野菜や、虫のいる風景を愛でる感覚を取り戻すこと。
自分は何を見て、何を考え、何を選択するのか。
そして、次世代を担う子どもたちにも、その背中を伝えていきたい。
畑イベントも、淡輪合宿も、発酵調味料の教室も、洋裁教室も、学童運営も、イベント企画も。
私のすべての活動は、そんな想いが土台にあります❣️
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そして最後に。
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