大畑恵三(jmc音楽院)

大畑恵三(jmc音楽院) Jmc音楽院では幼児から高齢者までの幅広い年齢層の方々が音楽の喜びに触?

jmc音楽教室《夏のミニ・コンサート》 7月30日(日)は恒例の《夏のミニ・コンサート》。ピアノの独奏を中心とした発表会です。今回の特色の一つは、子供達とお母さんの連弾が沢山見られること、jmc音楽教室の卒業生がお母さんになって、そのお子さ...
23/07/2023

jmc音楽教室《夏のミニ・コンサート》

 7月30日(日)は恒例の《夏のミニ・コンサート》。ピアノの独奏を中心とした発表会です。今回の特色の一つは、子供達とお母さんの連弾が沢山見られること、jmc音楽教室の卒業生がお母さんになって、そのお子さんが新たな生徒として入室する例が沢山あって、その嬉しい姿が連弾のプログラムとして現れていて、なんとも微笑ましい・嬉しい光景です。

 社会人の生徒さんにはモーツアルトの歌劇「後宮よりの逃走」のNo.6コンスタンツェのアリアに挑戦する生徒もいます。音大の卒業生でも難しいアリアを、基本から一歩一歩歩みを進めた末に挑戦する・・素晴らしいと思います。指導者として非常にやり甲斐を感じます。是非とも頑張って欲しい、そう願います。

 プログラム表紙の写真はイタリア・スイスを旅した折、ブラームスが夏の避暑地として滞在したトゥーン湖をクルージングした時のものです。この旅ではミラノで見た「最後の晩餐」・ハーダークルムで我々のために特別にヨーデルのグループを呼んで頂いて、アルプスを背景にして野外でヨーデルを聴いたこと等が強く心に残っています。

『吹奏楽の基礎』<理論と実習Ⅱ> 日本のブラス(特に学生)に共通する<問題点>が存在すると、永年感じ続けてきた・・「リズム」の問題だ。非常に多くのブラスバンドでは、金賞を受賞する団体までもが、共通して『リズムが無い!』のだ。 細かい音符の譜...
14/07/2023

『吹奏楽の基礎』<理論と実習Ⅱ>

 日本のブラス(特に学生)に共通する<問題点>が存在すると、永年感じ続けてきた・・「リズム」の問題だ。非常に多くのブラスバンドでは、金賞を受賞する団体までもが、共通して『リズムが無い!』のだ。

 細かい音符の譜割りは緻密に演奏するのだけれど、イザその<リズム>となったら、全くの平板の演奏に終始している・・・それは本当に驚くほど<リズムが無い!>。

 歴史的民族的特性が言語にまで影響して、見事なほどリズム感に乏しい感性を育んだ(数少ない例外として「阿波踊り」があるのかもしれないが....)。

 日本は『農耕民族』、「苗を水田に植えつける」作業<ダウンビート>が生命を存えることへの第一歩となる。日本民族のビート感の根源がここかから生まれる。一方西欧は狩猟民族。鎧に足を乗せ、乗馬を乗りこなす膝が生み出すリズムは<アップビート>。<アップビート>と<ダウンビート>、楽譜にはそのような相違を指摘する楽語は存在しない、そのような楽譜を<ダウンビート>の民族が演奏すれば、見事にダウンビートの音楽が生まれることになる。

 しかし、考えてもみて欲しい。例えば役者としてお芝居に出演するとして、京都のお公家さんの芝居をチャキチャキの江戸弁で歯切れ良くこなしてしまったらどうだろう?例えば「遠山の金さん」をコテコテの難破言葉でやってしまったら・・・もうソレはギャグ以外の何物でも無い世界の出現となる。

 民族の持つリズム感、イントネーション、音質などはその国の民族(作曲家)の魂・精神・心情と密接不可分なものであることは自明。そのような部分を無視して楽譜の譜割りの指示を再現することにのみ異常に集中することで事足りるのだろうか?大いに疑問が残る。

 第Ⅱ巻に<リズム>の項目を加筆しようと考えている。果たして<リズム>は何処から生み出されるのか?・・・案外、知らない人が多いのでは無いだろうか。

『吹奏楽の基礎』理論と実習ーⅠ私の指揮法の生徒に、中学のブラスの指導をしている先生が居ます。4月に新入生が入ると、吹奏楽素人の彼らへの指導に頭を悩まされます。学校の先生はただでさえ様々な指導に時間を取られ、多忙を極めます。「何があったら指導...
12/07/2023

『吹奏楽の基礎』理論と実習ーⅠ

私の指揮法の生徒に、中学のブラスの指導をしている先生が居ます。4月に新入生が入ると、吹奏楽素人の彼らへの指導に頭を悩まされます。学校の先生はただでさえ様々な指導に時間を取られ、多忙を極めます。「何があったら指導の手助けになる?」と尋ねてできたのが『吹奏楽の基礎』理論と実習ーⅠ巻/2巻。今日のレッスンで彼の携帯にコピーして、色々触ってもらうことにしました。現場の先生の意見を求めたいと考えたからです。楽器演奏に入る手前の段階での、最も重要な基礎からシッカリと記述いたしました。基礎の楽典から、楽器入門の初期段階の練習方法について、<音>の出る電子書籍の強みが十二分に発揮された指導書です。最も重要な<基礎>について、身体の使い方、取り組む<姿勢>などを、<楽典>の基礎知識と共に学べるように工夫しています。子供達のお役に立てれば嬉しい。

Tom-netトップページの印象が暗く、私がザルツブルグで撮影した画像の色調を調整したものを使ってもらうことにしました。色々注文を出して修正を加えている最中です。スマホ用トップの幅などにも注文をつけて修正を依頼しているところです。
26/06/2023

Tom-netトップページの印象が暗く、私がザルツブルグで撮影した画像の色調を調整したものを使ってもらうことにしました。色々注文を出して修正を加えている最中です。スマホ用トップの幅などにも注文をつけて修正を依頼しているところです。

<トーサイ音楽ネットワーク>ホームページ制作 Tom-netのホームページ制作の第一段階を終えました。必要な項目の配置・設定と基本の枠組を決定しました。 細かい作り込みはこれからです。一応全体の細部まで組み込みを終えて、更に画像の入れ替えな...
22/06/2023

<トーサイ音楽ネットワーク>ホームページ制作

 Tom-netのホームページ制作の第一段階を終えました。必要な項目の配置・設定と基本の枠組を決定しました。

 細かい作り込みはこれからです。一応全体の細部まで組み込みを終えて、更に画像の入れ替えなどの作業を進めてイメージを明確にしたHPに作り上げてゆきます。

 トップページの画像は私が欧州への第一歩を印したザルツブルグの画像を選んでくれました・・・・ただ、少々薄暗い印象の画面なのではないか?と戸惑いも覚えています。私自身が撮影した写真をjmc音楽教室に使用していますが、それはもっと明るい画像です。

 これから7月にかけて細部の作り込みを進めてまいります。

<トーサイ音楽ネットワーク>の創設に関わって18年前、秋山和慶さんと『斉藤秀雄先生の遺志』を継承する事業を始めましょう、と取り掛かった準備・・研究と検討を重ねて明確な姿にまとめ上げたのが3年前です。 今、新たなホームページ制作に業者との打ち...
13/06/2023

<トーサイ音楽ネットワーク>の創設に関わって

18年前、秋山和慶さんと『斉藤秀雄先生の遺志』を継承する事業を始めましょう、と取り掛かった準備・・研究と検討を重ねて明確な姿にまとめ上げたのが3年前です。

 今、新たなホームページ制作に業者との打ち合わせが始まろうとしています。福岡の我がjmc音楽研究所で実際の活動の雛形を作り、順次インターネットのプラットホームを軸にして全国展開を進めてまいります。

 <Tom-net音楽研究会>のメンバーを募り、本活動をスタートさせます。毎月(A)第2火曜日<プログラム研究会>(B)第3火曜日<声楽・オペラ研究会>(C)第4火曜日<コンツェルト研究会>、時間はPM1:00-3:00。(会場)jmc音楽研究所小ホール。
 (A)は幼稚園・小学校・中高の巡回演奏会プログラムを検討、練習にとりかかります。(B)はメンバーの話し合いによりオペラ・リートの演目を選定し、演奏会プログラムを目標として研究活動を行います。(C)は様々な独奏楽器による協奏曲の演目を選定、練習・研究を重ねます。
 (A)の研究活動は全国どこからでも参加が可能。今後様々なテーマで研究活動を推進し、クラシック音楽界の振興に寄与するべく努めてまいります。

 参加希望者は下記アドレス宛<Tom-net音楽研究会>参加希望の件名でお申し込みください。
[email protected]  jmc音楽研究所

jmc音楽教室“春の合同発表会” 恒例の“春の合同発表会”、<大野城まどかぴあ>の小ホールで開催いたしました。今回は小学校低学年の生徒達が素晴らしい才能を発揮!素直に「嬉しいな...!!」と心の底から感じました。「人生の希望は次世代の成長す...
03/05/2023

jmc音楽教室“春の合同発表会”

 恒例の“春の合同発表会”、<大野城まどかぴあ>の小ホールで開催いたしました。今回は小学校低学年の生徒達が素晴らしい才能を発揮!素直に「嬉しいな...!!」と心の底から感じました。「人生の希望は次世代の成長する姿の中にしか見つからない」・・・つくづくそう思います。

 今年の低学年の子ども達があんまりスゴイので、例年は3−4年生から体験させる<アンサンブル>を、特別に低学年にも体験できるように方針を変えました・・・「がッ!」、今年の子ども達は物凄い能力を発揮して、<やる気>満々で素晴らしい演奏を披露してくれました。大人の先入観なんて、しょうもない物です....。

“第124回jmc音楽サロン”の開催
16/01/2023

“第124回jmc音楽サロン”の開催

現在、日本文化芸術振興基金に助成申請中ですが、開催予定のホールの持ち主の市にも、文化芸術助成の制度があるので、進められてソコへの申請の準備も進めています。幼稚園の協賛も頂き、幼稚園児の出演の道も開けてきました。四半世紀に渡って抱き続けた構想...
11/01/2023

現在、日本文化芸術振興基金に助成申請中ですが、開催予定のホールの持ち主の市にも、文化芸術助成の制度があるので、進められてソコへの申請の準備も進めています。幼稚園の協賛も頂き、幼稚園児の出演の道も開けてきました。四半世紀に渡って抱き続けた構想です。心して取り組んでまいります。

<金子みすずの“詩”>

5年前の投稿を一部手直ししてシェアしたい。実は今年の文化庁の助成金申請に向けて準備をしていたところ、今年の申請条件に「昨年より売上が20%以上減少」した団体に限ると言う条件がついてしまい、今回の申請は諦めざるを得なかったと言う経緯がありました。

 現在、構成:矢崎節夫(金子みすず記念館/館長)、作曲:香月修(桐朋学園作曲科主任教授/前職)で<日本芸術文化振興会>への申請を準備中。
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<金子みすずの“詩”>

 5年前から金子みすずの詩集を入手して、データの収集作業にとりかかっていました。・・・と言うのも、かなり以前より金子みすずの詩と音楽を融合させる舞台を作りたいとの願いを持ち続けていたからです。

 金子みすずの詩は、非常に多くの作曲家が歌曲として取り上げているようですが、個々の歌曲そのものについては知りません。おそらくソプラノが歌うのでしょうが、私には大人が歌って『金子みすずの魂』が表現又は出現するとは思われないのです。かつて芝居も見ましたが、それも<嘘>としか思えませんでした。You Tubeで「歌」検索して見ましたが、何処にでもあるようなメロディーに金子みすずの歌詞を載せたような代物で・・・こう言うのは「替え歌」と何ら変わることはなく問題外と感じました。

 金子みすずの《ピュアな魂》が見ているものは、「この世の真実」そのものです。<真実>は「見えるもの」「感じるもの」そのものにあって、それ以上でもそれ以下でも無い。何の説明も解説もしない「見えるもの」そのものの内側に<真実>があり、「見えるもの」の背景に<創造主>や<神>への畏敬の念は感じられても、人間がとやかく説明したり解説したりは出来ないものです。『何も解っていない!』人間にそんなこと出来る訳がありません.....。

 人間の「目に見える」もの、「心に感じる」もの、そして「想像と空想できる力」!これら全ては、当人にとっての紛れもない<真実>でしょう。金子みすずの詩は我々自身を<真実>の原点に引き戻してくれます。

 『天使の歌声』・・ボーイプラノのその『声』そのものが、我々に《無垢な天使の魂》を感じさせてくれます。金子みすずの『魂』も、同様の視点を持った幼児(幼稚園〜小学校低学年)の<語り>(朗読・群読)によってしか表出されないのではないか.....永年そう思い続けてまいりました。それと音楽を融合させた舞台・・・それを作り上げることを狙っているのです。それを国の助成金で実現させようと準備しています。

Concert 《音の星座》 Vol.ⅩⅢ令和4年11月6日(日)PM4:00 開場 PM4:30 開演会場:ジェイエムシー音楽研究所 2F ホール主催:株)ジェイエムシー音楽研究所   Tel.092-575-3267Piano大畑康子 ...
10/10/2022

Concert 《音の星座》 Vol.ⅩⅢ

令和4年11月6日(日)PM4:00 開場 PM4:30 開演
会場:ジェイエムシー音楽研究所 2F ホール
主催:株)ジェイエムシー音楽研究所   Tel.092-575-3267

Piano大畑康子 Violin貞国みどり Cello宮田浩久

《ピアノ・トリオの夕べ》

モーツアルト ピアノとヴァイオリンの為のソナタ 変ロ長調 KV 570
ベートーベン ピアノとチェロの為のモーツアルトのオペラ「魔笛」の
      「恋を知るものは真の男よ!」の主題による七つの変奏曲
ブラームス ピアノ・トリオ No.2 ハ長調 作品87

<金子みすずの“詩”>5年前の投稿を一部手直ししてシェアしたい。実は今年の文化庁の助成金申請に向けて準備をしていたところ、今年の申請条件に「昨年より売上が20%以上減少」した団体に限ると言う条件がついてしまい、今回の申請は諦めざるを得なかっ...
12/09/2022

<金子みすずの“詩”>

5年前の投稿を一部手直ししてシェアしたい。実は今年の文化庁の助成金申請に向けて準備をしていたところ、今年の申請条件に「昨年より売上が20%以上減少」した団体に限ると言う条件がついてしまい、今回の申請は諦めざるを得なかったと言う経緯がありました。

 現在、構成:矢崎節夫(金子みすず記念館/館長)、作曲:香月修(桐朋学園作曲科主任教授/前職)で<日本芸術文化振興会>への申請を準備中。
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<金子みすずの“詩”>

 5年前から金子みすずの詩集を入手して、データの収集作業にとりかかっていました。・・・と言うのも、かなり以前より金子みすずの詩と音楽を融合させる舞台を作りたいとの願いを持ち続けていたからです。

 金子みすずの詩は、非常に多くの作曲家が歌曲として取り上げているようですが、個々の歌曲そのものについては知りません。おそらくソプラノが歌うのでしょうが、私には大人が歌って『金子みすずの魂』が表現又は出現するとは思われないのです。かつて芝居も見ましたが、それも<嘘>としか思えませんでした。You Tubeで「歌」検索して見ましたが、何処にでもあるようなメロディーに金子みすずの歌詞を載せたような代物で・・・こう言うのは「替え歌」と何ら変わることはなく問題外と感じました。

 金子みすずの《ピュアな魂》が見ているものは、「この世の真実」そのものです。<真実>は「見えるもの」「感じるもの」そのものにあって、それ以上でもそれ以下でも無い。何の説明も解説もしない「見えるもの」そのものの内側に<真実>があり、「見えるもの」の背景に<創造主>や<神>への畏敬の念は感じられても、人間がとやかく説明したり解説したりは出来ないものです。『何も解っていない!』人間にそんなこと出来る訳がありません.....。

 人間の「目に見える」もの、「心に感じる」もの、そして「想像と空想できる力」!これら全ては、当人にとっての紛れもない<真実>でしょう。金子みすずの詩は我々自身を<真実>の原点に引き戻してくれます。

 『天使の歌声』・・ボーイプラノのその『声』そのものが、我々に《無垢な天使の魂》を感じさせてくれます。金子みすずの『魂』も、同様の視点を持った幼児(幼稚園〜小学校低学年)の<語り>(朗読・群読)によってしか表出されないのではないか.....永年そう思い続けてまいりました。それと音楽を融合させた舞台・・・それを作り上げることを狙っているのです。それを国の助成金で実現させようと準備しています。

ターニングポイント〝 祈り〟との出会い2018年 01月 15日 私の音楽における最も貴重な体験は、今から四十年程も前にさかのぼります。欧州留学の第一歩を印したザルツブルグにおける「出会い」、それは偶然とも言えるものでした。 旧市街、ホーエ...
02/09/2022

ターニングポイント〝 祈り〟との出会い
2018年 01月 15日
 私の音楽における最も貴重な体験は、今から四十年程も前にさかのぼります。欧州留学の第一歩を印したザルツブルグにおける「出会い」、それは偶然とも言えるものでした。

 旧市街、ホーエン・ザルツブルグ城の建つ小高い丘は、爽やかな夏の風と美しい緑に包まれた格好の散歩道でした。ある日、その丘を縦走するコースを散策いたしました。ザルツァッハ川の下流側から登り、ホーエン・ザルツブルグ城の下を通り過ぎて、上流側の端までの道を歩いたのです。

 旧市街を左手に見ながら、丘の端にたどり着いたのは夕方近く。柔らかい夕暮れの日差しが辺りの風景をオレンジ色に染めはじめていました。突き当たりまで来ると、道は右側にカーブをきり、丘の裏側へとつづいています。カーブするところにアーチ状の門があり、見上げる位置にマリア様の像が立っていました。

 丘の裏側は、遠くオーストリア・アルプスの峰々を背景に、教会の尖塔が夕日に輝く美しい風景がひろがっていました。道にそって丘の裏側にUターンしますと、右手に門があります。修道院のお御堂、私は大きな重い木の扉を押して、中に入りました。

 誰一人いないお御堂の中は、暗く静まりかえっています。堂内をゆっくりと見たあと、後方にある木の古い長椅子に座りました。薄暗い静寂の中で、まるで止まってしまったかのような時の流れ・・・。

 修道院の小さな鐘がなり、後方の頭上から人の歩む足音が聞こえました。二階部分の窓がお御堂の内部へ向かって半開きとなっています、そして何やらもの音がした後、お御堂の中にオルガンの音が流れ込んでまいりました。“夕べの祈り”が始まったのです。予想外の出来事に、静かに耳を傾けながら座り続けました。

 お祈りの言葉はありません。すべてが賛美歌です・・・。そして、聴くうちにそれが「歌」さらには「音楽」ですら無いことに気付かされました。そのすべてが「祈り」そのものだったのです。それ以外の何物も、そこにはありません。

 ヨーロッパに着いたばかりの私は、日本での音楽活動のことを思い返していました・・・我々は「何か」をやろうとしすぎていたのではないか・・・、ほとんど意味も分からぬままに、何かを「表現」することが演奏することだと思ってはいなかったか・・・・。

 この体験が私の音楽人生のターニング・ポイントになったことは確かです。その後、ザルツブルグを訪問する度に、私は必ずここ(ノンベルク修道院)を訪ねます。旅の同行者にも是非とも体験してもらいたくて訪れるのが、ノンベルク修道院の“夕べの祈り”です。

 今日、音楽に「魂」が失われ、宗教音楽にさえ「祈り」が見失われています。音楽が「表現」の一手段となり、演奏がパフォーマンスと化しています。「魂」はどこにいったのでしょうか?「心」は何処にその住処を変えてしまったのでしょうか?これは、単に「音楽」だけの問題ではなく、現代という「時代の精神」の抱える問題なのではないのだろうか・・・そんな気がしてなりません。

住所

福岡県
Onojo-shi, Fukuoka
8160923

営業時間

月曜日 10:00 - 22:00
水曜日 10:00 - 22:00
木曜日 10:00 - 22:00
金曜日 10:00 - 22:00
土曜日 10:00 - 22:00

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