04/06/2026
諦めそうになったとき、あなたはどうしますか。
「もうやめようか」「私には無理だ」。
そんな声が頭をよぎる瞬間は、誰にでもあります。でも、諦めないとはどういうことなのか。根性や精神力の話ではなく、「技術」として人生を変えることができるとしたら。
5月12日の大分支部会で、そのことを自らの人生を通して証明してきた人が登壇しました。
☆第一部(実践事例プレゼン):小野 摩弥 氏
テーマ:「人はいつからでも変われる〜人生を変える人間関係の力〜」
「皆さん、今まで諦めたことってありますか?」
金髪に眼鏡、満面の笑顔で登場した小野氏の第一声でした。「人は聞いたら明日には70%忘れる」。
だから「金髪眼鏡が言ってたな」と思い出すだけでいい、何か一つだけ「私が実践したこと」を持ち帰ってほしいと。会場が笑顔になりました。
小野氏は福岡でエステサロンを経営して22年。シングルマザーとして息子を育てながら走り続けてきた経営者です。26歳で離婚後、29歳で独立し、口コミだけで年間1,500人を集めるほど順調な出発でした。
しかし34歳のとき、癌を患います。子宮を摘出し、「自分には女性としての価値がない」と思い込んだ小野氏は、現実逃避のようにアルコール依存、ギャンブル依存に陥ります。満員だったサロンの客はゼロになり、借金は膨らみ続け、名門校に進んだ息子の学費が毎月30万円。ポストを開けることが怖くて今でも開けられない。そんな話を、小野氏は笑いを交えながら語りました。
そして成人式を過ぎた頃、息子から「親子の縁を切ってください」と言われます。
「全部息子のせいにしていたんです。息子が全国大会に連れて行ってくれるたびに、お金がないって怒鳴り続けていた。最低でした」
その人生の底で出会ったのが、アチーブメントの講座でした(2019年12月)。選択理論心理学。「人は外側の出来事で苦しむのではなく、人間関係の中で自分の願望が満たされないときに苦しくなる」という考え方との出会いが、すべてを変えます。
衝撃でした。今まで「息子が悪い」「環境が悪い」と思っていた。でも本当は、自分が息子に対して批判・責める・文句・脅し・褒美で釣るという「7つの致命的習慣」をやり続けていただけだったのだと。そこから小野氏は変わり始めます。「傾聴する、支援する、励ます、尊重する、信頼する、受容する、意見の違いについて交渉する」。身につけたい7つの習慣を、既読にもならない息子に向けて続けました。
セルフカウンセリングで「私は何を求めているのか」を繰り返し問い、アチーブメントピラミッドで人生理念(「感謝・邁進・継続」)と人生ビジョンを定め、2030年までにシングルマザー奨学金を設立するという目標を立てました。そして第2領域(重要だが緊急でないこと)への時間とお金を集中的に投下し、徹底的なプランニングを実行し続けました。
「未来のお客様が何を求めているのかを理解する」ことを軸にしたコンサルの結果、受講生のサロンが「売上10万→100万超え」「月5人→満席」という成果が続出。7年間の実践で自身のサロン業績は8倍、全国100名以上の受講生を抱えるコンサルタントとなり、先週は岩手・沖縄・福岡・東京を飛び回るような毎日を送っています。
そしてプライベートでは4年前、息子が婚姻届の証人になってくれました。
「人生は失敗で終わるのではなく、自分で終わらせた時に終わる」
「才能じゃないんです。技術で人生は変えられる。私が証明しているから、自信を持って言えます」
「曖昧な思考からは、曖昧な結果しか生まれない」
その言葉が、会場に静かに染み渡りました。
☆第二部:目標達成の13の原則を学ぶ
テーマ:原則8「協力者をつくる」 ファシリテーター:上野 倫明 氏(リフォームファイン 代表 / JPSA認
定アシスタントプロスピーカー) 実践シェア:前田 里香 氏(JPSA認定アシスタントプロスピーカー)
「三人寄れば文殊の知恵」「衆力功あり」「千人心を同じうすれば則ち千人の力を得」。
上野氏は冒頭で、古くから語り継がれてきた「協力者の力」を紹介しました。一万人の大軍も、心が通っていなければ一人分の役にも立たない。本書では、自分の人生に明確な目的を持ち、その人の成功が自分の成功になる人を「パワーパートナー」と定義しています。
今回の実践シェアを担ってくださったのは、前田 里香 氏。23年間プログラム開発の仕事に携わってきた前田氏は、「自分一人でやる」環境の中で「周りに頼ることは弱さだ」という信念が自然に染みついていたといいます。
ご主人の独立をきっかけに全く未経験の仕事に飛び込み、休日も子どもを連れて出社し、睡眠を削って働き続けました。「自分でやるしかない」と一人で抱え込む日々が続いていました。
「頂点への道」講座を受けて、気づいたことがありました。「一人で頑張ることが、正しいわけではない」
分からないことは聞く。一人で悩まず相談する。相手を信頼して任せる。そう思い始めたとき、今まで見えていなかった周りのサポートに初めて気づき、「一人ではない」という安心感が生まれました。今ではご主人、息子、スタッフがかけがえないパワーパートナーとなり、ともに成長し続けています。
第2部の最後に贈られた格言です。
「成功の秘訣は、自分にはない能力で他の人が持っている能力を、自分の能力として活用できることである」
🎤 参加者の声(アンケートより)
今回、最も多くの方の心に響いた言葉はこちらでした。
「うまくいっていない時は、感謝が足りていない時」
人が外からの刺激に反応しているとき、誰かのせい、状況のせいにしているとき、そのとき感謝を忘れている。小野氏自身の人生から紡ぎ出されたこの言葉は、多くの方の胸に刺さったようです。
他にも、こんな声が届いていました。「パワーパートナーを作ること」「諦めずに続けて、徹底的にプランニング」「不幸の多くは不満足な人間関係に起因する」「人生が一番辛い時期は、外側からの刺激に反応しているということ」「継続し続ける」
小野氏へのメッセージには、こんな声が届いていました。「アチーブメントの学びと出会って人生変わ
りましたね!本当に素晴らしく勇気を頂きました!」「お話の内容ももちろんですが、1枚1枚のスライドのメッセージ力と伝わりやすさに脱帽でした」「ママの気持ちがよくわかりました。妻は何を求めているのかを大切にしていきます」「私の母も外的コントロールを使う方です。それも愛なんだな、と改めて実感しました」
☆まとめ:諦めないことは、技術である
「諦め癖があった」と小野氏は言いました。「もういいや、めんどくさい」が口癖だったと。
でも今の小野氏を見ていると、諦めないとは根性論ではなく、技術だということがわかります。願望を明確にして、セルフカウンセリングをして、プランニングを続ける。その積み重ねの先に、人は確かに変われる。
変わりたいのに変われない、と感じている人に届いてほしいんです。
人生の底を経験し、息子との絆を取り戻し、サロン業績を8倍にした小野氏の軌跡は「特別な人の話」ではありませんでした。選択を変え、行動を変え、関わり方を変えた人の、等身大の物語でした。
ここには、同じように悩みながらも前を向いて励まし合う、等身大の仲間がいます。
今のあなたの行動は、あなたが本当に手に入れたい未来に近づいていますか?
もし今、その問いに迷いがあるなら、ぜひ次回のJPSA大分支部会へ。 次回、皆さんとお会いできることを楽しみにしています!
(文責:JPSA大分支部 広報部)
⭐️次回のご案内
【第100回 JPSA大分支部セミナー】
高業績と良好な人間関係の両立を目指す、学び続ける経営者のための理念経営実践法
原則9「責任に生きる」
- 日時:2026年6月9日(火)19:00〜20:30
- 講師:坂井 史明 氏(大分ベストホールディングス株式会社 代表取締役 / JPSA認定ベーシッ
クプロスピーカー)
- 第2部テーマ:原則9「責任に生きる」
- 会場:TKPソレイユ大分 7階アイリス(大分市中央町4-2-5)
- 参加費:1,000円(当日現地払い)
お問い合わせ:[email protected]
主催:JPSA大分支部
🌟 特別案内
【JPSA大分支部 設立9周年記念講演会】
- 日時:2026年12月12日(土)15:00〜(開場14:30)
- 会場:平和市民公園 能楽堂
- 詳細:https://www.jpsa.net/speakers/830/
主催:JPSA大分支部