24/07/2020
<ミャンマー教育省のホームページに私の写真が・・>
いよいよミャンマー語による授業の撮影がスタートします
先日、在日のミャンマー人の友人から、教えてもらいました。ミャンマー教育省(Ministry of Education)のサイトに私の写真が載っていると。
掲載して頂いて感謝です。
CAMELのメンバーが、教育省を訪問したのは、今年の1月17日ですから、かれこれ半年前。この写真はだいぶ前から掲載されていたのかも知れませんね。(笑)
ちょうど中国の習近平国家主席の訪緬の日に重なってしまい、ミャンマー在住の日本人からは、「会ってくれないよ。延期になるよ」と言われ、私も半分諦め状態でした。
そこへ、「午前8時からなら会える」との返信が来たものだから、もうびっくり。教育省の業務の始まる前の1時間を、わざわざ会談に割いて下さったのです。
教育大臣 Myo Thein Gyi(ミョ-・テイン・ジー)博士の他、各局長達がCAMELの活動に興味を示して下さいました。
「ミャンマーのスマホ普及率は105%。ミャンマーの子ども達(小・中・高)全員に、スマホ(タブレット・PCでも可)を通して、最高レベルの教育を、無償で届けたい。特に、家庭の経済的事情で教育を受けられない子ども達のために、CAMELが教育のセイフティーネットになりたい」
と、誠心誠意申し上げたところ、賛同を頂きました。
JETROの2016年1月のレポートによると、
1)「ミャンマーの小学校で学ぶ人数は517万人(その他、お寺の僧院学校が21.9万人)、
2)中学校は254万人(僧院学校は約7万人)、
3)高等学校は73万人(僧院学校は約5500人)となっています。
学齢が上がるにつれ学びを諦める子どもが多いとのこと。教育省の調査によれば、「ミャンマーの5歳から16歳までの子どものうち、270万人が学校に通っていないか、早期に退学している」そうです。
たとえ、一度、学校からドロップアウトした子どもであっても、働きながらネットで学びが継続できて、再入学も可能になったら、すてきではありませんか。
嬉しいことに、この度、CAMELは「住友商事の100周年記念の社会貢献事業」に選んでもらいました。
ゼロから外国の教育の支援を始めるのは大変ですが、スタートに当たり、現地に詳しい住商が協力してくれるのは頼もしい限りです。
一部の映像授業制作費(ミャンマーの小学校5学年の3科目:ミャンマー語・英語・算数)を援助して下さるとのこと。
お陰で、スタートダッシュが楽になりました。
小学校の他の科目や、中学・高校の授業の映像も、引き続き、他の日系企業やミャンマー人の有志の援助を得て、着実に制作・配信して行きたいと思います。
「ALL JAPAN」とミャンマー人有志による学習支援プロジェクト。いよいよ、秋以降、撮影が本格化します。
ご存知のように、ミャンマーは親日国であり、開放政策のお陰で、多くの日系企業もぞくぞく進出している国。
長く軍政が続き、経済的には鎖国状態だったこの国は、幕末から明治の初期、懸命に「坂の上の雲」を目指し、欧米を追いかけ始めた頃の日本に似ています。
幕末と明治をリードした人物には、西郷隆盛に代表されるように、下級武士や幼少期に貧しかった者が多かったことは、よく知られています。
幕末、吉田松陰の開いた松下村塾には、様々な若者が集いましたが、こんな開明的な塾でも、身分が低く貧しい家の者は教室には入れませんでした。戸外で立ったまま授業を聴講しなければいけませんでした。
伊藤俊輔(後の初代内閣総理大臣・博文)もその中の1人。
中に入れないのは、ある意味、屈辱的かも知れませんが、彼らの向学心が羞恥心を上回ったため、漏れ聞こえる授業に耳を傾け続けたのです。
逆に、そんな彼らだからこそ、新しい国家を作り出せたとも言えます。出自や貧富の差に関係なく、前例主義に縛られることもなく、ただ、勉強をして自らを磨き、実力を認められた者がリーダーになれるという新しい国家を、違和感無く作り出すことができたのでしょう。
どんな環境の子どもにも、等しく、教育の機会が与えられるべきです。これはミャンマーの国益にも合致します。
少数民族自治区の薄暗い教室で、目を輝かせながら授業を受けていた子ども達の姿を、忘れることができません。
孤児院や僧院学校も含めたミャンマーの全ての子ども達が、最高レベルの教育と教育の機会均等が与えられて、将来のミャンマーの国造りを支える人材に成長して欲しいと、切に願っています。
★Ministry of Education, The Republic of the Union of Myanmar. のサイトはこちら。
http://www.moe.gov.mm/?q=content%2F%E1%80%95%E1%80%8A%E1%80%AC%E1%80%9B%E1%80%B1%E1%80%B8%E1%80%9D%E1%80%94%E1%80%BA%E1%80%80%E1%80%BC%E1%80%AE%E1%80%B8%E1%80%8C%E1%80%AC%E1%80%94-%E1%80%95%E1%80%BC%E1%80%8A%E1%80%BA%E1%80%91%E1%80%B1%E1%80%AC%E1%80%84%E1%80%BA%E1%80%85%E1%80%AF%E1%80%9D%E1%80%94%E1%80%BA%E1%80%80%E1%80%BC%E1%80%AE%E1%80%B8%E1%80%94%E1%80%BE%E1%80%84%E1%80%B7%E1%80%BA%E1%80%A1%E1%80%96%E1%80%BD%E1%80%B2%E1%80%B7-japan-media-education-coltd&fbclid=IwAR0zyZXIQDhUnvKKVKkkvw5re8R5ZHhtuFMy1P1PtjRnf5r_brcVsILUwbo
03/03/2020
※個人のFacebookにアップした記事を、再度、pageでも、アップさせていただきます。
<CAMELの全ての映像を一般に無料開放します !>
全国の学校の一斉休校を受け、CAMELの「映像+テスト」コンテンツ(中学生)を、誰でも無料で登録・学習できるようにしました。ぜひ、ご活用ください。
CAMELは、設立当初から
「どんな環境の子ども達にも、教育の機会を!」という理念を掲げ、ボランティアの教師達による授業撮影+ボランティアによるWebテストの制作などを行ってきました。
今回の無料開放は、設立の理念にも合致しており、ボランティアの皆さんも喜んでくれています。
特別な機材は不要。スマホ(タブレット・PCでも可)があれば学習が可能です。
もともと、無料塾・子ども食堂・養護施設・小児病棟・不登校の子ども達のための無料コンテンツ。
皆様の、お役に立てるならば幸いです。
※映像授業を視聴し→同じ単元を問題集・教科書で解いた後→Webテストに挑戦→自動採点・記録されます。
※同じアカウントで親御さんやお兄さん・お姉さん達も、時々、CAMELの中に入り学習履歴をチェックして応援してくれれば、きっと、子ども達の励みになると思います。
※もし、この記事をシェアして頂けたら幸甚です。この記事が、日本中の必要なご家庭・子ども達に届きますように!
https://www.camel123.jp/
16/07/2019
<CAMELの「報告&スタート記念会」(7/20 土曜日18:00~)のお知らせ>
●中学生(経済的に困難な家庭で暮らす)50万人に届ける、映像授業・Web暗記テストが充実して来ました。
ボランティアの先生方やスタッフの方々のお陰で、無料映像授業がほぼ完成しました。いや、厳密には未完成のまま。
今後も教材を次々と追加していくので、ゴールはありませんから。
「随分お金がかかったでしょう!?」と同業者や政治家の先生方から言われました。
その度にニンマリ。お金をかけずとも、皆が思いを一つにすれば、不可能に思えることでも実現してしまうものなのですね。
今年中に、対象となる中学生25万人(全体50万人の半分)へのアプローチを開始しますが、
そのはやる気持ちをグッと抑え、まずは、2~3か月をかけて、地元の東京都中野区で、250人規模の「無料塾CAMEL」を運営してみることにしました。
それは、本格的に全国展開する前に、最適な指導方法・教材の使い方を探るためです。
その結果を、1,741の自治体、無料塾・養護施設・病院などにシェアできたら幸いです。
中野区の公立中学校の生徒数は3463名ですから(他に私国立中学校の生徒も2137人いますが・・)、
その(公立の)1/7が生活困窮層の子どもと考えると495人が該当します。約500人。
250人とは、その半分(50%)です。(全国的には、助けを必要としている生徒の中で無料塾を利用できている割合は、わずか、1%未満だと思われます)
高校生の頃、私は、朝4時に起きて新聞(朝刊)配達のバイトをしていました。
まだ寝起き頭でボーッとしていたので、よく、ぬかるんだ道で自転車ごと転倒したものです。
倒れたまま、小雨降る天を仰いでいました。
「自分は、本当に、ここから抜け出せるんだろうか」
きっと、CAMELを必要としている生徒は、日本中にたくさんいるはずです。
彼らが、困難な生活から抜け出し、お金を稼ぐようになり、親孝行するためには、最低限、教育が必要なのではないでしょうか。
●7/20土曜日18:00~の、CAMELの「報告&スタート記念会」には、
・CAMELの活動に興味のある方、
・生徒に「夏期講習」をしてあげたいとお考えの無料塾の運営者、
・e-ラーニングによる社会貢献に興味をお持ちの方
どなたでも参加可能です。ふるってご参加下さい。
いっしょに日本を変えてみませんか。
(※名刺を多めにご持参下さい)
申し込みはメールで。
https://www.camel123.jp/?p=4519
12/03/2019
<コンビニの外で受験勉強していた難民の女の子、都立高に合格!>
寒い冬に、夜な夜なコンビニの外に立って受験勉強していた難民の女の子が、都立高に合格しました。
外で勉強するなんて、滅多に聞いたことがありませんが、唯一「ビートたけしのお兄さんが、教育熱心なお母さん・さきさんに連れられて、雪降る公園の街灯の下で勉強した」という話を聞いたくらい・・。
中野の社会福祉協議会から相談を受けた時は、「電気でも止められて、仕方なくコンビニの明かりで勉強しているのかな」と思いましたが、
実際はそうではなく、コンビニから漏れ出る無料Wi-Fiを使い、YouTubeの無料動画で勉強していたとのこと。
寒い屋外で、女の子が、夜な夜な勉強しているのを不憫に思った近所の人が、難民支援をしている方に知らせ、社協に伝わり、CAMELのプロジェクトをご存知の社協の担当者から私の元に・・。
まさにCAMELは、こんな子を支援するために準備を進めているのですが、スタートは次の年の4月(2019年4月)。その時点では、残念ながらコンテンツの提供は叶いませんでした。
代わりに何かできないかと思い、会社には無線LANがあるので、「夜9時ごろまでなら会社の一部屋を使っても構いませんよ」と申し出たものの、「家まで遠いので夜遅く歩いて帰るのは難しい」とのこと。
結局、会社のモバイルWi-Fiをお貸しする事で、暖かい室内で勉強して貰うことにしました。
合格が決まって、彼女は、難民申請中の母と妹と、福祉関係の方と一緒に、挨拶に来てくれました。
たぶん、卒業記念に作ったのかも知れない「小物入れ」と、ぎこちない文字で書かれた「カード」を頂きました。
「たすけてくれて、ありがとうございます」
助けたなんてとんでもない!
難民申請中でバイトも出来ない母親との暮らしの中で、
きっと彼女は、「親・妹を助けるには、今自分が勉強するしかない」と悟ったのです。
ですから、寒風吹くコンビニの外で、毎晩、勉強を始めたのです。
単純に「助けられた」のではなく、一途に学ぼうとしている姿が、周りの人たちの心を動かしたのでしょう。自ら道を切り開いたのですから、まさに「天は自ら助くるものを助く」です。
最悪の環境にありながら、家族のために、学ぶ手段を探して行動に移した女の子。
彼女なら、望むどんな職業にも就けるのではないでしょうか。
ダイヤモンドの原石を見ました。
13/11/2018
<CAMELのクラウドファンディングに挑戦中!>
初めて、ネット上(Ready for)での資金調達を試みています。
目標は100万円で残り2日間の時点(火曜11:20)で、916,000円まで辿り着きました。
あと一息です。ご支援のほど、宜しくお願い致します。m(_ _)m
https://readyfor.jp/projects/camel123
この資金は、主に、経済的に困難な子ども達300万人のうち、来年4月スタートの中学生(対象者約50万人)への広報に使わせて頂きます。
(全国1741の市区町村、社会福祉協議会・無料塾・養護施設・長期療養中の子ども達(病院・家庭)への連絡・プレゼンのため)
私が、最初に「無料の映像授業」(+Webテスト+スマホ暗記)を作りたいと宣言したとき、
数人の仲間(教師・塾経営者)から、「倒産するからやめとけ!」と諭されました。でも、まだ倒産していません。(笑)
むしろ私は、利潤を求めない組織であっても、ICT技術があり、ボランティアと支援者の輪が広がれば、全国の「学ぶ機会の無い」子ども達にアプローチできると、ますます確信しています。
趣旨にご賛同頂き、裏方で、文字の打ち込みやイラスト描いてくれている皆さん、そして、撮影・編集・アップロードをしてくれる技術スタッフらに助けられて、順調に「無料コンテンツ」の制作は進んでいます。
特に、塾・予備校・私学・英会話スクールで磨き上げた授業を、そこに通えない「貧困家庭の子ども達の役に立つならば・・」と、手弁当で撮影に臨んでくれている先生方に、深く感謝します。
フルマラソンで言えば、ラスト5kmの勝負になりました。
目標達成のために、ご支援のほど宜しくお願い致します。
https://readyfor.jp/projects/camel123
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<最終学歴別の雇用形態の内訳>
グラフは、最終学歴別・男女別に非正規雇用比率との関係を示したものです。ネットで見つけたものを、元データを調べ、追加・修正してみました。
驚きました。中卒の非正規雇用比率は62%もあるのですね。(いったん高校に入ったものの、勉強が嫌になったり、バイトが忙しくなってやめてしまった生徒も含まれます)
その比率も、高卒では43%に減り、大卒・大学院卒になると、それぞれ、20%・12%にまで激減しています。
このグラフから、なぜ、塾や予備校や大学にお金を払ってでも、我が子を進学させようとするのか、その一端を窺い知ることが出来るでしょう。
それと同時に、非正規雇用の親に育てられた子ども達が、大学を卒業するには、経済的にかなり厳しく、高いハードルのあることが予想出来ます。
今まさに、刻々と、親の貧困が子の貧困へと連鎖している途中なのです。日本で進行中の「格差社会」は、やがて、「階層社会」になり固定化される危険性を孕んでいます。
つまり、日本に生まれた子どもは誰でも、真面目にこつこつと努力すれば大学に進学できて、幸せな家庭が築け、子どもを産み育てられる、という平等性が失われようとしているのです。
また、日本の「男女の非正規雇用比率の差」のデータも、驚くべき特徴を示しています。
これは、男性が正規雇用として働く一方、女性は結婚・出産・育児を機に退職して、配偶者控除の範囲内でパートタイマーとして働いて来た結果でしょうね。
しかし、もし、夫が病気になったり、2人が離婚してしまった場合、女性は、一気に貧困状態に陥ることが容易に予想でいます。
この数字は、日本のシングルマザーの貧困率が、他国に比べて極端に高いことの裏付けでもあります。
OECDの2017年の資料によると、日本の場合、就業しているか無職であるかにかかわらず、シングルマザーの貧困率は50%を超えています。
これは異常なことです。日本以外の国では、就業している女性が無職の女性より貧困率が下がるのは当然だからです。
つまり、女性の非正規雇用の多さが、シングルマザーの貧困率を高めています。そして、貧困家庭で暮らす子どもの増加の一因となっているのです。
18/09/2018
※個人のFacebookでアップした記事を、再投稿します。
<「他人事」から「自分事」へ・・>
ありがとうございます。
CAMELの「映像授業」の撮影が、
山を越え、無事に軌道に乗りました。
塾用テキストが無くて困っていた時、
学研ホールディングスの社長を紹介してくれた方。
小児病棟や特別支援学級の事が知りたかった時、
学会発表の資料集を持参してくれた方。
理科の写真やグラフの著作権で悩んでいた時、
出演は出来ないが、実験室での撮影を申し出てくれた方。
私の不足を補って下さる多くのボランティア教師に支えられて、
前代未聞の、無料の、巨大授業アーカイブが完成しつつあります。
「他人事」から「自分事」へ・・。
きっと、この弱者を見る視点の変化が、
徐々に、社会を変化させていくに違いありません。
※CAMELの映像は、多くの塾(予備校)の教師の協力を得て制作していますが、年収150~200万円の、通塾できない家庭の子ども達(300万人)を対象にしています。
18/04/2018
<プログラミング教育、周回遅れの日本>その1
先日、慶應義塾大学で開かれた「BBCoach Project」( ジュニアウェッブクリエータ達の登竜門のウェッブコンテスト)で、審査員をさせて頂いた。
主に中学生が、ICTを駆使して課題に取り組み、その成果を発表するコンテストだった。
若者達は、課題解決の過程で、必要なコンピュータ・プログラムを学び、画像や動画編集の技術まで習得してしまうから、頼もしい。
チャンスさえ与えてあげれば、彼らは夢中になって習得するだけの能力を持っている、と改めて実感した次第。
私が制作に協力している学研の「もののしくみ研究室」(STEAM型のロボットプログラミング講座)でも、いつも思う事だが、
これだけコンピュータが進化し、社会のあらゆるものがインターネットで繋がり、外国のIT企業が世界を変えつつあるこの時代なのに、なぜ、日本では国がもっと率先して、子ども達にプログラミング教育をしないのだろうか。不思議でならない。
プログラミング・スキルは、今や、国益・国力に直結するスキルではないだろうか。
子ども達が将来、どの分野で働こうが、文系であろうが理系であろうが、「専門知識+プログラミング・スキル」さえあれば、その分野でイノベーションを起こせるのではないだろうか。その競争優位性は、国や地域を潤すだけでなく、彼らをも潤すはずだ。
ちなみに、世界のプログラミング教育の実施状況は、下記の通り。
1)小学校(初等教育)で「必修」なのは、
英国(イングランド)・ハンガリー・ロシア・オーストラリア・フィンランド
2)中学校(前期中等教育)で「必修」なのは、
英国(イングランド)・ハンガリー・ロシア・香港
3)中学校(前期中等教育)で「選択」なのは、
韓国・シンガポール
4)高校(後期中等教育)で「必修」の国は
ロシア・上海・イスラエル
5)高校(後期中等教育)で「選択」の国は
英国(イギリス)・フランス・イタリア・スウェーデン・ハンガリー・カナダ(オンタリオ州)・アルゼンチン・韓国・シンガポール・香港・台湾・インド・南 アフリカ
となっている。
残念ながら、日本はどこにも入っていない。
それでも、やっと2020年度から小学校で、プログラミング教育が始まることになったようだ。
しかしながら、よくよく調べてみると、単独の「プログラミング」の科目ができるのではなく、算数や理科の一部で「プログラミング」に触れるだけ。はなはだ残念でならない。
何年も前から、「いずれ日本では数十万人単位でプログラマーが不足する」と言われていたにもかかわらず・・。
プログラマー不足から、1人のプログラマーに仕事が集中し、待遇改善も進んでいないようだ。
本来のプログラマーは企業の下請けではなく、新たな企業を生み出す可能性を秘めた者であるはずだ。
今、世界的潮流(IoT、AI、クラウドコンピューティング、VR・AR、ビッグデータ解析など)が押し寄せている。その流れに乗るには、多くの「プログラムのできる、その分野の専門家」が必要となるだろう。
今の日本は、その潮流を見て見ぬふりをして、わざわざ船を港に停泊させ、安堵している船乗りのようにも思える。
中国の上海は、4)の「高校からプログラミングが必修」のグループだが、今、中国では、国を挙げて「AI強国」になるべく、人と予算をつぎ込んでいる。
中国は、11年後の2029年前後に、GDPでアメリカを抜き世界一になることはわかっているが、このまま、中国が「AI強国」への国家的イニシアティブをとり続けるならば、最先端の分野でもアメリカを追い抜くことになるだろう。
日本はもっと危機感を持っても良いのではないだろうか。
教育者・政治家・官僚には、もっとプログラミング教育の重要性を知ってほしいものだ。
20/02/2018
<氷上の求道者 小平奈緒とその言葉>
今朝の日経新聞に、大見出しで「氷上の求道者 小平」とあった。
「なるほど、求道者か・・」
この表現は、私が彼女に対して漠然と抱いていたイメージにピッタリ。「我が意を得たり」。
記事によると、外国人の記者が彼女に、
「アスリートとして自分自身を表現する言葉を3つ教えてほしい」と質問したとき、少し考えてから、「求道者、情熱、真摯」と答えたという。
「求道者」とは「道を求め極めようとする人」だから、
彼女は、常にスケートの技を極めようと精進している自己像を持っているのだろう。
私は時々感じるのだが、
アスリートには哲学者のような言葉を発する人が少なくない。
金メダリストの小平奈緒選手もその範疇に入る。
●「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」
昨年(2017年)秋、報道陣から平昌オリンピックへの思いを聞かれたときも彼女は、この、インド独立の父マハトマ・ガンジーの言葉で答えていた。
Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.
驚いた。こんな可愛いアスリートの口から、意表を突くような言葉が出てくるとは。
おそらく、彼女の日頃のトレーニングは、凡人には想像しがたい程激しいものなのだろう。
だから、自分の進むべき道を見失わぬよう、まるで求道者のように、道しるべとなる言葉を大切にしているのかも知れない。
心根となる言葉が無ければ、
人によっては、浮き草のように漂い、いたずらに時を過ごすことにもなりかねない。
あるいは、同年齢の女性の生活に惹かれ、迷い、厳しい練習から逃げ出してしまうこともあるのだろう。
●「与えられるものは有限 求めるものは無限」
この言葉もまた、金メダルをとった後、彼女が語ったものだ。
「外部(他人)からやらされる練習(嫌々ながら強いられる練習)には限界があるが、
内部(自分)からやりたい練習(喜んで自発的にする練習)は無限の可能性がある」という意味。
「子どもの勉強も全く同じだな」と思った。
勉強は多少の辛さが伴うものだが、
大きく伸びる子どもは、必ず、勉強そのものを楽しんでいる。これは間違いない。
だから、「求めるものは無限」だ。
伸び悩む子どもの多くは、本心では、勉強は苦痛だと思っている。
だから、「与えられるものは有限」なのだ。
言葉を大切にしている小平選手。
言葉を作り出したのは、人ではあるが、
その言葉もまた、人を作り出している。
それゆえ、彼女の選んだ言葉が小平奈緒という人を作り出している、と言えないだろうか。
センターポールに日の丸を掲げてくれた、
氷上の求道者、小平奈緒選手と、
彼女のすてきな言葉に、感謝。
25/12/2017
<若い?サンタさんが、母子家庭の子ども達に、絵本をプレゼント>
今朝のニュースを観ていたら、
母子家庭の子ども達に、若い?サンタクロースが、絵本をプレゼントしている様子が流れていました。
一瞬で心が温まり、「日本も変わって来たな」と嬉しくなりました。
チャリティー・ボランティアの文化の浅い日本では、まだ、「貧困は自己責任だ」「ちゃんと働け」と思っている人の多いのが現実。
でも、望んで貧困になった人など、一部例外はあるにしても、ほとんどいませんし、まして、その子ども達に何の責任があると言うのでしょう。
NPOの調査によると、シングルマザーのうち、
「クリスマスは来ないでいい」と思ったことのある人の割合は36.9%、およそ4割。
「うちにはサンタクロースは来ないよ」と子どもに言ったことのある人の割合は9.7%、およそ1割。
おそらく、子どもは保育園や小学校で、友だちから「サンタさんがプレゼントを持って来てくれるんだ」と聞いたのでしょう。
だから、母親に「サンタさん、うちにはいつ来るの?」と尋ねたのですね。
「うちには来ないよ」と言われた子どもの気持ち、また、そう言ってしまった(言わざるを得なかった)母親の気持ちを思うと、やるせなさを感じます。
多くの人が一斉に喜んでいる陰には、それを恨めしく思う母親や、悲しく思う子ども達もたくさんいる、ということですね。
そこに気づいてすぐ行動に移した、この若者達は素晴らしい!
仲間を集めて、絵本を寄付してもらい、自分たちがサンタクロースになって、子ども達にプレゼントを届けに行く・・。
つくづく「日本も変わって来たな」と思いました。年配者も負けてはいられませんね。
※NPO法人チャリティー・サンタはこちら
https://charity-santa.org/about/
昨年は、1,686人のサンタが、4,500人の(母子家庭の)子ども達にプレゼントを届けたそうです。ぜひ、私も寄付をさせてもらいます。
02/11/2017
<撮影の合間を縫って、やっとこせっとこ、4Kスタジオが完成!>
スタジオの機材を、フルHD(フルハイビジョン、1920×1080)から4K(3840×2160)に、総入れ替えしました。
見た目は、いかにも手作りで小規模なスタジオですが、実は、バーチャルカメラは最大8個、バーチャルスタジオも20部屋使えるので、もしもリアルだったら巨大な施設のはず。(笑)
大学(高校)や教材会社の撮影があるので、スタジオを止めるわけにはいかず、新旧のシステムを並列させながらの作業でした。
でも、今回の・・、まとまった出費は痛い!!(泣)
数年ごとに機材を入れ替えなければいけないのは、映像コンテンツ制作者の宿命でしょうか。
思えば25年前、βテープをマスターにしてVHSテープにダビングして映像授業を全国に販売して以来、何度もこの「痛み」を味わって来ました。(笑)
記録媒体で言えば、DVカムSP(衛星放送の番組で使用)、Hi8ME/MP、DVカム、DVmini、ハードディスク録画、(スピードが1000倍の)SSDメモリーカード・・等々と変化。その都度、カメラ・スイッチャー・編集機・編集ソフト・パソコンなどを、渋々・・、いや、泣く泣く更新したものです。
仕方ありませんね。ふだん使っているパソコンでさえ3~4年も経てば陳腐化してしまうのですから。でもこの分野、スピードが速すぎる!!(泣)
実はもう1つ「痛み」があります。
それは、4年ごとの文科省による「学習指導要領の改定」。
それを機に、小・中学校で習う教科書の内容が大きく変わるので、一斉に、参考書・問題集・デジタル教科書・映像音声教材なども、作り直さなければならないのです。小・中学校の9学年・3教科・30週分の授業コンテンツだけでも、およそ3000本。
プログラムからe-ラーニングに入って来た業者や先生方には、「映像なんて使い回せば良いのに!」とおっしゃる方も多いですが、大学受験なら1~2年の延長は可能かも知れませんが、他の学年では無理があるように思えます。
学ぶことは刻々と変化しており、入試の制度・傾向も大きく変わろうとしていますから。
ちなみに、国家試験(公認会計士)は、毎年法律・税制が変わるため、当然ながら、講義映像は常時更新し続けています。
「短期間で作れますか? 大丈夫ですか?」と、CAMEL(一般社団法人)の映像制作について、塾の先生や教材会社の担当者から心配されてしまいましたが、大丈夫です。たぶん。(笑)
でもまあ、大変であればあるほど、「撮影→編集→アップロード」の時間の短縮化(オートメーション化)を目指しますから、逆に、イノベーションの余地・チャンスもまた大きいのではないでしょうか。
これを機に、3000授業の映像ぐらいは、高品質のまま、毎年更新できるぐらいのシステムを作り上げたいものです。(←少し強気です・笑)
※CAMEL(一般社団法人)のコンテンツ制作も、足踏みしてしまいましたが、これから、たくさんの先生方のご協力を得ながら制作してい参ります。
13/09/2017
<教育ICTを活用した社会貢献>(o^-^o)
--個人のFBにアップした記事を転載します。タイトルは変更--
ここ数日間、塾や学校の関係者から、
「今日、記事を読みました。頑張って」
「何か出来ることがあったら、ご連絡を」というメールを立て続けに頂きました。
でもなぜか不思議。
と言うのも、ここ2ヶ月間、私は教育の新聞・雑誌に記事を書いていませんし、取材も受けていませんから。
たぶん、「頑張って」というのは、「キャメル」(一般社団法人 貧困家庭の子どもの学習・進学を支援する全国運動)への応援だろうとは想像がつくのですが・・。
でも、先ほど、その謎が解けました。
パラパラと、今月号(9月)の 月刊「私塾界」のページをめくっていたら、
「おっ、どこかで見たおっさんの顔!」(*^-^*)
おでこの広い私の顔が目に飛び込んで来ました。(笑)
どうやら7月のセミナーに関するWeb版の記事(8月に掲載)が、そのまま今月号の雑誌の「教育ICT」コーナーに転載されていたようです。知りませんでした。有り難いことですが・・。
まっ、スマホで授業映像を全国の貧困家庭・児童養護施設(・小児病棟)に配信するのですから、「教育ICT」の記事にもなりますね。
応援メールを下さる方のいる一方、
「無料で勉強を教えると、塾の顧客を奪ってしまうのでは?」と心配する関係者も・・。でも、それは全くの杞憂です。
「キャメル」が対象とする子ども達(326万人)は、全員、年収200万円以下の家庭で暮らしていて、塾などへは到底通えない子ども達だからです。
しかしながら、彼らにも等しく教育を受け進学するチャンスが与えられるべきです。
教育の大切さを教え、せめて高校はドロップアウトせずに卒業させてあげて、さらに頑張る子は、どんどん大学へも送り出してあげたいものです。
そうすることで、貧困の世代間連鎖を断ち切ることができます。
そして、「生活保護」などで税を使う人を減らし、就職したり起業したりすることで、きちんと税を納める人を増やすことができます。
貧困から脱出できれば、必然的に、結婚して子どもを持つ人が増えますから、急激な人口減少の歯止めにもなるのではないでしょうか。
いよいよ今月から大量の授業コンテンツの撮影が始まります。
Web版の記事(8月10日掲載)はこちら。
http://www.shijyukukai.jp/2017/08/14011
25/07/2017
<最も心に残った、日野原重明先生のエピソード>
「私はもうこれで死んでいくような気がします」
「先生、長い間お世話になりました」
「心配ばかりかけたお母さんに・・、よろしく伝えて下さい」
16歳の少女はそう言い終わると、若い医師に向かって合掌したという。
彼女は、貧しい母子家庭で育ち、小学校を卒業するやいなや、母の働く紡績工場の女工になったが、
結核性腹膜炎を患い入院。彼女は医師に成り立ての日野原(昭和12年)の最初の患者の1人となった。
母親は、娘の治療費と生活費を稼ぐので精一杯だったから、2週間に1度ほどしか見舞いに来られない・・。
死を受容し、別れの挨拶をした少女に、経験不足のこの主治医は、どう返答してよいかわからず戸惑いながら、
「しっかりしなさい。病気はよくなるのですよ」
「死ぬなんてことはない。もうすぐお母さんが見えるから・・」
と懸命に励ますも、それもむなしく、その子は永遠の眠りについてしまったという。
その後、若い医師は後悔の念に苛まれる。
「何であのとき、『安心して成仏しなさい』と言ってあげられなかったのか」
「何であのとき、『お母さんには、あなたの気持ちを充分に伝えてあげますよ』と言ってあげられなかったのか」
「何であのとき、脈をみるよりも、もっと彼女の手を握ってあげられなかったのか」と・・。
先日、105歳の生涯を閉じた日野原重明先生。私が初めて先生を知ったのは、たぶん、雑誌でこのエピソードを読んだ時だったと思う。
この少女の話は、先生の著書や講演録などにも度々出てくるので、彼の「医師としての原点」となる出来事だったに違いない。
日野原医師の功績は、家庭への血圧計の普及や、病気の早期発見のため の「人間ドッグ」の普及、地下鉄サリン事件での人命救助など多岐にわたるが、
終末医療においては一貫して 、過度の延命治療に反対し、家族と別れの言葉をかわせるような、尊厳ある最期の大切さを主張していたことを考えると、
「この先生は、 若かりし頃の後悔の念と患者に対する深い思いやりとを、生涯持ち続けたのだな」と思わずにはいられない。
この少女のエピソードは、『死をどう生きたか-私の心に残る人々』(先生が70歳のときの著書)に詳しい。ご興味のある方は一読されてはいかがだろうか。
以下は日野原重明先生の遺した言葉だ。
医学以外のところで
患者さんの心の支えになることが、
本当の医術ではないか。
自分のためにでなく、
人のために生きようとするとき、
その人は、もはや孤独ではない。
鳥は飛び方を
変えることは出来ない。
動物は這い方、走り方を
変えることは出来ない。
しかし、人間は
生き方を変えることが出来る。