04/08/2026
【1学期 初級部教育実践紹介】
本校は2026年2月、日本イエナプラン教育協会の研究推進校に認定されました。
以前の投稿でもご紹介しましたが、今回は本校初級部で実践しているイエナプラン教育の一部をご紹介します。
■ 初1国語「4ラウンド制」
初級部1年の国語では4ラウンド制を取り入れた授業を行っています。
1つの教材を「聞く・話す・読む・書く」という流れで繰り返し学ぶことで、知識を定着させるだけでなく、実際に使える朝鮮語として身につけることを目指しています。
また同じ文字や言葉に、活動を少しずつ変えながら何度も出会うことで、「できた!」という成功体験を積み重ねられる授業づくりを大切にしています。
ゲームやミッション形式の活動を取り入れながら楽しくウリマルを学ぶ中で、子どもたちから「もう1回やりたい!」「次のミッションは?」という声も聞こえるようになり、学ぶことを楽しむ姿が少しずつ増えてきました。
これからも「正確に・丁寧に・楽しく」を大切にしながら、1人1人が自信を持ってウリマルを読んだり書いたりできる授業づくりを続けていきます。
■ 初2・3年算数「異年齢学習」
初級部2・3年の算数では、週1回、イエナプランの特徴である異年齢学習を行っています。
算数ゲームを一緒に楽しんだり、同じ単元を合同で学習したり、一つの教室でそれぞれの学年の学習に取り組んだりと、その日のねらいに合わせて学び方を工夫しています。
異なる学年の子どもたちが互いに刺激を受けながら学ぶことで、「教える」「教わる」だけではない、対話を通した学び合いが生まれています。
教え合い、学び合う経験は、学力だけでなく相手を思いやる力も育てています。
■ 「ホンモノ」から学ぶ理科
初級部3年では、トマト・ホウセンカ・ヒマワリなどを栽培しながら植物の成長を観察しました。
特にホウセンカでは、水不足でしおれていた植物が、水やりから約20分後には見違えるほど元気になる様子を実際に目の当たりにしました。
教科書だけでは伝わらない驚きや感動を体験することこそ、本校が大切にしている「ホンモノから学ぶ授業」です。高学年でも、実験や体験を重視した理科授業を継続しています。
■ 高学年算数「学力発達指標作成プロジェクト」
高学年算数では、日本イエナプラン教育協会が進める「学力発達指標作成プロジェクト」に参加しています。
これは、テストの点数だけでは見えにくい子どもたち一人ひとりの学びや成長を丁寧に捉え、「今どの段階にいて、次にどんな支援が必要なのか」を見える化するための研究です。
本校でも、子どもたちの思考や対話、学びの過程を大切にしながら、授業実践と検証を重ねています。
また、学期末にはイエナプランの代表的な学習活動であるワールドオリエンテーションを実施しました。
テーマは「算数を学校の外で使ってみよう」。
算数で学んだ長さや面積、体積などの公式を実際に活用するため、学校を飛び出してグラウンドや畑、ホームセンター、ケーズデンキスタジアムへ行き、さまざまなものを実際に測定・計算しました。
教科の学びを実社会と結び付け、「なぜ学ぶのか」「学んだことはどこで役立つのか」を体感できる一日となりました。
■ 毎朝の「サークル対話」
イエナプランでは、子どもたちが安心して過ごせる共同体づくりを何よりも大切にしています。
そのため本校では、毎朝初級部全員でサークル対話(Circle Time)を行っています。
友だちの話を最後まで聞くこと、自分の考えを伝えること、違いを認め合うことを毎日の生活の中で積み重ねています。
また、美術館見学などで紹介したような異年齢活動も日常的に取り入れ、学年を越えて互いに学び合い、支え合う学校づくりを進めています。
■ 2学期に向けて
イエナプランには、「学校は子どもたちが共に生きる共同体である」という大切な考えがあります。
本校でも、「一人ひとりを大切にすること」「対話すること」「本物に触れ、社会とつながること」を軸に、子どもたちが主体的に学び、自分らしく成長できる教育をさらに充実させていきます。
8月3日付の朝鮮新報連載記事「ウリハッキョ2.0」でも、本校初級部の教育実践を取り上げていただきました。ぜひご覧ください。
2学期も、子どもたちの挑戦や成長の様子を発信していきますので、ぜひ温かく見守っていただければ幸いです。