10/10/2017
【最後の≪個人的≫戦評】
遂に迎えた集大成の松山市総体。
前週の三津浜中戦に最高の試合内容で勝利し、気分良く迎える大一番。
抽選に恵まれ、坊っちゃんスタジアムで戦えることも選手たちの気持ちを高める。
悲願の県大会出場へ向け、まずは目の前の一勝だ。
13時01分プレイボール。
道後中は先攻。
初回の攻撃、1死後に2番哲理が四球で出塁するも4番慶伍がショートゴロで無得点。その裏、エース祥真は三振2つで三者凡退と上々の立ち上がり。
2回表は道後も三者凡退。裏の守り、先頭は要注意の4番だったが見送りの三振に切って取る。これで1回から3者連続三振。しかし、この後の5番には11球を粘られて四球。初めての出塁を許した後、次打者の詰まった打球がライトの前に落ちる。ここで1塁走者に3進を許したのが悔やまれた。1死1.3塁のピンチの場面、続く7番の打球は大きくピッチャー前で跳ね、祥真のグローブをかすめて前進守備の二遊間を抜けてゆく。欲しかった先取点を鴨川に許してしまった。なおも1死1.3塁とピンチは続くが、8番を三振、9番をファーストゴロに取ってなんとかここは1失点で踏ん張った。
3回は両チームともに三者凡退で無得点。
4回表、1死から3番貫汰がレフト前へチーム初ヒットで出塁。続く4番慶伍も四球を選び3,4番でチャンスを広げたが、後続が倒れて無得点。その裏、先頭の鴨川4番にエラーで2進され、続く5番のバントが内野安打になる不運な打球が続き、再びピンチを迎えた。これ以上の失点は許したくない道後だったが、6番に前進守備の一塁線を破られ2点を奪われる。1死後、8番にもスクイズを決められなんとも痛い4失点目。苦しい展開となっていく。道後中0ー4鴨川中。
反撃したい5回表の攻撃、1死から8番祥真がヒットで出塁。2盗後に9番隼人もヒットで続き1死1,3塁。下位打線でチャンスをつくり先頭打者へつなぐ絶好のチャンス。2球目に隼人が2盗で1死2.3塁となり、色々な策が講じられる願ってもない場面となったが、ベンチは動かず1番にそのまま打たせてしまい,、あえなくファーストファールフライ。後続も倒れてなんとも悔やまれる無得点に終わる。ここでの無策が大きな勝負の分かれ目となってしまった。その裏は鴨川も1番からの好打順だったが、なんとか抑えて反撃を待つ。
6回表、1死から4番慶伍のミートした打球はライト正面とまたもや不運が続くが、まだまだいけると盛り上がるベンチ。2死となったものの、5番キャプテン瑞生が意地のヒットで出塁。続く途中出場の6番大河は鋭い打球で1,2塁間を破る。これをライトが処理を誤る間に2死2,3塁とチャンスが広がる。ここで7番諒人は体勢を崩されながらもアウトコースの球を執念でライト前に運ぶタイムリーヒット!ようやく1点を返した。しかし、この時2塁ランナーがホームに帰れなかったのが残念。なおも攻めたい道後だったが、後続が倒れて追加点はならず。道後中1-4鴨川中。その裏の守り、先頭の4番にレフト前に運ばれたあと内野安打などで2死1,3塁のピンチを迎えるが、エース祥真が最後の力投で8番を三振に取り、最終回に望みをつないだ。
7回表最終回の攻撃、1死1塁から2番哲理が粘って四球でつなぎ1死1,2塁のチャンス。そして、チームで首位打者を争う寛汰、慶伍の3.4番に託すという最後の見せ場をつくった。盛り上がるベンチと応援スタンド。しかし、勝利の女神は微笑まず、二人のバットから快音が聞かれることはなく無得点。悔しい敗戦となってしまった。
道後中1-4鴨川中。
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4月に顧問の二人が揃って異動になるという大激震のまま迎えた松山市総体。
ここまで熱い情熱でチームをつくって頂いた両顧問の離脱は、チームの根幹を揺るがすものとなった。バッテリーを中心に、道後中スタイルの野球を築き、その完成を目前にしてチームを去られることになったのは本当に残念でならない。顧問教員の異動は仕方ないとはいえ、指導能力の低下は大きな痛手となった。
選手たちの動揺も大きく、4月からの新体制では難しい局面もあったが、キャプテンや副キャプテンの野球小僧を中心にチームがひとつにまとまり、最後まで全員が勝ちたいという気持ちのこもったプレーを見せてくれた。
新顧問も、急遽チームを引き継ぐことになり、色々と苦心の指導だったことだろう。未熟ながらも自分の色を出そうと、打順を変えたり機動力野球を模索したが、如何せん時間が限られていた。結果として、打順変更も裏目に出る結果となってしまった。エラーが出たり、チャンスで打つ、打てないというのは結果論。しかし、5回の攻撃はベンチが動くべき場面だったと思われ、無策が悔やまれる。1死2,3塁、相手が無警戒なシフトだったこともあり、野球巧者な前顧問であれば、セーフティスクイズなど相手を揺さぶる策を仕掛けたはずだ。また、打順も以前のままで、1番打者が勝負強いキャプテンであれば、、、というところだった。
こうしたことも含めて、この日の道後中には球運がなかった。最終回の場面も、漫画やドラマならば、3番が追撃のタイムリー、野球小僧が逆転ホームラン!となるストーリーだろう(笑)。チームで一番の努力をし、これまでに結果も残してきたが、それが土壇場の場面で必ずしも報われるとは限らない。ここに、野球の『リアル』、人生の『リアル』を感じて欲しい。
敗戦後もずっと泣き通しだった野球小僧。あんな姿は、スポ少時代も無かったし、これまでで初めてのことだ。 チームを勝たせられなかった4番打者として、キャッチャーとしての悔やしさだったと思われる。いっぱい悔しめばいいし、責任も感じればいい。この日の涙や悔しさは、きっとこれからの人生の糧となるはずだ。
そして、涙を流しきったあとは、堂々と胸を張れ。
野球小僧はじゅうぶんに頑張った。
ともに戦った仲間たちや、これまで熱い思いを注いで頂いた指導者、支えてくれた方々への感謝とともに次のステージを目指そう!
野球小僧の未来はこれからだ。