19/05/2025
私の夫は1974年生まれ、いわゆる「就職氷河期世代」です。
当時、私は彼より親子ほど年上で、ちょうど企業で面接の仕方やビジネスマナー、印象の良い自己PRの仕方などを教えておりました。
夫はあまり自己主張が得意なタイプではなく、面接でも多くを語れるような人ではありませんでした。
「話さなくても、面接官に印象を残せる方法は何かあらへんのかなぁ〜?」
当時の就活の現場に違和感を持っておりました私は、”とんちの一休さん”の様に頭の中をクルクルと回し考えました。
みんな同じようなスーツに、同じような鞄、同じような髪型と靴。
これでは面接官の記憶に残るのは難しい。
「せめて、鞄くらいは“自分らしさ”を表現する場にしてもいいのでは?」
そう思い、私は彼に一風変わった鞄を用意することにしたんです。
外は薄いベージュ系のオーストリッチ、そして中を開けると鮮やかなワニ革。
想像しても何やねん?的な鞄どす。
オーダーメイドで仕立てた、上質でありながらインパクトのある鞄です。
面接当日、案の定、面接官の目に留まりました。
作戦通り!
「君、その鞄はなんだい?」
「御社に対する私の気持ちです。アルバイト代をすべて注ぎ込みました。御社で働きたいという想いを!形にしました。」
夫の答えに、面接官は「ほほう」と微笑み、そこから会話が弾んだそうです。
同時に面接を受けたお人には申し訳ないと。
ほとんどが主人への質問で終わってしまったようです。
結果、誰もが知る有名企業に内定
全戦全勝。
今でも夫は「鞄を持っていけて良かった」と振り返ります。
私もよくぞ!
持って行ってくれたとその勇気に感服しております。
ほんまに、よう持って行かはりました。
令和の今も、就職活動の風景は驚くほど変わっていません。
びっくりしますよね。
「個性より協調性が大事」と教えられ、皆が“正解”の型に従おうとする。
けれど、それが本当にあなたらしさを伝える方法でしょうか?
私は長年、面接指導や社員研修、自分らしいスタイルの選び方などを教える講座を続けています。
服装や立ち居振る舞いの「マナー」は大切です。
そやけど「型」だけでは足りません。
本当のマナーとは、相手への敬意を“自分らしい表現”で伝えること。
それが、記憶に残り、心に届くものになるのだと、あの時の鞄が教えてくれました。
皆さんへ。
あなたの中にある「色」を、もう少し信じてみてもええのやないかと。
その一歩が、きっと誰かの心に強く響くはずやと私は思っております。
最後に…
この方法、誰にでも当てはまる事ではありません。
多分、主人の人柄などで許されたのかもしれません。
ちょっとだけ勇気もいりますけど。
もしも、記憶に残っていると思われる方々がいらっしゃいましたら懐かしいわぁ〜と笑っておくれやす。
#就活
#就職氷河期
#面接対策
#自己表現
#キャリア支援
#社会人の学び
#服装と印象
#自分らしく働く
#面接マナー
#講師のつぶやき
17/07/2022
17/07/2022
13/03/2022
06/10/2021
15/08/2021
30/03/2021
07/02/2021
04/12/2020
16/10/2020