20/08/2026
沖縄県平和祈念資料館の協力を得て、当館で8月16日(日)まで開催した企画展『島々の沖縄戦』を終え、同館より借用した展示パネルを返却する為、糸満市に来ています。
余談ですが、平和祈念資料館に用事の際、時間があれば祖父の名が刻まれている平和の礎へ寄るようにしています。
祖父は、昭和5年生まれの父(故人)が7歳の頃、出稼ぎでフィリピンのミンダナオ島に渡り、太平洋戦争時に現地で徴兵されて戦死したそうです。
平和の礎の前に立つと、遠い異国の地で家族や幼い父を残して命を終えた祖父の気持ち、帰らぬ親を想い戦後を生きた父の気持ちについて、何度も考えを巡らせます。
答えは出ませんが、私も家族を持ち、子供達と当たり前に平和で過ごせている事に心から感謝しています。
私は、縁あって学芸員という仕事に就き、多くの先輩方が証言し、残してきた戦争体験に触れて・考える機会を得ました。戦争を知らない世代ですが、これからも戦争体験者の記憶や記録を「良き未来」へ繋げていけるよう、学芸員として考え続けたいと思います。
文・写真:学芸員T