11/09/2015
シゴト師匠Vol.25
松尾洋様(株式会社 くまもと健康支援研究所 代表取締役)
『意識を持ち、アンテナを張って生活すれば、見える景色は常に変わってくる』
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みなさん、こんにちは!
今回は、「株式会社くまもと健康支援研究所」の松尾社長にお話しを伺って参りました。
くまもと健康支援研究所は、社長が大学院在学中に、自身の研究分野における社会的課題を何とかしよう!という想いから立ち上げられました。
行政でも、医療でも、介護でもない、その中間で活躍するソーシャルセクターとして、県内外や国からの信頼も厚い企業です。
「すべての人々に健康を」をテーマに、高齢化社会の中で、高齢者がより元気に暮らし続けられるサービスを通して、地域社会の健康寿命を延ばす取り組みをされています。
また、単に人の健康づくりだけではなく、まち全体の健康、元気づくり(まちづくり)に貢献されている、日本でも珍しい!それどころか、世界に広めるべき、熊本が誇る企業です。
松尾社長の起業の経緯、健康に対する想いに注目して読んで頂きたいです。
そして、熊本に「こんな素晴らしいシゴト師匠がいるのか!」と心打たれた方は、
是非、「いいね!」をお願い致します!
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<Q1. 会社を立ち上げた経緯や想いを教えてください。>
私は、もともと教育学部の出身で、大学院の時に学校保健という領域を研究していました。当時の教官が医者だったこともあり、学会では公衆衛生という健康づくり政策を作る学問を教えて頂きました。その分野に私は興味を持ち、教育学部の大学院を出た後、医学部の大学院に入り直しました。
一方研究では、地域の行政や、医療機関の人々と話す機会が増えていきました。そんな中私は、地域の健康づくりをデザインするのは市町村の職員の役割のはずなのに、動きがあまりない事に気付かされました。そこに住む住民の健康づくりを左右するのは政策、つまり仕組みであり、その仕組みを立案する人がいなければ地域住民を元気にすることはできません。
そこで、フィールドワークとしてこの分野を研究していた私は、社会的問題の数とそのニーズは比例すると考え、ビジネスとして解決できる方法を探そうと思いました。そして、健康づくりの仕組みを作るセクターがあれば、行政、医療機関、何より住民が幸せになれると思い、会社を立ち上げました。
私の想いに賛同する者たちと会社を作り上げてきましたが、人が増えれば増えるほど、その想いを一人一人に届ける事は難しくなっていきます。大元の仕組みを作るのは私ですが、サービスを提供するのはそれぞれの専門職の“人”なのです。だからこそ、私のマインドやサービスのコンセプトを伝えることが重要で、そこで教育を受けた人が地域で活躍できるように会社全体で取り組んでいます。
我々は、企画提案、実践、評価を一連して行えるプロ集団であるという事を誇りに、中間のセクターとしての役目を果たしたいです。
<Q2. 社長にとっての元気の定義とは何ですか?>
私にとって「元気」」とは、“自分のやりたいことを自らの力でできる事”であると考えています。そのためには、高齢者にとっては入院が必要な状況まで重症化しないことで、仮に入院したとしても再入院しないことですね。その点が、我々のサービス設計のコアです。特に高齢者の方々に関して言うと、入院は身体機能と認知能力を低下させることにつながりやすいと考えています。ですので、仮に入院したとしても、退院後、地域で元気に暮らし続けることができる仕組みを我々は設計しなければなりません。その為には、市町村を動かす必要があります。今は、市町村のコンサルタントといいう形で、色々な市町村を回り、考えを広めています。
一番の理想は、地域の中で、食事・運動・休養といったバランスの良い生活を送ることが“元気”だと言えるのだと思いますが、私としては、地域の中で、誰かと関わりを持ちながら生活を送ることが健康的な生活で、“元気”にも繋がってくるのだと考えています。つまり、我々の考える「元気にするサービス」とは、自動販売機のようなもので、その人が目の前で自分が健康になる為に、選択できるサービスを沢山作るということです。それに対して、後押しする人も必要ですね。
<Q3. 学生に向けて、メッセージをお願いします。>
1つ目は、当たり前のことですが、就職をする前にその企業のミッションや、業務内容についてしっかり調べて下さい。調べすぎて悪いことなんてありません。入社してから、「やっぱり、この仕事は自分の思っていたのと違った」なんて言う若者が最近多い気がします。入社1、2年で辞めてしまうのは、自分の履歴書に傷をつける行為でしかありませんので、しっかり見極めてから、就職活動に取り組んで下さい。
2つ目は、視野を広げる事と、沢山の経験を積むことです。ただ単に経験するのではなく、その経験を自分の中に落とし込んで、糧にして下さい。失敗した経験でも、なぜ失敗したのか、どのようにすれば失敗せずに済んだかをロジカルに考えてみて下さい。
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松尾社長はとてもポジティブな方で、マイナス思考の私としては、どの様にすればそのよう考え方が出来るのか、個人的にお伺いしました。すると社長は、「今、目の前で起こっている事をあらゆる角度から見て、捉えることで、ポジティブになれる」とおっしゃっていました。私も、一定方向から物事をとらえるのではなく、違う角度から見る事によって、違う捉え方、見え方ができるよう、成長していきたいです。(取材者:前成咲)