08/05/2026
となりの人間国宝さん
関テレの朝の番組の"よ~いドン!"の"となりの人間国宝さん"というコーナーがあります。人間模様が垣間見えたりするので、結構好きなんです。ざっくり言えば、円広志さんがある駅の界隈をぶらぶら歩きながら、ユニークな人や何かで成功を収めた人を探していくというコーナーです。たまに、ニュースに出てくるような大企業ではないが、ニッチな分野で活躍したり成功したりする人が出てきたりと結構面白い。
私、家にテレビがないので普段は見れないんですが、先日見る機会がありまして、久しぶりに見てもやっぱり面白いなと。その日紹介されていたのが、石焼き芋の移動販売のノウハウを売って成功をされている人でした。その中で印象的なエピソードが次のようなものです。移動販売は原価率がよく、月収にして100万越えも可能であると。しかし、移動販売車に必要なツールを買い、ノウハウを学んで、移動販売を始めた人の中で残るのは5人中1人だという。円さんが”成功するために必要な条件"を聞いたところ、"考えられるかどうか"だということでした。手法を知ったところでそれを使うのは人であり、そこで差が出てくると。
結局、やっぱり"人間力"なんだなと。ICTが発達し、AIが人間の思考の補助(代替)をするようになってきて、政界のお偉いさんや堀江貴文さんはパソコンをフル活用し、AIなどの有効活用方法を教えていった方が当たり前にいいでしょうと発言をしていたりする。しかし、私はそれは違うと思います。それをやって有効的なのは、そもそも東大とかに行けるような頭をすでに持っている特別な人たちです。発言されている人たちも大体、そういう高学歴の方たちではないでしょうか。手法を知ったらどうにかできるのは、どうにかできるだけのものをすでに持っている人たちです。持っていない人たちはそこがスタートではありません。教育の本質は、"考えること"だと思う。考えることを習慣化し、実践し、新案や修正案をまた考える。そうすることで考えられる人間になり、手法を教わったときに生かせる人間になるのではないでしょうか。
教育の現場では子供たちの能力の低下が著しく目立つようになってきました。数年前までは高校数学厳しいなと思っていましたが、2年前ぐらいから中3数学厳しいなと。そして、今は中学数学厳しいなと感じるようになってきました。ちょっと式が複雑になると"0×4=4"ってなことを5教科合計で400点近くとる子が普通にやったりする。かなりまずい状況になってきました。
大人の方たちにわかっていただきたいのは、"我々が育った環境と違う"ということ。便利になりすぎました。人は不便だから考え、ものを発明してきました。エジソンや歴史的偉人達はそうやってきたのです。考えるには"不便・不都合・不具合"など"不"という言葉が大事なのです。子供たちを"自分で考えて打開できる人"に育てたければ、ライオンがわが子を千尋の谷に突き落とすがごとく、"不"がつく状況をうまく作り出してあげることが大切です。そう考えると、大人にも"考える"ことが要求されるのですが…