02/06/2026
【 刎頸の交わり 】
キッズクラスのこの女子二人、とても仲がいい。学校も違うし学年も一つ違うんですが、いつも二人で楽しそうに稽古してます。その姿は正に、
刎頸(ふんけい)の交わり
という感じです。二人が成長して大人になって其々の道を歩もうとも、この友情は変わることなく続いてほしいと願います。
さて、この「刎頸の交わり」という言葉ですが、
「友のためなら自分の首をはねられても悔いはない」
という少々物騒な意味なんですよね。これは元々中国の古典「史記」から来てるんですが、詳細を述べると長くなるんでここでは割愛させてもらいますが、何れにせよ自分の命を差し出してもいいという友がいるというのは凄いことです。
昭和の大スター、石原裕次郎が病に倒れて絶頂期でこの世を去った時に親友だった勝新太郎がこう言っていたのを思い出します。
「おまえら、コイツのためなら死んでもいいと言える友だちがいるか?いねぇだろ?オレはな、裕次郎のためならいつでもこの命差し出すよ。どうだ?羨ましいだろ?」
と。こんなことをサラっと言ってのける勝新太郎も凄いですが、その稀代の名優にそんなことを言わせてしまう石原裕次郎という人の器の大きさに驚きます。
余談ですが、ちょうど昭和の刑事ドラマの金字塔『西部警察』が人気だったころに、その石原裕次郎さんに偶然に出会ったことがあるんです。当時、私は丸坊主の中学生だったんですが、その見ず知らずの坊主に雲の上の大スターがわざわざ高い背をかがめて「応援ありがとな!君は中学生か!勉強頑張れよ!」とちゃんと私の目を見て少年のような屈託の無い笑顔で握手してくれたんです。凄いでしょ?これは私が死ぬまで語り続ける自慢話です(笑)。
凄い人だなぁと。圧倒的なオーラで輝いてました。紛れもなく本物のスターでした。だから勝新太郎さんがそう言ったことに物凄く共感できるんですよね。
話がだいぶ逸れましたが、現在のデジタル社会で、直接会話するよりSNS等を通してしか意思疎通を図れない浅薄な人間関係が蔓延していくなかで、心を許し合える真の友を得ることはどんどん難しくなってくるのかもしれません。
だからこそ、こうして互いに手と手を取り触れ合い、相手の体の温もりを感じ合う合気系武道の存在は非常に貴重で、これからの社会に余計に必要な存在だと私は思っています。
24/05/2026
【 大東流合気武道の本懐 】
昨日は三重よりヤマト会・大野兄に来て頂き稽古をつけてもらいました。私は長い間保留になってた弍段審査の続きを改めてイチから、居捕10本、立合10本、後捕5本、半座半立5本全部を見て頂いた次第。
まだまだ至らぬとろこは多いものの何とかクリアして弍段に昇段。北海道の留辺蘂総本部道場の門人札にも私の木札を並べて頂けるそうで、これでようやく一門の末席に正式に置いてもらえたような気がします。
今回、審査項目について改めて大野兄に精査してもらい、より深い部分まで掘り下げてその技の更に本質的な意味を説いてもらったことで、改めて武田等宗家伝の技の厚みの凄さを思い知りました。
例えば合気を音楽に例えるなら、この大東流合気に出会う前に私が知っていた合気道や合気系武術はソロ演奏、あるいはカルテットぐらい、そして武田等宗家伝の大東流合気武道は色々な楽器の音が何層にも重なり合って複雑なハーモニーを作りだす重厚感のあるフルオーケストラ。
あくまで私の個人的な感想です。むろん、ソロやカルテットの演奏も素晴らしいですから、どちらがイイとか正しいとか言うものではありません。ひとつの例えなので。
段が上がったことで今まで見えてこなかったものが見えるようになってきたように思います。大東流合気武道の技の本質というか、本懐と表現したほうがより相応しいのか分かりませんが、とにかくその核心の部分ってのが本当に素晴らしく、ここに触れることで人が人として美しく生きるために大切なことを学べるのだと思っています。
わざわざメンバーの少ない神戸稽古会にまで馳せ参じて誠心誠意の指導をして頂いた大野兄には本当に感謝です。夏の演武大会に向けて良き刺激を頂きました。
21/05/2026
【 20歳の新たな挑戦と残心 】
20歳の新人女子、合気武道デビュー。自ら強くなりたいと志願して当会の門を叩きました。中々の素質があるので、これから合気を学んでどう変貌していくのか楽しみです。
さて、同じ運動系の習い事でも武道とスポーツではメンタリティの部分において大きな違いがあります。私はそれは「残心」にあると思ってます。
一般的に残心とは、技を極めた後でも油断することなく気を抜かない...ことと表現されます。しかし、本当はそれだけに留まらないんですね。技を極めた状態ではまだ相手は生きてます。命を取ろうと思えば取れる状況です。選択肢はこちらにあるんですが、それを敢えて相手に選択肢を与えるというか委ねる。これ以上、抵抗するか否か?を相手に判断させる。余白を確保してあげるわけです。そうすることで、事前に反撃の芽を摘んでおく。
殺してしまえば怨みが残ります。現在もなお戦闘が続いているウクライナやロシア、アメリカとイスラエルによるイラク攻撃。何も攻撃され家族や友人、恋人を失った人たちには必ず怨みが残る。それは何世代にも渡って残り続け、やがて復讐の連鎖が生まれる。人を殺めるとはそういうことです。
だから敢えて怨みを残すことなく制圧したい。これは何事にも動じない平常心と冷静さ、客観的思考を兼ね備えていなければ出来ないことです。
武道の稽古に人間形成や道徳心の養成を求めるならば、その最終段階においての人間性のところに思いを馳せる必要があるかと考える次第。
新人女子Aさんにはそういう深いところまで学んでもらえたらと願ってます。まあでも、それは指導者である私の器量次第でもありますが(笑)。
18/05/2026
【 成長の喜び 】
先月の昇級審査で全員文句なしの合格で橙帯に昇級したN家三姉妹。面白いのは3人とも特に他にスポーツ経験あるわけではないのに揃って体幹が強くて安定していること。
こういうのは先天的によるところが大きいのかと推察する次第ですが、何れにせよ先が楽しみなシスターズです。
子どもたちを教えていて一番嬉しいのは、自分に全く自信のなかった子が自信を持てるようになって真っ直ぐ前を向いて生きていけるようになることや、心が弱い子が何事にも動じない強い心を持つようになること、その他諸々ありますが、一言で表せば成長です。
武道を通して人間的成長を遂げる。多くの技をマスターして身体的に強くなるだけなら『武』に『道』を付ける必要はありません。『武術』で良い。『道』という文字を付けている限りはそこに人の道を説く必要があると私は思っています。
昨今、色んな子どもたちを見ていて思うのは、子どもたちに元気がない。そしてその多くは親の過剰なコントロールに尽きます。
「塾に行きなさい」
「いい中学、いい高校、いい大学に行きなさい」
「一流大企業に入りなさい」
子どもに自分の考えが芽生えてくるのは小学校2〜3年からです。その頃に是非とも親御さんたちにやってほしいのは色んな習い事をさせるのではなく、色んな本をたくさん読ませてあげてもらいたいのです。そして親の押し付けではなく、子どもたちが自ら考え、創造力を育み、自らの意思で何かをやりたいという動機を促す。
読書から学ぶことは多い。私は小さい頃から絵本が大好きで、とにかく色んな本を読むのが一番の楽しみでした。中学の時は冒険家「植村直己」さんの本を片っ端から読み漁り、まだ見ぬ世界と冒険に憧れ、高校の時は担任の先生から貸してもらった「竜馬がゆく」をキッカケに司馬遼太郎の著書を読み漁り、歴史のロマンに胸を躍らせ、大学ではゼミの題材だったシェイクスピアの戯曲やアガサ・クリスティの推理小説に夢中になりました。
読書することは単に知識量を増やすだけでなく、創造力を養うことにも繋がります。日本は世界でも圧倒的な技術力を誇る国です。これまで色々な偉大な先達が創造力と弛まぬ研究で素晴らしいモノ作りをしてきました。その精神を受け継ぎ、またそれを未来へと継いでゆくのは日本人だけなのです。だから子どもたちが元気でなけりゃいかん。子どもたちの元気は日本の未来なんです。
29/04/2026
【 物理学で解く合気 】
大学は英語英文科で超文系、理数系は大の苦手の私が敢えて物理学の本読みながら、より合理的に合気武道を学べるように、技法の本質をより明確に理解してもらえるように合気の謎解きのような教材を作成中。
高1の時の物理の授業なんか大嫌いで常に赤点に近い点数でしたが、人間ヤル気になれば出来るもんです(笑)。目的のための手段としてではありますが、この歳になって物理学の勉強するとは思わなかった。
合気武道やってると色々と勉強になります。人間学が学べるとは以前にも言いましたが、まさか物理も学べるとは。こんなことなら在学中、真面目にやっておけば良かったな(笑)。
27/04/2026
【 神戸】合気・護身術 体格差を覆す技術| Shin-Kobe 実戦合気武道
体格差のある相手でも、いとも簡単に投げたり押さえ込んだり....というのは合気の特徴の一つですが、無論それらは力技ではありません。
力と力がぶつかり合うことなく、まるで水が上流から下流に流れて行くが如く、極々自然に技が滞ることなく進んでゆく。見てる側からしたら、まるで相手の力が吸い取られていくように思える。不思議で仕方ないと。弟子が洗脳されてて、お約束で飛んでいくのではないかと大半の人は疑心暗鬼に感じてしまう。
たしかにそんな怪しいことやってる流派もあることは確かです。しかし当会の稽古では少なくとも無用な忖度は一切しません。
確かな理論に裏打ちされた技しかやりません。合気は魔法ではない。不思議な力でも何でもありません。どちらかと言うと物理学的な理論、人間の骨格や筋肉などの身体理論に基づいた技法なのです。
だからメチャクチャ面白い!コレばかりは体験してもらわないと分かりません。
当会は神戸市中央区の中心地にあるスタジオを間借りしてレッスンをしています。JR三ノ宮駅、阪急神戸三宮駅、阪神神戸三宮駅、神戸市営地下鉄三宮駅から徒歩約5分の好立地にありますから電車利用される方にも通いやすい場所ですので、是非一度、体験レッスンにおいで頂きたいと思います。
稽古日は週1回、毎週日曜日17:00~19:00
毎週来られなくても大丈夫です。月1回から4回まで区分けしており、それぞれ価格は変えていますから、お仕事やご家庭の事情に合わせて最低月1回から可能。詳しくはウェブサイトの「コース案内」をご覧ください。
習いに来られる方の動機は各々で違っていて、いくつか例として挙げると、
■若い頃に武道をやっていて、育児に手がかからなくなった今、再び何か武道を始めたいと思ったので
■看護師をやっていて暴れる患者を傷つけることなく制圧したいと思って
■保健師をしていて自宅訪問の際に乱暴されるケースもあるので護身術として習いたくて
■仕事で海外に頻繁に行くので何かの際に身を護る術を覚えておきたくて
■スパイ映画などのアクションシーンに憧れて自分もやりたくなったので
■母子家庭なのでイザという時に子どもを護れるようになりたいので
■臆病で人と接するのが苦手な自分に自信をつけたいので
■武道を通して精神力を鍛えたい
■DVを受けたことがあり、二度とそういう目に遭いたくないので強くなりたい
■弱い自分を変えたい、心身共に強くなりたい
■合気道の動画を観て、華麗な技に憧れて自分もやってみたくなった
まあ、皆さんそれぞれ色んな志望動機がありますが、十数年道場をやってて分かったのは、合気を学ぶことで人間的に大きく変われるというのは間違いないということ。当会に10年近くいた方で、聞いて驚くぐらいの高学歴で秀才の方がおられたのですが、最初はコミュニケーション能力に問題があって他の生徒とよくぶつかったりして雰囲気乱すような人でした。私の話にも積極的に耳を傾けないし、正直困った人だなと(笑)。しかし3~4年経ったあたりから人柄が随分と変わったんですよね。私の話もよく聞くようになったし、他の生徒さんらとも笑顔で話せるようになってきたんです。
ただ単に技を覚えて身体的に強くなるだけでは真の意味で合気を会得出来たと言えません。相手が何をしたいのか、どうしたいのかを瞬時に見抜く鋭い観察力や、相手の心を思いやれる慈悲の心、自らの感情をコントロールできる抑制力、なども同時に身につけてこその合気なのです。
だから合気は面白いし、絶対に飽きない。知れば知るほど面白くなるんです。どうですか?合気、やってみたいと思いませんか?神戸で習い事を選ぶなら、是非とも実戦合気武道へ!
20/04/2026
【 太氣拳オープンセミナー!】
先週土曜に開催した太氣拳オープンセミナーですが、大盛会のうちに無事終えることができました。栃木よりお越し頂いた島村館長、お忙しい中ご参加頂いた皆様、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
参加者の大半は当会の生徒たちで、ほぼ太氣拳初体験だったので合気とはまた違った所作に戸惑いもあったようですが、各々何かしら得るものはあったようです。翌日の当会の稽古では早速その効果が若干表れて動きが良くなっていたように感じます。
外部参加の方々も指導者や武道経験者ばかりで各々ご自身のやっておられることにプラスアルファになるものが大いにあったのではないでしょうか。
私も個人的に以前より島村館長の指導を受けていて、合気との相性の良さは既に実証済みだったのですが、当会の生徒たちの反応を見ていて、やはりそれは間違いではなかったと感じました。今回は立禅や這・揺といった基本練功の部分を飛び越して実戦的なテクニックを中心にメニューを構成してもらうよう館長にお願いしていたのですが、実に得心のいく内容で期待以上の会になったと思います。
私が太氣拳のエッセンスを実戦合気武道に生かすにあたって特に注視したのは「歩法」です。無駄のない的確な足運びや位置取り、間合いの妙は実戦の場面において非常に重要なファクターであり、合気技をより確実なものにするためには欠かせないプロセスでもあります。そういう意味では島村館長のスピーディーかつ的確な足の動きを直に観察できるのは、又とないチャンス。今回も私は館長の足ばかり観察していて、改めて素晴らしいと感じた次第。
久しぶりに他流の勉強会を催しましたが、やっぱりたまにこういうのがあると当会の生徒たちにも良いカンフル剤になって各人の意欲向上ならびに実力向上にもなるし、いいことだなと。今年はまた何か他の刺激的な企画もしていきたいと思いますので、その際は是非ご参加頂けたら幸いです。
17/04/2026
【 太氣拳セミナー,いよいよ明日!】
まだ駆け込み参加、ギリ大丈夫です!
あの極真空手の大山倍達総裁をも唸らせた太氣拳。実戦中国拳法と畏れられ名のある武道家たちを魅了したその秘密とは?
今回その謎の一端が明かされる!
このたび栃木より太氣拳尚武館の島村尚武館長を神戸に招聘して1日限定セミナーを開催します。空手や格闘技の競技試合はもちろん、実戦的な護身術としても十二分に生きるテクニックを3時間たっぷり余すことなく学べます。
太氣拳自体、教えている道場も指導者も希少であるため、非常に貴重なチャンス!この機会をお見逃しなく!
■日時 :2026年4月18日(土)12:00~15:00
■会場 :神戸市立王子スポーツセンター柔道場
■参加費:5,000円
*お申込みは以下のページより
https://shinkobe-aiki.com/workshop/event/
01/04/2026
【 神戸で太氣拳セミナー!】
あの極真空手の大山倍達総裁をも唸らせた太氣拳。実戦中国拳法と畏れられ名のある武道家たちを魅了したその秘密とは?
今回その謎の一端が明かされる!
このたび栃木より太氣拳尚武館の島村尚武館長を神戸に招聘して1日限定セミナーを開催します。空手や格闘技の競技試合はもちろん、実戦的な護身術としても十二分に生きるテクニックを3時間たっぷり余すことなく学べます。
太氣拳自体、教えている道場も指導者も希少であるため、非常に貴重なチャンス!この機会をお見逃しなく!
■日時 :2026年4月18日(土)12:00~15:00
■会場 :神戸市立王子スポーツセンター柔道場
■参加費:5,000円
*お申込みは以下のページより
セミナー/イベント
セミナー・イベント情報
17/02/2026
【 太氣拳オープン・セミナーのお知らせ 】
公私共に昵懇にさせて頂いてる太氣拳尚武館の島村館長を栃木からお招きしてオープン・セミナーを8年ぶりに開催致します!
今回は「実戦で活きる太氣拳」の題目通り、実戦を主眼においた太氣拳の実用テクニックや理合を余すことなく伝授頂きます。
合気系武道は元より空手系、格闘技の修行者から指導者クラスの方まで幅広くご参加頂きたく思います。
島村館長ほどの実力と豊富な知識を兼ね備えた指導者は滅多におられません。是非ともこの貴重な機会をお見逃しなく。予定人員に達した時点で募集は打ち切りますので、お申し込みはお早めに。
お申し込みはShin-Kobe実戦合気武道ウェブサイト、セミナー/イベントページより。
https://shinkobe-aiki.com/workshop/event/