からつ塾

からつ塾 からつ塾は、佐賀県唐津市で開講されている民間塾です。あらゆる分野を?

からつ塾は、佐賀県唐津市で開講されている民間塾です。めまぐるしく変化する時代の中で、私たちはともすれば、じっくりとものごとを考えることをおろそかにしていないでしょうか。今あらためて知を追い求めることの大切さ、真理のきらめきに触れる喜びに気づかされます。今日をよりよく生き、明日に向かって深く思いをめぐらすために、自らの力で考え、世の中をみつめ直すことが求められていると思います。からつ塾は歴史、文化、環境、宇宙、自然科学、生き物、人間、倫理、教育等のあらゆる分野をテーマに、「生きた学問」を多くの人に提供していければと思います。これからもからつ塾にご期待ください。☆メールでも講演案内を行っています。配信希望の方は下記アドレスにご連絡ください。[email protected]

☆次回開催第182回からつ塾「気候危機回避に向けて~日本を立て直す」講師:外岡豊氏(埼玉大学名誉教授、一社・エコステージ協会理事)講師プロフィール:1950年神奈川県藤沢市生、早稲田大学理工学部建築学科卒、同修士終了、工博、埼玉大学で環境政...
02/08/2026

☆次回開催
第182回からつ塾「気候危機回避に向けて~日本を立て直す」

講師:外岡豊氏(埼玉大学名誉教授、一社・エコステージ協会理事)
講師プロフィール:1950年神奈川県藤沢市生、早稲田大学理工学部建築学科卒、同修士終了、工博、埼玉大学で環境政策(公害、地球環境問題、他)講義、IIASA、Harvard大学研究員、Imperial College London Visiting Professor、大連理工大学、西安交通大学客座教授、環境省、埼玉県他、検討会、審議会委員歴任、日本建築学会(元地球環境委員長)、エネルギー・資源学会、地球システム・倫理学会ほか多数の学会でエネルギー需給に伴う環境問題、気候危機対策、持続可能社会等について分野横断研究発表、環境NPO多数団体と連携、地元藤沢市の気候変動対策市民活動にも参加、趣味水彩画。

講義概要:グテーレス国連総長が緊急発言しているように気候危機は極めて深刻だ。20世紀後半から地球環境に極度な異常が観察され(新地質時代区分・『人新世』提案)、回復に5万年を要し、生物大絶滅は不可避とされ、人類が地球環境の危機を引き起こしている。今年に入って世界情勢は混沌を極めているが、この状況下で世界的に気候危機対策を確実に進めなければ地球温暖化が止まらず制御不能になると警告されている。最近の日本は何事も危機認識が甘く、少子化、空き家問題他、喫緊の根本課題が未解決なまま、指針も示されず、気候危機以前に社会そのものが危機的な状況にある。1990年代から日本の気候危機対策に関与して来たが、それを確実に推進するには日本社会そのものを立て直さないと始まらない。この講演では地球規模深刻課題の気候危機対策を推進するために日本で何ができるか、地球環境の危機『人新世』を前提にした衣食住のあり方と日本社会の根本的な立て直し策とそれを基礎にした気候危機対策、対応策を提示する。食と農、まちづくり、都市と農山村、林業と国土の保全と利活用、企業や行政の仕組み、文化と伝統的生活や価値観の継承を含めて包括的に論じたい。

日時: 令和8年10月17日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)

☆次回開催第181回からつ塾「現代人の病気は進化によって起きた??~進化医学事始め~その2アフリカを出て世界へ広がると…」講師:中田稔氏(九州大学名誉教授)講師プロフィール:東京医科歯科大学と九州大学で歯学を教える。研究者としてはとくに遺伝...
20/07/2026

☆次回開催
第181回からつ塾「現代人の病気は進化によって起きた??~進化医学事始め~その2アフリカを出て世界へ広がると…」

講師:中田稔氏(九州大学名誉教授)
講師プロフィール:東京医科歯科大学と九州大学で歯学を教える。研究者としてはとくに遺伝学の手法を用いて、家族内の歯の形や顔の形の類似度を調べ、遺伝的要因の解明を進めた。アフリカやアジア諸国の現地調査を行い、口の中からみる人類学について研究を行う。瑞宝中綬賞受賞(1998)。著書としては、「ウイグル~その人々と文化」(朝日選書、1991)、「シルクロード 文明交流の過去・現在・未来」(アイネック学術出版、1993)などがある。

講義概要:人類は直立二足歩行により脳を拡大させ、「難産」という課題を「共同養育」という社会基盤で克服してきました。
約7万年前にアフリカを離れた人類は、世界各地へ広がる過程で、緯度に応じた寒冷地への適応や紫外線の強弱による肌色の変化、高地での低酸素適応など、環境に合わせた遺伝的変異を遂げました。約1万年前に始まった「農耕」は、食料の安定と人口増加をもたらした一方、身長の低下や感染症、さらには穀物の蓄積による「格差」や「戦争」を生み出しました。また、飢餓に備えてエネルギーを脂肪として蓄える「節約遺伝子」は、かつては生存に不可欠な「適応」でしたが、飽食の現代においては、この遺伝的な特性が「肥満」を招き、さらに「2型糖尿病」などの生活習慣病につながる「ミスマッチ(逆適応)」へと変貌しています。
私たちの身体は、過去の環境に適応した「進化の遺産」を引き継いでいます。現代病の多くが、この古い身体と現代文明の衝突から生じていることを理解し、文明環境を適切にコントロールする知恵を持つことが、次世代への重要な課題となります。

日時: 令和8年8月1日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)

☆次回開催予定第180回からつ塾「室町幕府と現代」講師:亀田俊和(かめだ・としたか)氏(台湾致理科技大学応用日語系兼任助理教授)講師プロフィール:1973年、秋田県生まれ。97年に京都大学文学部史学科国史学専攻卒。2003年同大学大学院文学...
04/07/2026

☆次回開催予定
第180回からつ塾「室町幕府と現代」
講師:亀田俊和(かめだ・としたか)氏(台湾致理科技大学応用日語系兼任助理教授)

講師プロフィール:1973年、秋田県生まれ。97年に京都大学文学部史学科国史学専攻卒。2003年同大学大学院文学研究科博士後期課程(日本史学)、06年同大博士(文学)取得。日本学術振興会特別研究員、京都大学文学部非常勤講師、国立台湾大学日本語文学系助理教授などを経て、現任と立教大学文学部非常勤講師などを務める。主な著書に『室町幕府管領施行システムの研究』(思文閣出版2013)、『南朝の真実―忠臣という幻想―』(吉川弘文館2014)、『高師直―室町新秩序の創造者―』(吉川弘文館2015)、『―室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い―』(中央公論新社2017)、『南北朝期室町幕府をめぐる諸問題』(国立台湾大学出版センター2022)、『太平記(上・下)』(現代語訳、光文社2023)。

講義概要: 室町幕府は、14世紀から16世紀にかけて存在した足利氏の武家政権である。後醍醐天皇の建武政権が打ち立てた南朝に対抗するために北朝を擁立し、日本史上ほぼ唯一の皇統の分裂と約60年間の長期間に及ぶ南北朝の内乱時代をもたらした。南北朝合一後は不安定ながらも全国政権として確立し、トータルでおよそ240年間存続した。
 この時代は政治・経済・社会のあらゆる分野が大変動を起こし、現代の日本社会の基礎を形成した時代として重要視されている。また、南北両朝の分裂が近世・近代の政治思想や現実の政治に及ぼした影響も甚大なものがある。
 本講義では、室町幕府の確立過程である南北朝時代の概要を紹介し、併せて先行の鎌倉幕府との類似点や相違点、後続の江戸幕府が室町幕府から受け継いだものは何かといった問題を考察する。また、草創期の室町幕府で勃発した初代将軍足利尊氏と弟直義の抗争いわゆる観応の擾乱がこの政権にもたらした意義と、この乱が及ぼしたその後の室町幕府への影響についてもお話ししたい。

日時: 令和8年7月18日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)

☆次回開催予定第179回からつ塾「宇宙・地球・人―人間生活と宇宙・地球との関わりを探る―」講師:林武広(はやし・たけひろ)氏(広島大学名誉教授 元比治山大学副学長)講師プロフィール:山口県周南市出身、広島大学教育学部卒業、1976年同大学学...
23/05/2026

☆次回開催予定
第179回からつ塾「宇宙・地球・人―人間生活と宇宙・地球との関わりを探る―」

講師:林武広(はやし・たけひろ)氏(広島大学名誉教授 元比治山大学副学長)
講師プロフィール:山口県周南市出身、広島大学教育学部卒業、1976年同大学学校教育学部助手、専任講師、助教授、教授、1993年博士(理学)の学位取得(山陽帯花崗岩類の貫入機構に関する研究)、2002年大学院教育学研究科教授、04年大学院国際協力研究科教授兼任、16年定年退職、広島大学名誉教授。この間、附属東雲小学校・同中学校校長も兼任。広島大学退職後、比治山大学教授、翌年から4年間副学長。02年より科学わくわくプロジェクト代表、その他、現在も複数校の学校運営協議会委員を務める。

講義概要: この講義では、私が取り組んできた“地学分野(天文・気象を含む)”の専門的内容と それらに関わる“環境・防災”の話題を中心とし、その周辺の話題も紹介します。
 地学の研究・教育では宇宙や地球という巨大な時間・空間を扱います。まず私たち人間は宇宙・地球に存在する“いち構成員(つまり地球という星に居る宇宙人)”であることの認識が基本と思います。私たちは普段の生活で宇宙や地球とどのような関わりがあるのか、どのような影響があるのかあまり意識することはないと思いますが、地球温暖化、紫外線、各種の地下資源、環境保全、自然災害など日常生活に影響が及ぶことも少なくありません。他にも海の干満、暦・時間など生
活に密着した宇宙関連の事柄もあります。
 本講義では生命が躍動する惑星地球の特徴、太陽から地球に降り注ぐ日射エネルギーの実態、地震・火山の源をつくる地球のメカニズムの一端を紹介し、これらと自然環境や日常生活との関わり考えます。本講義では、写真や動画を取り入れて解説を進めるとともに、宇宙の広がりや成り立ちを実感できる立体映像や、簡単な分光器による光の観察などの実習も取り入れ、宇宙や地球をより身近に感じていただく予定です。

日時: 令和8年6月20日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1、000円(学生500円、中学生以下無料)

☆次回開催第178回からつ塾「生産技術者が構想する新しい世界政治制度」講師:山縣俊夫氏(システムエンジニア、日立理科室のおじさん)講師プロフィール:1948年茨城県日立市生まれ、茨城大学工学部機械工学科卒業、㈱日立製作所入社、重電機工場の生...
05/05/2026

☆次回開催
第178回からつ塾「生産技術者が構想する新しい世界政治制度」

講師:山縣俊夫氏(システムエンジニア、日立理科室のおじさん)
講師プロフィール:1948年茨城県日立市生まれ、茨城大学工学部機械工学科卒業、㈱日立製作所入社、重電機工場の生産技術部門にて蒸気タービンの羽根曲面NC(数値制御)加工用CAD-CAMシステム等の開発に従事、情報システム部門にて工場内の設計・製造技術の管理等に従事。定年後、いままでの経験と知識を利用して、新しい世界政治制度の研究を開始。NPO法人日立理科クラブの会員として、地元小学校の理科授業支援活動に従事。ドラッカー学会会員、地球システム・倫理学会会員。著書に『未来ナビと地球社会』(北樹出版)がある。

講義概要: 地球社会は平和問題、核兵器問題、地球温暖化問題、国連の安全保障機能の不全、選挙で選ぶ代表制民主主義政治の劣化などによって文明崩壊の危機にあるが、頼りとする人文社会系学者からは問題解決の提案すらされていない。現状打開のため、生産技術者として、大乗仏教思想、実験科学思想、システム技術、情報技術を利用した問題解決構想を提案したい。
上記の諸問題を解決するには、それらに共通する原因を見つけ、その原因を解消するというエンジニア的発想が必要である。問題解決にはシステムについての基礎知識、人間が環境適応のための行動プランを作る能力を高める技術革命と社会的分業の必要性の認識、民主主義政治の宿命的な問題と人知の限界の認識、そして「未来ナビ」という未来探索システムの制度化が必要である。
未来ナビは情報と論理のサイバースペースに作られた地球世界(メタ・ワールド)を内部にもち、地球の全市民が共同利用し、物的な財に匹敵する行動プランという知的財を生み、そこから知的経済制度を生み出すものである。その結果、世界連邦と直接民主主義の実現が可能となり、持続可能な社会への計画的な移行の実現にも中心的な役割を果たすのである。

日時: 令和8年5月16日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)

☆次回開催第177回からつ塾「庄屋文書にみる、唐津藩のキリシタン政策」講師:山田洋氏(松浦史談会会長)講師プロフィール:昭和11年佐賀市生まれ。長年にわたり松浦史談会事務局長を務め、平成29年より松浦史談会会長に就任。唐津藩内の庄屋文書を始...
13/04/2026

☆次回開催
第177回からつ塾「庄屋文書にみる、唐津藩のキリシタン政策」

講師:山田洋氏(松浦史談会会長)
講師プロフィール:昭和11年佐賀市生まれ。長年にわたり松浦史談会事務局長を務め、平成29年より松浦史談会会長に就任。唐津藩内の庄屋文書を始めとする近世文書の研究を行う。

講義概要: 16世紀半ばのザビエル来日以降、九州各地ではキリシタン大名のもとで信仰が定着したが、秀吉の天下統一以降は弾圧の対象となり、江戸幕府において禁教体制が確立される。唐津でも慶安期以降、毎年、宗旨奉行の下役が庄屋宅で家族を集めて血判改めを行われ、続いて家主による大判改め、さらに代官立会いのもとでの人別改めが実施された。こうして作成された宗門改帳と人別改帳は藩に提出され、村単位でキリシタンの有無が厳しく監視された。
また、馬渡島では、大村領黒崎村から弾圧を逃れた一家が密かに移住し、寺替証文によって檀那関係を整えながら生活していた。表向きは仏式で葬儀を行い、夜になると密かにキリスト教の儀礼を行うなど、二重の信仰生活を送っていたと伝えられる。波戸岬での踏み絵を経ながらも信仰は続き、明治6年に禁制が解かれると教会を建てて信仰を公然と再開した。
今回の講義ではキリスト教の伝来から、信長・秀吉・家康による対応の変化と禁教令の成立までの流れを整理したうえで、唐津に残る庄屋文書や寺請証文などの一次史料をてがかりとして、禁教政策がどのように村落社会で運用され、庶民がそれにどう向き合ったかを明らかにする。

日時: 令和8年4月18日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)

☆次回開催第176回からつ塾「カズオ・イシグロと日本の戦後」講師:大嶋仁氏(福岡大学名誉教授)講師プロフィール:1948年生まれ。東京大学大学院博士課程(比較文学比較文化)修了後、静岡大学、バルセロナ自治大学、ペルー=カトリック大学、ブエノ...
02/03/2026

☆次回開催
第176回からつ塾「カズオ・イシグロと日本の戦後」

講師:大嶋仁氏(福岡大学名誉教授)
講師プロフィール:1948年生まれ。東京大学大学院博士課程(比較文学比較文化)修了後、静岡大学、バルセロナ自治大学、ペルー=カトリック大学、ブエノスアイレス大学、パリ国立東洋言語文化学院で教鞭をとったあと、福岡大学教授(1995−2016)となる。現在は福岡大学名誉教授。主に比較文化的観点からの日本思想史、科学と文学の関係について研究している。最近の著書として、『科学と詩の架橋』(石風社2022)『生きた言語とは何か 思考停止への警鐘』(弦書房2023)『石を巡り、石を考える』(石風社2023)『森を見よ、そして木を』(弦書房2025)『日本文化は絶滅するのか』(新潮社2025)『森を見よ、そして木を 科学者ゲーテの眼力』(弦書房2025)などがある。

講義概要: 両親は日本人で長崎生まれのカズオ・イシグロは6歳の時にイギリスに渡り、その後ずっと彼の地で過ごし、イギリス国籍を取得した異色の作家である。彼の多くの作品は「過去とどう折り合いをつけるか」という問題を扱っており、その丁寧なアプローチの仕方と場面構成の妙によって、2017年のノーベル文学賞を受賞している。今回の講義は彼が「日本の戦後」をテーマとした初期3作品、すなわち『遠い山なみの光』(1980)『浮世の画家』(1984)『日の名残り』(1986)を追うことで、彼の文学が「日本人には見えない日本」を描いていることを指摘し、その点を掘り下げることでこの文学がもつ未来性、すなわち将来の日本人にとっての重要性を明らかにしたいと思う。

日時: 令和8年3月7日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)

☆次回開催第175回からつ塾「現代人の病気は進化によって起きた??~進化医学事始め~その1 直立二足歩行の功罪」講師:中田稔氏(九州大学名誉教授)講師プロフィール:東京医科歯科大学と九州大学で歯学を教える。研究者としてはとくに遺伝学の手法を...
08/02/2026

☆次回開催
第175回からつ塾「現代人の病気は進化によって起きた??~進化医学事始め~その1 直立二足歩行の功罪」

講師:中田稔氏(九州大学名誉教授)
講師プロフィール:東京医科歯科大学と九州大学で歯学を教える。研究者としてはとくに遺伝学の手法を用いて、家族内の歯の形や顔の形の類似度を調べ、遺伝的要因の解明を進めた。アフリカやアジア諸国の現地調査を行い、口の中からみる人類学について研究を行う。瑞宝中綬賞受賞(1998)。著書としては、「ウイグル~その人々と文化」(朝日選書、1991)、「シルクロード 文明交流の過去・現在・未来」(アイネック学術出版、1993)などがある。

講義概要: ヒトはしばしば「進化の頂点」と表現されるが、進化とは、理想像を目指した設計図に基づくものではなく、生物が環境に適応しながら変化していく自然の過程にすぎない。進化によってある形質を獲得することが、有利に働くだけでなく、同時に不利な側面や代償(トレードオフ)をもたらすこともある。進化医学とは、こうした進化の功罪から生じる病気や不都合な諸点を明らかにして、疾病予防や治療に生かそうとする学問体系である。
そこで、ヒトが進化した過程を、次の2つの時期に焦点を当てて考察する:
● 約700万年前:チンパンジーとの共通祖先から分かれ、直立二足歩行が成立した時期
● 約7万年前以降:アフリカから移動し、多様な環境に適応していった時期
直立二足歩行は、人類進化における画期的な特徴であり、進化医学の観点からは、身体の構造と疾病の関係を読み解く鍵でもある。人間の骨格や関節、筋肉は、完全に「直立二足歩行用」に設計されたものではなく、魚類からの進化の名残を多く残している。だからこそ、骨格的に、膝や腰の痛み、歩行障害、さらには難産などの問題が生じやすい。また、狩猟採集時代(250年間~1万年間)に獲得した飢餓に堪える遺伝子と現代の生活環境との間には、ミスマッチが生じ、肥満・糖尿病・心臓病などのいわゆる生活習慣病の基となっている。このように進化の過程を知ることで、現代の生活の中で、自然食の摂取、適度な運動・身体活動や、自然との触れ合いが重視されるゆえんが、理解できるであろう。

日時: 令和8年2月21日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)

☆次回開催第174回からつ塾「高温超伝導体の探索と発見~セレンディピティから理論設計へ~」講師:黒木和彦氏(大阪大学大学院教授)講師プロフィール:1992年 東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学、同年 東京大学理学部助手、1994...
08/01/2026

☆次回開催
第174回からつ塾「高温超伝導体の探索と発見~セレンディピティから理論設計へ~」

講師:黒木和彦氏(大阪大学大学院教授)
講師プロフィール:1992年 東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学、同年 東京大学理学部助手、1994年 博士(理学)(東京大学)、2000年 電気通信大学助教授、2007年 同教授を経て、2013年より大阪大学大学院理学研究科物理学専攻・教授。 専門は物性物理学の理論研究。特に超伝導発現機構の解明と新しい超伝導体の理論設計。

講義概要: 超伝導は物質の電気抵抗が消失するという極めて特異な現象である。通常は非常に低い温度(-250℃以下)まで冷やさないと実現しないが、窒素が液化する温度(約-196℃)以上で超伝導が実現する物質が少数存在し、「高温超伝導」と呼ばれる。講義の前半では、超伝導の応用に簡潔に触れたのち、一般に超伝導現象がおこる理由を、できるだけ平易に解説する。物理学全般において重要となる「対称性の破れ」という概念との関連についても触れる。後半では、特に高温超伝導に焦点をあて、これらの物質の発見の経緯について述べる。銅酸化物は初めて見つかった高温超伝導体といえるが、その発見は理論的に予想されていたことではなかった。一方、近年では、新しい高温超伝導体の実験的発見に先んじて、理論的研究が行われたり、高温超伝導が定量的に理論予想されたりする時代になりつつある。講演では、過去から現在に至る経緯、未来に向けた展望についても述べる。

日時: 令和8年1月17日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)

☆次回開催第173回からつ塾「日本の戦争 一般兵士にとって戦争とはなんだったのか?」 2025年9月27日  最終更新日時 :2025年9月27日 teramura講師:大嶋仁氏(福岡大学名誉教授)講師プロフィール:1948年生まれ。東京大...
22/11/2025

☆次回開催
第173回からつ塾「日本の戦争 一般兵士にとって戦争とはなんだったのか?」
2025年9月27日 最終更新日時 :2025年9月27日 teramura

講師:大嶋仁氏(福岡大学名誉教授)
講師プロフィール:1948年生まれ。東京大学大学院博士課程(比較文学比較文化)修了後、静岡大学、バルセロナ自治大学、ペルー=カトリック大学、ブエノスアイレス大学、パリ国立東洋言語文化学院で教鞭をとったあと、福岡大学教授(1995−2016)となる。現在は福岡大学名誉教授。主に比較文化的観点からの日本思想史、科学と文学の関係について研究している。最近の著書として、『科学と詩の架橋』(石風社2022)『生きた言語とは何か 思考停止への警鐘』(弦書房2023)『石を巡り、石を考える』(石風社2023)『森を見よ、そして木を』(弦書房2025)などがある。

講義概要: ここでいう「日本の戦争」は、満州事変からポツダム宣言受諾までの15年のうち、最終局面である1941年以降を指す。これを帝国主義戦争の失敗と位置づける人もあれば、アジアの侵略者である欧米に対する反撃とみて、日本軍のおかげでアジア諸民族が解放されたとみる向きもある。ここではそうした政治的観点よりも、一般兵士にとっての戦争とはなんだったのかを重視し、その面で大きな貢献をしている3冊の書を紹介し、戦後80年を迎える本年の総決算としたい。その3冊とは、Haruko Taya and Theodor Cook: Japan at War, an Oral History, The New Press, 1989;吉田裕『日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実』(中公新書2017年);結城昌治『軍旗はためく下に』(中公文庫1970年)である。この3冊が示しているところが案外に似通っているところが興味深い。小説家の結城昌治は中で最も早く戦争の実態を把握しており、TayaとCookの『戦時の日本』は旧日本兵のインタビューという困難な作業から、日本人にとっての戦争とはなんだったのかを浮かび上がらせている。吉田は「日本軍は強かった」という神話が最近になって復活してきたことを危惧し、統計資料を駆使して、その悲惨な実態に迫っている。

日時: 令和7年12月6日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)

住所

松南町2-77
Karatsu-shi, Saga
847-0021

ウェブサイト

アラート

からつ塾がニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

その学校に問い合わせをする

からつ塾にメッセージを送信:

ショートカット

共有する

カテゴリー