23/08/2013
代表の小茂田です。
先日、比叡山延暦寺にお参りしたときにありがたい法話を頂きましたのでご紹介させてください。
比叡山延暦寺の根本中堂には「不滅の法灯」と呼ばれる釣灯籠があります。その名の通り消えることなく灯し続ける灯りなのですが、灯し続けている期間は何と1200年だそうです。信長の焼き討ちの時もこの灯し火を山形の寺に避難させて後に戻したのだそうです。
ここまででもすごい話なのですが、私が感心させられた話はこの後の話でした。寺の僧たちはこの灯火を絶やさないために油を差し続けなければならなかった。この油を絶やすことなく刺し続ける事ができたのは、あるルールがあったからだそうです。このルール、みなさん何だと思いますか?と問われた時、私はふと「当番制とかだろうな」と思いました。その後の法話はこう続きました。「普通に考えたら当番制にする、とお考えになるのではないでしょうか」
え?違うの?私の心の中です。
ルールというのは「当番制にしない事」です。なぜかというと、人というのは本当に弱いもので、当番制にした途端に他責とか過信という甘えが出てくる。「火が消えそうになってるけど今日の当番のあいつはしっかり者だから間違いはないだろう」とか。「今日は当番じゃないから気にかけなくてもいいだろう」とか。
当番だからやる、ではなくて、気づいたら誰でもいいからすぐやろう、という僧たちの主体性に基づく暗黙のルールだったのだそうです。
灯りを絶対に絶やしてはならない!この使命感を共有していたからこそ成された偉業かと。信長の焼き討ちの際も命をかけて守り抜いたのは強烈な使命感あったからこそ、でしょうし、やはりミッションの共有は人と組織を正しく動かすんだなぁ、と。ドラッカーの教えに繋がります。
企業経営、マネジメントにも、とても役立つ話だと思いましたが、みなさんいかがでしたでしょうか。
*写真はパンフレットのものです。根本中堂内での写真撮影は一切禁じられています。