山岡先生が主導された研究論文が、運動生理学分野の国際的学術誌である Journal of Applied Physiology に採択されました。おめでとうございます。
著者名: Endo MY, Kashima H, Miura A, Fukuba Y.
論文名:Effects of glucose ingestion on blood flow in the small intestine and exercising limbs during endurance exercise.
<内容>
本研究では、中-高強度運動中における「筋」と「消化管」の血流配分に着目し、糖質摂取が循環応答に与える影響を検討しました。
被験者は40分間の両脚膝伸展運動を実施し、運動中に糖質飲料(グルコース50g)または水を摂取しました。
実験中を通して、大腿動脈(活動筋)、上腸間膜動脈(消化管)、上腕動脈、皮膚血流に加え、血圧、心拍数、心拍出量などを連続的に測定するという、非常に高度な実験が行われています。
一般に、高強度運動時には、活動筋への血流(大腿動脈血流)は増加し、消化管への血流(上腸間膜動脈血流)は低下します。
これは、限られた血液を運動遂行に必要な部位へ優先的に配分するための重要な循環調節です。
しかし本研究では、糖質飲料を摂取すると、運動中であるにもかかわらず上腸間膜動脈血流が有意に増加することが明らかとなりました。一方で、大腿動脈血流は低下し、血流が活動筋から消化管へ一部再配分されることが示唆されました。
興味深いことに、このような血流の再配分が生じても、心拍出量や酸素摂取量などの全身的な循環・代謝応答には変化が認められませんでした。すなわち、新たに血流が増えるのではなく、「体内での血流の配分の仕方」が変化していることが明らかとなりました。
年度始めの嬉しい報告でした^^
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41926638/
県立広島大学 健康科学科 運動生理学研究室
本研究室では,運動やスポーツといった身体活動に対して,生体内で起こ?
30/03/2026
廿日市市で食事と運動の講座を行いました。高校生からご高齢の方まで、幅広い世代の皆さまにご参加いただきました。講座では、講義、エアロビクス、筋トレ、ストレッチを行いました。
有酸素運動、筋トレ、ストレッチは一人でできますが、他者とのつながりや、多様な身体の動き、考えながら動くという観点でスポーツも積極的に取り入れていただきたいなと、
個人的には考えております^^
24/02/2026
2026年2月20日、三浦朗先生の最終講義が行われました。
講義タイトルは「私の研究ノート」。
講義では、広島大学から東京大学、東北大学、そして広島女子大学・県立広島大学へと続く歩みを振り返りながら、各大学で取り組まれてきた研究、さらには影響を受けられた先生方・仲間との出会いについて語られました。
その一つひとつの経験を通して、研究とは何か、何のために研究をするのか、そして問いを持ち続けることの意味について、静かでありながら力強いメッセージが示されました。
長年にわたる教育・研究へのご尽力に、心より敬意と感謝を申し上げます。
講義の後には、OG・OBの皆さまとともに思い出の研究室へ。
温かく、そして心に残る一日となりました。
追伸:
OB・OGの皆さま、先生への温かなメッセージを本当にありがとうございました。最終講義の日に冊子としてお渡しすることができました。
三浦先生からは、
「何度も何度も読んで、笑って、ジーンとなって……僕だけの一生の宝物です」
とメッセージをいただきました。😂
23/12/2025
卒業論文発表会が無事に終了しました。
三浦先生の開会挨拶の後、運動分野の発表からスタートし、鍛島研究室からは2演題を発表しました。
1つ目は、前腕を42℃のお湯に浸し、60分間温める実験です。
運動の有無を条件に、加温中の上腕動脈シェアレートおよび血管径を連続測定し、さらに温めている最中にFMD・FMCを評価しました。
2つ目は、自転車運動中に外腸骨動脈血流を測定できるかを検討した研究です。
負荷の増加に伴い血流速度が上昇し、血管が拡張するという結果自体はシンプルですが、運動中でも安定して測定できることを確認できた点が大きな成果でした。
また、筋内圧が比較的低いこともあり、逆向流(末梢から心臓へ戻る血流成分)がほとんど見られなかった点は、膝伸展運動との違いとして興味深い結果です。今後の研究につながる「種」を撒く卒業論文となりました。
卒論生のお二人に感謝です。お疲れ様でした。
この後は、卒業論文の執筆、実験データ・ノートの整理、そして引き継ぎを経て卒業となります。
……とはいえ、忘れてはならない国家試験の勉強。まだまだ気が抜けませんね。
最後に、今年も1年間ありがとうございました。
皆さまにとって、良い年末、そして素敵な新年となりますことを祈念しております。
卒論発表会まで残り1カ月。。。
今年も4年生2名です。実家が遠い二人ですが、粘り強く実験に解析に取り組んでくれています。
テーマは以下の2つです。
①運動中の上腕動脈血管内皮機能とその生理機序の解明-シェアストレスの影響-(発表:中谷さん)
②脚自転車運動中の外腸骨動脈血流応答-多段階漸増運動負荷試験を用いた検討―(発表:児玉さん)
①の研究は今年で一段落つきそう。
②の研究はこれから温めていきたいテーマで、新しいチャレンジとなります。どうか花開きますように。。。
15/10/2025
論文が掲載されました。
卒論生4名(森中さん、遠藤さん、長尾さん、杉本さん)も共著者として名を連ねています。本当によく頑張ってくれました。
また、被験者の皆さまには、起床・就寝時刻や食事開始時刻の管理、朝食の欠食、激しい運動やアルバイトの制限、カフェイン飲料の制限など、日常生活に多くの制約がある中、最後までご協力いただきました。心より感謝申し上げます。
今年もなんとか論文を出せて安堵しています。。。😅
Regular or Irregular Breakfast Skipping Suppresses the Vascular Endothelial Function of the Brachial Artery Background: Habitual breakfast skipping is associated with an increased risk of cardiovascular and cardiometabolic diseases. However, the effects of skipping breakfast regularly versus irregularly on vascular endothelial function (VEF), a key marker of cardiovascular health, remain unclear. This stu...
論文掲載のお知らせ
昨日、以下の研究内容が Nutrients 誌に受理されましたので報告致します。
論文タイトル
Regular or irregular breakfast skipping suppresses the vascular endothelial function of the brachial artery
著者
Hideaki Kashima*, Yui Morinaka, Kano Endo, Mizuki Sugimoto, Naho Nagao, Ryota Mabuchi, Masako Yamaoka Endo, Naomi Kashima, Yasuhiko Kitadai, Akira Miura, Yoshiyuki Fukuba
内容
本研究では、8日間の朝食の欠食パターン(規則的あるいは不規則)が上腕動脈血管内皮機能に及ぼす影響を検討しました。その結果、朝食欠食のパターンに関わらず、介入後に上腕動脈血管内皮機能が有意に低下することが明らかになりました。
お礼
この研究に関わった研究室の卒論生(長尾さん、杉本さん、遠藤さん、森中さん)には本当に感謝しております。平日はほぼ実験、被験者の食事の準備、測定項目の多さから解析も大変だったと思います。。。本当にありがとうございました😊
04/04/2025
新年度が始まりました。
今日は実験のプロトコールの最終確認です。
昨年度の実験の一部を、今年度も継続・引き継いで行います。
今日は前腕を42℃で60分間温めながら、上腕動脈の血流と血管径、血管内皮機能を測定しています。
大学の桜は八分咲き、この週末に満開となりそうでしたので、lab.メンバーで恒例の写真撮影を。
国家試験のスケジュールも考えると、実質卒論の期間は8カ月弱です。頑張っていきましょう!!
02/04/2025
廿日市で栄養・運動セミナーを開催しました。
3月27日、廿日市の山崎本社 みんなのあいプラザ(総合健康福祉センター)にて、鍛島が栄養・運動に関するセミナーを開催しました。今年も筋トレ、エアロビクス、バランス、ストレッチです^^b
毎年、多くの方々にご参加いただいており、今年も健康に関心の高い多くの方々が集まりました。健康づくりの一助になれば幸いです^^
広島県の健康寿命の現状・・・朗報です。
今年1月、令和4(2022)年時点の広島県の健康寿命が公表されました。健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間の平均」を指します。これは3年に1度実施される国民生活基礎調査(大規模調査)の結果を基に、厚生労働科学研究班によって算出されます。
調査では、健康票の「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか。」という質問に対し、「ある」と回答した人を不健康として集計します。このような調査を通じて、各都道府県の健康寿命が算出されます。
広島県の健康寿命の推移
今回発表されたデータによると、広島県の健康寿命は以下の通りでした。
男性:72.13年(全国34位)
女性:75.85年(全国13位)
広島県の女性の健康寿命は、これまで全国的に低い順位に位置していましたが、今回初めて全国平均を上回る結果となりました。
良かったですね。女性の健康寿命の延伸は、広島県が進める健康づくりの取り組みの成果であると信じたいところです。
一方で、令和元(2019)年からの変化をみると、
男性:▲0.58年(全国平均▲0.11年より大きな短縮)
女性:+1.26年(全国平均+0.07年を大幅に上回る伸び)
男性の健康寿命は全国平均以上に短くなってしまいました。。。
次は男性なのですね^^;
最後に。今後も県民一人ひとりが健康意識を高め、運動や栄養、睡眠に気を配ることで、さらなる健康寿命の延伸を目指していきたいですね。
07/03/2025
先日ご報告した福場研 OG 杉村 佳南(すぎむら かな)さんの取り組み(広島の老舗乳製品メーカー・チチヤスと共同で、アイスを用いた栄養補助食品を開発)が、広島テレビで報道されました。放送の様子は「広テレ!NEWS」公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。ぜひご視聴ください!
📺 動画はこちら 👉
【わたしらしく生きる】栄養が不足しがちな高齢者のためにつくられた「アイス」 私らしく生きるプロジェクト。今回は栄養が不足しがちな高齢者のためにつくられた、栄養満点の「アイス」を紹介します。どうやったらお年寄りに食べてもらえるか…アイスには考案した若者のアイデアが詰まっていまし...
大学コースのホームページに運動生理学実験の内容を掲載しました。
【健康科学コース】運動生理学実験の紹介-運動時の身体の巧みな調節システムを学ぶ- - 県立広島大学 2年次後期に開講される「運動生理学実験」を紹介します。この授業では、運動中の身体のさまざまな反応を実験を通して学び、生体の巧みな調節システムを理解します。この授業をきっかけに、後に開講される「体力評価.....
場所
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住所
南区宇品東1丁目1/71
Hiroshima, Hiroshima
734-8558