11/11/2020
【令和2年度学長表彰 表彰式が行われました】
新型コロナウィルスの影響で表彰式が延期されていた「令和2年度学長表彰」の表彰式が11/10(火)に行われました。
学長表彰は、教育・研究・社会貢献の3分野において、それぞれ顕著な功績を上げた教員を表彰するものです。
うち「研究」分野の学長表彰制度である学長学術研究表彰は、先進的又は独創的な研究を実施している研究者の特筆すべき研究業績をたたえるとともに、その研究内容を学内外に広めることにより、本学研究者の研究意欲の向上、更なる研究の活性化及び外部資金を活用した研究を一層推進することを目的に平成26年度に創設され、過去に12名の教員が受賞しており、今回が7回目となりました。
今年度の学長学術研究表彰は、学会における学会賞等のうち最高位の賞等の受賞者や前年度の外部研究資金獲得額が基準額を超えた教員を表彰する「学長学術研究表彰」に、過去最多となる5名の教員が表彰されました。また、39歳以下の研究者を対象とし、学会における学会賞等のうち若手研究者への奨励賞等の受賞者や前年度の外部研究資金獲得額が基準額を超えた教員を表彰する「学長学術研究奨励賞」に、1名の教員が表彰されました。
「学長学術研究表彰」を受賞した5名とその表彰対象となった業績内容をご紹介します。
人間発達文化学類の佐久間康之教授と髙木修一准教授は、令和元年度小学校英語教育学会(JES)学会賞を受賞された功績により共同受賞されました。受賞した研究論文は、小学校で英語の音声に慣れ親しんでいる児童が音声言語として語彙を習得するメカニズムについて、認知心理学の記憶研究に基づく実験調査を行ったものです。15年前から取り組んできた基礎研究が、2020年度から小学校で外国語科として開始する英語指導に多大に寄与する最優秀学術研究論文として評価されました。
学校臨床支援センターの宗形潤子教授は、第17回日本生活科・総合的学習教育学会「研究奨励賞」を受賞し、原発事故後、福島県内での屋外遊びや活動が制限された後、屋外の砂の入れ替えにより活動をした際の子ども達の自己実現や自己解放される姿を問題の所在として、小学校入学間もない子どもが生活科の授業において砂遊びを行うことが、小学校での居場所づくりにどのような影響をもたらすかを関与観察とエピソード記述をもとに明らかにしました。小学校教員、指導主事の経験を持つ宗形教授が、地域の生活科教育の充実に向けて核となって取り組む姿、子どもに寄り添い分析する手法が高く評価されました。
行政政策学類の長谷川珠子准教授は、平成30年8月に刊行された著書『障害者雇用と合理的配慮-日米の比較法研究』により、平成30年度沖永賞を受賞されました。受賞した著書は、障害者の社会的包摂が大きな社会的課題となる中で、その課題達成にとって大きな役割を担う障害者雇用政策を取り上げ、日米の政策アプローチの差異のみならず、最近の一定の収斂傾向を描き出し、障害者雇用政策の新たな可能性について考察したものです。労働法理論への貢献だけでなく、障害者雇用政策にとっても示唆に富む、完成度の高い力作であると高く評価されました。
共生システム理工学類の高貝慶隆教授は、原子力災害に貢献する放射性ストロンチウム迅速分析法の開発を研究テーマとし、多額の外部資金を獲得しました。高貝教授は、令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞)を受賞し、その研究成果は、原子力災害などの放射能分析において、人間の手を介して行う方法よりも従事者の被ばくを最小限に抑える効果が期待できるうえ、原子力発電所事故後、国家的危機にあった汚染水処理及びその分析業務が大幅にスピードアップされ、国民へのスムーズな情報公開に寄与するなど、本学のみならず、社会に対し多大な貢献をされています。
次に若手研究者を対象とする「学長学術研究奨励賞」を受賞した教員とその表彰対象となった業績内容をご紹介します。
共生システム理工学類の小井土賢二特任准教授は、日本LCA学会奨励賞を「ライフサイクル思考に基づくバイオマス利用技術とシステムの設計に関する研究」により受賞しました。小井土特任准教授は、バイオマスガス化由来のバイオ水素の製造におけるガス精製技術の環境負荷低減や、バイオ燃料やバイオマス発電の環境負荷低減に取り組んでおり、地域分散型のバイオマス利活用とそれによる環境負荷低減と導入支援に資する研究は、今後の更なる発展が大いに期待されます。
12/23(水)14:00より、受賞記念講演が開催されます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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�https://www.fukushima-u.ac.jp/news/Files/2020/11/143-08-2.pdf