トクノ スクール in 福岡

トクノ スクール in 福岡 熊本大学名誉教授 徳野貞雄先生(農村社会学)が開催する私塾。コロナ禍を経て、現在は隔月の第3金曜日、夜7時から開講しています。 Zoomを利用したWeb開催で、地元九州ばかりでなく、遠隔地からの参加が容易になりました。
消滅が云々される地方を考える視点を得るヒントが詰まった講義です。

「私、徳野貞雄は、何ほどか農村社会学の研究者としての看板を上げてきた。そして、近頃、歴史上もっとも農業・農村が変容。変動した時期の研究者であったことも自覚してきた。そして、現代の高度産業化が進展する日本社会の中で、変容する農業と農村(現代的な“家族”と“集落”)の存在意義と存続携帯を探り続けることが、今後の自分の学問的なつとめであると考えている」と称する徳野貞雄先生が福岡市を中心に開講している私塾。

2012年度の塾生で番頭の宮浦が開設したページです。徳野先生にも一応ご報告済み。

01/06/2026

6/5(金)のトクノスクールにお申し込みの皆さんには、参加用のURLをお送りしました。

07/05/2026

次回6/5(金)のトクノスクール、【限界集落はなぜ消滅しないのか-広島 吉和集落T型点検の報告-】について、徳野先生から以下。(長文です)
 
次回のトクノスクール『限界集落は、なぜ消滅しないのか?』は、実際に3月23日に行った【吉和T型集落点検】の実施状況のリアルと、集落点検により獲得した様々な知見の報告となる。

 (1)限界集落といわれている吉和地区の実態調査から見えてきたものを明らかにする。この課題を『限界集落は、なぜ消滅しないのか?』というタイトルで報告する。
 (2)この調査を実施した吉和地区N集会場が、ライブ会場のような社会空間に変容した。この変容過程を社会学的に考察していくという作業を、今回【広島県吉和調査のリアル】として考えていきたい。すなわち、社会学や社会調査の実践過程が、人々にとって楽しみであり、充実した時間・空間を共有する【共鳴過程】をつくるという現象が生じ、またそれを生じさせたと考えている。

 以上の文章は、抽象的に整理したものであるが、報告では具体的事例をベースに発表していきたい。
 たとえば、Fさん(91)は、住民台帳では独居高齢者の「強不安定世帯」とされているが、T型集落点検をすると、実際は孫夫婦(43, 43)とひ孫である女の子3人(13, 10, 8)と住んでいる。また、長女(62)が集落内に嫁いでおり、別姓になっていることが分かった。これで、現在の「生活の安定度」は、「強不安定」から「強安定」へ逆転した。
 なお、この変化過程をライフヒストリーのように訊ねていくと[昭和10年に島根県の山奥で生まれ、昭和25年頃に被爆した広島駅前で働き口を見つけているうちに、衣料品店の大将から「吉和の方で良い仕事口があるから」と紹介され、吉和に移ってきた。そこで同じ材木飯場で働いていた夫と結婚し、子ども達を育て…]という話をしてくれた。
 
 調査が終わったあとFさんに感想を尋ねたら、「今日は非常に楽しかった。興奮もした。昔の若い頃のことを思い出し、充実した心持ちになった。またこのような機会があれば呼んでほしい」と言われた。
 これが、T型集落点検という社会調査が、従来の被対象者として位置づけられた客観的な学術的作業ではなく、調査されているなかに自分の人生を再生させ、自分の感情が揺さぶられ、充実した時間を提供できる可能性があるのではないかと考えている。
 このような形での調査の在り方を模索していきたい。これが今回のひとつの成果である。

 この調査での【共鳴過程】は、調査に参加した人(調査員、被調査者〔住民〕、関係者〔行政マン, 社協職員等〕)は、同じ空間のなかで体感的に獲得することができる。
 だから、ライブ会場と同じである。このライブ会場およびライブ化をどのように行うかが、大きな課題である。

04/05/2026

6/5開催「5月のトクノスクール」
テーマは【限界集落はなぜ消滅しないのか-広島 吉和集落T型点検の報告-】です。

03/05/2026

5月のトクノ・スクールのお知らせ
諸般の事情により6/5(金)開催となります。よろしくお願いします。

徳野です。突然ですが、2007年頃の『「人口減少時代」の農山村のゆくえ』という論文が見つかりました。PCで「システム過疎論」を検索して見つけました。私、徳野貞雄の現在の立ち位置を示すかなり重要な論文だと思います。どこに投稿したかを覚えていま...
14/04/2026

徳野です。
突然ですが、2007年頃の『「人口減少時代」の農山村のゆくえ』という論文が見つかりました。PCで「システム過疎論」を検索して見つけました。
私、徳野貞雄の現在の立ち位置を示すかなり重要な論文だと思います。どこに投稿したかを覚えていません。
でも、非常にコンパクトに現在でも通用する農山村を軸にした現代社会分析論です。是非とも、皆さんに読んで貰いたいと思います。
(全7ページ、7ページ目は図3点)

広島県の山間部でのT型集落点検が、トクノスクールの塾生も参加して行われました。
26/03/2026

広島県の山間部でのT型集落点検が、トクノスクールの塾生も参加して行われました。

3/20のトクノスクールは、T型集落点検の手法を学びました。久しぶりのお顔も見られ、いつもとは違った回となりました。
26/03/2026

3/20のトクノスクールは、T型集落点検の手法を学びました。久しぶりのお顔も見られ、いつもとは違った回となりました。

「3・11」15周年の報道や記事を見ていたら、震災直後(2011年5月14日だから2ヶ月後)に書いた記事のこと思い出したので、朝日新聞のGさんに頼んで掘り出してもらいました。この後、石巻の相川地区でNHKの震災番組(T型集落点検で他出子との...
19/03/2026

「3・11」15周年の報道や記事を見ていたら、震災直後(2011年5月14日だから2ヶ月後)に書いた記事のこと思い出したので、朝日新聞のGさんに頼んで掘り出してもらいました。
この後、石巻の相川地区でNHKの震災番組(T型集落点検で他出子との支援モデル作り)を作り、2013年8月13日にNHK総合で報道してもらいました。
T型集落点検の実践的な応用の中の震災編です。

本としては、2015年『災害と村落』【村落社会研究51】(農文協)に「T型集落点検から見た被災地の家族と集落」を書きました。本とDVDがあります。

今回、この記事を掲載して言いたかったことの一つは、
『震災15年後の日本社会は、15年前に私が書いたようにいとも簡単に原発回帰をしている。予測が当たるのも “むなしい”』

by徳野

05/03/2026

3/20(金) トクノスクールについて
「T型集落点検」という調査が実際にどのようにして準備され、どういう手順で遂行されるのかを、今回の調査を事例に、具体的に検討していく状況を学習してもらいたいと思っています。すなわち、調査プロセスの公開学習です。ですから、特別企画なのです。
 調査メンバーを公募したいと思いましたが、現実にはそう都合よくいかずに、(調査対象集落の世帯巣によって、調査員の規模と調査の経験が要求されるため)今回はすでに選定させていただきました。 調査に際して調査員をどのようにして選ぶのか? 簡単に先生や学生ならば、誰でも調査員に成れる訳ではありません。また、調査対象地(集落)ををどのように決めるのかも複雑です。 更に、行政データーは使えるのか。個人情報の漏洩問題などで、住民台帳などは利用させてもらえない。専門的加工する知識と能力がいる。多くの課題がある中、今回の事例で具体的にアプローチしてみたいと思っています。  by徳野

1/23(金)トクノスクールの報告の続き。『この記事は、昭和46(1971)年の中国新聞の記事です。私(徳野)がまだ21歳で体重58㎏の大学3回生の時の記事です。55年前に被爆者調査をしていた時の記事です。被爆継承の問題は、本質的に当時と今...
01/02/2026

1/23(金)トクノスクールの報告の続き。
『この記事は、昭和46(1971)年の中国新聞の記事です。私(徳野)がまだ21歳で体重58㎏の大学3回生の時の記事です。55年前に被爆者調査をしていた時の記事です。
被爆継承の問題は、本質的に当時と今でも同質の部分もあります。』

住所

Fukuoka-shi, Fukuoka

営業時間

18:30 - 21:00

電話番号

+81924712466

ウェブサイト

アラート

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