12/12/2023
【死者の日×美術解剖学】
こんにちは。講師のヘイズです!
今回は10月に実施した「死者の日飾りを作ろう」の課題についてご紹介します!
死者の日は、毎年11月にメキシコで祝われる伝統的なお祭りです。日本でいえばお盆のような行事で家族が亡くなった人たちを思い出しつつ祭壇を作り、カラフルな髑髏(ドクロ)を飾ります。
ピクサーの「リメンバー・ミー」という映画が死者の日をテーマにしており、授業の導入でも紹介しました。「この映画知ってる!」「観たことある!」と子供たちもどんな行事なのか既に知っている子が多かったです。
子供達に「オリジナルなドクロを紙粘土で立体創作してもらう」という課題でした。導入では美術解剖学の分野を紹介したり、美術の世界ではどのような意味で髑髏が使われてきたのか等を紹介し、「髑髏」というモチーフについて資料をよく観察したり、視点を新たにしたり、広げたりしてもらえるような時間を目指しました。
レオナルド・ダヴィンチがお墓を暴き死体を盗んでまで美術的な解剖学を研究していたエピソードや、120億円の値がついた現代美術家のダミアン・ハーストの髑髏の作品をクイズ形式で紹介し盛り上がる場面もありました。
初めは「髑髏なんて作りたくなーい!」「気持ち悪いー!」という声があがったりしていましたが、授業が始まると皆資料写真の髑髏をよく観察し、「鼻の穴の形は三角っぽいんだよ」「もう少し、目の位置を上にしたら?」など髑髏の造形に苦戦する子に、他の生徒さんがどうしたら良いか一緒に考えてあげる場面もありました。
「脳みそが描きたいんだけど、脳みそってどんな色?」と講師に解剖学的な資料写真を依頼する子が現れたり、鳴き声のような音の出る仕掛けを取り入れる子が現れたりと、紙粘土以外にも積極的に材料を駆使してワイワイと楽しい雰囲気でオリジナリティの高い髑髏飾りが次々と出来上がっていきました。
Art Starsでは時に専門的なアート知識を楽しみながら学び、その子らしく創作や発想の可能性を広げていただける機会となるような課題設計を意識しています。
美術解剖学や、現代アートと生徒さんの個性が面白く反応しあった回となりました。
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31/03/2023
「発想力や表現力を磨ける場」
Art Stars生徒のTさんのお母様より、教室についてのコメントをいただきました。
実際のお声を紹介させていただきます。
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私自身、絵画が好きで美術展によく行きます。
息子も連れて行ったところ、「すごい!」と好反応。興味深くしていました。
息子にアートを習わせたいなと思っておりましたところ、ちょうど教室のことを知りました。
教室について良いなと思ったことは教室の理念です。
自分自身も偏差値重視の教育で育ちました。
社会に出てわかったことは、偏差値は会社では通用しないということです。
またよい大学を卒業した人がよい仕事ができるとは限らないこともわかりました。
これからの社会・時代に備え、
息子が柔軟に、発想力や表現力を磨ける場があるとよいなと思っておりました。
アイデアを自分なりに形にして、実現することは重要な1つのスキルだと考えます。
入会してみてよかったことは、いろいろな材料があり、使用量に制限がなく、自由であること。
学校などでは内容や材料に制限がありますが、その点で環境が整っているため、表現の幅が広がります。
プロの講師の先生は複数名が交代制になっており、毎回違ったテーマや題材の授業となり、
とても熱心に子どもに向き合ってくれていると感じます。
息子は「今回はどんなことをするのかな」と、アート教室を楽しみにしており、
教室の終了後は作品の紹介や今日の様子を前のめりで話してくれます。
教室の翌週にいただくレポートでは、教室での息子の様子や先生からの評価が書かれています。
息子がテーマをどう受け止め、自分なりにアイデアを出し、作品をどうやって作っていったのか背景が良く分かり、
毎回夫婦で楽しみに拝読しています。
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17/03/2023
こんにちは、講師の藤原です。
今回、教室で行ったのは「パッケージデザインで遊ぶ」というテーマです。
お菓子などの空き箱の色や要素(パッケージデザイン)に着目します。自分の好きな部分を切り取り台紙に貼ったり、箱をつなぎ合わせるなど、パッケージデザインを生かしたアートを作ります。切り開いて平面にしても、箱そのままでも使える良さがあり、平面的な感覚と立体的な感覚を自由に行き来しながら手を動かすことで、新たな表現が生まれることを狙います。
さて、今回はさまざまな種類の空き箱を用意し、机に山積みに。 教室に入るなり目に飛び込む大量の箱に、早速何これ!と驚く声が上がり、各々気になるものを手に取りはじめていました。
冒頭、講師が箱を切り開いて展開しながら、みんなで観察。身近で見慣れている空き箱のパッケージですが、改めて集めてみると実に様々な色や文字に溢れていて、みんなワクワク。「この部分が好き」「この箱は電車に見える」など感性のおもむくままに制作を始めていました。
ある生徒さんは、箱をそのまま使うのではなく、側面を切り取って三角型にして立たせたり、細長く切って輪っかにするなど、細工のこだわりに講師もびっくり。 かと思えば、余った破片が綺麗なことに気づき、タイルのように貼りだし・・・ 「立体」と「平面」を両方生かした素敵な作品がうまれました。
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17/02/2023
こんにちは、講師の中森です。
子どもをアート教室に行かせたい。Art☆Stars、興味あるけど、どんな雰囲気なんだろう…?と思っている方へ、少しでもイメージを持ってもらえたらと思い、先日の授業の様子をお届けします。
この日のテーマは「白黒の凸凹世界をつくる」。
<材料>
・ベニヤ板
・木工用ボンド
・紙粘土
・墨汁
・空き缶、木片、ペットボトル、マーカーのふたなど、お好きな型押しグッズ
材料はこれだけ、いたってシンプルです。このシンプルな素材がこれからお子さんの手によって大変身していきます。
まずは紙粘土を3等分し、白、薄いグレー、濃いグレーの3色を作ります。 白はそのまま。薄いグレーと濃いグレーは紙粘土に墨汁を練り込んで作ります。今回使用した紙粘土「Kクレイ」は、とにかくよく伸びるのが特徴。まるでパン生地をこねているかのような感触で、お子さん達も「うわぁ~」とはしゃいでいました。
やっぱり、固いとかボソボソしてるとかだと、それだけで創作意欲が削がれてしまうので…素材の「触り心地・使い心地」にはこだわって選びます。
最初は白と黒が分離していてマーブル模様だったけれど、何度も何度も伸ばしてこねてを繰り返しているうちに、段々と色が均一になっていきます。ここで「マーブルのままでも良いかもね」なんて声も。その通り、まったく先生の言うとおりに作る必要はないのです。自分の美的センスを信じて突き進んでもらいたいと思っています。
次に、ベニヤ板に接着目的の木工用ボンドを延ばし、その上から紙粘土を好きなようにちぎって押し付けていきます。3色の粘土を、好きな配分で。一度押し付けたら終わりではなく、板の上でこねて混ぜて別の色を作ったり・・・ちょっとつまんで延ばすと納豆のように糸を引くので、その質感をそのまま残したり。
ある程度ベニヤ板が粘土で埋まってきたら、型押しを始めます。空き缶や木片など好きな物を墨汁の入った皿に浸して、スタンピング。画面が平らではなく凸凹しているので、丸い缶の底で型押しをしても「〇」ではなく「C」のような形が表れたりします。
予想と違った結果が出てくると、じゃあこうしたらどうなる?という好奇心がくすぐられますよね。
私が用意した素材以外にも、教室の道具棚から型押しグッズを見つけてきて使っている子もいました。
今回のテーマの狙いは2つありました。
ひとつは、無彩色でも表現の幅は広がるということを知ってもらえたらと思っていました。やはり赤、青、黄などの色があるとそっちを使いたくなりますよね。
あるお母様も、「絵の具を渡しても黒だけは全く触られないまま」なんて仰っていました。 でも、今回出来上がった作品を見ると、どうでしょうか?(添付画像をご覧ください。)
モノクロの世界、とても魅力的ではないですか?そして、白黒しか使っていないのに、明度のバリエーションだけで、こんなにも全く表情の異なる作品ができるんです。
ふたつ目の狙いは、立体造形の楽しさを体験してほしいということです。
立体といっても彫刻のように難易度の高いものではなく、小さなお子さんでも楽しめる(未就学児のお子さんもいました)、だけど平面には無い良さが確かに味わえるのが今回の課題でした。
時々、「作品を横から見たり、違う角度から見たりしてみてね」と声をかけていました。生徒さんはひょいと作品を持ち上げて見方を変えると、「おお!」と言って、何かを閃いたようにまた別のアプローチを試していました。「街に見えてきた」といって木を生やしたり、トンネルのようなものを無数に作っている子もいました。
最後にみんなで鑑賞会をしましたが、その時も上から見てみたり横から見てみたり、視点によって見えるものの違い、出てくる感想の違いを楽しみました。
この日はどの子も最初から最後まで飽きることなく、熱中している様子でした。見ている私としても、この作品がどういう完成系になるのか?最後まで全く予想ができないままでした。
実際、ちょっと目を離した隙に、さっきまで白の多かった画面が真っ黒になっていたりして、面白くてたまらなかったです。そういう、作っている本人でも予想できないというワクワク感があるか、「未知性」を大事にしています。
講師は「上手だね」とは言いません。大人の固定観念による上手い・下手の評価軸にさらすのではなく、自分のやりたいことをやりたいようにでき、心から面白がることができ、またそこから新たな気づき・発見を得て、創造性の芽をぐんぐん伸ばしていって頂きたいと思っています。
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23/11/2022
「自由に、思い切り絵の具で遊ぶ」
講師のヘイズです。
この日のテーマは「アクションペインティング」。
まずはスライドを使って講師から課題を説明。ジャクソン・ポロック、デ・クーニング、篠原有司男など、画面に映る作家達の参考作品に「どうやって描いてるのかな?」「こうやって描いてると思う!」などみんな興味津々でした。
「絵の具ってどんな使い方してもOKなんだ!」って発想がふくらんだかな?
今日の教室は壁にも養生シートを貼り、思いっきり制作できる準備万端です。
ペットボトル、空き缶、布、木箱など‥様々な素材に、絵の具を垂らし掛けたり、刷毛で思い切り絵の具を飛ばし掛けたりしてペインティングを施します。
(お家ですると大変なことになるので気をつけて…!)
作品が似通うことも多い技法ですが、色の組み合わせにとことんこだわる子もいれば、箱に絵の具と素材を一緒に入れて振る子がいたり・・・どんどん新しい手法が生まれ講師もびっくり。個性あふれる作品群が出来上がりました。
作品鑑賞会では、「面白い鑑賞方法あるかな?」「この作品どんなことに使えそう?」と問いかけ、いろんな意見を出し合いました。
ペイントを施したビンを飲み口から覗いて鑑賞してみたり、コップの内側からライトを当てて絵具の影を楽しんだり、水差しにペイントした子は「そのままカッコイイ水差しとして使う!」と宣言したり。
他の生徒さんの作品に触れることでさらに発想力をめきめきと膨らませているようでした。
なんでも簡単に購入できる世の中ですが、「自分でオリジナルなものを作って使ってみる」視点を持つことで、些細なできごとも自分の力や楽しみに変えられるのではないでしょうか。生活がより豊かになると思います♪
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23/11/2022
「偶然できた未知の世界を楽しむ」
講師のはとちゃんこと、大西です。
この日提案したのは「糸で描く抽象画」です。
普段なに気なく描いている「線」。自由な線ってどんな線でしょうか? 今回は「線」を糸に置き換えます。ボンドや絵の具が絡んだ糸を、紙の上に垂らしたり動かしたり。偶然できた変な形の線から始まる、未知の世界へ広く深く入っていければと考えました。
画面に直接絵の具をかけたり、糸が塊になる様子を観察したり・・・みんな、目の前で起きている絵の具や線の変化に没頭!
ある子は「好きなように描きたい」というようなびっくり発言とともに(笑)こちらの提案した素材(糸やボンド)は使わずに絵の具だけで描いている姿がとても心地良さそうでした。
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