20/08/2026
【暴風雨の後に出会った虹、そして、本当のわたし】
例年とは時期をずらして開催された、今年のセルフディスカバリー7日間。
全く冒険的なアウトドア活動に触れたことのない人、昨年のユース7日間に続き、2年連続で参加した高校1年生、そしてセルフディスカバリー参加3回目となる強者、さらには将来の冒険教育指導者を目指す人まで。
今年も、多様な参加者に恵まれました。
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突然の雷雨により、中止を余儀なくされたロッククライミング。
増水した滝に苦戦し、時間切れで全員がクリアすることのできなかった滝登り。
そして迎えた、3泊4日の北アルプス登山遠征。
全国にも名を知られる難所を含む今回の山行は、ただ「難しい」「長い」だけの山行ではありませんでした。
メンバーの体調を気遣い、安全を確保しながら、時間をかけて難所を通過する。
果てしなく続くように感じられる急登を、一歩ずつ登る。
そして、ようやくたどり着いたテント場で待ち受けていたのは、テントが大きく歪み、張り綱が千切れるほどの大暴風雨の夜でした。
丸一昼夜のテント場停滞を強いられる中、チームは登山最終日のプランを一から練り直しました。
台風一過の翌日は、見事な好天。
山頂に立ったメンバーを照らす太陽の光が、ブロッケン現象という、まるで奇跡のような虹を見せてくれました。
そして、それに呼応するかのように、それまでの二日間からは想像できないほどの力強い足取りとペースで、チームは白馬の山々を踏破していきます。
最後には、自分たちで立てた目標時間を上回り、下山口にゴールしました。
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険しい岩場が強いる身体的なリスク。
辛くても、逃げようにも逃げられない「山」という環境。
そして、もう限界と思える仲間に対して、どう関わればよいのか分からないという心理的な葛藤。
さまざまな「エッジ」を越えていく中で、一人ひとりが紡ぎ出した言葉には、この先の自分の生き方を考えるうえで、大切な気づきが溢れていました。
「今までネットやメディアで見て、知っていると思っていた様々なものが、現実に自分が体験すると、全く知らなかったのだということがよくわかった。冒険とは、既知と思えることを未知のものに変えるということだ」
「自分は今まで、自分と『同じ色』の人たちとしか関わってこなかった。自分と全く違う色の人たちと過ごした今、自分はもっと『ひと』を知るべきだと思った」
「ここで自分は、『自分の成長のさせ方』を学んだ」
「自分には、自分が思っている以上に、力があることがわかった。だからこそ、これからも、私は私自身でありたい。そう思った」
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リアルな体験の中でしか見出すことのできないもの。
リアルな自然。
リアルな他者。
そして、リアルな自分。
それらと出会うことで初めて得られる、確かな実感があります。
暴風雨の後に出会った虹のように、苦しさや迷いの先にしか見えないものがある。
そんな確かな体験が、これからの彼らの歩みに、大きな自信と力を与えてくれる。
そう確信することのできた、7日間でした。