能登里海教育研究所

能登里海教育研究所 能登町を主な活動拠点として、学校や教育機関、地域と連携した協働授業型の海洋教育モデルを開発し、全国に展開しています。

The Institute of Noto Satoumi Education and Studies was established in 2014 and began operation in 2015, supported by the Nippon Foundation. We support marine ecological, environmental, fishery, and cultural learning activities for children and teachers, mainly in Noto, in cooperation with the Noto-cho Board of Education and Kanazawa University (Noto Marine Laboratory, Noto Campus, School of Teacher Education, etc.). The beautiful coast of Noto is rich in fish, animals, and seaweeds of all kinds; therefore, it is quite natural that Noto be considered a suitable place for Marine Education, a new field proposed by the Research Center for Marine Education of the Ocean Alliance at the University of Tokyo. We also cooperate with many public educational and cultural facilities (Noto Marine Center, Noto Nature Homes, Astronomical Museum Yanagida Mantenboshi, Ishikawa Prefecture Fisheries Research Center, etc.) to achieve effective education regarding local environment and human culture, including Satoyama and Satoumi.

7月14日、柳田小学校5年生の総合の時間で、「町野川の生き物を調べよう」の授業が行われました。水生生物の専門家である野村進也先生、のと海洋ふれあいセンターの荒川裕亮さんをゲストティーチャーにお迎えし、5年担任の新谷千明先生の指導のもと、里海...
12/08/2026

7月14日、柳田小学校5年生の総合の時間で、「町野川の生き物を調べよう」の授業が行われました。水生生物の専門家である野村進也先生、のと海洋ふれあいセンターの荒川裕亮さんをゲストティーチャーにお迎えし、5年担任の新谷千明先生の指導のもと、里海研の能丸・佐藤研究員が支援しました。

学校の玄関で挨拶をした後、町野川に移動し、野村先生から川で生きもの採集をする際の安全指導や生き物を探すコツを教えてもらいました。この場所では、2021~2023年に川の生き物観察を行ってきましたが、2024年9月の奥能登豪雨によって川の様子が大きく変化した後、3年ぶりの観察となりました。

子ども達は生きものを捕まえては、どこにどんな生きものがたくさんいるのかお互いに見せあったり、協力して追い込んだりしながら元気いっぱいに採集していました。今回はヒラタドロムシ、ヒラタカゲロウ、ヘビトンボ、ナミウズムシ、コオニヤンマ、クロヨシノボリ、ドジョウ、カワムツ、オイカワ、トノサマガエルなど、田んぼが近い柳田ならではの生きものも観察することができました。野村先生、荒川さんからは、採集した生きものの特徴について、写真や標本も交えて詳しく教えてもらいました。

町野川の上流や下流、田んぼや海とのつながり、同じ場所でも季節よって見られる生きものが変わること、地震や豪雨の影響で見られる生き物にどのような変化があったのかなど、町野川の生き物と環境について考える観察授業となりました。

7月13日、能登町立宇出津小学校でも、6年生が理科「生き物どうしの関わり」の学習で海のプランクトンを観察しました。理科担当の梅木大嗣先生の計画・指導のもと、里海研の能丸研究員が観察を指導し、佐藤研究員が支援しました。この日は、能丸研究員が校...
06/08/2026

7月13日、能登町立宇出津小学校でも、6年生が理科「生き物どうしの関わり」の学習で海のプランクトンを観察しました。理科担当の梅木大嗣先生の計画・指導のもと、里海研の能丸研究員が観察を指導し、佐藤研究員が支援しました。

この日は、能丸研究員が校区の港で採集したプランクトンを持参しました。採集場所の写真を見せると、子どもたちは堤防周辺の風景だけで
「たなぎ団地の前の海!」
と、すぐに場所を言い当てました。日頃から見慣れている、身近な海です。

一人一台の顕微鏡を使って、さっそく観察を始めます。
先日、小木小学校で同じプランクトン観察を行ったときには、それぞれが自分の顕微鏡をじっくりとのぞき込む姿が多く見られました。一方、この日の宇出津小学校では、演示用顕微鏡のモニターの周りに子どもたちが集まり、
「これ、俺も見た!」「今動いたの、めっちゃでかいな」
と、見つけたものや驚きを友達同士で盛んに伝え合っていたのが印象的でした。

観察したプランクトンは、形や特徴をよく見ながらスケッチしました。どの子も細かなところまで上手に描いていて、一人ひとりのスケッチを集めると、そこに小さな宇出津の海ができあがったようでした。

04/08/2026

先にご紹介した、7月10日の能登町立小木小学校6年生によるプランクトン採集・観察。実はその前の晩、大人たちもプランクトンを前に大興奮していました。
7月9日、翌日の授業に向けて、カールツァイス株式会社の原佑介さん、田丸智浩さんと、里海研の研究員らで“予習”をしていたのです。
子どもたちが体験するのと同じように、能登の海でプランクトンネットを引いて観察し、実体顕微鏡のデモ機ではどのように見えるのかをリハーサルしました。

星屑のように無数に散らばる珪藻、図鑑で見たままの美しい形をしたツノモや放散虫、元気に動き回る巻貝のベリジャー幼生、クラゲのエフィラ幼生、ゴカイのネクトケータ幼生、カイアシ類、フジツボのノープリウス幼生…
翌日の授業に備えるためのリハーサルのはずが、大人たちもすっかり夢中に。一晩中でも見ていられそうな、楽しい眺めでした。

授業での子どもたちは、前の晩に大人たちがこれほど盛り上がっていたことを知りません。それでも、身近な自然をのぞいて「おもしろい」「不思議だ」と感じる気持ちは、どこかきっと伝わったのではないかと思います。

7月10日、能登町立小木小学校6年生が、里海科(理科「生き物どうしのかかわり」)の学習で、プランクトンの採集と観察を行いました。生きものは「食べる」「食べられる」という関係でつながっています。では、海でその関係をたどっていくと、どのような生...
03/08/2026

7月10日、能登町立小木小学校6年生が、里海科(理科「生き物どうしのかかわり」)の学習で、プランクトンの採集と観察を行いました。

生きものは「食べる」「食べられる」という関係でつながっています。では、海でその関係をたどっていくと、どのような生きものに行き着くのでしょうか。
担任の花木陸朗先生、大豊千侍先生とともに小木港へやってきた子どもたちは、里海研の能丸研究員、広島大学の豊田賢治先生の指導で、大学の研究室でも使われてるプランクトンネットを使って海水をすくいました。
一見すると透明に見える海も、プランクトンネットを通して集めてみると、肉眼でも何かがチラチラと動いているのが分かります。

「うわ、なんか動いとるやん!」「ほんまや!」
小さな生きものの気配にワクワクしながら、自分でプランクトンネットを引いて採集した海水をそれぞれのボトルに入れ、学校へ持ち帰りました。

理科室では一人一台の顕微鏡を使ってプランクトンを観察しました。次々とプランクトンが見つかり、不思議な形をしているもの、素早く動いて視野から出て行ってしまうもの、くるくると動いているもの、見つけるとそばの友達にも伝えたくなり、自然と顕微鏡ののぞきあいっこが始まりました。

この日は、ちょうど視察で来られていたカールツァイス株式会社の皆さんに実体顕微鏡のデモンストレーションもしていただきました。顕微鏡を理科室のモニターにつなぎ、見つかったプランクトンを大きく映して、全員で一緒に「これは自分の顕微鏡で見つけた人も多かったね」と復習しながら観察することもできました。

子どもたちは観察に熱中し、ワークシートのまとめを忘れてしまうほど。普段見ている身近な海に多様なプランクトンが暮らしていることを、自分の手で採集し、自分の目で見て実感する時間になりました。

7月30日、理科見学旅行で能登に来訪した東京都の私立女子聖学院中学校・高等学校ののと海洋ふれあいセンターでの磯観察を里海研がコーディネートしました。金沢大学の浦田慎教授と里海研の能丸研究員が講師を務め、小林研究員が支援しました。当日は生徒さ...
31/07/2026

7月30日、理科見学旅行で能登に来訪した東京都の私立女子聖学院中学校・高等学校ののと海洋ふれあいセンターでの磯観察を里海研がコーディネートしました。金沢大学の浦田慎教授と里海研の能丸研究員が講師を務め、小林研究員が支援しました。

当日は生徒さんの到着前まで雨が降っていましたが、その後回復し、野外での磯観察を予定通り行いました。浦田教授から能登の里海の概要について説明を受けた後、安全指導を受けて、マリンブーツとライフジャケットを着用し海辺へと移動。タッチフィールドと呼ばれる波の影響を受けにくい場所や波打ち際などを散策しながら海の中の様子を箱メガネを使って観察しました。

膝まで海水に浸かりながらウニやナマコを実際に観察したり触ったりと、能登の海での生きものとの触れ合いを楽しんでいました。巻貝を見つけた生徒さんもいました。すぐに海辺で様々な生きものを見ることができるのは能登の魅力ですね。

滞在は短時間ではありましたが、海に触れられる貴重な体験を楽しんでもらえたなら嬉しいです。また能登に来て下さいね。

7月2日、能登町立鵜川小学校3・4年生が、のと海洋ふれあいセンターを訪れました。今年も2学期に海で採集した生きものを飼育する「教室水族館」をつくりたいと考えている子どもたち。この日は採集本番に向けて、初めての子も多いウエットスーツに慣れるこ...
30/07/2026

7月2日、能登町立鵜川小学校3・4年生が、のと海洋ふれあいセンターを訪れました。

今年も2学期に海で採集した生きものを飼育する「教室水族館」をつくりたいと考えている子どもたち。この日は採集本番に向けて、初めての子も多いウエットスーツに慣れることと、生きものを探す場所の下見をすることが目的でした。
担任の大谷一美先生の計画のもと、のと海洋ふれあいセンターの東出さんと、里海研の能丸研究員が活動を支援しました。

ところが、当日は朝から雨が降り、海にはうねりもある状況。予備日を設けることも難しかったため、「海での体験は中止かな…せめて館内を見学し、ウエットスーツに触れてみるだけでも」と考えていました。
館内を見学した後、東出さんのはからいで、まずはウエットスーツを着て、安全を確かめながらタッチフィールドへ出てみることになりました。外洋にはうねりがありましたが、ボードウォークに囲まれたタッチフィールドの水は比較的澄んでいます。

入ってみると、子どもたちはさっそくイソガニやヤドカリ探しに夢中になりました。さらに、雨の日だからこそ陸上に姿を見せたアカテガニが歩く様子にも出会うことができました。

予定どおりの天候でなくても、そのときの海の様子を見ながら、できる活動を探すことができます。そして、天気が悪いからこそ出会える生きものや景色があります。
海の近くに学校があり少人数だからこそ、その日の状況に合わせて柔軟に活動を組み立てられることも、能登の学校ならではの豊かさなのだと、支援する私たちにとっても学びの多い一日となりました。

2学期の採集本番には、どんな海の生きものと出会えるでしょうか。子どもたちの教室水族館への期待がまた膨らみました。

6月28日、神戸市の私立啓明学院中学校で、スルメイカの解剖が行われました。啓明学院はスタディツアーや復興支援ボランティアで何度も能登に来てくれており、そのご縁で理科の小堀浩子先生が里海研の教材を授業に取り入れてくださいました。実習では、里海...
29/07/2026

6月28日、神戸市の私立啓明学院中学校で、スルメイカの解剖が行われました。
啓明学院はスタディツアーや復興支援ボランティアで何度も能登に来てくれており、そのご縁で理科の小堀浩子先生が里海研の教材を授業に取り入れてくださいました。

実習では、里海研が提供した「イカの解剖下敷き」が活用されきました。下敷きに描かれた体のつくりと目の前のスルメイカを見比べながら、ハサミやピンセットを使って解剖を進める生徒たち。気になる部分を持ち上げて確かめたり、友達と相談したり、観察したことをワークシートに書き込んだりする姿が見られました。

能登で作った教材が神戸の教室へ渡り、生徒たちが海の生きものの観察を深める手がかりとして役立ったことをうれしく思います。

6月29日、能登町立小木小学校6年生の里海科(理科)で、「植物のからだのはたらき」の授業が行われました。担任の花木陸朗先生と共に、能丸研究員が指導しました。子どもたちはこれまで、植物の葉に日光が当たると、成長に必要な養分であるデンプンができ...
28/07/2026

6月29日、能登町立小木小学校6年生の里海科(理科)で、「植物のからだのはたらき」の授業が行われました。担任の花木陸朗先生と共に、能丸研究員が指導しました。

子どもたちはこれまで、植物の葉に日光が当たると、成長に必要な養分であるデンプンができることを学んできました。では、海の中で育つ海藻も、同じように日光を受けてデンプンを作っているのでしょうか。

最初に比べたのは、日光を当てたボウアオノリと、日光を当てずに置いたボウアオノリです。ヨウ素液を使って調べると、日光を当てたものでは反応が見られ、海藻も陸上の植物と同じように、光を受けて養分を作っていることを確かめました。

ところで海藻ってどれもボウアオノリみたいに緑だっけ?と問いかけると、どの子も海でこげ茶色や紅色、赤、黄土色といろいろな海藻を見たことを覚えていました。そこで、ボウアオノリと違う色の紅藻のオバクサと、褐藻のアミジグサを使い、同じようにヨウ素液をかけてみました。

ところが、褐藻のアミジグサはヨウ素液に反応しませんでした。
「日光に当たってデンプンを作らないって、褐藻は、自分が成長するための養分を作っていないのかな?」
そう問いかけると、首をかしげる子どもたち。
「自分で養分を作れないということは、何かを食べているってことだけど……」
「実はワカメって、プランクトン食べとるんじゃね!?」
と、想像が膨らみます。

そこで、「褐藻は、デンプン『は』作っていません」と伝えると、すぐに、
「デンプン『は』!?」
「ほかに何か作っとるんや!」
と、「は」の一文字を聞き逃さず、考えを進める子どもたちの姿がありました。

実は褐藻も日光を浴びて養分を作っていますが、デンプンではなく、ラミナランなどの別の物質として蓄えているため、ヨウ素液には反応しないのでした。
海藻には見た目の色だけでなく、作り出す養分にも違いがあります。身近な海藻を使いながら、陸上の植物との共通点や違いを考える授業となりました。

6月27日、金沢海みらい図書館にて「海とみらいと科学の日2026」が開催されました。金沢大学の鈴木信雄教授による海の実験教室「エ、ビっくり!エビのからだのひみつを大発見」は、午前・午後ともに満員御礼。たくさんの親子にご参加いただきました。今...
24/07/2026

6月27日、金沢海みらい図書館にて「海とみらいと科学の日2026」が開催されました。

金沢大学の鈴木信雄教授による海の実験教室「エ、ビっくり!エビのからだのひみつを大発見」は、午前・午後ともに満員御礼。たくさんの親子にご参加いただきました。

今回の主役は、食材として丸ごとの姿を目にする機会も多いクルマエビです。
まずは、解剖する前に、自分がイメージするエビのすがたをスケッチしました。その後、実際にクルマエビの体をじっくり観察し、足の数や、形の異なる足がそれぞれどのような役割をもっているのか、内臓がどこにあり、どのようにはたらいているのかを学びました。

観察を終えた後、あらためてエビの姿をスケッチ。解剖前と後の絵を見比べると、足の位置や数、体のつくりが詳しく描き加えられ、参加者の皆さんの理解が深まったことがよく伝わってきました。
生きたバナメイエビも順番に観察し、頭胸部の背中側にある心臓の拍動を見ることができました。普段は食材として目にしているエビも、じっくり向き合ってみると、体の中にはたくさんの驚きが隠れています。

実験教室のほか、能登の海の生きものに出会えるタッチプールも大人気。ヒトデ、クモヒトデ、ナマコ、ウニなどの海の仲間たちを前に、見るだけで怖がる子もいれば、意外なほど勇敢にぐいぐい触る子もいて、それぞれの反応を楽しく見守りました。

ペーパークラフトコーナーやクイズラリーにも多くの方が参加し、海の生きものや科学に親しむ、にぎやかで楽しい一日となりました。
ご来場いただいた皆さま、講師を務めてくださった鈴木信雄教授、金沢海みらい図書館、金沢大学臨海実験施設をはじめ、開催にご協力いただいた関係者の皆さま、ありがとうございました!

6月26日、輪島市の地域交流拠点「らいか堂」で、海藻ふりかけワークショップを行いました。海藻ふりかけ作りは、火も水も刃物も使わず、能登の食材を使って、誰でも手軽に楽しめるおいしい手仕事です。これまで小学校や保育所、放課後等デイサービスなどで...
23/07/2026

6月26日、輪島市の地域交流拠点「らいか堂」で、海藻ふりかけワークショップを行いました。

海藻ふりかけ作りは、火も水も刃物も使わず、能登の食材を使って、誰でも手軽に楽しめるおいしい手仕事です。これまで小学校や保育所、放課後等デイサービスなどで、子どもたちと一緒に取り組んできました。

その様子を知った大人の方からも、
「子どもたち、いいなあ」「私にもできそう。やってみたい」
という声をときどきいただいていました。

今回は、らいか堂で生まれたご縁をきっかけに、一般社団法人ごちゃらあとの狭間明日実さん、清水栞夏さんたちの企画で、大人も参加できるワークショップを開催することになりました。

当日は、地域の方々が「楽しみにしていました!」「職場の昼休みを少し長くもらって、抜けてきたんだよ~」と駆けつけてくださいました。

はじめに、能丸研究員が能登の海藻について少し紹介しました。その後は、わかめや海苔などの海藻、さまざまな乾物の中から好きなものを選び、それぞれの好みの味を目指して、黙々とすりつぶしていきました。

完成したところで、そのままランチタイムへ。お互いのふりかけを味見しながら、全然味が違うね~そっちもおいしいね~、と会話が弾みました。

おしゃべりの中では、最近できた輪島塗のギャラリーのこと、仮設住宅までの道のり、隆起した海岸での子どもたちの海遊びのことなど、能登町にいるだけではなかなか聞くことのできない、輪島の今の暮らしについても教えていただきました。
海藻ふりかけ作りを通して、輪島の方々とゆっくり言葉を交わす、楽しい時間となりました。

住所

鳳珠郡能登町小木34/11
Anamizu-Machi Hosu-gun, Ishikawa
927-0553

営業時間

月曜日 09:00 - 17:00
火曜日 09:00 - 17:00
水曜日 09:00 - 17:00
木曜日 09:00 - 17:00
金曜日 09:00 - 17:00

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