02/05/2026
出会いの春、別れの春……花より団子🍡
劇団員の宮﨑佳恋です。
4月のお便りをお届けします。
初めてのお便り担当です!
入団して1年。
この4月から劇団内の「広告宣伝班」に入れていただき、SNSをはじめとする宣伝活動の企画・運営に、先輩方と共に取り組んでまいります!
4月は盛りだくさん。
オフシアター、新劇団員の入団、演劇学校の入学式もありました。
まずは、オフシアターVol.42「おかしな二人〜女性版〜」について!
無事に終演いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
木下鮎美さんの初演出による、エンパワーメント・シスターフッド・コメディ楽しんでいただけましたでしょうか。
私はレネー役で出演させていただきました。
先輩方に囲まれ、頼って、甘えて、未熟さゆえにご迷惑もおかけしつつ……。
終演後、お客様からたくさんのご感想をいただき、「女子の友情、めっちゃほんまにこんな感じ」と言っていただけた時は、踊ってしまうほど嬉しかったです。
毎ステージ満席で迎えることができ、観客率は105%を記録しました。
やはりたくさんのお客様に見ていただけることは嬉しい!
本番期間中は、毎日幸せを噛みしめながら眠りについておりました。
ありがとうございました。
そして、新しく劇団員が入団しました。
◯伊藤亜希(イトウ・アキ) さん
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業、座・高円寺劇場創造アカデミー14期生修了後、入団
◯植松安澄(ウエマツ・アズミ) さん
大阪府立咲くやこの花高等学校演劇科、大阪芸術大学舞台芸術学科ミュージカルコース、ピッコロ演劇学校卒業後、入団
既に稽古場でも頼もしく、期待の星2人です。いっぱい話して、いっぱい元気や勇気をくれます。
別館階段で写真もパシャリ📸
2人のこれからの活躍にご注目ください!
そしてそして、ピッコロ演劇学校・舞台技術学校の入学式がありました。
新入生の皆様、ご入学おめでとうございます!㊗️
ピッコロ演劇学校では、
本科 菅原ゆうきさん、木之下由香さん、木村美憂さん
研究科 眞山直則さん、中田綾乃さん、谷口遼さん
がピッコロ劇団から講師を務めています。
入学式では、劇団員からの歓迎のことばを銭さんが贈りました。
普段から言葉と向き合っていらっしゃるからこそだと感じる、印象的なスピーチでした。
制作という仕事の魅力を、具体的な視点で丁寧に言葉にされていて、その一つ一つに背筋が伸びる思いで拝聴しました。
さて、稽古場では現在、第85回公演「走る本屋と星降る島」のお稽古中です!
脚本家の伊地知さん、演出の岡田さん、企画の木之下さん、この三つ巴タッグが再び!
私は3年前の「バックネット委員会」、観客として客席にいました。
それが次は出演……劇団員になったのだとまたもや実感。
一体どんな作品が立ち上がるのか……乞うご期待です!
【公演概要】
兵庫県立ピッコロ劇団 第85回公演
『走る本屋と星降る島』
🗓️2026年
5月
29日(金) 18:30
30日(土) 13:00
31日(日) 13:00
6月
6日(土)13:00★
7日(日)13:00★
★……音声ガイドサービスあり
📍ピッコロシアター 大ホール
引き続き、ピッコロ劇団をよろしくお願いいたします。
ハッピーラッキー皆に届け〜宮﨑佳恋でした!
01/04/2026
3月のお便り(劇団員 菅原ゆうき)
すっかり春の陽気になり、日課の散歩に出ると、桜が見ごろを迎えつつあります。
皆さんはお花見のご予定ありますでしょうか。
と思いきや、しばらく雨の予報が続くそうで、せっかく咲いた桜もすぐに雨に流されてしまうのかな、と思ったりします。
桜流しの雨で、道が桜色の絨毯になるのも、それはそれで好きなのですが、せっかくなら景気よく咲いている桜を楽しみたいですよね。
そんな話はさておき、ピッコロ劇団の3月の振り返りをお届けします。
大きなトピックは二つです。
その一つめは、ピッコロ演劇学校・舞台技術学校の合同卒業公演、そして修了式が無事に終わりましたことをご報告します。
僕は本科の主任講師を務めていて、今年の本科は、生徒たちが話し合って『ナイトスイミング』という宇宙を舞台にしたSF作品に取り組みました。
本科生たちのフレッシュさが弾けるような作品になったかと思います。
そして、研究科はマクシム・ゴーリキーの代表的な戯曲である『どん底』に取り組んで、研究科らしい、静謐で重厚な舞台を立ち上げました。
研究科といえば、17年にわたり研究科の主任を務めた劇団員の島守辰明さんが、今年度をもって主任を退任されることになりました。
ご本人も卒業式のスピーチで仰っていましたが、ご卒業です。
僕も島守さんの教え子(研究科29期時代)なので、ひとつの歴史が幕を閉じるような、一抹の寂しさがあります。本人に言ったら絶対笑われますが(笑)
それだけ島守さんの存在は研究科、そして演劇学校にとって大きいものでした。
卒業生たちに卒業証書を渡し、4月からは新学期がスタートします。
春は出会いと別れの季節。
鴨長明は『方丈記』で「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と書いており、「世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」と続きます。
劇場、劇団、学校は、まさに「ゆく河の流れ」です。
人が来ては去っていき、それでも変わらず、連綿とそこに在り続けます。
来年の演劇学校はどんな一年になるのか、今から楽しみです。
そして、二つめのトピックは、オフシアター『おかしな二人 ~女性版~』の上演が間近に迫っているということです。
劇団にとってオフシアターとは、本公演とは一味違う、実験的な上演と位置付けられています。
普段の本公演では見ることのできない、ピッコロ劇団の意外な一面を垣間見ることができるのが醍醐味のひとつです。
今回はニール・サイモンの傑作コメディーに、劇団員の木下鮎美が劇団で初の演出に挑戦しています。
劇団の若手女優陣(と男ふたり)が、なんだかワイワイやっていて、こりゃあ面白い作品になること間違いなしです。
そして、そんな稽古場の様子を、もっと皆様にダイレクトに届けたい! という思いから、劇団員によるXを開設しましたので、お知らせいたします。
https://x.com/HPTC_yks
また、Instagramでは、稽古場や公演の写真や動画を発信しており、ここでしか見られない劇団員の顔が見られますよ!
https://www.instagram.com/piccologekidan/
県立劇団という“カタイ殻”をやぶって、より劇団員たちの素顔を身近に感じてもらえるように、広告宣伝班もあれやこれや画策しておりますので、アカウントをお持ちの方はぜひフォローしていただけると励みになります。
来年度もピッコロシアター・ピッコロ劇団をどうぞよろしくお願いいたします!
菅原ゆうきでした。
01/03/2026
2月のカレンダーは日曜日始まりのものですときっちり4段になっていて28日がきれいにおさまります。そう、2月は短いのです。皆様いかがお過ごしでしょうか。2月生まれ、劇団員の原竹志がピッコロ劇団の2月を振り返ります。
2月、劇団での大きなトピックスはなんといっても「リア王」の上演でしょう。兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールにて、無事に幕を降ろすことが出来ました。ご来場くださった皆様、客演、スタッフの皆様、ありがとうございました。特に演出・松本祐子さんとピッコロ劇団、15年ぶり4回目でした(甲子園かよ🤪)、その剛腕でもって作品を引っ張り上げていただきました。今年6月には文学座「かさぶた式部考」を持ってピッコロ大ホールに来られます。6月13日14日です、こちらもご注目ください!
そして、嬉しいお知らせをひとつ。昨年上演しました「タラレバ幽霊とタカラの山」が🏆第4回関西えんげき大賞優秀作品賞🏆を受賞いたしました。あらためまして関わってくださった皆様、ありがとうございました。〝見ていてくれた人たちがいた〟その事実がなにより励みになることがあります。これがこれから進むべき道を照らすヒカリになりますよう精進します。
3月にはピッコロ演劇学校技術学校の卒業公演もございます。1年かけて演劇を学んでこられましたその成果。本科42期生と舞台技術学校33期生が取り組む「ナイトスイミング」、研究科41期生は「どん底で」。上演は3月7日8日です。本科に潤色•演出で菅原ゆうき、講師で木村美憂と木之下由香が、研究科は演出に島守辰明、講師で谷口遼、中田綾乃が奮闘中です。
3月は新しい出会いと別れ、その準備が加速していく季節です。寒さの底も過ぎピッコロでも来年度に向けた準備が進んでいきます。来年度の劇団公演はオフシアター「おかしな二人〜女性版〜」からスタート。木下鮎美さんが初演出です。果たしてどうなりますか!?ご期待ください!!他にもお知らせ出来ることしたいことがどんどん増えてきます、春へと向かうピッコロ劇団にご注目ください。皆様もお元気で😆
2月のカレンダーよろしく、段落ごとを綺麗に揃えてみました。気付いた人シェアハッピー!
11/02/2026
お届けするのが遅くなってしまいました。申し訳ありません。1月末のお便りをさせていただきます。ピッコロ劇団員の眞山直則です。
つい数日前にヒヒーンと年を越したように思うのですが、暦はすでに節分を過ぎバレンタインデーを迎えます。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
聖バレンタインとおなじ文字を冠に、劇聖や詩聖とも呼ばれる作家シェイクスピア。その代表作である『リア王』に、私たちはこのひと月取り組んできました。3時間の長編としてたっぷりご覧いただきます。演出に文学座の松本祐子さん、そしてベテランや乃えいじさんを含め五名の客演陣を迎えて、グレートでブリテンなチームでお送りいたします。
兵庫県立ピッコロ劇団84回公演『リア王』
https://note.com/fresh_pansy4600/n/n665e94117474
さて稽古期間には何度かターニングポイントがあるものです。チームとして、あるいは個人としてふと変わり目が訪れるのですが、ぼくにとっては先週でした。この作品の見え方が急に変化し、ある2人の父親の物語になったのです。
悲劇リア王のなかでも特に深い傷を負うのは、王であるリア(孫高宏)と彼の腹心グロスター伯爵(や乃えいじ)です。ふたりとも父であり、その子どもたちとの関係を損ねていくのですが……。
正気を失いかけたリアがグロスターに語ります。
「辛抱せねばならん。人はこの世に泣きながら生まれてきた」
子どもを持ったことは無いのですが僕も思いあたります。たしかに赤ちゃんは泣き声をあげてその存在を周囲に知らせる。僕もきっとそうだった。みんな最初は赤ん坊。です。
リア「人は空気を嗅いだとたんに、泣きわめく。なぜだか教えてやる。よく聞け——」
この王様の言葉に、僕はなぜか泣いていたのです。ああ、こういうお話だったのだ、ぼくにとってのリア王は、とそう思いました。——果たしてリアは赤子の泣く理由を、いかにグロスターに伝えたと思われますか。
演出の松本さんと私たちは「自身の物語として感じられる作品」になるように力を尽くしています。劇場にいらっしゃる皆さまにとって、そして関わった私たちにとってそのようでありたいと強く願います。
家族に贈り物をする日でもあるバレンタインデー、そんな2月14日をはさんだ三日間に、親子たちの物語をご覧いただければ嬉しいです。劇場でお待ちしております。
もちろん! リア王以外にも、劇場と劇団は前に前に進んでおりますよ。
来たる3月初旬にはピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校の合同卒業公演が!
https://piccolo-theater.jp/event/24730/
4月にお送りするピッコロ劇団オフシアター『おかしな二人〜女性版〜』は、チケット予約を開始しています。
https://piccolo-theater.jp/event/24954/
いずれもどうぞお楽しみに。それでは失礼します。ハッピーバレンタイン。
眞山直則
04/01/2026
新年のごあいさつ
劇団に復帰する前のコロナ禍に、私は体重を30キロ落としました。
それは単なる減量というより、不要なものを手放し、自分自身の輪郭を取り戻していく時間だったように思います。
同じ頃、コロナ前に自身の劇団を終え、コロナ後にはイベント会社の取締役を退任しました。
今振り返れば、それもまた過去にとらわれず、自分にとって本当に必要なものを見つめ直す、「削ぎ落とし」の作業だったのだと感じています。
芝居づくりも、どこかそれに似ています。
最初は「塑像」のように可能性を広げ、要素を積み重ねていく。
そして次に、「彫像」のように削り、フォルムを研ぎ澄ましていく。
その判断の積み重ねが、作品の輪郭と強度を決めていく。
ピッコロ劇団もまた、この30年を「塑像」の時間として歩んできました。
人材育成、地域との関係、数多くの作品。そこで培われた厚みと信頼は、県立劇団としての大きな財産です。
そんな中、2026年2月、その最初を飾る作品が『リア王』です。
文学座から松本祐子さんをお招きし、長年積み重ねてきた力を土台に、「何を残し、何を削ぎ落とすのか」を、劇団自身が問われる一作になると感じています。
老い、分断、誤解、そして赦し。
『リア王』が投げかける問いは、30年を経た劇団にとっても、今を生きる私たちにとっても、決して他人事ではありません。
次の一歩へ。
『リア王』は、過去を総括するための作品ではなく、未来へ向かうための覚悟の一作です。
本年も、ピッコロ劇団の挑戦にどうぞご期待ください。
ピッコロシアター劇団部長
久次米健太郎
30/11/2025
日を追うごとに寒さが身にしみるようになりました。
11月のお便りは劇団員の菅原ゆうきがお送りします。
毎月お便りを読んでくださっている方はご周知かと存じますが、劇団は櫛の歯を挽くように公演が終わり、また始まっていきます。
まずは、無事に終えることができた公演についてご報告です。
足掛け二年にわたり上演を続けた小学校公演『学校ウサギをつかまえろ』が無事その幕を下ろしました。
「幕が下りた」といっても、体育館に客席と舞台を隔てるような幕はありません。
劇場以上に舞台と客席が一体となり、子どもたちと一緒に創り上げるのが、小学校公演の醍醐味です。
ウサギの脱走から始まる子どもたちの一夜の成長譚。
いつもとちがう体育館で、いつもとちがう体験に、子どもたちは何を感じ取ったでしょうか。
劇団が小学校にお出かけしている間、演劇学校は本科・研究科の前期発表会『Piccolo Passo 〜小さな一歩〜』がありました。
本科は共通のモチーフから出発して、生徒たちが演出・出演を担当して、4つのオムニバスをお届けしました。
研究科はマクシム・ゴーリキーの傑作戯曲『どん底』のシーンを抜粋して発表しました。
生徒たちは、この経験を糧にして、来年3月の卒業公演へ向かいます。
そして、これから始まっていく、すでに始まっているものについて。
現在、『タラレバ幽霊とタカラの山』のわくわくステージ(県内の中学生鑑賞事業)が公演中です。
さらに12月20日(土)・21日(日)は兵庫県立芸術文化センターにて同作品を上演します。
大人になってゆく子どもから、子どものときの気持ちを思い出したい大人まで。
きっと自分の中にある大事な宝物に気づける、そんな作品です。
12月の芸術文化センター公演は、出演者に10名の子どもたちが加わり、夏からさらにパワーアップしてお届けします。
お楽しみに!
https://piccolo-theater.jp/event/23928/
皆さまにおかれましては、初冬の折、どうか風邪などひかぬようご自愛ください。
12月もピッコロ劇団をどうぞよろしくお願い致します。
菅原ゆうき(ピッコロ劇団員)
31/10/2025
つい数週間前には、Tシャツ1枚でホイホイと出歩いていた気がします。なのに……あれあれ、上着を重ねてもまだ寒い。寒暖差の記憶にますます自信を失っています、劇団員の眞山直則です。
10月が終わりました。先月末にお伝えしていた『火のようにさみしい姉がいて』は、無事に幕を降ろすことができました。ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
この左頬にフワフワの泡を付けた吉村祐樹は「みをたらし」という一風変わった役を演じておりました。それが10月2日までのこと。その数日後に、彼はホッペの泡を拭って次の作品の演出に取りかかりました。
(撮影:堀川高志 / kutowans studio)
おでかけステージ『学校ウサギをつかまえろ』の稽古スタートです。
https://note.com/fresh_pansy4600/n/na3c0d8fabae2
おでかけステージとは、その名の通り兵庫県内各所の小学校などに私たちがおでかけをして行ってご覧いただくお芝居です。『学校ウサギ…』は昨年につづいて二年連続のお披露目。今年はこんな日程で動いております。
10月29日 神河町立神崎小学校
10月31日 上郡町立上郡小学校
……
驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。わずか三週間の準備期間を経て、今作品はすでにお客様の元に届きはじめています。おでかけ先の小学校の皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか。
9名の出演者のうち6人は、小学4年生の少女や少女たちの役を演じています。彼らは学校から逃げ出したウサギを探しに、小さな大冒険を繰り広げることに。演劇で大冒険ときたら……そうです。みんなが走り回る、跳ぶ、歌う、だから踊る、へこむしビビる、でも負けずにやっぱり走る! そしてその全部を休まずに続けざまにやってのける!
10月の寒暖差なんて置いてけぼりにして、情熱的にお送りしています。そしてここ尼崎でもご覧いただけるんです。この連休の最終日に、どうぞご家族で足を運んでいただければ幸いです。
2025年11月3日(月・祝)11時/14時
尼崎市立園田東生涯学習プラザ 3階 ホール
大人1,000円 子ども(高校生以下)500円(3歳未満無料)
全席自由
https://piccolo-theater.jp/event/23848/
さて今月のお便りは、つぎのお知らせが最後になります。
ピッコロ演劇学校の前期発表会『Piccolo Passo ~小さな一歩~』
本科の上演を先週末に終えて、研究科の上演です。
「どん底で」シーン発表
11月1日(土)17:00
11月2日(日)13:00
入場無料・当日自由入場(申込不要)となっています。
詳細はこちら👇️のリンクよりご確認ください。
https://piccolo-theater.jp/event/23903/
以上となります。さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。
来たる11月もどうぞピッコロ劇団をよろしくお願いします。