Accademia dell'olio アカデミアデルオーリオ

Accademia dell'olio  アカデミアデルオーリオ イタリアで直接体験する、オリーブオイルソムリエ養成コース。
これまでに約25年間、600名以上の日本人学生の皆様の挑戦をサポートしてまいりました。

【10月開催】のコース詳細のご確認や、個別相談については公式LINEまでお気軽にお問い合わせください。https://lin.ee/yOcyQIP

アカデミアデルオーリオは、イタリアと日本でオリーブオイルの教育を行っています。テイスティングテクニックから、料理との組み合わせまで、総合的にオリーブオイルについて学ぶことのできる機関です。

「手摘み」と書かれたオリーブオイルは、機械収穫より高品質。そう思っていませんか?実は、イタリアの研究モデルに基づく作業能力をオリーブ5トンの収穫に換算すると、驚くべき違いがあります。・手摘み:4人で約6〜10日・電動ペッティネ(補助機つき長...
08/09/2026

「手摘み」と書かれたオリーブオイルは、機械収穫より高品質。
そう思っていませんか?

実は、イタリアの研究モデルに基づく作業能力をオリーブ5トンの収穫に換算すると、驚くべき違いがあります。

・手摘み:4人で約6〜10日
・電動ペッティネ(補助機つき長枝櫛):4人で約3〜4.5日
・振動式機械+回収傘:2人で約1〜1.5日

機械収穫の最大のメリットは「圧倒的なスピード」。
収穫から搾油までの時間を大幅に短縮し、酸化や発酵のリスクを最小限に抑えてフラントイオに持ち込むことができます。

一方、手摘みには「果実の状態を見ながら丁寧に選別できる」「急斜面や複雑な樹形にも対応できる」という素晴らしい利点があります。

しかし、どんなに手摘みで優しく収穫しても、高温の場所や通気性の悪いコンテナ・袋の中で長く放置されれば、品質は一気に低下します。

逆に機械収穫であっても、果実へのダメージを最小限に抑え、通気性の良い箱で運び、数時間〜その日のうちに搾れば、極めて高品質なオイルが生まれます。

「手摘み=善」「機械=悪」といった単純なイメージで語られがちですが、本当に大切なのは「その農場の規模や目指す味に対して、ベストな方法を選べているか」という視点です。

機械で一気に収穫してスピーディーに搾る「スピードの最適化」もあれば、手摘みで一粒ずつ選別する「丁寧さの最適化」もあります。手法そのものではなく、農場の特性に合わせて品質を最大限に引き出す「適材適所の選択」にこそ、生産者の哲学が表れます。

「手摘み」というラベルの言葉一つだけに惑わされず、「収穫した後、どのようにしてオイルに仕立てたのか」まで責任を持って説明できる生産者を選ぶこと。

それが、一本のオリーブオイルの本当の価値を見極めるための大切な視点です
「オイル選びの参考にしたい」という方は、ぜひ右下の保存ボタンを押して保存しておいてください。

#オリーブオイル #エキストラヴァージンオリーブオイル #手摘み #機械収穫 #オリーブの収穫 #オリーブオイルの選び方 #オリーブオイルソムリエ #イタリアオリーブオイル

「コールドプレス(低温製造)」という言葉は、オリーブオイルの品質を保つ上で非常に大切な条件です。低温で処理することで、オリーブが持つフレッシュな風味や、大切なポリフェノールなどの成分が熱で失われるのを防ぐことができます。しかし、「コールドプ...
29/08/2026

「コールドプレス(低温製造)」という言葉は、オリーブオイルの品質を保つ上で非常に大切な条件です。

低温で処理することで、オリーブが持つフレッシュな風味や、大切なポリフェノールなどの成分が熱で失われるのを防ぐことができます。

しかし、「コールドプレスと書いてあれば間違いなく最高品質か?」と聞かれれば、答えは「NO」です。

なぜなら、どれほど低温で慎重に抽出したとしても…
・傷んだ果実や発酵した果実を使っている
・製油設備 の衛生管理が行き届いていない
・製油後の保管で光や熱、酸素にさらされている

こうしたマイナス要因があれば、簡単に欠陥オイルになってしまうからです。
低温という技術は「良い原料と適切な工程を守るためのもの」であり、
「悪い原料を魔法のように良くするもの」ではありません。

ラベルの表記だけに惑わされず、その背景にある「果実の健全さ」や「生産者の管理」にまで目を向けること。

本当においしく安全なオリーブオイルを選ぶために、ぜひこのポイントを覚えておいてください🫒

#オリーブオイル #エキストラヴァージンオリーブオイル #コールドプレス #低温圧搾 #低温抽出 #オリーブオイルの選び方 #食の安全 #オリーブオイルソムリエ

まだまだ暑い時期ですが、とはいえ8月も下旬そろそろ収穫が気になる季節が近づいてきました。オリーブオイルを選ぶときに「早摘みオリーブオイル」という言葉を見ることがありますが実際にいつ頃の収穫なのか、みなさんご存知でしょうか。「早摘み」と聞くと...
22/08/2026

まだまだ暑い時期ですが、とはいえ8月も下旬
そろそろ収穫が気になる季節が近づいてきました。
オリーブオイルを選ぶときに「早摘みオリーブオイル」という言葉を
見ることがありますが実際にいつ頃の収穫なのか、みなさんご存知でしょうか。

「早摘み」と聞くと、まだ実が青いうちにどこよりも早く収穫したオイルを想像するかもしれません。しかし実は、「早摘み」はカレンダーの日付だけでは決まりません。

オリーブには、品種ごとに異なる「成熟の時計」があります。

たとえば…
・レッチーノ(Leccino):比較的に早く、果実の成熟がそろいやすい品種
・フラントイオ(Frantoio):トスカーナを代表する晩熟種。同じ樹の中でも段階的に成熟する
・コラティーナ(Coratina):プーリアを代表する晩熟種

つまり、同じ10月中旬に収穫しても、レッチーノにとっては「適期」、コラティーナにとっては「かなり早い」場合があるのです。

さらに、同じ品種であっても
・標高や斜面の向き、日照
・昼夜の温度差や夏の高温・水不足
・灌漑の有無や、樹についている実の量
といった条件で成熟の進み方は大きく変わります。

トスカーナの丘陵地と、プーリアの平地。
あるいは海に近い畑と内陸の畑。これらを単純に同じ日付で比較することはできません。

生産者が最後に見極めるのは、単なる「実の色」だけではありません。
果皮と果肉の着色、果実の水分量、油の量、枝からの外れやすさ、ポリフェノールや香りの変化、そしてオリーブミバエの被害状況まで——。

これらを総合的に確認しながら、狙うオイルの表現に合わせて「その年の収穫日」を決めています。

早く収穫すれば、青い香りと力強い苦み・辛みを引き出しやすくなりますが、搾油量は少なくなります。
一方で、熟度を進めて収穫したオイルが低品質というわけではありません。目指す味や料理とのペアリングが違えば、選ぶ熟度も変わるからです。

「早摘み」は、それ単体で品質を保証するマジックワードではありません。
その品種、その土地、そしてその年の気候に向き合い、生産者がどんな想いで収穫日を決めたのか。そこに目を向けると、一本のオイルの背景がぐっと深く見えてきます。

そして、みなさんの好みも大切なポイント!
フレッシュで青々しく、苦みと辛みが際立つタイプ。
それとも、穏やかで熟したフルーティな香りを楽しむタイプ。
皆さんはどちらのオイルに惹かれますか?ぜひコメントで教えてください!👇

#オリーブオイル #エキストラヴァージンオリーブオイル #オリーブ農家 #イタリア料理 #食文化 #オリーブオイルの選び方 #イタリアオリーブオイル

「夏にオイルは重い」は大きな誤解?いえいえ、猛暑の今こそオリーブオイルがおすすめです。連日の酷暑で「夏バテ気味」「肌の紫外線ダメージが気になる」「胃腸が弱って冷たいものばかり食べている」という方に、ぜひ知ってほしい食の知識があります。良質な...
11/08/2026

「夏にオイルは重い」は大きな誤解?
いえいえ、猛暑の今こそオリーブオイルがおすすめです。

連日の酷暑で「夏バテ気味」「肌の紫外線ダメージが気になる」「胃腸が弱って冷たいものばかり食べている」という方に、ぜひ知ってほしい食の知識があります。

良質なエキストラヴァージン・オリーブオイルは、単なる調味料ではなく、
夏の体を内側から守るいわば「天然の栄養サプリメント」です。

1️⃣ 紫外線による「からだの酸化」を防ぐ
夏の強烈な紫外線は、体内に「活性酸素」を発生させ、肌の老化や細胞疲労を引き起こします。オリーブオイルに含まれる特有のポリフェノール(ヒドロキシチロソール等)は、EFSA(欧州食品安全機関)からも「体内の脂質を酸化ストレスから保護する」と公式に認められている強力な抗酸化成分です。内側からのUVケアとして機能してくれます。

2️⃣ 冷え・暑さで弱った「胃粘膜」を保護する
冷たい飲み物や食べ物などで冷え切った夏の胃腸は、機能が低下しがちです。
主成分である「オレイン酸」は胃酸の過剰な分泌を抑え、胃粘膜を優しく保護することが研究で示されています。さらに適度な潤滑油として腸の働きを助け、夏バテ特有の胃もたれや便秘を防ぎます。

3️⃣ 夏野菜の「リコピン吸収率」が最大数倍にアップ!
トマトに含まれる最強の抗酸化成分「リコピン」や、夏野菜のビタミンA・Eなどは**油に溶ける(脂溶性)性質を持っています。
研究データでも、トマトを単体で食べるよりオリーブオイルと一緒に摂取する方が、体内への吸収率が著しく高まることが実証されています。

おすすめの摂り方
火を使った料理が億劫な季節。
冷えたトマトや豆腐、茹でたての素麺(めんつゆ+EVOO+薬味)に、仕上げとしてフレッシュなオリーブオイルを「生で回しかける」ので十分

ポリフェノールが豊富な、少しピリッとした苦み・辛みのある鮮度の良いオイルを選んで、夏の疲労を吹き飛ばしましょう!味のアクセントにもなっておすすめです。

一歩進んだ上級者の方は、合わせるオリーブオイルの品種を変えてみて
味変を楽しむのもいいですね。

🇮🇹 本物のオリーブオイルの選び方・テイスティング
フレッシュなEVOOの見分け方や、食卓への取り入れ方を学べる最新コースの詳細は、プロフィール欄のリンクよりご確認いただけます。

#オリーブオイル #抗酸化作用 #イタリア料理好きと繋がりたい #オリーブオイル好き #オリーブオイル料理 #ポリフェノール

先日オリーブオイルの品質表示について、イタリアで大きな動きがありました「ブレンドによるEVO化」が全面禁止にイタリア農林水産省(Masaf)が新たな通達を出し、「ヴァージンオリーブオイルを混ぜ合わせたものを『エキストラヴァージン(EVO)』...
27/07/2026

先日オリーブオイルの品質表示について、イタリアで大きな動きがありました

「ブレンドによるEVO化」が全面禁止に

イタリア農林水産省(Masaf)が新たな通達を出し、「ヴァージンオリーブオイルを混ぜ合わせたものを『エキストラヴァージン(EVO)』として販売すること」が明確に禁止されました。

オリーブオイルの勉強をしたことある方なら
「え、もともとダメだったんじゃないの?」と思う方も多いかもしれません。
そうなんです、私もそう思いました。

でも、実はこれまで、一部の製造現場では「途中でランクの低いオイルを混ぜても、最終的な出荷時の化学数値さえEVOの基準に収まっていればセーフ」という法的なグレーゾーンが存在していました。

今回の通達は、その「途中で混ぜて数値を整える」というプロセスそのものを禁止する、非常に踏み込んだ決定です。

なぜこれが「歴史的な一歩」なのか?

今回の決定は、単なるルールの強化ではありません。
・丁寧に作られた「一滴も混ざり気のない本物」が正当に評価される
・製品の透明性が高まり、消費者がより安心して選べるようになる

これまで業界内にあった曖昧な抜け道(グレーゾーン)を国がしっかりと塞ぎ、真面目な生産者と消費者を守るための大きな正常化プロセスの第一歩だと言えます。

不作やコスト高騰など厳しい状況が続くオリーブオイル業界ですが、こうした制度の適正化が進むのはとても明るいニュースです。

「正しく作られた美味しいオイル」が、しっかりと食卓に届く時代へ。
今後のイタリア市場の変化にも注目していきたいと思います!

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【一歩先の、本質的なオリーブオイルを学ぶ】

「なんとなく体に良さそうだから」でオリーブオイルを選ぶ時代は、もう終わり。
美味しいオリーブオイルができる工程、品種の多様性、味の違い、料理との組み合わせを学ぶとオリーブオイルの奥の深さに驚きます。
この秋、イタリアで開催の「トスカーナ現地収穫・搾油体験付きコース」の受講生を現在募集中です。
詳細パンフレットは、プロフィールのリンク(または公式LINE)から無料で受け取れます。お気軽に「オリーブ資料」とメッセージを送ってくださいね👇

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25/07/2026

勝手に世界の車窓から
In Puglia Italia
とにかくオリーブオリーブオリーブ
#オリーブオイル #イタリア #世界の車窓から

エキストラバージン・オリーブオイルはバランスの取れた食事の一部です。エキストラバージン・オリーブオイルと血糖管理:研究から分かること食後の血糖値やインスリンの働きは、ひとつの食品だけで決まるものではありません。食事全体の構成、運動、睡眠、体...
20/07/2026

エキストラバージン・オリーブオイルは
バランスの取れた食事の一部です。
エキストラバージン・オリーブオイルと血糖管理:研究から分かること

食後の血糖値やインスリンの働きは、ひとつの食品だけで決まるものではありません。
食事全体の構成、運動、睡眠、体質など、さまざまな要素が関係しています。

2024年に発表されたランダム化比較試験のシステマティックレビューとメタ解析では、エキストラバージン・オリーブオイルの摂取が、血中インスリン値やインスリン抵抗性の指標であるHOMA-IRに良い変化をもたらす可能性が示されました。

一方で、血糖値、血中脂質、体重など、すべての代謝指標に一貫した改善が確認されたわけではありません。研究によって、参加者の健康状態、食事内容、使用されたオイル、試験期間なども異なります。

そのため、エキストラバージン・オリーブオイルを「血糖値を下げる食品」や「糖尿病を予防する食品」と単純に表現することはできません。

大切なのは、野菜、豆類、魚、全粒穀物などと組み合わせ、バランスの取れた食事の中で良質な脂質として取り入れることです。

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猛暑に負けないオリーブ栽培前回の投稿では、「オリーブは暑さに強い」という常識の裏で、実は過度な熱帯夜によってオレイン酸が損なわれたり、果実が水分過多でスカスカになってしまうというお話しをしました。最近では、「今年は暑かった」では済まない、も...
18/07/2026

猛暑に負けないオリーブ栽培

前回の投稿では、「オリーブは暑さに強い」という常識の裏で、実は過度な熱帯夜によってオレイン酸が損なわれたり、果実が水分過多でスカスカになってしまうというお話しをしました。
最近では、「今年は暑かった」では済まない、もう毎年暑いのが当たり前という状況に対してイタリアではどんな対策をしているのか
いくつかご紹介します。
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【カオリンの導入】
夏の強い紫外線からオリーブを守るためカオリンと呼ばれる天然の白い粘土鉱物を水に溶かし、木全体にスプレーしています。
葉や果実をうっすらと白くコーティングすることで、強い太陽光をミラーのように跳ね返し、果実の表面温度を数℃下げることに成功。熱に弱いオレイン酸合成酵素の失活を防ぎ、極上のクオリティを維持しています。ちなみにこのカオリン、実はオリーブの最大の天敵である『オリーブミバエ』の卵の産み付けを防ぐ目くらまし効果もあり、一石二鳥のオーガニック対策として大活躍しています

【水やりの常識の変遷】
無灌水から、精密な『欠乏灌水』へ
そもそもイタリアのオリーブ栽培において、「人工的に水を撒く(灌水)」という行為自体、ごく最近のトレンドです。 伝統的には「オリーブは乾燥に強いから、天の雨水だけで育てるもの」というのが何世紀もの間の大前提でした。実際に、灌水用の設備がない畑も普通に沢山あります。
しかし、夏の気温が40℃を超え、何ヶ月も雨が降らない近年の異常気象下では、無灌水のままだと実が育たないばかりか、木そのものが枯死するリスクに直面します。そのため、今やイタリアでも多くの高品質な農園で、生命維持のための「救済灌水」を導入することがスタンダードになりつつあります。 さらに、灌水の仕方もいろいろです。先日数社会社を訪問したところですが、会社によっていろいろなフィロソフィーの違いがありました。
土壌や樹木にセンサーを取り付け、木が死なない限界の「ギリギリ少し水が足りない状態」をコントロールする灌漑を行うところもあるのだそうです。適度な乾燥ストレスをかけることで、実は水分による水ぶくれを免れ、「ポリフェノール」や「香気成分」が限界まで凝縮された濃厚な果実へと仕上がります。さらに、果実の水分量は搾油のフェーズでも結構大切なポイントで、水の量によって油分の分離に影響する点も考慮しなければなりません。

【暑さに強い品種を選ぶ】
大量生産のために世界中に植えられた特定の国際品種が猛暑に苦しむ一方で、イタリアの土地で何百年も気候変動を生き抜いてきた「在来品種」たちの科学的ポテンシャルが今、再評価されています。

イタリア国家研究評議会(CNR)や各大学の研究によって、暑さへの耐性は品種ごと異なることもわかっています。
例えば、マウリーノ(Maurino)は、 極度の乾燥ストレスを受けると、自ら抗酸化物質であるポリフェノールを爆発的に蓄積させて細胞の酸化を防ぐシステムを持っています。
ジャッラッファ(Giarraffa)は、 乾燥を検知すると、葉の表面に天然のワックス成分を急速に分泌し、葉のバリアを厚くして水分の蒸発を物理的に防ぎます。
コラティーナ(Coratina)は、乾燥が進むと、葉の気孔の開き具合を自ら極限まで閉じる省エネモードに移行。過酷な環境でも最小限の光合成で生き残り、水が戻るとどの品種よりも早く回復する驚異の復元力を備えています。

そして、当然のことながらすぐに変えられるものではないですが、高地へのシフトもすすんでいます。今までは寒すぎてオリーブ栽培には向かないとされていた地域もオリーブ栽培ができるようになる。ワインの世界でも共通している変化ですね。

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#オリーブオイル #エキストラバージンオリーブオイル #オリーブ栽培 #オリーブの木 #気候変動 #ポリフェノール #ソムリエ #イタリアオリーブオイル

オリーブは「暑さに強い」は誤解?地中海の強い太陽を浴び、カラカラに乾いた大地でたくましく育つオリーブ。「オリーブは暑いところで育つもの」という強いイメージがありませんか?実は、近年の研究や、イタリア現地の栽培現場のデータを見ると、その常識が...
14/07/2026

オリーブは「暑さに強い」は誤解?

地中海の強い太陽を浴び、カラカラに乾いた大地でたくましく育つオリーブ。
「オリーブは暑いところで育つもの」という強いイメージがありませんか?

実は、近年の研究や、イタリア現地の栽培現場のデータを見ると、その常識が覆されつつあります。

結論から言うと、オリーブは「生存するための耐暑性」は極めて高いものの、
「最高品質のオイルを作るためには、夜の涼しさと適度な寒暖差が絶対に欠かせない」という、非常に繊細な果実なのです。

なぜ、暑すぎる場所では最高のエキストラバージン・オリーブオイルが作れないのか?
そこには、知られざる3つの科学的メカニズムがあります。

1. 熱で壊れる「オレイン酸」の合成酵素
オリーブオイルが身体に良く、酸化しにくい最大の理由は、一価不飽和脂肪酸である「オレイン酸」が豊富だから。
しかし、果実の中でこのオレイン酸を合成する酵素は、熱に非常に弱いという致命的な弱点があります。

研究データによると、果実に油分が蓄積する夏の時期、気温が1℃上昇するごとに、オイル内のオレイン酸の割合は「0.7%ずつ減少」してしまいます。
代わりに、酸化しやすいパルミチン酸やリノール酸の割合が増えてしまい、油としての品質や保存性がガクッと落ちてしまうのです。

2. 鍵を握るのは夜間の最低気温
オリーブは日中に太陽光を浴びてエネルギーを蓄え、それを夜の涼しい時間帯にオイル(脂肪分)へと変換します。
しかし、温暖化によって夜間も気温が下がらない熱帯夜が続くと、オリーブは生き延びるために夜間も激しい「呼吸」を強いられます。
昼間ためたエネルギーをオイルに変換するどころか、自分自身の維持のために消費してしまうのです。

日中が酷暑であっても、夜間にグッと冷え込む地域(標高の高いエリアなど)であれば品質は維持されます。
つまり、オリーブを狂わせる最大の原因は1日中ずっと熱がこもる環境にある、ということなんです。

3. 実ばかりが大きくなる
過度な熱ストレスにさらされると、植物は自らを守るために、水分を含んだ「果実の体積」を優先して大きくしようとします。
しかし、中身の油分を作るスピードが追いつかないため、結果として「水分ばかりで、油分の濃度がスカスカの大きな実」になってしまいます。さらに熱ストレスが限界を超えると、成熟前に実を落とす「生理落果」を引き起こしてしまいます。

「昼はしっかりと太陽を浴び、夜はキュッと冷え込む」 そんなメリハリのある気候こそが、オリーブが最も愛し、私たちが感動するような素晴らしいオイルを生み出すための絶対条件。

では、この気候変動に対して、生産者たちは今どう対策しているのか?
そして、なぜ「イタリア」がその救世主になり得るのか? ……長くなってしまうので、生産者たちの驚きの防衛策と、イタリアが持つ最大の強みについては、次回の投稿で詳しくお話ししますね。どうぞお楽しみに!

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#オリーブオイル #エキストラバージンオリーブオイル #オリーブ栽培 #オリーブの木 # #気候変動 #ソムリエ #イタリアオリーブオイル #イタリア留学

先日からちょこちょこ写真あげておりますが出張でプーリアに行っておりました。お仕事の内容は、とある大きなプロジェクトが動きそう!と言うことでまた改めて詳しくお話をさせていただきますが...この機会にお付き合いのある会社、そうでない初めましての...
10/07/2026

先日からちょこちょこ写真あげておりますが
出張でプーリアに行っておりました。
お仕事の内容は、とある大きなプロジェクトが動きそう!と言うことで
また改めて詳しくお話をさせていただきますが...

この機会にお付き合いのある会社、そうでない初めましての会社含めて
オリーブオイルの生産者さんをいくつか回らせていただきました。
オリーブオイルに携わる仕事をしてすでに15年以上
色々なところを回っていますが、やっぱりイタリア最大の生産地プーリアの規模は
他の州と比べて桁違い。どこを見てもオリーブオリーブオリーブ......
品種が違うのはもちろん、畑の土の様子や、木の間隔、剪定、どこをとっても
その土地それぞれの特徴があります。
その土地で、代々続いている生産者さんたちのお話を聞いていると
土地やオリーブに対する愛情が感じられて本当にいいお話を伺うことができました。

イタリアのオリーブオイルの良さは、美味しさや品種の豊富さはもちろん
そういった地域の違いや、背景にあるストーリーがあるからこそなのだなと
改めて実感しました

#イタリア #イタリアオリーブオイル #オリーブオイル #オリーブオイル好き #オリーブオイルテイスティング

Indirizzo

Via Dell'oleandro 8
Montecatini
51016

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