25/03/2018
ロバート・A・ハインラインの『悪徳なんかこわくない』を再読中。40年ほど前、高校生の頃に大好きだった1冊。発表当時相当センセーショナルだっただろうと思える近未来。現在でも新鮮。ヒロイン(?)の夫が文盲なのだけど、ヒロインもヒーローもそんなことは問題にしない。相手の学歴や階級ではなく、人そのものの素晴らしさをまっすぐに賛美する。まっすぐといっても、文体は冗長で、頭の中の飛躍する考えや対話を見事に表している。その対話の一つ一つを、きらめく宝石のように愛でて、味わう幸せ。
ハインラインはSF作家だが、この作品は通常想像されるSFとは大きく異なる。自分と置かれている状況が異なっても、思わず微笑みが浮かぶ。人間賛歌を取り込んで、エネルギーチャージしたい方へ、ぜひおすすめです。