20/08/2026
AZCジュエリーの歴史研究
古代ギリシアとGOLDの世紀
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『紀元6世紀頃の古代ギリシア、フェニキア
そしてアケメス朝ペルシアのこと』-001
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紀元前1200年頃に
ミケーネ文明が崩壊(19世紀にシュリーマンが発掘)したあと、
紀元前800年頃までの約400年間は
「ギリシア暗黒時代(初期鉄器時代)」と呼ばれ詳細は不明なのですが、
王宮の消滅、人口の減少、文字(線文字B)の喪失などにより
社会水準が一時的に大きく低下したようです。
やがて紀元前800年頃に古代ギリシアが都市国家として復活すると、
植民政策により黒海沿岸のトラキアに侵入し
トラキア(現ブルガリア)から出土するGOLDを用いて
古代ギリシアが有する高度な加工技術で
素晴らしい工芸品や宝飾品を作り出していきます。
またイタリア半島のエトルリア(紀元前8〜5世紀)では
同じくGOLDを用いた精度の高い粒金(グラニュレーション)や
キャスト技法で装身具が作られるようになります。
エトルリア人については
どこからイタリア半島に侵入してきたか不明なのですが、
紀元前9世紀頃から紀元前5世紀頃にかけて
現在のトスカーナ地方を中心とする地域において
独自の高度な文明を築いた先住民族です。
(このエトルリアが14世紀から始まる
メディチ家を主体にしたルネサンスに繋がると考えています)
エトルリアは統一国家は作らず、都市国家の連合体を形成し、
一時は王政ローマと共存していたのですが
紀元前5世紀頃に、王政ローマに吸収されてしまいます。
またグラニュレーションや
チェイシング(金属を表からタガネを用いて装飾模様を表現する)、
レポシ又はルプセ(reposee)などの技法については
古代ギリシアの影響を受けて発展したという説もありますが、
中でもグラニュレーションの加工品はぬきんでいました。
やがて紀元前6世紀頃になると
アケメス朝ペルシア(現在のイランが拠点)が勢力を延ばし、
紀元前525年ペルシウムの戦いでエジプトを撃破。
これによりペルシアはオリエントを統一します(ヘロドトス「歴史」参照)。
そしてこの勢いに乗って
紀元前492〜449年に古代ギリシアと3度戦います(ペルシア戦争)が
ギリシア側の勝利に終わります。
こういった歴史的な背景も交えながら、
TJSのゼミではGOLDとジュエリーについてお話する予定です。
※
TJS(東京ジュエラーズ・スタジオ)
ジュエリーの歴史講義『古代ギリシアとGOLDの世紀』というテーマで
8月30日(日)17:00〜19:30 対面ゼミを行います。
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