09/07/2016
●市谷小の あっと驚く為五郎
生え抜きの市谷っ子にはピンとこないでしょうが、外から転校してきた子どもにとって、市谷小の廊下が木板だったことは大きな驚きでした。しかも、走るとよくたわみ、1メートルおきに白ペンキで塗られたソフトボール大の円形型センターラインが、校内中巡っておりました。
面白いことに、校内で通行整理された子どもたちは、なぜか外へ出ると交通事故によく出会う。それまで私の通ってた港区の小学校は、周囲が広い道路で囲まれ交通量が多いにもかかわらず、交通事故にあう子どもは滅多にはおりませんでしたが、この市谷小では交通事故は日常茶飯事。毎学期ごとに必ず何人か事故にあう子が出てきます。聞けば、当時区内の小学校ではワースト1の事故件数。もし、前の小学校で交通事故に出合おうものなら、子どもはたちまち英雄視され、一週間やそこらはチヤホヤ大事にされていたに違いありません(笑)
さらに驚いたことは、子ども達が一年生から上手に縦笛が吹けることでした。前の学校では低学年はハーモニカで、4年生からがリコーダー(スペリオパイプ)でしたが、こちらでは1,2年生からソプラニーノ、3年生からがソプラノで、音楽朝礼が必ず週1回あるという、リコーダーへの力の入れ込みようです。校庭や屋内にいる子ども達は、朝の休み時間終了のチャイムが鳴ると、鼓笛隊の市谷行進曲と共にリコーダーを吹きながら歩いて校庭の所定の位置へと向かいます。演奏が終った頃には、朝礼台の前に24のクラス、男女48列がきっちりと整列され朝礼が始まるという段取りでした。
ですので早朝の校庭では、朝礼に備えリコーダーをポケットやベルトに差しながらボール遊びしていたり、たて笛を吹きながらゴム段を飛んでいる女の子が入り混じるという面白い光景が、これまた市谷小学校ならではの風景でした。
同窓生の皆さま、そんな稀有な市谷小ならではの想い出を、いつまでも大事にされていってください。