22/06/2026
「色と機能で世界を豊かに」をパーパスに掲げる塗料メーカー、武蔵塗料ホールディングス株式会社のキービジュアル制作とウェブサイトリニューアルを担当しました。
「世界のトップブランドからも信頼されるコーティングパートナー」を目指す武蔵塗料。そのビジョンを体現するため、キービジュアルとウェブサイトの双方で、色の持つ多様な表情や組み合わせを視覚化しました。
キービジュアルは、色彩がつくり出す風景の広がりをテーマとしています。
机上のオブジェ、公園の遊具、巨大なパブリックアートへとスケール展開されていくことをイメージしながら造形やレイアウトを検討しました。オブジェクトの間に生まれる空間を、人が行き交う道やつながりに見立てることで、人々が色彩の中を回遊し、楽しさや高揚感を感じられるような風景を構想しています。
立体を造形し、実際に塗装を施したうえで撮影を行いました。小さな立体の集合にも、巨大な構造物が連なる風景にも見えるよう、スケール感をあえて曖昧に設計しています。
オブジェクトの造形には、フィルムやシートでは対応が難しい曲面にも均質に色を与えられる、塗料ならではの特性を活かしたフォルムを取り入れています。
さらに、サイズ・配置・配色を細かく調整することで、「形」よりも先に「色」が印象として立ち上がるよう構成しました。
制作にあたっては、武蔵塗料の開発部門や工場スタッフの方々と何度もテストを重ね、スーパーマット、グロス、グラデーション、偏光塗料など、多様な質感表現に挑戦しました。通常は黒色に用いられるスーパーマットを明るい色へ応用するなど、塗料そのものへの実験的なアプローチも、本プロジェクトの重要なテーマとなっています。
ウェブサイトでは、ファーストビューにキービジュアルを大きく配置するとともに、全体の色彩が一定のリズムで切り替わり続けるよう構成しました。
無数の色の組み合わせが絶えず立ち現れる構成に、さまざまな色を生み出してきた彼らの仕事を重ねています。
色と真摯に向き合う武蔵塗料のものづくりに触れながら、私たち自身も多くの発見を得たプロジェクトとなりました。
ぜひウェブサイトをご覧ください。
武蔵塗料ホールディングス株式会社
Musashi Paint Holdings Co., Ltd.
日本語サイト:https://musashipaint.com/
英語サイト:https://en.musashipaint.com/
10/04/2026
2026年4月4日(土)から19日(日)まで、グラングリーン大阪とグランフロント大阪を会場に、春のアートイベント「UMEKITA ART PICNIC」が開催されています。
本イベントは、両施設が初めて共同開催するアートイベントで、うめきたエリア各所では6組のアーティストによる作品が展開されています。
SPREADは「SUPER OPEN」と題した2つのインスタレーションを出展しています。
グラングリーン大阪の芝生広場入口にかかるデッキ、そしてグランフロント大阪南館の吹き抜けに、舞台の幕が上がる瞬間を思わせるダイナミックな作品を設置しました。
春の幕開けを告げるかのように、2つの“玄関口”に立ち上がるこの作品は、ここで過ごす豊かな時間へと誘う入り口でもあります。
同時に現れた巨大なカーテンは、グラングリーン大阪とグランフロント大阪をゆるやかにつなぎ、この春がどこか特別であることを静かに物語っています。
カーテンをくぐった先では、春の活気に満ちた、うめきたならではの魅力があなたを迎えます。
「UMEKITA ART PICNIC」は、春のうめきたを舞台に、桜や木々の色彩、そして野外アートを満喫できるイベントです。訪れる人々や企業がそれぞれの感性やインスピレーションを持ち寄ることで、ここにしか生まれない新しい発見が育まれています。
ぜひ、現地にて春のひとときをお楽しみください。
Umekita Art Picnic
<開催期間> 2026年 4月4日(土)~ 4月19日(日)
<展示場所>グラングリーン大阪・ひらめきの道/グランフロント大阪・南館創造のみち
<企画内容> アート作品展示、デジタルスタンプラリー、テイクアウトキャンペーン 他
<アーティスト> SPREAD / プロジェクトFUKUSHIMA! / AUTOMOAI / 大薗彩芳 / LINC(大阪芸術大学 公募作家) / 渡邉顕人
<主催> 一般社団法人うめきたMMO、一般社団法人グランフロント大阪TMO
<プロデュース> TOPPAN 株式会社
<キュレーション> 田尾圭一郎(田尾企画編集室)
10/04/2026
“Colored Symphonies” will be presented at the architectural studio OBR | Open Building Research.
SPREAD has maintained a close relationship with OBR since 2014, and an early SPREAD work has been permanently installed at the studio’s entrance. For this occasion, a new work will be added, transforming the studio into a gallery-like space.
Visitors will experience vibrant color works set within a minimal interior where functionality and beauty coexist. Furthermore, OBR’s studio—situated in the historic Brera district—will be open to the public, offering a rare opportunity to visit and experience the space.
ミラノに拠点を置く建築スタジオOBR | Open Building Researchにて、「Colored Symphonies」を開催します。
2014年から親交を深めてきたOBRのエントランスにはSPREAD の初期作品が常設展示されており、今回新たな作品が加わりスタジオにギャラリー空間が現れます。ミニマムで機能性と美しさの共存した室内の中に、色鮮やかの作品の入った空間をご覧いただけます。
また、歴史あるブレラ地区に位置するOBRのスタジオが一般に公開され、その空間を訪れる事ができる貴重な機会となります。
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OBR | Open Building Research .eu
April 20 (Monday) - 24 (Friday) 2026
Open daily 9:30am - 6:30pm
Via Ciovasso, 4, 20121 Milan, Italy
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03/04/2026
SPREAD will participate in Milan Design Week 2026 with two exhibitions: “Colored Boundaries” and “Colored Symphonies”!
SPREADはMilan Design Week 2026へ参加します!2つの展覧会「Colored Boundaries」「Colored Symphonies」を開催。
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The venue of first exhibition "Colored Boundaries" , ALCOVA, has been part of Milan Design Week since 2018 and is known for its unique exhibitions that blend contemporary design with historical elements, creating an integrated experience of art, design, and environment. This year, it will be held at a former military hospital complex in Baggio, Milan.
It is also the site where SPREAD presented “Much Peace, Love and Joy” in 2021, making it a particularly special place for us.
Since our first participation in 2012, we have been taking part in Milan Design Week for over a decade.
We look forward to seeing you at the venue!
一つ目の展覧会「Colored Boundaries」の会場となるALCOVAは、2018年からミラノデザインウィークに加わっており、現代的なデザインと歴史的な要素を融合させ、アート、デザイン、環境が一体となるユニークな展示で知られています。今年は、ミラノのバッジョにある軍事病院施設で開催されます。
ここは、2021年に「Much Peace, Love and Joy」という作品を発表した場所でもあり、SPREADにとって特別な場所です。初参加した2012年以降、10年以上にわたってミラノデザインウィークに参加しています。
会場でお会いできるのを楽しみにしています!
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SPREAD
"Colored Boundaries"
at ALCOVA
milano
Baggio Military Hospital Complex (Space A10)
Via Giovanni Labus, 15, 20147 Milano MI, Italy
April 20 - 26 2026
Open daily 11am - 7pm (last entry 6pm)
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03/04/2026
グラングリーン大阪およびグランフロント大阪にて、2026年4月4日(土)〜19日(日)に、春のアートイベント「UMEKITA ART PICNIC」が開催されます。SPREADは2つのインスタレーション作品を出展します。
「UMEKITA ART PICNIC」は、春のうめきたを舞台に、色鮮やかな桜とみどり、そして野外に展示されたアート作品を満喫するイベントです。訪れる人や企業、市民がそれぞれ様々なインスピレーションを持ち寄ることで、これまでにない新たな気づきやインスピレーションが生まれる場となっています。
ぜひ、現地にてご体感ください。
Umekita Art Picnic
<開催期間> 2026年 4月4日(土)~ 4月19日(日)
<展示場所>グラングリーン大阪・ひらめきの道/グランフロント大阪・南館創造のみち
<企画内容> アート作品展示、デジタルスタンプラリー、テイクアウトキャンペーン 他
<アーティスト> SPREAD / プロジェクトFUKUSHIMA! / AUTOMOAI / 大薗彩芳 /
LINC(大阪芸術大学 公募作家) / 渡邉顕人
<主催> 一般社団法人うめきたMMO、一般社団法人グランフロント大阪TMO
<プロデュース> TOPPAN 株式会社
<キュレーション> 田尾圭一郎(田尾企画編集室)
03/04/2026
“Joy of Outdoor Living”のスローガンのもと屋外家具の輸⼊販売を⾏うニチエスの2026年度版カタログがリリースされました。⼤阪、東京ショールームにて配布中です。
SPREADはアートディレクションとデザインを担当しています。
カタログのカバーと巻頭、巻末では、屋外でリラックスして過ごす⼈の姿と、そこで感じる喜びをドローイングで表現しています。対話する2⼈をモチーフに、ペールオレンジを基調とした柔らかい⾊で表しました。
ぜひ、ご覧ください。
Nichiesu Catalog 2026
発行:ニチエス株式会社 / 大阪ショールーム:〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1-4-16 センチュリービル1F / 東京ショールーム:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-50-11 明星ビル1F / アートディレクション・デザイン:SPREAD / 印刷・製本:株式会社 写真化学
※ニチエスのホームページからも印刷版カタログのご請求、閲覧、PDF版カタログのダウンロードが可能です。
16/01/2026
世界有数の温泉地・大分県別府市を舞台に『Art Fair Beppu 2025』が、昨年2025年9月27日(土)から 29日(月)まで開催されました。
SPREAD は、アートディレクション、VI、空間デザインを担当し、今回も盛況のうちに幕を閉じました。
会場は 4 つのフロアで展示エリアを分け、建物の特性に合わせて各空間に調和するブースデザインを行いました。
今回のキービジュアルは、別府の町を象徴する温泉の「湯けむり」をモチーフとしています。青い湯や、長い時間をかけて石に堆積した鉱物によって生まれる自然の色彩。その多様な色相をもとに、別府という土地固有の豊かな景観を表現しました。
湯けむりが混ざり合い、新たなエネルギーが立ち上る様子を、イベントの象徴として視覚化しています。
今回も「Art Fair Beppu」に携われたこと、大変光栄に思います。
このイベントが、来場者や参加アーティストの心に残ることを願っています。
Art Fair Beppu 2025 ran from Saturday 27th of September to Monday 29th of September. Spread was in charge of the Art Direction, Identity and Spatial Design.
The venue was divided into four distinct exhibition areas, spread across 4 floors. Constantly considering the architecture itself, the booths were designed to be in harmony with each respective space.
This year’s key visual consists of the recognizable steam of Beppu’s many hot springs. The color scheme references the spectrum of hues you’ll be able to find in this natural occurring landscape, from deep blue pools of hot spring water and mineral deposits, collecting over time on surrounding stones. The steam mixing together, like a signal that represents the new energy being brought forward by event.
SPREAD was delighted to again be a part of Art Fair Beppu for the 2025 edition. It has been a pleasure seeing the event come to fruition and we hope that the event has brought fond memories to the many visitors and participating artists.
主 催: 混浴温泉世界実行委員会 / 共催:別府国際コンベンションセンター ビーコンプラザ/ディレクター:NPO法人BEPPU PROJECT / 総合プロデューサー:山出淳也(Yamaide Art Office 株式会社 代表取締役) / クリエイティブディレクター:SPREAD / フードエリアコーディネーター:長谷川 雄大(HOOD)
#アートフェア別府 #別府イベント #別府 #アートフェア
13/01/2026
猪熊弦一郎「Living ― 住」秋会期レポート
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高松市にある「四国村ミウゼアム」にて、SPREADがキュレーションとデザインを手がける特別展「猪熊弦一郎 Form, People, Living 身の回りにある、秘密と美しさ」の秋会期が、12月14日をもって閉幕しました。
3会期連続展の最終回となった秋会期では、生活や住まいに焦点を当て、猪熊にとっての「身の回り」とは一体どこからどこまでなのか、そもそも身の回りとそうでない領域の区別があるのか。作品を手がかりに、暮らしと描くことが溶け合っていた猪熊の世界を探りました。
展示は以下の4つのテーマで構成され、それぞれの切り口から、身近にあるものから都市や宇宙をモチーフにした作品まで、「Living ― 住」をめぐる幅広い作品を紹介しました。
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〈身の回りの境界〉
最初のセクションでは、テーマである「Living ― 住」を象徴する作品を通して、猪熊にとっての「身の回り」の境界がどこにあったのかを問いかけます。
「自分の愛するもの」を描き続けた猪熊は、自然が生み出す曲線美にも人工的な造形美にも、さらには道端で拾ったゴミにまで美を見出しました。そこには、眼前の情景のみならず、背景や未来の姿までもが映り込んでいたのではないでしょうか。
暮らしと描くことが溶け合っていた猪熊の人生に思いを馳せるきっかけとなる作品を展示しました。
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〈俯瞰、あるいはそこに或る〉
ワイドレンジな視点で都市という題材に挑んだ作品や、手を伸ばせば届く距離にあるモチーフに着目した作品などを通して、その瞬間その場所で猪熊が目を凝らしたであろう何かから、彼の存在自体に意識を向けました。
時間にも空間にもとらわれず、マクロとミクロの視点を行き来しながら対象にアプローチしていく。その姿勢こそが、猪熊作品に引き寄せられる理由のひとつと言えるのかもしれません。
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〈小さなオブジェとフォト〉
猪熊は、針金やお菓子の包み紙など、日常の片隅にある何気ない素材を使って小さな立体作品を次々に生み出し、それらに愛着を込めて「対話彫刻」と名づけました。
このセクションでは、今にも動き出しそうな対話彫刻とともに、訪れた先々でカメラを向けた、愛おしいものの写真を展示しました。
ささやかな素材や視線の先に、猪熊の過ごした日常やまなざしが静かに立ち上がる構成となっています。
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〈都市と宇宙〜スペース〜〉
香川で生まれ育ち、東京、パリ、ニューヨーク、ハワイ……と、いくつもの都市に移り住んだ猪熊。52歳の時、ゼロからやり直すためにニューヨークとパリを訪れる旅に出ます。
サンフランシスコからアリゾナの砂漠を横断してニューヨークへ。初めて目にした高層ビル群をはじめ、街が放つエネルギーに圧倒された猪熊は、パリ行きを取りやめ、ニューヨークに20年間住み続けました。
ここでは、猪熊が過ごしたさまざまな場所や、宇宙をモチーフにした作品に着目し、住む場所や訪れた先々で得たインスピレーションの源泉に目を向けました。
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会場では、SPREADによるインスタレーション作品が3箇所に配置され、本会期のテーマである「Living ― 住」を味わうための、感覚や視点をほぐす体験として、多くの来場者の関心を集めました。
〈境界の融解〉
何層ものドレープで表したのは、おぼろげな境界です。
重なり合う布によって、透けて見える部分と見えない部分が生まれ、「あるようでない」「ないようである」境界の曖昧さを感じさせます。
いくつかある結び目は人の手のあとであり、誰かの「Living ― 住」の気配。
自身の「Living ― 住」の内と外、自分と他者との間など、意識の中に潜む境界に目を向ける構成としました。
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<隠れた美しさの発掘>
展示終盤には、猪熊が描いた幅広い作品からインスピレーションを得た参加型インスタレーションを設置しました。 身の回りにある「隠れた美しさ」に着目し、思い浮かべたイメージを形にしてテーブル上に置くことで、作品を完成させる体験型展示となっています。 抽象的なテーマにもかかわらず、多くの来場者が積極的に参加し、多様な形や発想が展示の一部として重ねられていきました。
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瀬戸内国際芸術祭2025に合わせ、春・夏・秋の3会期にわたって展開した本展。
それぞれの会期を通して猪熊弦一郎の作品を多角的に紹介し、その幅広い表現と魅力をあらためて味わう機会となりました。
本展を通して、今後あらためて猪熊弦一郎の作品に触れ、味わってみるきっかけとなればと思います。
最後に、本展に関わってくださった皆さま、ならびに関心をお寄せいただいた皆さまに御礼申し上げます。
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四国村ギャラリー 2025年度特別展
「猪熊弦一郎 Form, People, Living 身の回りにある、秘密と美しさ」展
会期:[春会期]4月18日~7月19日、[夏会期]7月26日~9月12日、[秋会期]9月20日~12月14日
会場:四国村ミウゼアム内 四国村ギャラリー
住所:香川県高松市屋島中町91
開館時間:9:30~17:00 ※入村受付、ギャラリーは16:30まで
休館日:火(ただし祝日に場合は開館し、翌平日休館)
料金:大人 1600円 / 大学生 1000円 / 中高生 600円 / 小学生 無料
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主催:公益財団法人四国民家博物館(四国村ミウゼアム)
後援:香川県、高松市
協力:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
協賛:三井住友ファイナンス&リース株式会社、カトーレック株式会社
キュレーション:SPREAD
展示空間デザイン:SPREAD
グラフィックデザイン:SPREAD
インスタレーション:SPREAD
テキスト:二階堂 薫
英語訳:本城 琢也(公益財団法人四国民家博物館)
施工:株式会社 デザインセンター
記録撮影:神宮巨樹
24/12/2025
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We wish “Much Peace, Love and Joy” to you all.
皆さまの“Much Peace, Love and Joy”を心より願います。
記憶のあわいに、色が灯る
SPREAD - We Design Beirut 2025
2025年10月、SPREADはレバノン・ベイルートで開催された国際デザインイベント「We Design Beirut 2025」にて、色彩をテーマにしたインスタレーション《Much Peace, Love and Joy》の新たな2つのバージョンを発表しました。
12月24日という世界中の人々が平和と愛を祝う日に、その様子をお届けします。
《Much Peace, Love and Joy》は、「色でよろこびを届けたい」という願いから生まれました。特殊な活版印刷で刷られた鮮やかなグラデーションの紙を1枚ずつ手でちぎり、有機的に配置するインスタレーションです。ベイルート市内の歴史的な2つの会場で、それぞれの空間に溶け込むよう、再構築して展示をおこないました。
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Villa Audi Mosaic Museum
建築家であるグレゴリー・ガツェレリア氏のキュレーションのもと、企画展「TOTEMS OF THE PRESENT & THE ABSENT」の一部として展示されました。
3枚組のフレーム構成で展示された本作には、来場者からは「すべての色が記憶に見える」「破れた紙と鮮やかな色のコントラストは、爆発後、私たち全員が人生の明るい面を探さなければならなかった頃を思い出させる」といった声が寄せられました。「色が踊っているようだ」と語る人がいたり、実際に作品の前でダンスをはじめる姿もありました。
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Immeuble de l’Union
今もなお改修中でありながら、展示空間として開放されました。改修を担当している建築家、カリム・ネーダー氏とAtelier33がキュレーションを担当し、「UNION—A JOURNEY OF LIGHT」というテーマのもと、空間に色彩のかけらの連なりが浮かび上がるように展示しました。この会場で鍵となるのが照明で、光と影の演出により、本作の新たな見方が提示されました。
来場者からは「心のパズルのようだ」「色彩が鮮やかで楽しく、こどもに戻ったような気分になる」といった感想が寄せられました。「ベイルートに向けて、日本から平和、愛、よろこびを送ってくれたことによろこびを感じる」という声もありました。
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Review from SPREAD
色は、人々の心に光を灯す
外務省の「危険情報」によると、現在もレバノンの一部地域には「レベル4(退避勧告)」が発令され、渡航が困難な状況が続いている。今回、私たちは一度も現地に赴くことができず、すべてのミーティングと設営をオンラインでおこなった。ふだんは必ず自分たちが会場へ行くという姿勢を貫いてきた私たちにとって、非常に耐えがたい選択だったが、現地の人々に託したことで、これまでにないコミュニケーションが展開していった。
人が生きている。生きて、生活をいとなんでいる。それは国や文化が違っても変わらないのだ。今回、私たちは現地へ行けないという状況に陥ったからこそ、その尊い事実をしみじみと感じることができた。
今回の出展は、《Much Peace, Love and Joy》になみなみならぬ関心を持ってくれた建築家とアート&デザイン・ファシリテーターとの出会いをきっかけに実現した。彼らをはじめ、かけがえのない経験をともにしてくれたすべての人に、あらためて心からの感謝をささげたい。
色は、人々の心の奥にそっと灯る。
ベイルートという喪失と絶望が刻まれたまちに、日本から色彩の断片を届けられたことは、偶然ではなく、必然だったにちがいない。また、本イベントのタイトル「We Design Beirut」に込められた、Designという言葉の動詞的な使い方にも、深く共鳴している。モノをつくるのではなく、「生きることそのものをデザインする」。それは決して特別なことではなく、日常のいとなみそのものが創造なのだ。私たちはこれからも、そんないとなみを静かに続けていきたいと願っている。
SPREAD 山田春奈 小林弘和
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SPREAD – Much Peace Love and Joy
イベント:We Design Beirut 2025
会期:2025年10月22日〜26日
会場:Villa Audi Mosaic Museum、Roman Baths、Burj El Murr、Immeuble de l’Union、Abroyan Factory
ウェブサイト:www.wedesignbeirut.com
インスタグラム:@wedesignbeirut
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Photo : Youssef Itani
Photo : Dia Mrad
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18/12/2025
GOOD GOODS ISSEY MIYAKE 2025 ホリデー
GOOD GOODS ISSEY MIYAKEでは、2025年ホリデーシーズンのテーマを「PLAY MORE」と題し、色鮮やかな3つのシリーズを展開しています。
3色の糸を撚り合わせ、メランジ調に仕上げたカラフルな素材感が魅力の「MOKKO MELANGE MIX」、布と「巻く」という動作の関係性から生まれた柔らかく変化するバッグ「KURURI」、お菓子のパッケージを開ける時のわくわくする気持ちをコンセプトにした「PACKAGE」。遊び心に満ちたアイテムが、冬の装いに軽やかな華やかさを加えます。
SPREADは、ビジュアル制作と店頭のディスプレイデザインを担当しました。
国内では以下の5店舗
- GOOD GOODS ISSEY MIYAKE / DAIKANYAMA
- GOOD GOODS ISSEY MIYAKE / SHIBUYA PARCO
- ISSEY MIYAKE GINZA / 442
- ISSEY MIYAKE SHINJUKU | SHIKAKU
- ISSEY MIYAKE SEMBA
海外でも、ロンドンとミラノの2店舗のウインドウを飾っています。
- ISSEY MIYAKE / LONDON 33 BROOK
- ISSEY MIYAKE / MILAN
キービジュアルで描いた「PLAY MORE」の自由で軽やかな世界観が、店頭でも自然に体験としてつながるよう空間全体を構成しています。
段差のリズムが発見を誘う階段状の棚と、ピクセルのグラフィックが連続するリング状のオブジェを配し、「PLAY MORE」の自由さや軽快さが空気感として自然に広がる構成になっています。
アイテムと空間が重なり合い、軽やかなムードが広がるホリデーシーズンの店頭を、ぜひお楽しみください。
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GOOD GOODS ISSEY MIYAKE
「いいもの」を探求し、独自の雑貨開発に取り組むGOOD GOODS ISSEY MIYAKEは2018年にスタートしました。社会の動きや人々の想いに寄り添いながら、変化し続けるチームとして、実験的な発想からデザインを行っています。専門分野が異なるメンバーが集い、個々のアイデアと技術が活かされた、遊び心溢れるプロダクトを提案しています。ものと使う人の関係性に目を向けたものづくりは、日々の生活を豊かにし、特別な体験をもたらします。
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PLAY MORE
もっと遊ぼう。この冬、GOOD GOODS ISSEY MIYAKEが贈るのは、季節の装いに明るさと刺激を添える、色鮮やかなアイテム。遊び心にあふれたデザインが、外へ出かけるワクワク感を後押しします。異なるアイテムの組み合わせや、新しい色合わせを発見するたび、心が躍る。それはユニークな喜びに満ちたあなただけの体験です。だから、もっともっと自分らしく遊ぼう。
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取り扱い店舗
- GOOD GOODS ISSEY MIYAKE / DAIKANYAMA
- GOOD GOODS ISSEY MIYAKE / SHIBUYA PARCO
- ISSEY MIYAKE GINZA / 442
- ISSEY MIYAKE SHINJUKU | SHIKAKU
- ISSEY MIYAKE SEMBA
- ISSEY MIYAKE / LONDON 33 BROOK
- ISSEY MIYAKE / MILAN
- オンラインストア
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12月1日(月)から1月4日(日)までISSEY MIYAKE SHINJUKUのSHIKAKUで期間限定イベントを開催します。詳細は下記リンクよりご覧ください。
GOOD GOODS ISSEY MIYAKE「PLAY MORE」
https://www.isseymiyake.com/blogs/shikaku/
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Instagram: https://www.instagram.com/goodgoodsisseymiyake_official
公式サイト: https://www.isseymiyake.com
画像クレジット: © ISSEY MIYAKE INC.
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Store Photography: Ooki Jingu (Japan), Jeremie Souteyrat (London)