大阪公立大学アート共創ラボ(DA-Lab)‐Decolonial Art Lab

大阪公立大学アート共創ラボ(DA-Lab)‐Decolonial Art Lab 大阪公立大学主催のデコロニアルを軸にした新進アーティスト等育成プログラムです。

【DA-Lab 通期プログラム「アーカイブ」開催レポート】8月19日、オンライン講義「セルフドキュメンテーションのすすめ」を開催しました。講師は、大分県立芸術文化短期大学国際総合学科准教授の山口祥平さん。DA-Labプログラムコーディネータ...
20/08/2026

【DA-Lab 通期プログラム「アーカイブ」開催レポート】

8月19日、オンライン講義「セルフドキュメンテーションのすすめ」を開催しました。講師は、大分県立芸術文化短期大学国際総合学科准教授の山口祥平さん。DA-Labプログラムコーディネーターの金崎亮太が進行しました。

「セルフドキュメンテーション」とは、作品が生まれる過程を自ら記録し、後から振り返れるようにすること。完成作品だけでなく、着想のメモや試作、打ち合わせ資料、制作中の写真、発表後の反応なども含まれます。

作品に関わる活動は、着想から完成までの「制作」、作品をどこでどう見せるかという「提示」、作品がどのように受け入れられ、影響を及ぼしたかを見る「受容」の三段階に分けて紹介されました。記録を残すことで、制作途中の判断や不採用案、条件による変更を振り返り、次の制作に生かすことができます。

記録を継続する際には、活動を優先し、「完全な記録を目指さない」こともポイントとして示されました。AIによる記録の管理・整理やプロセス分析の自動化の可能性にも触れながら、記録は「残そうという意思」がなければ残らないとのお話も。自分で見直し次につなげようとする意思が、記録をよりよく活用するポイントであると語られました。

#デコロニアル #アートプロジェクト #地域とアート #アーカイブ #セルフドキュメンテーション

26/07/2026

7月26日(日)実践プロジェクト:地域・美術館と連携したアートプロジェクト

実践プロジェクト:地域・美術館と連携したアートプロジェクト7月26日(日)は、除本理史講師(大阪公立大学経営学研究科教授)、のレクチャー、施設見学、公害患者・須惠佐與子さんのお話、そして今後の作品制作に向けたディスカッションを行いました。ま...
26/07/2026

実践プロジェクト:地域・美術館と連携したアートプロジェクト

7月26日(日)は、除本理史講師(大阪公立大学経営学研究科教授)、のレクチャー、施設見学、公害患者・須惠佐與子さんのお話、そして今後の作品制作に向けたディスカッションを行いました。また、2025年度の多文化共生をテーマとした音楽プログラムでご協力いただいたカン・ネヨンさん、イム・ヘスクさんも韓国から参加してくださいました。

レクチャーでは、環境正義を切り口に、公害とアートの共通性、多視点性、「作品の価値」について考えました。また、水島でのパブリックヒストリーの実践を通して、異なる立場の人々が対話を重ねながら共通理解を育むプロセスや、「困難な過去(difficult past)」と向き合うためには、多様な視点と丁寧に語りを聴く姿勢が重要であることを学ぶ契機となりました。

須恵佐與子さんからは、西淀川で公害患者として生きてきた経験や、なぜ今も語り続けるのかについてお話しいただきました。被害の記憶だけでなく、「公害を繰り返さない地域をつくる」という思いに触れ、公害を過去の出来事ではなく、自分たちの現在につながる課題として受け止めました。

振り返りでは、「公害という言葉の意味が広がった」「difficult past」「煙や工場の風景も立場によって意味が変わることに気づいた」「価値観・まなざしを問い直すことがデコロニアルにつながると感じた」など、多くの気づきが共有されました。また、「楽しみながら、多くの人と一緒に考えられる場をつくりたい」「地域に人が集まり、対話が生まれるプロジェクトにしたい」など、作品制作に向けてアイデアを出し合いました。

#社会に関わるアート #環境正義 #デコロニアル #パブリックヒストリー #公害 #水島 #西淀川 #アートプロジェクト #地域とアート

7月19日(日)のゼミナール「場・空間を作る技法」では、アーティストの mizutamaさん ()に此花区梅香をご案内いただきました。元質屋を改装したギャラリー「FYGYA」や周辺の拠点を巡り、地域に根ざした活動の広がりを体感しました。コロ...
24/07/2026

7月19日(日)のゼミナール「場・空間を作る技法」では、アーティストの mizutamaさん ()に此花区梅香をご案内いただきました。

元質屋を改装したギャラリー「FYGYA」や周辺の拠点を巡り、地域に根ざした活動の広がりを体感しました。コロナ禍には外からも見られる展示を試み、ベンチや自販機、花壇を設けることで人が自然に立ち寄る場となっています。後半のレクチャーでは、タイでのレジデンス経験をもとに、現地の文化に触れることで自らの西洋的視点を自覚したことが語られました。そこから立ち上がる作品は地域の「証拠」として歴史を刻む力を持ち、土地の現実を受け止めることはまさにデコロニアルな振る舞いです。

mizutama さんには、今後も DA-Lab が進める「新進芸術家と社会人大学院生の協働プロジェクト」に伴走していただく予定であり、その視座が今後の展開に大きな可能性をもたらすと期待しています。

#DA-Lab #デコロニアル  #社会に関わるアート  #アートプロジェクト  #現代アート  #文化政策  #地域共創  #此花区

【DA-Lab ゼミナール開催レポート】=芸術表現の理論・歴史=「アート×ポストコロニアリズムの重要文献を精読する」7月22日、大阪公立大学アート共創ラボ (DA-Lab)では、文化研究者・山本浩貴氏(実践女子大学文学部美学美術史学科准教授...
23/07/2026

【DA-Lab ゼミナール開催レポート】
=芸術表現の理論・歴史=
「アート×ポストコロニアリズムの重要文献を精読する」

7月22日、大阪公立大学アート共創ラボ (DA-Lab)では、文化研究者・山本浩貴氏(実践女子大学文学部美学美術史学科准教授)を講師に迎え、ゼミナールを開催しました。

今回は、本橋哲也著『ポストコロニアリズム』の序章と第6章を取り上げ、レジュメを作成した受講生が内容を発表。その後、参加者同士でディスカッションを行いました。歴史が特定の立場や価値観のもとで記されてきたことを踏まえ、記録からこぼれ落ちた声に目を向け、周縁に置かれた側から歴史を捉え直す視点について考えました。

山本氏からは、文学や歴史学などの関連書籍も紹介され、他者を自らの理解の枠組みに押し込めることと支配との関係や、固定化された眼差しを反転させる文学やアートの可能性へと、議論を深めた2時間となりました。

#ポストコロニアリズム #大阪公立大学 #デコロニアル #アートプロジェクト

【DA-Lab基礎講座を開催しました】7月15日、第1回「近代大阪の都市社会と社会包摂」を開催しました。ゲストスピーカーは、大阪公立大学大学院文学研究科教授で、歴史学を専門とされる佐賀朝先生です。1925年の第二次市域拡張により、日本一の人...
17/07/2026

【DA-Lab基礎講座を開催しました】
7月15日、第1回「近代大阪の都市社会と社会包摂」を開催しました。ゲストスピーカーは、大阪公立大学大学院文学研究科教授で、歴史学を専門とされる佐賀朝先生です。

1925年の第二次市域拡張により、日本一の人口を抱える巨大都市へと成長した「大大阪」。講座では、工業化と人口流入に伴う住宅難や米騒動、関一市長のもとで進められた都市計画と社会政策について学びました。後半に取り上げられたのは、日本橋地区の「八十軒長屋」。行政により「不良住宅地区」(衛生・風紀・保安などに有害または危険のおそれがあるとされた住宅密集地区)に指定されていましたが、社会調査資料からは、家族のあり方や多様な仕事、間貸し・間借りを通じた相互扶助、長く住み続けた人びとの姿が見えてきました。都市の発展と、その周縁で営まれた暮らしや社会的諸関係の両面から、近代大阪の社会包摂について考える機会となりました。

DA-Lab基礎講座は、大阪公立大学の多様な専門領域に触れ、分野を横断する「総合知」を学ぶプログラムです。次回は10月、沼田里衣先生による「遊びと対話:自由で自発的な表現の場を考える」です。どうぞお楽しみに!

#大阪公立大学 #佐賀朝  #歴史学 #長屋

7月12日、「地域・美術館と連携したアートプロジェクト」では、西淀川区の福町でまち歩きを実施しました。当日は、地元で町会長を務める樋上雅一さんに、ガイドをお願いしました。EJ ARTプログラムからお世話になっていますが、それも含めると、4回...
15/07/2026

7月12日、「地域・美術館と連携したアートプロジェクト」では、西淀川区の福町でまち歩きを実施しました。当日は、地元で町会長を務める樋上雅一さんに、ガイドをお願いしました。EJ ARTプログラムからお世話になっていますが、それも含めると、4回目です。
 福町会館から出発し、神社で宮司さんの話を聞いた後、路地を抜けて淀川の河畔まで歩きました。会館に帰った後は、同時に開催されていた「ふれあい喫茶」のお世話になり、地域住民と交流。最後に、昭和60年代の福を特集した記録映像(樋上さんのご家族がお持ちでした)を鑑賞し、学習を深めました。
 漁師町だった福は、商店やお風呂屋が姿を消し、新興住宅地に変わりつつあります。しかし、戦災を免れたため、細長い路地を特徴とした、懐かしい面影も留めています。道中で樋上さんが語るエピソードや映像を交え、かつての街の姿を立体的にイメージし、共有することができました。同じ人にガイドをお願いしても、毎回、新しいエピソードや記録が飛び出すことがあり、そうした変化や驚きも醍醐味の1つになっています。

-Lab #大阪 #西淀 #公害#環境正義 #つなぎ美術館 #あおぞら財団

7月8日に2回目のガイダンス『地域・美術館と連携したアートプロジェクト』を開催しました。深刻な公害を経験した西淀川(大阪)と水俣・津奈木(熊本)の協働プロジェクトです。 今回は主に西淀川の事前学習でした。公害地域再生センター(あおぞら財団)...
14/07/2026

7月8日に2回目のガイダンス『地域・美術館と連携したアートプロジェクト』を開催しました。深刻な公害を経験した西淀川(大阪)と水俣・津奈木(熊本)の協働プロジェクトです。
 今回は主に西淀川の事前学習でした。公害地域再生センター(あおぞら財団)の事務局長・藤江徹さんを講師にお迎えし、西淀川の公害、裁判を経てあおぞら財団が設立されるまでの経緯、あおぞら財団の地域再生の取り組みとアートとのかかわりについてお話していただきました。講演後は、財団のこれまでの活動にかんして受講生各々の観点・関心から質疑が飛び交いました。
 津奈木のつなぎ美術館は、住民参画やレジデンスプログラムを通じて、水俣病や多様な社会課題に向き合ってきました。他方、西淀川は文化施設が少ない中、住民参画で独自のアート活動を継続し、大学とも連携しながら、次第に公害経験の継承をテーマに据えてきました。両地域が、今後どのような協働を展開するのか、期待されます。

-Lab #大阪 #西淀 #公害#環境正義 #つなぎ美術館 #あおぞら財団

基礎講座 一般聴講生 受付中!大阪公立大学「DA-Lab」では、一般聴講生を基礎講座にて受け入れています。単発の講座受講チケットはPeatixにて販売中!(PeatixのURLは下記フォーム内にてご案内しております。)お得な4回通し受講につ...
10/07/2026

基礎講座 一般聴講生 受付中!

大阪公立大学「DA-Lab」では、一般聴講生を基礎講座にて受け入れています。
単発の講座受講チケットはPeatixにて販売中!(PeatixのURLは下記フォーム内にてご案内しております。)
お得な4回通し受講につきましては、下記フォームよりお申し込みいただけます。
https://forms.gle/Amt2V2p8Ev8CrWdp9

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■ 第1回 基礎講座
「近代大阪の都市社会と社会包摂」
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近代大阪の周縁部にあたる日本橋地区に1890年代以降に形成された裏長屋を取り上げて、1910~20年代の社会調査資料から、その実態に迫ります。長屋における生活や居住・労働の実態、家族と長屋内のコミュニティなど、社会的諸関係のありようを明らかにします。こうした都市周縁部の「不良住宅」地区と対峙した大阪市や地域の方面委員たちの社会包摂活動とその特徴にも論及します。

■日時:7月15日(水)19:00~21:00
■会場:大阪公立大学梅田サテライト101教室 (大阪駅前第2ビル6階)
■定員:50名程度
■ゲストスピーカー:佐賀朝(大阪公立大学大学院文学研究科教授/歴史学)

1966年大阪府枚方市生まれ。金沢大学卒業、大阪市立大学大学院文学研究科博士後期課程を単位修得退学後、桃山学院大学経済学部教員を経て大阪市立大学(現大阪公立大学)大学院文学研究科に着任。2023~25年度には文学研究科長(学部長を兼任)を務めた。
近代大阪の都市社会史研究をメインテーマとし、他に近世~近現代の遊廓社会史、戦時期の総動員体制と市民生活に関する研究、和泉市域の近代社会経済史なども手がける。著書に『近代大阪の都市社会構造』(日本経済評論社、2007年)、共編著書に『シリーズ遊廓社会1・2』(吉川弘文館、2013・14年)、『周縁的社会集団と近代』(清文堂出版、2023年)などがある。
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■受講について
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基礎講座は、DA-Labフル受講のプログラムに含まれます。
個別受講を希望される方:
・基礎講座 通し受講(全4回):5,000円
・単発受講:1回 1,500円
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■ お申し込み締切
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基礎講座通し:7月13日(月)まで
基礎講座単発:7月15日(水)午前中まで
詳細・お申し込みは公式サイトをご覧ください。
https://omuart.jp/

※基礎講座はオンサイトのみの聴講です。
オンラインでの受講はございません。また後日の動画共有等もございませんのでご了承ください。

#大阪公立大学  #歴史学

7月6日、梅田サテライトにて「文化ホールと連携した表現プロジェクト「多文化共生の実践」」のガイダンスを開催しました。今回はNPO法人トッカビの朴洋幸さんを講師にお迎えし、在日朝鮮人への差別の歴史や、トッカビが特に子どもの人権を守るために教育...
08/07/2026

7月6日、梅田サテライトにて「文化ホールと連携した表現プロジェクト「多文化共生の実践」」のガイダンスを開催しました。

今回はNPO法人トッカビの朴洋幸さんを講師にお迎えし、在日朝鮮人への差別の歴史や、トッカビが特に子どもの人権を守るために教育委員会や労働組合などと共闘してきた歩みをご講演いただきました。この草の根の活動こそが、現在の八尾市の先進的な外国籍住民施策へとつながっています。

昨今、時代が逆行するような排他的な動きが世間に見られる中、「これではいけない」という危機感を共有。後半のディスカッションでは、こうした地続きの課題に対し、アートや表現の力は今何ができるかについて、それぞれの出来ることを持ち寄りながら語り合いました。

#多文化共生 #子どもの人権 #八尾市 -Lab #大阪#NPO法人トッカビ

住所

大阪市住吉区杉本3-3/138
Osaka, Osaka
558-8585

営業時間

月曜日 09:00 - 17:00
火曜日 09:00 - 17:00
水曜日 09:00 - 17:00
木曜日 09:00 - 17:00
金曜日 09:00 - 17:00

電話番号

+81666052496

ウェブサイト

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