第21回【自律型人材とモチベーション】②主体性と自主性
自律型人材の核=「コア」となるものとして「主体性」があります。
よく似た言葉に「自主性」がありますが、どう違うのでしょうか?
「主体性」とは「周囲の意見や指示に頼らず、自分の判断で行動を選択すること」です。
つまり、「ゼロベース」で「自分で考える」「自分で判断する」というプロセスを伴います。
かたや自主性とは、上司の指示など「一定の範囲内」または「自らの役割」の中で積極的に考えて、行動するイメージになります。
企業では、当然、上司から様々な指示や命令がなされます。
業務命令とは言え、そのまま、言われるままに行動していいものでしょうか?
上司の指示が間違っている場合もありますし、法令やコンプライアンス違反に繋がる危険も含まれているかも知れません。
自主性の範囲だけでは、対応できくなってきているのが現在のビジネスだと考えます。
自部門の視点だけではなく、会社全体の視点で他部門との協業や問題解決、さらに社外とのコラボレーションを含めて、仕事の範囲が極めて広くなってきているのが現在のビジネスです。
「自主性」だけではどうしても「考える範囲が狭く」、また「自分なりの判断も伴わない」ため、ブレイク・スルーやイノベーションにも起きにくくなろうかと思います。
ある意味、「硬直化した官僚主義的」な仕事の仕方になってしまうのです。
このような傾向は、大企業で勤務する社員ほど陥りやすいというのが、自分自身の勤務経験や様々な企業様で人材育成に携わる中での実感でもあります。
そのような状況から脱するために、「主体性の醸成」が不可欠になるということです。
次回は「主体性の醸成」には、どのような取組みが有効かについてお話をしたいと思います。
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