ミュオン物性研究室

ミュオン物性研究室 ミュオンをはじめとした量子ビームを使った物性研究を行っています。
試料合成・単結晶育成も行っています。

2026.6/11-15まで、学生とJ-PARCでミュオン実験をしてきました。直前まで、ビームが出るかわかりませんでしたが、無事に実験することできました。関係各位に感謝! 今回の実験に向けて、学生さんがこの1ヶ月TSFZ法で単結晶を4本も育...
20/06/2026

2026.6/11-15まで、学生とJ-PARCでミュオン実験をしてきました。直前まで、ビームが出るかわかりませんでしたが、無事に実験することできました。関係各位に感謝! 今回の実験に向けて、学生さんがこの1ヶ月TSFZ法で単結晶を4本も育成頑張っていたので、ご褒美かも!
今回、寿命法による定量分析とμ-SRに初挑戦しました。通常のμ+SRとだいぶスタンスが違いましたが、とても有意義なデータを得ることができました。スタッフの方々のこれまでのビームコミッショニングの賜物だと感じています。
2008年5月にD1でミュオンのfirst beam(day1)が出た時は学生でしたが、それから18年、今回、初めての負ミュオン実験を行い、少し感慨深いものがありました。

写真: ミュオン実験の様子、日立港の魚市場でお昼、飛行機から見たJ-PARC

2026.2/24-3/3までJ-PARCで実験をしてきました。昨年は、施設トラブルが多く(主に中性子ターゲット付近)、2025期の積み残し実験課題に押し出されて、2026A期のユーザー利用はわずか17日間とアナウンスされていました。国内優...
26/03/2026

2026.2/24-3/3までJ-PARCで実験をしてきました。
昨年は、施設トラブルが多く(主に中性子ターゲット付近)、2025期の積み残し実験課題に押し出されて、2026A期のユーザー利用はわずか17日間とアナウンスされていました。国内優先で課題募集があり、今回はMC学生が実験課題責任者(代表)として申請していましたが、なんと5日間も採択されました。感謝!
10年ほど前に半年間スタッフでいたビームラインを今回、使わせていただきましたが、意外にも(?)ユーザーとしてJ-PARCで中性子実験をするのは初でした。
試料変質を警戒して実験準備を2週間前から始めたものの直前までバタバタしてしまいましたが、なんとか無事に実験できました。
また課題申請して、実験に来ようと思います。

ちなみに今回、試料セット直前に単結晶を粉砕するのに必要なメノウ乳鉢を念の為リュックに入れて持って行きました。(結局、先方のタングステン乳鉢をお借りすることができたので使いませんでしたが)
メノウ乳鉢を背負って飛行機に乗ったのは初めてです。

写真:BL08の長尺(〜80m)、実験準備の様子、海鮮かき揚げ、今年度竣工した実験機器開発棟

日本物理学会(9/16-19開催、広島大学)へ行ってきました。私の発表はありませんでしたが、学内の同じグループの学生(M1)がポスター発表しました。今回から、試験的に「計算物理」という新しい領域ができました。これは、これまでの第一原理計算な...
26/03/2026

日本物理学会(9/16-19開催、広島大学)へ行ってきました。
私の発表はありませんでしたが、学内の同じグループの学生(M1)がポスター発表しました。

今回から、試験的に「計算物理」という新しい領域ができました。
これは、これまでの第一原理計算などによる科学計算、シミュレーションに加え、近年目覚ましい発展を遂げている深層学習やAIといった手法を用いた研究が盛んになっていることを反映しています。
関係する分野では、近年、高圧力下で発見された超伝導体La3Ni2O7に関係した発表が多くあった印象です。
最近の高圧下での研究が注目されていることを反映してか、企業展示でダイヤモンドアンビルを使った20GPaまでの高圧下で測定できる卓上ポータブルな透過型X線回折装置があり、興味を持ちました。

今回、旅費も高かったので行くどうか直前まで迷っていましたが、何人かの方と共同研究に関する話ができ、やっぱり行って良かったなあと思いました。学会は、研究者にとって営業の場でもありますね。
(もちろん、広島でかきを堪能することも忘れませんでした)

9月2日-6日の日程で、今年も那須でJ-PARC MUSE成果報告会に合わせて、ミュオンスクール・中間子科学会が開催されました。全体で約150名(うち学生40名)も参加がありました。本研究室からB4含め5名の学生が参加しました。1日目は、学...
19/09/2025

9月2日-6日の日程で、今年も那須でJ-PARC MUSE成果報告会に合わせて、ミュオンスクール・中間子科学会が開催されました。全体で約150名(うち学生40名)も参加がありました。
本研究室からB4含め5名の学生が参加しました。
1日目は、学生向けのスクールでミュオンを使った研究について、各分野の研究者が紹介してくれました。素粒子(g-2やEDM)から物性(μSR)、緒方江庵の開かずの薬瓶の元素分析(μ-Xray)、レーザー基礎、そして考古学(文化財科学)までととても幅広い分野にわたるトピックスでした。

夕食後の夜のセッションは、アルコールも入って少し打ち解けた感じで、主に学生向けのプログラムが組まれていました。全学生による1分自己紹介や若手研究者による「なぜ、私は研究者になったか?」など。木曜日の夜には学生自身の研究紹介をポスター発表ならぬPCで発表を行い、学生同士や参加研究者の方が話を聞いて回り、お互いを知るよい交流ができたのではないかと思いました。

ドクターコースに進学している学生とB4、MC学生のQ&A対談で、
Q. 「Drコース進学のデメリットは?」と聞かれて、
A. 「デメリットはありません」
と豪語する人も。

また、「就職するのはいつでもできる、大学院に進んで、もう少し自分がやりたいことをやってみても良いのでは?」という先輩研究者の話もありました。
参加した学生の中には、「こんなに楽しいなら、研究者も悪くないかも!」と思ってもらえるくらい大盛況でした。
来年度から共同利用に関係する予算や科研費が切れてくるので、同じ規模での研究会は難しいと思いますが、将来の日本の科学・技術を支える研究者が一人でも増えるように、何らかの形で是非とも継続してほしいと願っています。

おまけ会議の中日には、excursionがあり、バスで小1時間いったところにある小さな港から沖合に出て、クジラウォッチや自然保護区指定されている北米最大の海鳥の生息地(コロニー)を見学しました。puffinと呼ばれる黄色いクチバシの小さな鳥...
29/08/2025

おまけ

会議の中日には、excursionがあり、バスで小1時間いったところにある小さな港から沖合に出て、クジラウォッチや自然保護区指定されている北米最大の海鳥の生息地(コロニー)を見学しました。
puffinと呼ばれる黄色いクチバシの小さな鳥が有名なようです。
また、バンケットでは謎の儀式?をして、めでたく「これであなたもラブラドリアン(ラブラドール州の人)」認定されました。

7月20日-25日までカナダのセントジョンズで国際会議μSR2025が開催されました。Student dayでは、地元の大学Memorial University of Newfoundland (MUN)で、μSRに関するレクチャーや学生...
29/08/2025

7月20日-25日までカナダのセントジョンズで国際会議μSR2025が開催されました。
Student dayでは、地元の大学Memorial University of Newfoundland (MUN)で、μSRに関するレクチャーや学生のプレゼン発表がありました。最近では、DFTをはじめとする計算に関する講演も増えてきました。参加した本研究室のM1学生の初めての口頭発表は、英語での講演となりました。英語での質疑応答は、とても良い経験になったと思います。
Welcome Recptionでは、北極海から流れ着いた氷山を溶かして作られる地ビール「Ice berg」で歓迎を受けました。

今回の会議では、10年、15年前から日本の研究者が成果を上げてきたμSRのバッテリーの研究や負ミュオンを用いた元素分析に関する研究が世界的に認知され、活発な研究活動が行われてきている印象を持ちました。また、特にヨーロッパ勢は、着実に研究員や装置予算を投入して、これらの研究を強力にバックアップしており、共同利用施設の人的、資金的リソースが絞られている日本の現状とは対照的で、危機感を感じました。

最後に、参加者数が100-150名程度の比較的小さな国際会議でしたが、5日間でところどころにコーヒーブレイクを挟んだゆったりとした日程だったので、久しぶりに会った海外の研究者とも話ができ、個人的にも充実した、とてもよい会議でした。
次回は、2028年スイスのArosaで開催予定です。

ちょっと前の記事ですが、5月末〜6月初めの1週間ほど、学生2名と実験でKEKに行ってきました。先方の測定装置の1つが故障して動かないとのことで急遽、こちらから同じ装置を持って飛行機に乗ることになりました。(セキュリティを通るときは、ドキドキ...
21/07/2025

ちょっと前の記事ですが、5月末〜6月初めの1週間ほど、学生2名と実験でKEKに行ってきました。
先方の測定装置の1つが故障して動かないとのことで急遽、こちらから同じ装置を持って飛行機に乗ることになりました。
(セキュリティを通るときは、ドキドキでした)
研究所の敷地内でキジを見かけましたが、北海道では見けないですね。

3/12〜14まで、つくばで開催した量子ビームサイエンスフェスタに参加しました。インターンシップの一部として参加したB4学生(1名)もポスター発表をしました。3日ほど前には、部屋の一角にポスターを貼って、KEKミュオンのスタッフの方を相手に...
24/03/2025

3/12〜14まで、つくばで開催した量子ビームサイエンスフェスタに参加しました。インターンシップの一部として参加したB4学生(1名)もポスター発表をしました。
3日ほど前には、部屋の一角にポスターを貼って、KEKミュオンのスタッフの方を相手に発表練習をしました。入れ替わり立ち替わり、総勢7〜8人の方が見に来てくれました。中には、本番さながらにつっこんだ質問もありました。発表した学生からは、本番を終えてみて、あの練習がとても役に立ったと感想を言ってました。
先生方からも良くできたポスターだと褒めてくださいました。今回は、残念ながらポスター賞を逃しましたが、次回も目指して、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。
大変、お疲れ様でした!

B4学生(2名)が、KEK加速器インターンシップに参加しました。※一人は、2/17〜から約1ヶ月の参加でした。お疲れ様でした。残念ながら、ビームはでませんでしたが、オフラインでμSRのデータ解析についての実習(2/17〜)とμ- XRay元...
13/03/2025

B4学生(2名)が、KEK加速器インターンシップに参加しました。
※一人は、2/17〜から約1ヶ月の参加でした。お疲れ様でした。

残念ながら、ビームはでませんでしたが、オフラインで
μSRのデータ解析についての実習(2/17〜)とμ- XRay元素分析*の実習を行いました(3/6-3/11)。
*「はやぶさ2」計画のりゅうぐうの岩石の分析でも使われた手法です。

9月16-19日まで北大で行われた日本物理学会へ参加してきました。(共同研究者7件、自分のポスター発表1件)今回は、参加登録者数が5000人近かったということで、コロナ前(それ以上?)に戻ってきた感じがしました。どこの講演会場の教室も人が溢...
23/09/2024

9月16-19日まで北大で行われた日本物理学会へ参加してきました。
(共同研究者7件、自分のポスター発表1件)

今回は、参加登録者数が5000人近かったということで、コロナ前(それ以上?)に戻ってきた感じがしました。どこの講演会場の教室も人が溢れて廊下まで列をなしていました。

今回、本研究室からもMCの学生が2名ポスター発表をしました。見に来る人が途切れなく訪れて、有意義なディスカッションができたのではないでしょうか。

住所

北海道
Muroran-shi, Hokkaido
050-8585

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