All Students Cooking Association(通称ASCA)
〇はじめに
「食事」の価値とはなんであろうか。食事の価値は大きく三種類に分 類できる。①生理的意義、②精神的意義、③社会的意義がある。 ①人間は動物である。生物的にみると人間は動物であり、文字通り 「うごくもの」である。エネルギー保存の法則から動くためにはエネ ルギーが必要である。その手段として人間は食事を選択した。その 結果、人間は生命維持ができ健康を維持することが出来る。 ②人間は動物ではない。心理学者マズローによると人間は自己実 現に向けて絶えず成長する特殊な動物である。本質的に動物と異 なる存在であるので、生命維持のための食事だけではなく、満足感 を得るために美味しいものを求めたり、話題店に行き自らの欲求を 満たす。 ③人間は社会の中で生きている。人間は一人では生きられないと いう意見に反対するものはいないだろう。哲学者アリストテレスは人 間はポリス(社会)的動物であると定義した。国家の目的は善であり、 それと同時に人類の目的も善であるとした。ならば、我々も善行をし ようではないか。その善行を料理の世界から始めたい。
現在の社会は、世界的な人口爆発、日本国内の少子高齢化、食 の安全、食品廃棄など様々な問題を抱えている。こうも問題がある 社会では人間が人間たる必要条件すら脅かされている。こうした状 況で我々、人間は何を出来るだろうか。解決すべき社会課題を我々、 全日本学生料理協会で取り組んでいきたい。
〇理念
食の未来を築く
料理に必要な知識は美味しく作ることだけではない。必要なのこと は盛り付け方(デザイン)、空調 照明など設備(建築)、ビジネスとし て継続させること(経営)などが重要である。現在の日本には司厨 士協会、調理師学校など「料理人」を対象にした組織はあるが、一 般学生が入れる組織がない。企業は儲からない研究に投資するこ とは基本的にしない。さらに、時間的な余裕もない。しかし、学生は 時間的な余裕があり個々に専門分野を持ち自由に活動している。 その知識を他者と統合することで今までにない視座を得る。そして ゆくゆくは食の発展に繋がるのではないかと考える。
〇行動指針
1.学生らしく、考えます。
2.社会の要請に応えます。
3.学びを社会に返します。
中学校以降は義務教育ではないので社会に出ればよい。しかし、 何故学ぶのだろうか。それは社会が高度になり専門性を求められ てきたからではないだろうか。学生らしさとは何だろう。社会経験が ないただの子供であろうか。我々は自信をもって違うと答える。学生 とはたしかに経験は乏しいが若さゆえの無鉄砲さや情熱はある。し かし経験が少ないがゆえに、自分の知っていることだけで答えを出 してしまうことがある。そのため社会が求めることを忘れずに活動し ていかなければならない。
そして、社会が発展するように奮闘してい く。