にじ工房

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8月31日(月)「明日から学校だから、ちゃんとしよう」が苦しくなる子もいます。夏休み最後の日。宿題は終わった?明日の準備した?早く寝ないと起きられないよ。明日から学校なんだからね。親としては、当たり前の声かけですよね。忘れ物をしないように。...
31/08/2026

8月31日(月)

「明日から学校だから、ちゃんとしよう」が苦しくなる子もいます。

夏休み最後の日。

宿題は終わった?
明日の準備した?
早く寝ないと起きられないよ。
明日から学校なんだからね。

親としては、当たり前の声かけですよね。

忘れ物をしないように。
朝、困らないように。
少しでもスムーズに新学期を迎えられるように。

心配だからこそ、つい確認したくなります。



でも、この時期になると急に、

機嫌が悪くなる。
何もしたがらない。
ゲームばかりする。
お腹が痛いと言う。
寝る時間になっても眠れない。

そんな子もいます。

そんな姿を見ると、

「学校が嫌だから逃げているのかな」
「いつまでも夏休み気分じゃ困る」

と思ってしまうこともあるかもしれません。



でも私は、こんなときこそ、

「この子の身体は、明日をどう感じているんだろう?」

と見てみます。

私たちは、不安をいつも言葉で感じているわけではありません。

大事な予定の前の日に眠れない。

緊張するとお腹が痛くなる。

嫌な場所へ行こうとすると身体が重くなる。

大人にもありますよね。

子どもも同じです。

しかも子どもは、自分の中で起きていることを大人ほど上手に言葉にできません。

「明日が不安」
「教室のざわざわがしんどい」
「みんなに会うのが緊張する」
「また頑張らなくちゃと思うと苦しい」

そんな複雑な気持ちが、

「学校行きたくない」

ではなく、

イライラする。
動かない。
眠れない。
お腹が痛い。

という身体の反応になって現れることがあります。



にじ工房では、子どもの様子を見るとき、思考や気持ちだけではなく、五感や身体も含めて見ていくことを大切にしています。

身体と心は、別々に育っているわけではないからです。

だから今夜は、

「明日、大丈夫?」

と何度も確認するより、

いつものご飯を食べる。

少し照明を落とす。

お風呂に入る。

好きな話をする。

背中をゆっくりさする。

そんな時間を大切にしてみてください。

そして、子どもが

「明日、行きたくないな」

と言ったら、

すぐに、

「大丈夫だよ」
「行けば楽しいよ」
「そんなこと言わないの」

と気持ちを変えようとしなくても大丈夫。

「そっか。明日のこと考えると嫌な感じがするんだね」

まず、それだけでもいいんです。



気持ちを受け止めることと、何でも子どもの要求どおりにすることは違います。

明日の準備をする。
生活のリズムを整える。
ゲームを終える時間を決める。

必要な生活の枠は、大人がつくっていい。

そのうえで、

「不安でも大丈夫」
「嫌だと思っても大丈夫」
「ここでは安心していいよ」

と伝えてあげる。

心には寄り添う。
暮らしは大人が支える。

その両方があっていいんです。



そして、その安心の先に、

「ちょっと行ってみようかな」
「少しやってみようかな」

という気持ちが、子どもの中から出てくることがあります。

大人が外から「やる気」を入れるのではなく、

安心できたから、自分から一歩を出してみる。

にじ工房が大切にしたいのは、そんな「やってみよう」の芽です。

新学期の前日に必要なのは、

「明日からちゃんとできる子」にすることではありません。

まず今日という一日を、安心して終えること。

明日のことは、明日になってから一緒に考えても大丈夫です。

夏休み最後の夜。

できなかったことを数えるより、

「この夏、楽しいことたくさんあったね」

そんな言葉で一日を閉じてみませんか?

楽しかった記憶と安心の中で今日を終えることが、明日への小さな「やってみようかな」につながっていきます🌈

#にじ工房 #不登校 #発達支援 #感覚統合 #シュタイナー教育 #新学期

🌿 8/30 にじ工房 日曜コラム新学期の前、「学校に行きたくない」が出たらまず“気持ち”より、体のサインを見てみよう・・・夏休み最後の日曜日。明日から、あるいはもうすぐ学校が始まるというご家庭も多いと思います。この時期になると、「学校、行...
30/08/2026

🌿 8/30 にじ工房 日曜コラム

新学期の前、「学校に行きたくない」が出たら
まず“気持ち”より、体のサインを見てみよう




夏休み最後の日曜日。

明日から、あるいはもうすぐ学校が始まるというご家庭も多いと思います。

この時期になると、

「学校、行きたくない」
「お腹が痛い」
「頭が痛い」
「眠れない」
「なんかイヤ」

そんな言葉が出てくる子がいます。




昨日までは元気だったのに、急に不機嫌になる。
朝になると動けない。
学校の話をすると黙る。

お母さんとしては、

「何があったの?」
「お友達?」
「先生?」
「行けば楽しいかもしれないよ」

と、理由を聞いたり励ましたりしたくなりますよね。




でも、ここでにじ工房が大切にしているのは、

“気持ちを聞く前に、体のサインを見る”

ということです。

子どもは、最初から自分の不安を言葉にできるわけではありません。

発達の流れで見ると、とくに学齢期の子どもは、目に入るもの、耳から聞こえる音、触れた感覚など、五感からの刺激によって気持ちが大きく揺れやすい時期でもあります。にじ工房の学齢期講座でも、7〜14歳頃は「感情を育てる時期」とし、感情は周囲の刺激に影響を受けやすいものとして捉えています。



つまり、

「学校が怖い」

と頭で理解するより先に、

胸がざわざわする。
お腹が痛くなる。
体が重くなる。
眠れなくなる。

という形で、先に体に出ることがあります。

これは、怠けや甘えと決めつけられるものではありません。

体が、

「ちょっと緊張してるよ」
「刺激が多そうで心配だよ」

と知らせているのかもしれません。



学校という場所には、

チャイムの音。
教室のざわざわ。
照明の明るさ。
人との距離。
席に座り続けること。
次々に切り替わる予定。

たくさんの刺激があります。

感覚が敏感な子や、見通しを持つのが苦手な子にとっては、それだけでもかなりのエネルギーを使います。



だから、新学期前に大切なのは、

「行けるように説得すること」

より、

“体が安心できる状態を少し作ること”

です。

そこで、今日のにじケアはとてもシンプルです。

🌱「明日のことを話す前に、足の裏を感じる」

夜、学校の準備をしたあとに、1分だけ一緒にやってみてください。

椅子に座って、両足を床につけます。

そして、

「足の裏、床についてるね」

と声をかけます。

余裕があれば、

かかと。
親指。
小指。

どこが床に触れているかな、と感じてみます。

それだけです。

これは特別なトレーニングではありません。

自分の体が今ここにある、と感じるための小さな時間です。



不安が強いとき、人の意識はどうしても「明日どうなる」「学校で何がある」という先のことへ飛びやすくなります。

でも、足の裏で床を感じると、

「今、自分はここにいる」

という感覚に戻りやすくなります。

にじ工房では、こうした体の感覚を、心の土台として大切にしています。

そして、もう一つ。

このとき、

「明日は行けるよね?」
「大丈夫だよね?」

とは聞かなくて大丈夫です。

代わりに、

「今日はここまで準備できたね」
「今はおうちにいるから大丈夫だよ」

と、今の安心に戻してあげてください。



シュタイナー教育でも、子どもは頭だけで育つのではなく、身体・感情・思考の全体で育つと考えます。体や生活のリズムを整えることは、子どもの安心や意志の土台にもつながります。

新学期が始まると、

行ける日もあれば、
行き渋る日もあるかもしれません。

朝、元気に出られる日もあれば、
玄関で止まる日もあるかもしれません。

でも、その一日だけで、子どもの未来を決めなくて大丈夫です。

「今日は行けた」
「今日は行けなかった」

だけではなく、

「今日は自分のしんどさに気づけた」
「今日はお母さんに言えた」
「今日は少し休めた」

それも、子どもが自分を守るために育てている力です。



焦らなくて大丈夫。

新学期は、いきなり元通りになる日ではなく、

子どもの体と心が、また新しいリズムを探していく時期

と考えてみてください。

まずは、今夜。

足の裏で床を感じるところから。

「今ここは大丈夫」

その小さな安心が、明日の一歩につながっていきます🌈

地域によっては先週から二学期が始まっているところもありますが、多くの小学校は今週から。親子ともに緊張していたり、子どもが不安定になっていたりしませんか?そんな時は・・・note更新しました。https://note.com/nijikobo...
30/08/2026

地域によっては先週から二学期が始まっているところもありますが、多くの小学校は今週から。親子ともに緊張していたり、子どもが不安定になっていたりしませんか?
そんな時は・・・note更新しました。
https://note.com/nijikobo_steiner/n/n3b4c000bb0d9?sub_rt=share_pb

8月29日(土)「できるようにする」より先に、大切にしたいこと。今週は、何度言っても動かない。すぐ「できない」と言う。じっとしていられない。話を聞いていないように見える。学校のことを話してくれない。そんな子どもの姿を、いろいろな角度から見て...
29/08/2026

8月29日(土)

「できるようにする」より先に、大切にしたいこと。

今週は、

何度言っても動かない。
すぐ「できない」と言う。
じっとしていられない。
話を聞いていないように見える。
学校のことを話してくれない。

そんな子どもの姿を、いろいろな角度から見てきました。

こうした姿が続くと、親としてはやっぱり心配になります。

このままで大丈夫かな。

学校で困らないかな。

今のうちに直しておいた方がいいのかな。

何かトレーニングをした方がいいのかな。

子どものことを大切に思っているからこそ、「できるようにしてあげたい」と思いますよね。




でも、にじ工房で子どもの発達を見るとき、私は「できる・できない」だけを見ないようにしています。

その子の身体は、今どんな感じだろう。

安心しているかな。

緊張しているかな。

どんなことなら楽しめるかな。

どんな環境だと身体が動きやすいかな。

そんなところから見ていきます。




なぜなら、子どもの「できる」は、頭だけで生まれるものではないからです。

赤ちゃんは、生まれたときから勉強して歩けるようになるわけではありません。

寝返りをする。

身体を起こす。

手を伸ばす。

這う。

立つ。

歩く。

身体を使いながら、前と後ろ、上と下、右と左、自分と周りとの距離、力の入れ方、バランスなどを少しずつ獲得していきます。




にじ工房では、こうした身体で経験してきたことが、その後の道具を使う力、空間を捉える力、情報を整理する力などにつながっていくと考えています。

だから発達が気になると、

「できないところを練習させよう」

と考えがちですが、

その前に、

「この子の土台は、今どんなふうに育っているかな?」

と見てみることが大切なんです。




そして、この土台を育てるために、特別なことばかりが必要なわけではありません。

走る。

転がる。

跳ぶ。

荷物を運ぶ。

お手伝いをする。

絵を描く。

粘土をこねる。

一緒にご飯を作る。

たっぷり遊んで、食べて、休んで、眠る。

そんな毎日の暮らしの中に、子どもの発達に必要な経験はたくさんあります。




にじ工房のお手玉のワークでも、最初から上手にできることを求めません。

うまくいかなければ、ゆっくりにする。

難しければ、無理に先へ進めない。

そして、何度かやって少し上手になったら、その変化をちゃんと認める。

理想は、

「頑張ってトレーニングした」

ではなく、

「なんだか楽しく遊んでいたら、いつの間にかできるようになっていた」

です。

これは子どもの発達を見るときに、とても大切な視点だと思っています。




発達は、一直線ではありません。

得意なところもあれば、ゆっくり育つところもあります。

同じ年齢だからといって、同じ順番、同じ速さで育つわけでもありません。

だから、

「まだできない」

だけを見るのではなく、

「今、この子は何を育てている途中なんだろう?」

と見てみる。

できないことを探すより、今日できた小さなことを見つける。

その積み重ねが、子どもの「またやってみよう」を育てます。

夏休みの終わり。

新学期が近づくと、親も子も少し焦りやすくなる時期です。

でも、学校が始まるまでに何もかも整えなくて大丈夫。

子どもは今日も、遊びや暮らしの中で育っています。

「できるようにしなくちゃ」から、

「今、何が育っているのかな?」へ。

そんな目で子どもを見てみると、昨日とは少し違う姿が見えてくるかもしれません🌈

#にじ工房 #発達支援 #感覚統合 #シュタイナー教育 #子育て #発達

🌿 8月28日(金)「学校どうだった?」に「別に」としか答えない子。新学期が始まる頃。学校から帰ってきた子どもに、「今日どうだった?」「楽しかった?」「先生、何か言ってた?」「お友達とは遊べた?」いろいろ聞きたくなりますよね。特に、学校に行...
28/08/2026

🌿 8月28日(金)

「学校どうだった?」に「別に」としか答えない子。

新学期が始まる頃。

学校から帰ってきた子どもに、

「今日どうだった?」
「楽しかった?」
「先生、何か言ってた?」
「お友達とは遊べた?」

いろいろ聞きたくなりますよね。

特に、学校に行きづらさがあった子や、新しい環境が苦手な子ならなおさらです。




ところが返ってくるのは、

「別に」
「普通」
「わかんない」

それだけ。

せっかく心配して聞いているのに、
なんだか話してくれない。

「何かあったのかな?」

余計に心配になってしまうこともあります。




でも、こんなとき私は、

「話したくないのかな?」

だけではなく、

「まだ言葉にできる状態じゃないのかもしれない」

と考えます。

学校で一日過ごすということは、子どもにとってたくさんの刺激を受け取ることでもあります。

先生の話を聞く。

友達と関わる。

チャイムが鳴る。

教室のざわざわを聞く。

座る。

書く。

周りを見ながら動く。

休み時間にはまた違う刺激が入ってくる。

感覚が敏感な子や、周囲に一生懸命合わせている子ほど、家に帰ってきたときには、もう心も身体もいっぱいになっていることがあります。

そんな状態で、

「今日どうだった?」

と聞かれても、

一日の出来事を思い出して、
整理して、
自分がどう感じたのかを考えて、
それを言葉にする。

実は、かなりたくさんのことをしなくてはなりません。




だから「別に」は、

「話すことがない」

ではなく、

「今はまだ整理できない」

なのかもしれないんです。

そんな子には、帰宅してすぐに話を聞こうとしなくても大丈夫。

「おかえり」

まず、それだけ。

水分をとる。

おやつを食べる。

ゴロゴロする。

好きな遊びをする。

外で少し身体を動かす。

子どもによって、落ち着く方法は違います。




にじ工房では、心だけではなく、身体や感覚も含めて子どもの状態を見ることを大切にしています。

身体の緊張がほどけて、
家の空気に戻ってくる。

すると夕飯のときや、お風呂の中、寝る前になって突然、

「今日ね……」

と話し始めることがあります。

そのときは、すぐに解決しようとしなくてもいい。

「そうだったんだ」
「それは嫌だったね」
「へえ、そんなことがあったんだね」

まず聞く。

子どもは、安心できる場所で少しずつ自分の経験を整理し、言葉にしていきます。

学校から帰ってきて何も話さなくても、大丈夫。

「話してくれない子」ではなく、

「今はまだ、言葉になる前なのかな?」

そんなふうに見てみてください。




家は、報告を求められる場所ではなく、
まずホッとできる場所であっていい。

安心して身体をゆるめられる時間の中から、子どもの言葉はゆっくり出てくることがあります🌈

#にじ工房 #発達支援 #不登校 #感覚統合 #シュタイナー教育 #子育て

🌿 8月27日(木) 「聞いてる?」何度言っても伝わらない子に、もう一度大きな声で言う前に。「歯みがきして、着替えて、水筒持ってきてね」「……。」「聞いてる?」「聞いてるよ!」ところがしばらくすると、何もしていない。「さっき言ったでしょう!...
27/08/2026

🌿 8月27日(木)

「聞いてる?」何度言っても伝わらない子に、もう一度大きな声で言う前に。

「歯みがきして、着替えて、水筒持ってきてね」

「……。」

「聞いてる?」

「聞いてるよ!」

ところがしばらくすると、
何もしていない。

「さっき言ったでしょう!」

朝からこんなやり取り、
ありませんか?




返事はするのに動かない。

何度言っても同じことを聞いてくる。

一度にいくつか言うと、途中が抜ける。

そんな姿を見ると、

「人の話をちゃんと聞いていない」

と思ってしまいますよね。




でも、ここでもう一つ知っておいてほしいことがあります。

それは、

「音が耳に入っていること」と、
「言葉を受け取って行動につなげられること」は同じではない

ということです。




私たちの周りには、たくさんの音があります。

テレビの音。

エアコンの音。

食器の音。

家族の話し声。

外を走る車。

学校なら、さらに友達の声、椅子を引く音、廊下の音、チャイム……。

私たち大人は、その中から必要な声に自然と意識を向けています。

でも、感覚の受け取り方には個人差があります。




周りの音も同じくらい気になってしまう子にとっては、

たくさんの音の中から「お母さんの言葉だけを拾う」こと自体が大仕事

ということもあります。




さらに、

「歯を磨いて、着替えて、水筒を持ってきて」

と言われたら、

言葉を聞く。

覚えておく。

順番を整理する。

そして身体を動かす。

実は短い一言の中にも、
いくつもの作業があります。

だから、

「聞いてるの!」

と声を大きくする前に、
少しだけ伝え方を変えてみます。




テレビがついていたら、一度消す。

離れたところから叫ばず、
近くへ行く。

名前を呼んでから、

「まず、歯みがきしよう」

一つだけ伝える。

できたら、

「次は着替えよう」

これでいいんです。




小さい子なら、言葉だけではなく、

歯ブラシを見せる。

着る服を置いておく。

水筒を玄関に用意する。

そんなふうに、目で分かる手がかりを添えるのも一つの方法です。

これは、

「何度言ってもできないから、全部親がやってあげる」

ということではありません。

その子が自分でできるようになるために、今必要な情報を分かりやすくしているだけです。

できるようになったら、
少しずつ手助けを減らしていけばいい。




そして、もう一つ。

子どもが話を聞けないとき、

疲れていないかな?

お腹が空いていないかな?

周りが騒がしくないかな?

何か別のことに夢中になっていないかな?

そんなことも見てみてください。




同じ子でも、
いつも同じように聞けないわけではないからです。

「この子は話を聞かない子」

と決めるのではなく、

「どんなときなら、この子に言葉が届きやすいんだろう?」

と観察してみる。

子どもの困った行動を変えようとする前に、

環境や伝え方を少し変えてみる。

それだけで、

「何度言っても伝わらない!」

が減っていくことがあります。

聞いていないように見えても、
その子なりに一生懸命、たくさんの情報を受け取っているのかもしれません。

伝わる方法を、一緒に探していけば大丈夫です🌈

#にじ工房 #発達支援 #感覚統合 #シュタイナー教育 #子育て #聞く力

🌿 8月26日(水)「落ち着きなさい!」で、落ち着けない子がいます。食事中なのに、すぐ立つ。宿題を始めても、椅子をガタガタ。話を聞いていると思ったら、身体をクネクネ。待っている間も、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。そんな姿を見ると、「ち...
26/08/2026

🌿 8月26日(水)

「落ち着きなさい!」で、落ち着けない子がいます。

食事中なのに、すぐ立つ。

宿題を始めても、
椅子をガタガタ。

話を聞いていると思ったら、
身体をクネクネ。

待っている間も、
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。

そんな姿を見ると、

「ちゃんと座って」
「じっとして」
「少し落ち着きなさい」

と言いたくなりますよね。




でも、こんなとき私は、

「どうしたら、この子を動かないようにできるかな?」ではなく、
「この子の身体は、どうしてこんなに動きたいんだろう?」

と考えます。




子どもは身体を動かすことで、
たくさんの感覚を受け取っています。

走る。

跳ぶ。

ぶら下がる。

押す。

引っぱる。

重いものを運ぶ。

こうした動きの中では、自分の身体がどこにあるのか、どのくらい力を入れればいいのか、身体がどちらへ傾いているのかなどを、たくさん感じています。




にじ工房では、こうした身体から入ってくる感覚が、その後の「落ち着いて何かをする」ための土台の一つになると考えています。

だから、

「落ち着きがないから、じっとする練習をさせなくちゃ」

とは限らないんです。




むしろ、

動きたい身体には、まずしっかり動いてもらう。

外を走る。

公園でブランコに乗る。

布団の上でゴロゴロ転がる。

買い物袋を一緒に運ぶ。

洗濯物のカゴを持ってもらう。

雑巾がけをする。

壁を両手でグーッと押してみる。

遊びやお手伝いの中で、
身体を十分に使ってみます。




特に「押す・引く・運ぶ」のように、筋肉や関節をしっかり使う動きは、身体の感覚をつかむ経験にもなります。

すると、たくさん動いたあとに、

「あれ?さっきより座ってるな」

ということもあります。




もちろん、すべての落ち着かなさが身体の感覚だけで説明できるわけではありません。

疲れている日もある。

不安なことがある日もある。

周りの音や人の多さが気になる子もいる。

だからこそ、

「落ち着きがない子」と決めつけるのではなく、その前後を観察してみる。

外遊びのあとはどうかな?

朝と夕方で違うかな?

人の多い場所ではどうかな?

家ではどうかな?

そんなふうに見ていくと、その子が落ち着きやすい条件が少しずつ分かってきます。

子どもの困った行動を、

「やめさせなくちゃ」

と考えるだけではなく、

「身体は何を求めているんだろう?」

と見てみる。




これは感覚統合の、とても大切な視点です。

落ち着く力は、

「じっとしなさい」と言われて育つものばかりではありません。

思いきり動く。

身体を感じる。

そして、休む。

そんな経験を繰り返しながら、
少しずつ「静かにいる」ことも育っていきます。

今日、落ち着かなかったとしても大丈夫。

その動きの中にも、
育とうとしている身体の声があるのかもしれません🌈

#にじ工房 #発達支援 #感覚統合 #シュタイナー教育 #子育て #落ち着きがない

🌿 8月25日(火)「できない!」が口ぐせの子。本当にできないのでしょうか?「やってみたら?」と言っただけなのに、「できない!」まだ始めてもいないのに、「無理!」ちょっと難しそうだと、「やりたくない!」そんな子を見ていると、「最初から諦めな...
25/08/2026

🌿 8月25日(火)

「できない!」が口ぐせの子。本当にできないのでしょうか?

「やってみたら?」

と言っただけなのに、

「できない!」

まだ始めてもいないのに、

「無理!」

ちょっと難しそうだと、

「やりたくない!」

そんな子を見ていると、

「最初から諦めないで」
「やってみなきゃ分からないでしょ」

と言いたくなりますよね。




でも私は、こういう子を見るとき、

「できる・できない」の前に、
この子にとって“やってみる”こと自体が、どのくらい大変なんだろう?

と考えます。




特に、身体を動かすことが不器用だったり、感覚が敏感だったりする子は、

みんなと同じようにやっているように見えても、日常の中で小さな「うまくいかなかった」をたくさん経験していることがあります。

ボールが取れなかった。

ハサミがうまく切れなかった。

字を書いたら直された。

着替えが遅くて急かされた。

みんなはできたのに、自分だけできなかった。

一つひとつは小さなことです。

でも、それが重なると、

「また失敗するかもしれない」

と、やる前から身体にブレーキがかかることがあります。




だから、

「できない!」

は、単なる怠けやわがままではなく、

「失敗したくない」
「できない自分を見られたくない」

という、その子なりの自分を守る言葉になっていることもあるんです。




そんなとき、

「大丈夫!できるよ!」

と励ますことが、必ずしも助けになるとは限りません。

だって本人は、

「できないと思っているから困ってる」

んですよね。




それなら、

「できなくてもいいから、ここだけ一緒にやってみようか」

くらいでいい。

縄跳びなら、まず縄を回してみる。

工作なら、一か所だけ切ってみる。

宿題なら、一問だけ一緒に見る。

お手玉なら、投げなくても、まず手のひらに乗せて揺らしてみる。




にじ工房の発達のワークでも、最初から全部できることを求めません。

何度も落とすなら、ゆっくりにする。

難しければ、そこで止める。

そして、少し上手になったところを見つける。

大切なのは、

「頑張らせること」より、
“できたところで終わる”経験をつくること。

「さっきよりできたね」

「ここまでできたね」

それくらいで十分です。

小さな「できた」が積み重なると、

「もう一回やってみようかな」

が生まれます。

それが少しずつ、

自分から挑戦する力=意志

につながっていきます。




だから、「できない!」と言われたら、

すぐに「できるよ」と打ち消さなくても大丈夫。

「そうか、難しそうに感じるんだね。じゃあ、どこまでならできそう?」

と、その子が踏み出せる一歩を一緒に探してみてください。

大きな成功体験を用意しなくてもいいんです。

昨日よりほんの少し。

さっきよりほんの少し。

その小さな「できた」が、

いつか子どもの中の

「やってみよう」

を育てていきます🌈

#にじ工房 #発達支援 #感覚統合 #シュタイナー教育 #自己肯定感 #子育て

🌿 8月24日(月)「何度言っても動かない!」それ、“やる気”の問題でしょうか?「着替えてね」……動かない。「歯みがきしてね」……まだ動かない。「そろそろ宿題やったら?」……返事だけ。何度言っても動かない子を見ていると、「やる気がないのかな...
24/08/2026

🌿 8月24日(月)

「何度言っても動かない!」それ、“やる気”の問題でしょうか?

「着替えてね」

……動かない。

「歯みがきしてね」

……まだ動かない。

「そろそろ宿題やったら?」

……返事だけ。

何度言っても動かない子を見ていると、

「やる気がないのかな」
「言うことを聞く気がないの?」
「このままで大丈夫?」

と心配になりますよね。




でも私は、こんな子を見るとき、

「やる気があるか、ないか」より、
“自分の身体を動かし始めること”がどのくらいできるかな?

というところを見ます。




私たち大人は、

「歯を磨かなきゃ」
  ↓
立ち上がる
  ↓
洗面所へ行く
  ↓
歯ブラシを持つ

という一連の動作を、ほとんど意識せずできます。




でも子どもにとっては、

「分かっている」と「身体が動く」は、必ずしも同じではありません。

シュタイナー教育では、幼い時期の「意志」は、頭で「頑張ろう」と考えることよりも、まず身体や手足を実際に動かすことの中で育っていくと考えます。



だから、

「早くしなさい!」
「何回言ったら分かるの?」

と声を重ねるより、

身体が動き出しやすい“きっかけ”をつくってみる。

たとえば、

「着替えて」ではなく、
「まず靴下から履こうか」

「片づけて」ではなく、
「この積み木をカゴに入れよう」

「宿題やって」ではなく、
「鉛筆とノートを出してみようか」

やることを小さくして、最初の一歩を具体的にします。

小さい子なら、

「さあ、お風呂だよ!」と何度も呼ぶより、一緒にタオルを取りに行く。

お片づけなら、歌を歌いながら一緒にカゴへ入れる。



幼い子はいきなり活動を切り替えることが難しく、お片づけを「遊びの延長」にする工夫が紹介されています。

そして、もう一つ大切なのが毎日の繰り返しです。

ご飯のあとには歯みがき。

夕方になったらお風呂。

寝る前には絵本。

毎日ある程度同じ流れを繰り返していると、

「言われたから動く」から、

「この次はこれ」と身体が覚えて動く

へ少しずつ変わっていきます。



これは甘やかしでも、
先回りでもありません。

まだ一人では難しいところに、
大人が少しだけ「足場」をつくってあげるイメージです。

そしてできるようになってきたら、
その足場を一つずつ外していけばいい。

「何度言っても動かない」

そんなときは、

「この子には、最初の一歩が大きすぎないかな?」

と見てみてください。

「やる気を出させなくちゃ」と頑張らなくても大丈夫。

毎日の暮らしの中で、

自分で動けた。
自分でできた。
今日もできた。

その小さな繰り返しが、
子どもの「自分からやってみよう」という力を少しずつ育てていきます🌈

#にじ工房 #発達支援 #感覚統合 #シュタイナー教育 #子育て #生活リズム

🌿 8/23にじ工房 日曜コラム 【夏休みの終わり、なんとなく不機嫌になる子へ】 「どうしたの?」と聞く前に、色と手から心をゆるめてみる夏休みも、いよいよ終盤。この時期になると、急にイライラする。ゲームをやめられなくなる。兄弟への当たりが強...
23/08/2026

🌿 8/23にじ工房 日曜コラム

【夏休みの終わり、なんとなく不機嫌になる子へ】

「どうしたの?」と聞く前に、色と手から心をゆるめてみる

夏休みも、いよいよ終盤。

この時期になると、

急にイライラする。
ゲームをやめられなくなる。
兄弟への当たりが強くなる。
「学校」の話をすると黙り込む。
理由は分からないけれど、なんとなく元気がない。

そんな子どもの姿が増えることがあります。



お母さんとしては、

「学校が嫌なの?」
「何か心配なことがある?」
「先生?お友達?」

と聞いてあげたくなりますよね。

でも子ども自身も、まだ何が不安なのか分かっていないことがあります。

ここが、発達を見るときの大切なところです。



私たちは、何かを感じたらすぐに言葉にできると思いがちですが、子どもの中では、

体で感じる

なんとなく気分になる

やっと言葉になる

という順番で起きていることがあります。

「学校が始まるのが怖い」と言えなくても、

お腹が重い。
落ち着かない。
イライラする。
いつもより甘える。

そんな“体や行動の言葉”として表れることがあるのです。



だから、まだ言葉になっていないときに、

「何が嫌なの?」
「ちゃんと言って」

と聞き続けると、子ども自身も答えが見つからず、かえって苦しくなることがあります。



にじ工房では、そんなときにアートを使います。

シュタイナー教育では、色は「きれいに塗るためのもの」ではありません。

色を見て、感じて、手を動かしながら、そのときの自分と出会っていきます。

にじ工房のアート講座でも、

「この色は正解」
「この色ならこういう性格」

と決めつけることはしません。

同じ青を見ても、

落ち着く人もいれば、
冷たいと感じる人もいる。

赤を見て、

元気になる人もいれば、
少し強すぎると感じる人もいます。

大切なのは、その子がその色をどう感じるか。

色は、まだ言葉になっていない心に、そっと触れる入口になります。



そして、もう一つ大切なのが「手を使うこと」。

クレヨンを握る。
紙の上を大きく動かす。
パステルを指やコットンで広げる。

こうした動きでは、目だけでなく、手、腕、肩、力加減など、体の感覚も使います。

気持ちを頭だけで整理しようとするのではなく、体を通して外へ出していく時間になります。



そこで今日のにじケアは、

🎨「今、選びたい色を3色だけ」

紙とクレヨン、またはパステルを用意します。

そして、

「今、使ってみたい色を3つ選んでみよう」

それだけです。

「楽しい色にして」
「きれいに描いて」
「何を描いたの?」

とは聞かなくて大丈夫。

丸でも、線でも、ぐるぐるでも、塗りつぶしてもOKです。

もし一緒にやるなら、お母さんも自分の3色を選んで描いてみてください。

そして最後に、

「この中で、いちばん好きなのはどこ?」

くらいを聞いてみます。

理由まで聞かなくても大丈夫です。

子どもが話したければ、自然に言葉が出てくることがあります。

話さなければ、それもOK。

目的は、学校の不安を聞き出すことではありません。



まだ言葉になっていないものを、色と手を通して少し外に出してあげること。

それだけです。

「青を選んだから悲しい」
「黒だから問題がある」

そんなふうに、色だけで心を決めつける必要もありません。

今日は青だった。
今日は赤をたくさん使った。

それを、そのまま受け取ります。



子どもの心は、毎日動いています。

夏休みが終わることを楽しみにしている気持ちと、少し不安な気持ち。

友達に会いたい気持ちと、学校へ行きたくない気持ち。

一つの心の中に、反対の気持ちが一緒にあってもいいのです。

大人だって同じですよね。

だから、

「学校に行きたいの?行きたくないの?」

と、どちらか一つに決めなくても大丈夫です。

今日の子どもが選んだ色を眺めながら、

「今、この子の中には、こんな世界があるんだな」

と一緒にいてあげる。

それも立派な心のケアです。



夏の終わり。

すぐに答えを出さなくて大丈夫。

体を整え、暮らしのリズムを戻し、そして色やアートで心にも少し余白をつくっていく。

子どもは、安心できる場所があると、自分の気持ちを少しずつ見つけていきます。

言葉になるのは、そのあとでも大丈夫。

焦らなくて大丈夫です。

今日選んだ3つの色も、
子どもの心が「今ここにいるよ」と教えてくれている、小さなサインなのかもしれません🌈

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1丁目8-8cocon前橋 207
Maebashi-shi, Gunma
3710022

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