京都工芸繊維大学 都市・建築遺産論研究室

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京都工芸繊維大学 都市・建築遺産論研究室 京都工芸繊維大学大学院建築学専攻 都市・建築遺産論研究室(清水重敦、アレハンドロ・マルティネス研究室)のページです。
https://www.uaheritage.kit.ac.jp/index.html

清水です。6/12-13と、研究室メンバーで葛飾柴又の文化的景観の重要な構成要素となっている建物2棟の3Dスキャンを行ってきました。メンバーは清水とD-lab専門職の朱琨さん、M2の前田侑香さん、B3の杉山鼓太郎君。国の重要文化的景観に選定...
15/06/2026

清水です。
6/12-13と、研究室メンバーで葛飾柴又の文化的景観の重要な構成要素となっている建物2棟の3Dスキャンを行ってきました。メンバーは清水とD-lab専門職の朱琨さん、M2の前田侑香さん、B3の杉山鼓太郎君。

国の重要文化的景観に選定されている葛飾柴又は、寅さんの映画で知られる柴又帝釈天題経寺及びその参道と、その周囲に広がるかつての農村域、そして東を区切る江戸川にまたがる範囲に広がります。今回はそのうち題経寺参道の建物をスキャンするとともに、その価値を探る調査を行いました。

3Dスキャンは手実測とは作業内容がだいぶ異なります。スキャナーをずらしながら多数の点でのスキャンを行い、その後にこれらの点群データを接合します。手実測では建築を2D化して把握していくわけですが、これを3Dのままに捉えることになります。

実測作業者にとっての学習効果で言うと、手実測に比べて建物への理解度が浅くなる、という一面はもちろんあるでしょう。しかし全体を3Dでいかに把握するか、データとして建物をいかに見せるか、という観点からすると、2Dとは異なる建物理解へと導いてくれる面もあるように思います。

題経寺の参道には、一見、あまり古い建物がないように見えます。しかしこれは各建物が繰り返し改造を受けていることにも一因があり、建物の調査に際してかつての姿を復原していくことが何より重要です。復原考察によって見えづらかった価値が明確になっていきます。

今回、3Dスキャンをしつつ建物を立体的に把握する中で、これまでの調査では相互の関係に思いが至らなかった痕跡同士の関係性に気付くことができ、思わぬ改造過程の発見につながりました。

その結果、題経寺の参道は、ある時期に一斉に建物を移築して町並みが形成された、という実に稀な様相を持っていたらしきことが見えてきました。詳しくはまた、論文や報告書の形でまとめていきたく思います。

調査をお許し頂きましたゑびす家さん、高木屋老舗さん、そして調査をバックアップしてくださった葛飾区生涯学習課のみなさんの全面的なご協力に感謝を申し上げます。

昼はゑひす家さんの絶品うな重!
夜の部には卒業生の宗守優里さんも合流し、葛飾名物のもつ焼きを堪能!

M2大谷です。6月10日に京都迎賓館に行ってきました!本研究室では、伝統的な建築に使用される技術についても研究を行っています。その一環として、これまでに京都迎賓館に生きる伝統的技能のうち、「建具」「左官」「錺金具」をテーマとした動画を制作し...
12/06/2026

M2大谷です。

6月10日に京都迎賓館に行ってきました!

本研究室では、伝統的な建築に使用される技術についても研究を行っています。その一環として、これまでに京都迎賓館に生きる伝統的技能のうち、「建具」「左官」「錺金具」をテーマとした動画を制作してきました。今年度は「大工(数寄屋)」をテーマにした動画制作に取り組む予定です。
(これまでに制作した動画は京都迎賓館公式YouTubeにて公開されています。https://www.youtube.com/channel/UCVS3xUTdxqpJmSfvhbgCWkg)

そこで、まずは京都迎賓館を知るために、内閣府迎賓館京都事務所の方に施設を案内していただきました。

数寄屋大工がどのように木材を扱ったのか、その細部に潜むこだわりを聞いていると、あっという間の3時間でした。

今回学んだ数寄屋大工の技術やこだわりをしっかりとお伝えできる動画を制作していきます。完成した際は、ぜひご覧ください!

_D3の小松です。今日は研究室の有志で、藤森神社と御香宮神社を訪れました!アジサイの綺麗な神社として有名な藤森神社ですが、本殿や拝殿は正徳2年(1712)に御所から移築された建築とされており要チェックです!特に拝殿は割拝殿の形式で、通常は中...
12/06/2026

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D3の小松です。
今日は研究室の有志で、藤森神社と御香宮神社を訪れました!

アジサイの綺麗な神社として有名な藤森神社ですが、本殿や拝殿は正徳2年(1712)に御所から移築された建築とされており要チェックです!
特に拝殿は割拝殿の形式で、通常は中央の馬道と呼ばれる道を参拝者が通り抜けますが、現在は紫陽花まつりの期間のためか板床が張られています。
天井を見ると中央部分が小組格天井となり一段高くなっていますが、支輪を用いずに折り上げる手法や横幅を馬道よりも広くとる点などに興味が惹かれます。
また、なぜこの建物が割拝殿形式なのかも気になるところです。

建築装飾の華麗な御香宮神社は、桃山時代の本殿と伏見城から移築された大手門が重要文化財に指定されております。
ここの拝殿(寛永2年(1625))も割拝殿形式となっております。
近くにあるふたつの神社で同じ形式が採用されていることに浅からぬ因縁があるように思われます。

お昼は代さんリサーチのお店で麻辣湯を頂きました🍜🔥
暑い日にすっきりさわやか爽快気分を味わうことができました!
💙💙
#藤森神社
#御香宮神社
#割拝殿

清水です。この週末に、マシュー・マッケルウェイ教授率いるニューヨーク・コロンビア大学バーク日本美術研究所一行の河内・紀伊・播磨の寺院ツアーに同行させてもらいました。写真は根来寺大塔、清水の英語での説明を拾ってくれるマシュー先生と学生のみなさ...
07/06/2026

清水です。
この週末に、マシュー・マッケルウェイ教授率いるニューヨーク・コロンビア大学バーク日本美術研究所一行の河内・紀伊・播磨の寺院ツアーに同行させてもらいました。

写真は根来寺大塔、清水の英語での説明を拾ってくれるマシュー先生と学生のみなさん、金剛寺金堂、鶴林寺太子堂。
その後、浄土寺浄土堂にも行きました(気合い入りすぎて写真なし!)

実は清水は今年の8月から来年1月までの6ヶ月間、サバティカルを取得してイタリアとアメリカに滞在する予定です。9月から1月までアメリカに滞在するのですが、この間にコロンビア大学で講義を行う予定で、寺院ツアーはいわばその実地予行演習でした。

サバティカル期間中は日本のみなさまにはご迷惑をおかけします。貴重な機会を頂きますので、研究に磨きをかけるとともに、大学間交流も広げて来るつもりです。

8月はイタリア・トリノに滞在し、本学との修士、博士の交流協定を結んでいるトリノ工科大学の先生方と交流するとともに、ピエモンテワインの文化的景観の現地調査を行います。ユニオン造形文化財団より今年度の研究助成を頂きまして、調査研究を実施してきます。

9月から1月まではアメリカ・ニューヨークに滞在し、コロンビア大学を拠点に、英語圏での東アジア建築史・美術史の研究視覚を学んだり、アメリカの歴史地区保全の現状を学んだりしてきます。

コロンビア大学には2016-17年に、マシュー先生にお世話になって2ヶ月間滞在させて頂いたことがありました。その時から、講義をしに来るようお誘いを受けていたのですが、期が熟さぬままあっという間に10年が経過してしまいました。今回一念発起してサバティカルを取らせてもらい、やっとご恩に報いることができることとなった次第です。

コロンビア大学からはVisiting Professorとしてお招き頂き、大学院での日本建築史に関する講義15回(英語!)を行ってくる予定です。

ヘリテージ・アーキテクト養成講座清水とマルティネスが運営の一端を担っているリカレント教育プログラム(社会人講座)「ヘリテージ・アーキテクト養成講座」の今年度の受講生募集が始まりました。https://www.hakit.kit.ac.jp/...
28/05/2026

ヘリテージ・アーキテクト養成講座

清水とマルティネスが運営の一端を担っているリカレント教育プログラム(社会人講座)「ヘリテージ・アーキテクト養成講座」の今年度の受講生募集が始まりました。
https://www.hakit.kit.ac.jp/

今年度から、まずは申し込みフォームに入力をして頂き、それから必要書類を集めて本申込みをしてもらう形式になりましたので、申込みがしやすくなっているかと思います。
講座内容も毎年アップデートを重ね、徐々に熟成されてきていると思っています。奮ってご参加ください!(清水)

清水です。本日はここ。鹿とモダニズム。古代建築研究のもろもろ打合せで来ました。清水の古代建築の研究についてはしばらく成果発表が止まっていたのですが、昨年、奈文研編『東大寺東塔の復元研究』への書評を『建築史学』に掲載したのを契機に、これまで進...
28/05/2026

清水です。本日はここ。
鹿とモダニズム。

古代建築研究のもろもろ打合せで来ました。清水の古代建築の研究についてはしばらく成果発表が止まっていたのですが、昨年、奈文研編『東大寺東塔の復元研究』への書評を『建築史学』に掲載したのを契機に、これまで進めてきた研究を順次論文化することに注力しまして、今年度中にまずは論文が2本出ることが決定しています。以降もどしどし成果を論文化していく予定なので、一緒に古代建築研究に取り組んでくれる人を大いに歓迎します!

2枚目は復元された興福寺中金堂。奈文研研究員時代に、この建物跡の発掘調査に半年間張り付いていた、懐かしい場所ですが、復元事業には関与していません。軒支輪付きで復元されていますが、奈良時代初期には軒支輪は用いられていない、という認識だけれど・・・。

研究室のウェブサイトを立ち上げました!これまでfacebookやInstagramで研究室の活動を断続的に発信してきましたが、研究室の全体像に対する情報を求められる機会も増えてきましたので、都市・建築遺産論研究室のウェブサイトを立ち上げるこ...
25/05/2026

研究室のウェブサイトを立ち上げました!
これまでfacebookやInstagramで研究室の活動を断続的に発信してきましたが、研究室の全体像に対する情報を求められる機会も増えてきましたので、都市・建築遺産論研究室のウェブサイトを立ち上げることにしました。本日公開いたします。

https://www.uaheritage.kit.ac.jp/index.html

D-lab研究員の朱琨さんのwebデザインです。なかなか渋いサイトになっているかと思います。
日常的な活動はInstagramとfacebookで、全体にかかわる情報はウエブサイトで発信していきますので、どうぞよろしくお願い致します(清水)。

清水です。東大工学部建築学科にやってきました。私にとっては懐かしの場所。建築史学会の学術誌『建築史学』の編集委員会に出席するのがここに来た目的で、実は清水がその委員長を務めています。この雑誌は年2回発行で、建築史学に関する論文はもとより、学...
22/05/2026

清水です。
東大工学部建築学科にやってきました。私にとっては懐かしの場所。
建築史学会の学術誌『建築史学』の編集委員会に出席するのがここに来た目的で、実は清水がその委員長を務めています。
この雑誌は年2回発行で、建築史学に関する論文はもとより、学会展望、書評、文化財修理や展覧会の情報など、建築史を巡る広範な情報が詰め込まれています。
ここに掲載される論文はやや長めに書くことができ、いずれもエネルギーの込められた力作なのですが、最近の学会誌には珍しく、査読付きながら掲載料が無料となっています。自説をただ主張するだけでなく、客観性を持って説得力のある形で提示するには最適な媒体かと思います。
ここに論文を投稿してみませんか?
投稿するには建築史学会の学会員になる必要がありますが、学会員であれば誰でも搭載料不要で投稿することができます。学生の間は学会費も軽減されます。
『建築史学』が面白く、また高い社会的意義を持つ雑誌であり続けるには、高水準の論文が継続的に掲載されることが不可欠です。読み手を驚かせるような論文を待ち望んでいますので、どうぞ論文投稿に挑戦してみて下さい!

清水です。全国伝統的建造物群保存地区協議会の総会に出席するために、佐渡市に行ってきました。129地区ある重要伝統的建造物群保存地区から、市町村長、行政担当者、住民が集まるなかなか盛大な会で、プログラム中の「首長サミット」のコーディネーターを...
15/05/2026

清水です。
全国伝統的建造物群保存地区協議会の総会に出席するために、佐渡市に行ってきました。
129地区ある重要伝統的建造物群保存地区から、市町村長、行政担当者、住民が集まるなかなか盛大な会で、プログラム中の「首長サミット」のコーディネーターを清水が務めました。(壇上にいたので、写真なし…)

島根県大田市長(世界遺産石見銀山、大森銀山伝建地区、温泉津伝建地区)、石川県輪島市長(黒島伝建地区)、そして佐渡市長(宿根木伝建地区、小木町伝建地区)が登壇され、それぞれの伝建地区の活動を紹介された後、ディスカッションが行われました。

議論の中心軸を見出すのはなかなか手強かったのですが、3市にはいくつかの共通点がありました。まずはいずれも北前船の寄港地だったこと。歴史を通じて多様な人々が出入りしてきた町であり、人口減少時代においても伝建を生かした定住促進を進める文化的な素地がありそうに思えます。
大田市と佐渡市はそれぞれ世界遺産の金銀山があることで繋がりが見出せます。
そして一昨年元旦の能登地震で輪島市全域が甚大な被害を受け、黒島伝建地区も多くの家屋が倒壊、被災し、現在も復興の途上なわけですが、佐渡市の小木町も江戸時代後期に地盤が隆起し海岸線が遠のく地震被害を受けており、おそらく能登地震と似たメカニズムでの被災と再建を経験してきた町とも言えます。

各市が抱える問題の共通点を探ると、修理修景のハード整備もさることながら、コミュニティの維持、拡張、再建というソフト面において議論するのが良いのではないかと考え、コミュニティに軸足を置いた議論をお願いしました。

輪島市ではいかに被災した伝建に住民が回帰し、コミュニティを再建しうるかが問われていますが、震災前から地域に新たな住民を呼び込みつつ新しい生業をおこす萌芽が見えていていたとのことで、明るい未来への兆しもあるようでした。

大田市は伝建を地域運営の問題として捉える様々な試みが地に足のついた形で進められるトップランナーといえます。伝建地区内で子供の数が増え保育所が新たに作られていたり、新規住民が生業を持って地区に住み、コミュニティの中に新たな刺激を与える活動がなされたり。行政もこうした活動をうまくサポートされているようです。

佐渡市は全国の伝建地区の中でも特に個性的な宿根木に加え、令和6年度に新たに小木町が伝建に選定されました。両地区は4kmほどしか離れておらず、性格の異なる新旧伝建地区が互いに刺激し合いながらシナジー効果を生む未来が期待されます。清水は小木町の重伝建選定の少し前から佐渡市伝建審議会の委員に加わっていまして、これから本腰を入れてお手伝いしないといけないなと、思いを新たにしたところです。

各市の取り組みの良い点や問題点を共有する場となるとともに、こうした取り組みは伝建制度のみでは実現し得ないもので、文化庁の枠を越えた省庁や部局連携の場の形成が必要なこと、そして伝建制度自体もこうした活動をサポートしうるよう制度拡充が考えられないか、といった問題提起をして、議論を閉じました。

その後の情報交換会では、地物のマグロの解体ショーも開かれて、かなり豪華に!

翌日は宿根木、小木町の伝建地区の視察。地元の皆さんに加え、小中学生が説明をしてくれました。清水も時折、小ネタを披露したり。

_先日、学生有志で東福寺を見学しました!特別公開中だった龍吟庵と三門をはじめ、禅堂、東司、本堂、開山堂などを巡りました。今回一番楽しみにしていた龍吟庵は、東福寺を代表する塔頭のひとつで、方丈は国宝に指定されています。寝殿造から書院造へと移り...
12/05/2026

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先日、学生有志で東福寺を見学しました!
特別公開中だった龍吟庵と三門をはじめ、禅堂、東司、本堂、開山堂などを巡りました。

今回一番楽しみにしていた龍吟庵は、東福寺を代表する塔頭のひとつで、方丈は国宝に指定されています。寝殿造から書院造へと移り変わる時代ならではの軒や広縁による空間、室同士の関係性など、実際の建物を見ることで多くの学びを得ることができました。

また、昭和を代表する作庭家・ 重森三玲による庭園も公開されており、前衛的な表現がとても印象的でした!

東福寺は臥雲橋・通天橋・偃月橋という三つの木造橋も有名で、今の時期は青もみじがとっても美しかったです🍃✨️

1枚目 : 青もみじ(臥雲橋から通天橋を見る)
2枚目: 東司
3枚目: 開山堂・昭堂
4枚目: 本堂
5枚目: 通天橋
6枚目: 通天橋と開山堂を繋ぐ廊下

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