02/03/2020
『大和たけのこ寺子屋』-凛とした和の心を育む。
2月22日の寺子屋は広陵町図書館 会議室にて開催いたしました。
お話は加藤昌夫さんが担当され、小学生2名、未就学児6名、保護者3名の参加でした。
お話の方は万葉集シリーズ第5回です。
まず前回の「山部赤人」の一首を復習しました。
田子の浦ゆ 打ち出でてみれば 真白にそ(ぞ)
不尽(富士)の高嶺に 雪は降りける
そして今回は「志貴皇子」の春の短歌を取り上げました。
石走る 垂水の上の さわらびの
萌え出づる春に なりにけるかも
岩の上にほとばしる滝のほとりに少し早く生えてきた蕨(わらび)が芽吹いている。
「ああ春がやってきたのだなぁ。」
春先の山の中で今そこにある情景に自然と心が沁み出してくるような心持ちの徹った歌です。
加藤先生はご自身で撮影された写真をもとに解説されました。
「このくねっと曲がっているのはなんでしょう?」
と子供たちやお母さん方に質問します。蕨と答えるお母さんに小学生は「ああ、わらび餅のわらびだ」とすかさず相槌を打ってくれました。
(わらび餅は昔、山菜蕨の根っこから採れたでんぷんが使用されていたようです。)
この和歌を詠んだ志貴皇子は天智天皇の第七皇子です。
万葉集には短歌が6首収められています。壬申の乱で皇位継承が天武系に移ったこともあり、志貴皇子は文化人として過ごしました。その為奈良時代の政治的な争いに関わることなく、 天寿を全うできました。
天武系の継承が途絶える中で、 志貴皇子の息子が第49代光仁天皇に即位し、孫が第50代桓武天皇になりました。この流れは現在の皇室に繋がっていきます。この短歌で表現されているように、その場その場でささやかな感動の気持ちが持てるバランスの整った偉人です。
お話の後は保護者の方が絵本の読み聞かせをしてくださいました。
そして百人一首の坊主めくり。引いた札の短歌を声に出して詠むというルールを付け加えると子供たちは読み仮名を食い入るように見ながら大きく詠んでくれました。
【お話スケジュール】
3/15(日)
13時半~ 葛窯陶芸教室和室 シュバイツァー
4/12(日)
13時半~ 広陵町図書館 視聴覚室 日本武尊(ヤマトタケル)
◇「大和たけのこ寺子屋」
参加費:無料
話し手は岩木浩二、奥本浩徳、加藤昌夫、寺田郁夫もしくはゲスト講師が務めます。
開催は日曜日、広陵町図書館など。大型連休、お盆、お正月はお休みいたします。
お問合せは奥本浩徳、寺田郁夫まで
ーいつも感謝しています。ご協力ご支援を頂いています寺子屋ー
◇「河内たねまき寺子屋」(お問合せ)⇒藤久晃さんまで(https://m.facebook.com/hisaaki.fuji)
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