生涯共育・青少年育成支援団体「Fleps」
団体名である「Fleps」は、自由な(Free)、学び(Learning)、交流(Exchange)、楽しい(Pleasant)、空間(Space)
Free learning exchange and pleasant Spaceの頭文字をとって名付けられました。
この内の4つの言葉(自由な・学び・交流・楽しい)には一つ一つに想いが込められています。
自由な・・・
まず初めに思い浮かんだのはこの言葉でした。私たちは固定概念、思い込み、先入観といった一種の常識。それから、がんじがらめの規則・規律だけに縛られた空間を持ちたくないと思いました。子ども達の活動に自由な発想と、自主性を取り入れた活動をしたいと思っています。その一つが決まったプログラムの無い企画・イベントの開催です。この中で子どもたちは自由にやりたいことを決めることが出来、自分たちで話し合いながら一日の活動を決めて行くことが出来ます。そこには、誰かに言われて何かをする受動的な活動はありません。すべて、自発的な活動を拡げていきます。そこに、自分で考え自分で行動する自主性を芽生えさせていきたいという想いが込められています。そこには、責任も加わります。子ども達自身に、自分の言った事、やったことにしっかりと責任を持つという意識を与えてあげたいと思います。
不登校・居場所のない青少年にとっては、ここに居る事、参加することが強制ではなく、自由な発言・想い・姿勢でいられる事を大前提とした空間にすることを目的としています。いつでも来たい時に訪れることができ、自分の心が不安定な時は、無理強いはしない。心の拠り所になれればと想っています。
学び・・・
私たちが活動をするうえで、忘れてはいけないのはやはり学びの空間です。ただ楽しいだけのプログラムも時には必要だとは思いますが、私たちは活動を通して何かを学んでもらえたらと想っています。しかし、頭が賢くなる、数学的、文学的にという学びではありません。ここは、学校で学ぶような勉強とは少し違います。私たちが学んでほしいこと、それは心の学び・自分自身で考えること・生きる力です。何かをやり遂げた時の達成感、悔しい挫折感、美しい物・景色を観た時の感動、友達に対する優しさ、人と人との関わり方・・・、その中から新たな自分、価値観、知識、知恵を学んで欲しいと願っています。
私たちは、子ども達自身に考えさせます。困った時、わからないとき、誰かに聞いてしまうことは簡単です。すぐに答えは出てくるでしょう。しかし、そこには学びは少ししかありません。保身の為に、失敗をおそれるが為に、楽をする為に、考えることをやめないで欲しいのです。たくさん悩んで、たくさん考えて、たくさん失敗して、結果はどうあれ自分自身で考えること、チャレンジすることが自分にたくさんの学びを与えてくれると私たちは信じています。
交流・・・
私たちがやりたい事、その一つが交流する事。これは、同一コミュニティ(学校・家族・地域)内での縦方向の繋がりと、地域・産業などとの横方向の繋がりで交流を目指すことを目的としています。今、社会ではコミュニケーションの希薄さが問題視されています。ひと昔前では、学校が終われば同学年の友達だけでなく、上級生や下級生も交えた交流がありました。一緒に、山に、川に、公園に遊びに行くことで時には厳しく、時には優しく接してくれる上級生のお兄ちゃんお姉ちゃんがいて、また自分にも同じように慕ってくれる下級生の子がいて、々な事を学んできました。いつかはこんなお兄さんお姉さんに自分もなろうと自覚したものでした。そして、日が暮れれば、家路につく。そんな時には、近所のおじさん、おばさんが声をかけてくれたり、安全に見守ってくれていました。家ではおうちの人が待っていてくれて家族でご飯を食べる。そして学校での事を話して家族で盛り上がる。そんな日常が当たり前でした。しかし、数十年でこういった環境は変わってしまい、学校が終われば塾や習い事に通う子ども達。共働きの家庭。核家族化。不審者問題などの近所づきあいの減少。当たり前の環境がどんどんと見ることがなくなっていきました。
今、時代はどんどんと外から中へ。どの子も、手には携帯ゲームを持ち、一緒の空間に居ながら会話すらない、友達の善し悪しは、ゲームの世界での関係になっていると言ってもおかしくありません。そこには、従来の縦割りの社会もありません。外に出ないことで、近所の人とのコミュニケーションも希薄となり、出会っても挨拶もしない、会話もない、そんな現実があります。そうして、人とのコミュニケーション能力を失った子どもたちの中には、時として学校にも社会にも、自分の居場所を無くしてしまう子どもも出てきてしまうでしょう。私たちは、活動を地域に広げます。地域交流、多世代交流を交えて、ゲームでは得られない、人と人のつながりを育てます。
楽しい・・・
活動をやっていく上で一番忘れてはいけないのが楽しいこと。楽しいことは全ての考え・行動そして活動の原動力になると私たちは想っています。何をするにしても楽しくないことがわかっていてやろうとする人は居ないでしょう。途中の過程では大変なこと、しんどいこともあると思いますが、その思いを忘れるくらいに楽しいという気持ちを大切にした活動を心がけたいと思います。何事も、気持ちの持ちようで苦しいことであったりしんどいことは、楽しいことに変えられる事を、活動を通して子ども達に伝えていきます。
この4つの言葉の一つ一つがそれぞれ残り3つの言葉と下図のような繋がりを持ち、お互いの良い所を引き出し合いながら相乗効果を生み出せる、そんな空間を私たちは提供していこうとしています。
― 生涯共育・青少年育成支援 ―
私たちの団体は活動として生涯共育を通して青少年育成支援を行います。
生涯共育は学校の教科を学ぶ勉強とは違い、人間性・自己・協調性・生きる力を学んでいきます。そして、教育ではなく共育。私たちは教えるのではなく、共に学んで行こうと考えています。誰かに教えてもらうのではなく、一緒に活動しながら、時には大人や過去の先人達から、時には子ども達から、学びながら考えながら共に育っていく。そういう関係を築きたいと想っています。
そして、大切にしたいのが、青少年の居場所作り。近年、不登校児の占める割合の上昇とともに、低年齢化も進んでいます。学校で勉強についていけなくなってしまった子、人とのコミュニケーション能力が未発達の子、両親の共働きによる家庭内での孤立、様々な要因で学校や社会で自分の居場所を見つけられない子ども達。そんな青少年達の心の拠り所になれる場所を創りたいと思います。この場所に来ることによって、コミュニケーション・自己表現・夢を持つこと、なにより楽しいことが外の世界にはあることを気づかせてあげたい。そして、この場所から新たなステージへ進み出す自信を持たせてあげたい。共に育っていきたい。そう、私たちは想って育成支援を行なっていきます。