09/06/2026
秋季企画展「橋のキセキ(仮称)」関係投稿の第5弾です。
今回は昇開橋のお話をしたいと思います。
昇開橋とは、船舶が航行する際に、橋げたが邪魔にならないように上昇する仕組みになっている橋です。
写真は九州を代表する河川・筑後川に、1935(昭和10)年、旧・佐賀線が全線開通する際に架けられた、「筑後川昇開橋」です。福岡県大川市と佐賀県佐賀市の間を結んでいます。全長は約507m、可動部分では長さ約24mの橋げたが、約23m上昇する仕組みになっています。
1987(昭和62)年に佐賀線が廃止されたことにより、この橋は使われなくなりましたが、地元の皆さんの熱心な活動により、1996(平成8)年に遊歩道として開放されました。
実はこの「筑後川昇開橋」、鉄道は通らなくなりましたが現在でも動く姿を見ることができます。決められた時間に重さ40tもの橋げたが上下しますが、その様子は大迫力の一言に尽きます。そして橋げたが下げられているときは、徒歩で対岸まで渡ることができます。川風に吹かれながら、かつて列車が走っていた光景を想像しつつ橋を渡るのも、また一興ではないでしょうか。
「筑後川昇開橋」は、現存する昇開橋としては日本最古のものであることから、2003(平成15)年には国指定重要文化財に、2007(平成19)年には日本機械学会により機械遺産に認定されました。
豊かな水をたたえて流れる筑後川に架かる真っ赤な鉄橋。夕陽があたる姿は特に美しく、絶好の撮影スポットとして多くの人が訪れますので、機会あれば皆様もぜひお立ち寄りください。
※橋の昇降時間など詳しいことはwebや現地にお問い合わせください。
#ヌマジ交通ミュージアム #科学館 #乗り物 #筑後川昇開橋
06/06/2026
気象庁から、中国地方の梅雨入りは6月4日(木)頃と発表がありました。平年並みとのことですが、昨年より19日遅いそうです(昨年の梅雨入りは5月16日頃)。
雨が降ると、ヌマジ交通ミュージアムの人気メニューおもしろ自転車は中止です。自転車を楽しみにしている多くの方から「自転車に乗ることができますか」と問い合わせが来ます。多くの方に楽しんでいただきたいのですが、天気ばかりは・・・。
雨でおもしろ自転車が中止になっても、工作教室や映画会「ビークルシアター」、おもちゃで遊ぶ「ビークルランド」など、ヌマジでは楽しいイベントが盛りだくさん。直径20メートルの大パノラマ「ビークルシティ」や2000点を超える乗り物模型も常時展示しています。
「晴れたらヌマジ、雨でもヌマジ」 ヌマジを楽しみましょう。
イベントの詳細については、ホームページなどでご確認ください。
https://www.vehicle.city.hiroshima.jp/event/
#ヌマジ交通ミュージアム #科学館 #乗り物 #広島おでかけ
03/06/2026
秋季企画展「橋のキセキ(仮称)」関係投稿の第4弾です。
人々が長らく待ち望んだ“永久橋”の一つ、トラス橋。その鋼の雄姿は、かつて地域の誇りでした。戦前に架橋された岡山県の霞橋(倉敷市)や落合橋(真庭市)などが、その当時を偲ばせます。
広島市街一帯に現存する古いトラス橋では、本川橋(中区)や九十九(つくも)橋(安芸郡海田町)があります。それらのトラスはともに、戦後の鋼材不足の中で再利用された廃材で、もともと終戦の日の前日に空襲を受けた光海軍工廠で使われていました。
そうした歴史的背景からか、今は薄水色に美しく塗られた九十九橋のトラスの形に、やはりなにか独特さを感じつつ、そのどこかに残っているという空襲時の銃弾のあとを探しました。「かなり大きなトラスだし、見つからないかも」との思いがよぎりましたが、意外にすぐ、それらしき孔が。実は再利用時に使われなかったリベット孔も多数そのままになっているのですが、こじあけたような形なのでそれと分かりました。「え、えっ・・・」と思わず愕然となりました。あそこにも、ここにも、あちこちにあります。それを知ってか知らずか、このトラスのそばを何気なく通り過ぎる人々の背を、思わず見詰めてしまいました。
この鋼の橋には、きっとかけがえのない使命が託されているのでしょう。
昭和100年。後世に伝えるべき戦争の恐ろしさ、犠牲となった人々の祈りが刻まれているこれらのトラス橋のキセキを、ぜひ改めてその目で確かめて下さい。
#ヌマジ交通ミュージアム #科学館 #乗り物 #広島おでかけ
29/05/2026
今回も秋季企画展「橋のキセキ(仮称)」の取材に関する話題です。
そもそも、かつて橋は、災害や老朽化で架け直されるのが当然だったのですが、近代以降、鋼やコンクリートを素材とした永久橋が一般的となり、今や自動車が通る巨大道路橋の時代となりました。
鋼材は橋のアーチやトラス、桁でごく普通に使用されているのを見かけますが、その外観は劇的に変化しました。戦前の1937年に完成した松江大橋。擬宝珠など城下町らしい和風デザインに思わず目を引かれますが、桁の鋼材にも注目。多数のプレートが、びっしりとならぶリベットで接合されています。次に、戦後間もない1952年に完成した地元の平和大橋。一見、松江大橋と似ていますが、桁のリベットが無くなっています!そう、熔接されたからです。この平和大橋は、戦後の全熔接橋梁の最初期を飾る、架橋技術史上のモニュメントの一つなのです。
ところが、平和大橋と同時期に架けられた西平和大橋の桁は、松江大橋と同じく従来のリベット接合。たくさんの鋼材を溶接する平和大橋の技法は、当時はまだ先進的だったのでした。
その後、モータリゼーションに伴う道路舗装の進展、そして、それが可能とした大型重機の本格的導入で、橋の鋼材はどんどんダイナミック化してゆきました。1983年に完成した現在の相生橋の桁もそうです。
平和公園一帯では、近、現代橋のキセキを目の当たりにできるのでした。
現場作業によりリベットで組み立てたひと昔前の鉄橋には、手作りの工芸品にも似た魅力があり、国重文の南河内橋(北九州市)や、江の川に架かる吾郷大橋(島根県邑智郡美郷町)などなど、今も各地で大切にされています。
鉄橋をみかけたとき、こうした特徴から造られた年代や、そのキセキを想像してみると楽しいですよ!
#ヌマジ交通ミュージアム #科学館 #乗り物 #広島おでかけ
29/05/2026
ヌマジ交通ミュージアムの夏の工作教室が決まりました。
・乗り物テクノ教室:対象は小学5年生から中学生。工作を通じて乗り物の原理や仕組みを学びます。
・小学生工作教室:対象は小学生。モーターや磁石などを使って主に「動くもの」を作ります。
申し込みが必要なのでお忘れなく。
このほか、日曜日を中心に幼児から小学1・2年生を対象とした「ちびっこ教室」も開催します。こちらは申し込みは不要。当日、先着順で受け付けます。
詳しくはホームページでご確認ください。
https://www.vehicle.city.hiroshima.jp/event/
夏の工作はヌマジで決まり。自分だけの一品を作りましょう。
#ヌマジ交通ミュージアム #博物館 #乗り物 #広島おでかけ #広島イベント #夏休み #工作
20/05/2026
通行困難な場所をショートカットするための交通手段として、誰もが毎日のようにわたる「橋」。時代、場所、用途ごとに、これまでさまざまな橋が生み出され、今年架橋100周年を迎えた「猿猴橋」(南区)など、この広島一帯にも数々の歴史的な橋が残されています。
ただ、ふだんは見慣れた橋をそれほど意識することもないはず。ふと立ち止まって、橋に「なぜ、いつから、ここにこんな橋が?」などときいてみる…当館ではこの秋、そんな企画展「橋のキセキ」(仮称)を開催予定です。
その構想を練るための取材中、一見不可思議な橋との出会いも。例えば同じ橋なのに、途中で形が変わる橋たちです。
三篠川にかかる「鳥声橋」(安佐北区)は、昭和のふるさとの橋といったおもむきを残す北側にくらべ、中央部と南側は現代的。まるで3つの異なる橋をつなげた感じです。理由は、2018(平成30)年7月の豪雨災害での破損。残された部分を生かして復旧を遂げた、それは、貴重な災害遺構の姿だったのです。
旭川にかかる「大原橋」(岡山市北区)もまた、1934(昭和9)年の室戸台風で先代の橋が流失し、架け直された、10連全長約430mもの橋ですが、東端のより長い1連は鋼製トラス橋なのに、残る9連は日本発祥の鉄筋コンクリートアーチ橋(コンクリートローゼ橋)という、大変珍しい構成。完成したのは、当館の被爆電車654号と同じく1942(昭和17)年。もともと、全てトラスにする予定でしたが、この設計変更は戦時体制下の鋼材不足が原因だったといわれます。
そう、これらの橋は、実はその時代の出来事の証言者だったのでした。
企画展の開催に向け、こうした“橋のキセキ”を探る旅は続きます。
#ヌマジ交通ミュージアム #科学館 #乗り物 #広島おでかけ
20/05/2026
少し前となりますが、10日に春季企画展「なつかしさいっぱい!収蔵品展―航空機・船舶編―」が無事終了しました。最終日には3回目の「すごい紙ヒコーキを飛ばそう!」を開催。今回も大盛況、固定ファンも現れ、すっかり人気イベントとなりました。いつか、またの機会にも実施したいです。
本展に多大なご協力をいただきましたみなさま、大変有難うございました。
13日には、展示車両3台のメンテナンスに伴う試験走行を実施しました。先ごろ修理したコスモスポーツも、元気にロータリーエンジンを響かせてくれました!
#ヌマジ交通ミュージアム #科学館 #乗り物 #広島おでかけ
14/05/2026
5月14日(木)、ヌマジ交通ミュージアム進入路(平和台西口交差点)の花壇で、地域の花づくりボランティアの皆さんが花の植え替えをされました。
花壇の草を取り除いたあと土と肥料を補充。すでに植わっているデイジーの隣にサルビア、マリーゴールド、ポーチュラカのポット苗を植えていきます。下校中の小学生も足を止めて作業を見ていました。これから夏にかけて、赤、オレンジ、黄、白など色とりどりの花が花壇を彩ることでしょう。
グループの一人杉原さんは、「暑い日の水やりは大変ですが、みんなで手分けして花の管理をしたいと思います。ここを通る人たちが、花を見てきれいだなと感じてくださればうれしいですね」と話されました。
ボランティアの皆さん、道路を通る多くの方に心休まる空間を作ってくださりありがとうございました。
#ヌマジ交通ミュージアム #科学館 #乗り物 #広島おでかけ #花づくり #ボランティア
09/05/2026
5月9日(土)、ヌマジ交通ミュージアムでは、小学生工作教室「電動プロペラボート」とサイエンスショー「電気」を開催しました。
「電動プロペラボート」では、発泡スチロールを削って作った船体に、モーターと電池とプロペラをつけてボートを完成させます。一人で参加していた小学5年生の男の子は、工作が大好きなので小学1年生の時から参加しているとのこと。完成後は、池で走らせました。みんなとても楽しそうでしたよ。
サイエンスショー「電気」では、どうやったら電気ができるのか、電気でどのようなことができるのかを実験をしながら学びました。電気を流したシャープペンシルの芯が光るのを見てみんなびっくり。家ではできない実験に大満足でした(ご家庭では絶対にマネしないでください)。
明日10日は、企画展「なつかしさいっぱい!収蔵品展-航空機・船舶編-」の最終日。
企画展関連事業「すごい紙ヒコーキを飛ばそう!」や、ちびっこ教室「ペーパーパトカー」など企画展以外にも事業が盛りだくさん。はしごするのもよし、お気に入りだけ参加するのもよし。
「朝からヌマジ、ちょこっとヌマジ」 ヌマジを楽しみましょう。
#ヌマジ交通ミュージアム #科学館 #乗り物 #広島おでかけ #工作 #サイエンスショー #飛行機
05/05/2026
GW中の当館は、各種イベントが盛りだくさん。昨日4日には、3年連続となるジムカーナ同乗パレードを開催しました。全日本ジムカーナ選手権に出場する本格モータースポ―ツ車両14台と選手たちが当館に集結。前日の雨とはうってかわって天気もよく、3年目とあって市民の認知度も高まったためか、会場は大賑わい。事前募集の同乗者を乗せ、11:30にさっそうとパレードが始まると、来場者からは「かっこいいー!」と大歓声が。共催させていただいた当館としても感激でした!
GWも明日まで。ぜひ当館で楽しんで下さい。
#ヌマジ交通ミュージアム #科学館 #乗り物 #広島おでかけ