31/05/2026
当科の横須賀佑先生の症例報告が臨床神経学に掲載されました。
横須賀先生、おめでとうございます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/clinicalneurol/advpub/0/advpub_cn-002222/_article/-char/ja/
以下、横須賀先生よりコメントを頂きました。
●内容
メイズ術と左心耳閉鎖術を行い心房細動とそれによる塞栓症を予防したにもかかわらず、経食道心エコーで心内血栓がみつかり心原性脳塞栓症の再発と診断した一例でした。またDOACで溶解・再発予防ができたことも興味深い点でした。
●一言
当時スライドのご相談にのっていただいた木村龍太郎先生をはじめ、初めての症例報告で右も左もわからないまま未熟な原稿を幾度となく修正していただいた林先生、片野先生、査読への返答をご教授いただきました坂本先生と多くの先生にご協力いただきました。様々なことをこの症例を通して大変勉強させていただきました。本当にありがとうございました。
心房細動に対するメイズ術及び外科的左心耳閉鎖術施行後に左房内血栓による心原性脳塞栓症を再発した1例
症例は75歳の女性.構音障害と左半身の感覚障害で来院され,頭部MRI所見から右中大脳動脈領域の脳梗塞と診断,入院となった.本症例は入院の1年前に心房細動に対するメイズ術と外科的左心耳閉鎖術を施行し,洞調律に復...
28/05/2026
【第67回日本神経学会学術大会 参加報告】
5月20〜23日、横浜にて第67回日本神経学会学術大会が開催されました。
今年も日本医科大学脳神経内科・関連施設から多くのメンバーで発表に参加させていただきました!
📊 今年の発表実績
口演 7演題 / ポスター 9演題
シンポジウム 1演題 / 座長・共同座長 3件
学生演題 1件(医学部5年生)
海外派遣帰国報告 1名
→ 合計 21件、6施設・部門から参加
💡 今年のトピックのハイライト
✦ 「脳卒中S選定」を日本医科大学付属病院と多摩永山病院の2施設からそれぞれ発表。首都圏の急性期脳卒中救急診療の質向上への取り組みを全国へ発信しました。
✦ 武蔵小杉病院の長尾毅彦先生は「脳卒中×ファーマコゲノミクス」をテーマにシンポジウムに登壇されました。抗血栓薬の遺伝子多型を活用した個別化医療の最前線を議論していただきました。
✦ 重症筋無力症領域では付属病院・千葉北総病院の2施設から演題を発表。FcRn阻害薬・補体阻害薬など新規治療が広がる中、安全管理に関する臨床的知見を発信しました。
✦ 基礎の分野では古寺紘人先生より多発性硬化症のAAVベクターを用いたIL-25遺伝子治療、NTT東日本関東病院からは神経免疫・頭痛研究など、幅広い領域のテーマを発表いただきました。
🎓 医学部5年生・高田知歩さんが学生・研修医口演セッションにて登壇。「視神経脊髄炎スペクトラム障害患者における生物学的製剤の導入時期」を発表しました。低学年から全国学会の場で発表する姿は医局員にも大きな刺激となりました。
✈️ 2024年度海外派遣フェローの片野雄大先生(米国・ピッツバーグ大学医学部)が帰国者報告会で留学成果を発表。次世代の留学支援にも情報発信していただきました。
✦ クリニカルレジデントトーナメントでは当科のエース山形怜史先生を筆頭に研修医2名の先生が参加しました。一時は2位まで躍り出るも、惜しくも入賞を逃してしまいました。悔しい結果ですが、医局員一同大いに盛り上がりました。
来年も皆様の学術の場でのご活躍を楽しみにしております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
26/04/2026
2026年4月21日(火)、新入局員歓迎会を開催いたしました。
今年度も新しい仲間が医局に加わり、活気ある新年度のスタートとなりました。新入局員の先生たちの熱意ある新年度挨拶に医局員一同刺激を受け、大変盛況のうちに無事閉幕いたしました。
今年度も日本医科大学脳神経内科をよろしくお願いいたします。
24/04/2026
当科の吉村隼樹先生の症例報告がInternal Medicine誌に掲載されました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42021030/
吉村先生、おめでとうございます。以下吉村先生に伺ったコメントです!
●内容
本症例は、急性脳卒中様症状を呈した神経核内封入体病(NIID)の一例です。画像所見および臨床経過から診断に至りました。
NIIDは一般に、認知症を呈する神経変性疾患であり、MRIのDWIで皮髄境界に高信号を示すことで知られていますが、本症例のように脳卒中様症状で発症したり、発症初期に典型的なDWI所見を示さない場合もあります。
本症例では、脳灌流画像の劇的な変化を捉えることができ、急性期脳卒中診療における重要な鑑別疾患であることを示唆する症例と考えました。
●ひとこと
初めての英語での症例報告論文の執筆でしたが、林先生をはじめとする指導医の先生方のご指導のもと、完成することができました。心より御礼申し上げます。
A Case of Neuronal Intranuclear Inclusion Disease Mimicking Acute Stroke - PubMed
Neuronal intranuclear inclusion disease (NIID) is a rare neurodegenerative disorder with diverse clinical manifestations, including encephalitis-like, stroke-like, and seizure episodes. We report a female patient who experienced recurrent stroke-like attacks with cerebrovascular changes resembling a...
22/04/2026
当科の坂本悠記先生の論文がJournal of the Neurological Science誌に掲載されました。
坂本先生、おめでとうございます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41980325/
以下坂本先生から論文の内容とコメントについて伺いました。
●内容
急性期脳梗塞患者さんの脳梗塞巣の大きさ(脳梗塞体積)を、脳卒中専門医が手動測定した結果と、機械学習をベースとしたアルゴリズムによって測定した結果の一致率を比較しました。
両者はよく一致しており、転帰予測能も概ね同等でした。
●一言
脳梗塞体積は急性期脳梗塞患者さんにおいて非常に有用な画像マーカーだと考えていますが、全てを人力で測定することは多大な時間と労力を必要とし、現実的ではありません。
今回、韓国においてCRCS-Kレジストリ(韓国における急性期脳梗塞患者さんの大規模多施設レジストリ)の画像リポジトリ、画像(自動)解析を担当されているJLK Inc.と共同研究契約を締結し、本研究を行いました。本研究において脳梗塞体積を自動測定することの一定のValidationが得られたと考えておりますので、今後 自動測定・解析を用いた急性期MRI画像の研究を加速させていきたいと考えております。
一緒に脳梗塞体積を測ってくださった先生方、ありがとうございました。
Excellent agreement between automated deep learning-based and manual diffusion-weighted imaging infarct volume measurements in hyperacute stroke - PubMed
DL-based automated infarct volume measurement demonstrates substantial agreement with manual assessment and comparable prognostic performance, supporting its feasibility and reliability in hyperacute stroke management.
10/04/2026
【お知らせ】脳卒中救急診療シミュレーション研修を実施しました
2026年4月7日、SU(脳卒中ケアユニット)看護師と当科医師が合同で、脳卒中救急診療に関するシミュレーション研修を実施しました。
本研修では、緊急治療を要する脳卒中患者さんを想定し、救急搬送されてきた患者さんへの迅速かつ的確な対応を目的として、医師・看護師が一体となってトレーニングを行いました。普段の診療のなかでお互いに感じている疑問や要望に関してすり合わせることで、改善点を洗い出すことができました。今後ともチームとしての連携強化と、より質の高い救急診療の提供につなげてまいります。
23/03/2026
3月20日、今年度をもってご退任される先生方の祝賀会が開催されました。
寂しさを感じつつも、これまで多くのご指導をいただいたことに、改めて感謝の気持ちを抱くひとときとなりました。
当日は思い出話に花が咲き、終始和やかな雰囲気の中で、あっという間の2時間でした。
4月からの新天地での、先生方のさらなるご活躍を心よりお祈りしております。
19/03/2026
3月に開催されたSTROKE2026に参加しました。
当医局からは口演10演題を含む合計12演題が採択され、発表の機会をいただきました。
特に今回は、看護部や事務部など他職種と一緒に行った研究を通して、日々のチーム医療の一端をプレゼンテーションすることができました。
最新の知見の共有や活発な議論を通じて、研究・診療のさらなる発展につながる有意義な機会となりました。
16/03/2026
当科の山崎明子先生の論文がPsychogeriatrics誌に掲載されました。
山崎先生、おめでとうございます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41699438/
●研究の内容
街ぐるみ認知症相談センターに来所したケースを解析し、相談から診断確定までの時間を検討しました。診断遅延は認知症のサブタイプによって異なり、nonADはADよりも診断までの遅れが長く、主に初回の地域相談から初診までの院前段階で顕著でした。これらの結果から、特にnonADにおける診断遅延の改善には、街ぐるみ認知症相談センターのような地域密着型の相談経路が重要である可能性が示されました。
●山崎先生から一言
原案、データ収集、解析、論文作成の全工程で三品雅洋先生に一から十までご指導いただきました。北村伸先生のお名前を Acknowledgements に記載できたことが、何より嬉しいです。街ぐるみ認知症相談センターが後輩の先生方に引き継がれ、発展していく場となるよう、次の課題に取り組みたいと思っています。共著の先生方、今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
13/03/2026
2026年3月7日、日本医科大学にて定年退職教授記念講演会が開催され、当科からは山崎峰雄先生がご講演されました。
先生は長年にわたり、認知症の基礎研究から臨床まで幅広い分野でご活躍され、日本医科大学の発展にも大きく貢献されてきました。講演ではこれまでの歩みや研究への思いが語られ、先生のご功績の大きさを改めて感じる機会となりました。
4月からは新たなメンバーを迎え、当科も新しい体制で歩みを進めてまいります。